日本技術士会「技術士CPD認定会員制度」について

平成25年12月19日
公益社団法人日本技術士会

1.技術士CPD認定会員制度

 平成12年の技術士法改正により、技術士の資質向上を図るため継続研鑽(CPD)が責務として明文化された。これにより日本技術士会では、技術士CPDを推進しており、平成14年からCPD記録の登録受付を開始した。
 また、平成17年4月より本人の実績登録に基づく「技術士CPD登録証明書」を発行し、平成18年3月からは、CPD登録を行っている会員で、一定要件を満たす者を「技術士CPD認定会員」として認定する制度を発足させ、CPD制度の普及・推進に努めてきた。

2.技術士CPD認定会員の条件

(1)申請時点で、以下の条件をすべて満足すること
・過去3年度間で150CPD時間以上の実績があること
・過去3年度間において、各年度30CPD時間以上の実績があること
・過去3年度間において、少なくとも「A一般共通課題」が2項目、「B技術課題」が1項目の実績があること
・過去3年度間において、実施形態の10形態のうち、少なくとも3形態の実績があること
・記録内容が、「CPDの形態と時間重み係数(CPDWF)及びCPD時間の関係」に基づいていること
(2)会費等に未納がないこと

3.技術士CPD登録証明書の発行

(1)「技術士CPD認定会員」であること
(2)年間のCPD時間が30CPD時間に満たない場合は証明書を発行しない。
(3)登録証明書の対象期間は過去5年分までとする。

4.CPD定期審査

(1)審査対象者を「技術士CPD認定会員」の中から無作為抽出(約10%)し、年1回実施
(2)審査の基準は「技術士CPD認定会員」の条件と同様
(3)審査結果は文書で通知し修正等を求める。
(4)審査結果の概要をHPに開示する。

5.その他

現在「技術士CPD認定会員」の条件の見直しを検討しているところである。
(認定会員要件1年間への緩和、証明書発行手続きの迅速化、その他)

以上

 

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科学技術・学術政策局人材政策課

(科学技術・学術政策局人材政策課)