機動観測

    課題番号:6007

(1)実施機関名:

国土地理院

(2)研究課題(または観測項目)名:

機動観測

(3)最も関連の深い建議の項目:

1.(1)イ.地震発生・火山噴火の可能性の高い地域

(4)その他関連する建議の項目:

1.(1)ア.日本列島域
1.(1)ウ.東海・東南海・南海地域
3.(3)イ.地震活動や噴火活動の活発な地域における観測技術

(5)平成20年度までの関連する研究成果(または観測実績)の概要:

 活動が活発でかつ地域への影響が大きいと想定される火山のうち、樽前山、有珠山、北海道駒ヶ岳、岩手山、磐梯山、浅間山、富士山、箱根、伊豆大島、伊豆東部、新島、三宅島、八丈島、阿蘇山、硫黄島において、GPS火山変動リモート装置やGPS機動連続観測装置による連続観測を行った。また、伊豆大島で水準測量、重力測量を、阿蘇山でGPS測量、水準測量、重力測量を、桜島で水準測量を、雲仙岳でGPS測量、水準測量を、十勝岳でGPS測量、水準測量を、霧島でGPS測量、水準測量を、三宅島で水準測量を実施し、それによって得られた地殻変動観測データを火山噴火予知連絡会等に提供した。

(6)本課題の5ヶ年の到達目標:

 全国に展開するGPSによる連続地殻変動観測から火山性地殻変動を把握するとともに、火山活動が活発化した場合には、火山周辺でのGPSやレーザー測量、水準測量、地磁気測量、重力測量による機動観測を実施し、高精度な地殻変動を測定し火山観測体制の強化を図る。

(7)本課題の5ヵ年計画の概要:

 平成21年度においては、樽前山、有珠山、北海道駒ヶ岳、伊豆大島、富士山、伊豆東部、浅間山において、GPS火山変動観測装置(REGMOS)による連続観測および伊豆大島においてAPS観測を継続実施する。また、北海道駒ヶ岳に設置してあるREGMOS を高度化された機器へ交換する。浅間山および草津白根山の地殻変動を捉えるため、草津白根山のGPS機動観測および軽井沢から渋峠間75キロメートルの水準測量を実施し、併せて水準点での重力測量を実施する。
 平成22年度以降においても、引き続きREGMOSおよびAPSによる連続観測を実施する。また、樽前山、伊豆大島、阿蘇山、霧島、桜島等の火山についても計画的に、GPS測量、水準測量、重力測量等を実施する。

(8)実施機関の参加者氏名または部署等名:

測地部機動観測課
 他機関との共同研究の有無:なし

(9)公開時にホームページに掲載する問い合わせ先

部署等名:地理地殻活動研究センター 研究管理課
電話:029‐864‐5954
e‐mail:eiss@gsi.go.jp
URL:http://www.gsi.go.jp

お問合せ先

研究開発局地震・防災研究課

(研究開発局地震・防災研究課)

-- 登録:平成22年02月 --