平成23年2月16日(水曜日)13時30分~15時
文部科学省16F特別会議室
(委員)平田、藤井 (臨時委員)井口、今給黎、宇平、大島、春日、久家、栗本、清水、鈴木、中田、仲西、長谷川、藤谷、藤林、堀、三宅、森田、山中
加藤審議官、鈴木地震・防災研究課長、北川地震調査管理官、佐藤課長補佐、高木地震火山専門官、山岡科学官、飯高学術調査官
[議題1 科学技術・学術審議会測地学分科会地震火山部会長及び部会長代理の選任について]
科学技術・学術審議会令第六条第3項の規定に基づき、委員の互選により、平田委員が部会長に選任され、また同第六条第5項の規定に基づき、清水臨時委員が部会長代理に指名された。
[議題2 議事運営等について]
測地学分科会運営規則(資料2-1)及び公開の手続き(資料2-2)について事務局より説明があり、了承された。
以降、測地学分科会運営規則第4条の規定に基づき公開。
【平田部会長】 まず、第6期の最初の地震火山部会でございますので、文部科学省研究開発局の加藤審議官からごあいさつを頂きたいと思います。
【加藤審議官】 加藤でございます。よろしくお願い申し上げます。
このたびは、地震火山部会の委員をお引き受けいただきまして、まことにありがとうございます。地震と火山の現象の解明につきましては、科学技術・学術の発展のみならず、国民の安全・安心に深い関連を持っておりますので、私どもも非常に注目してございます。特に最近、国内外で被害を伴う地震が発生しておりますし、あるいは、霧島山、桜島の噴火がございまして、災害に関する国民の関心が非常に高まってきていると考えてございまして、本部会の役割はますます重要なものというふうに考えてございます。
これから始まる第6期につきましては、「地震及び火山噴火予知のための観測研究計画の推進について」、これは建議でございますけれども、この成果、それから進捗状況のレビュー等をご審議いただきたいというふうに考えてございます。
私ども文部科学省といたしましても、このご審議の結果を受けまして観測研究計画の実施に向けまして積極的に施策を展開まいりたいと考えてございますので、これから皆様方に第6期のご審議を活発にお願いしたいというお願いを申し上げまして、私のあいさつといたします。よろしくお願い申し上げます。
【平田部会長】 ありがとうございました。
それでは、第6期の科学技術・学術審議会測地学分科会地震火山部会の部会長を務めさせていただきます平田から、ごあいさつを申し上げます。
平成20年7月に建議が出されました「地震及び火山噴火予知のための観測計画の推進について」に基づいて、平成21年度から現在の地震と火山噴火予知の研究計画が進められております。この計画は、これまで独立に進められておりました地震予知研究計画と火山噴火予知計画を統合したということが、これまでと大きく違うことでございます。なぜ統合したかという理由は幾つかございますが、一番重要なことは、地震現象、火山現象というのは共通の地球科学的な背景を持った現象であり、そういったものを統合して考える、統一して考えるということが、それらの現象の本質をより深く理解するこということで非常に重要だということがあると思います。もちろん、資源、それから研究者がお互いに補うという観点から、2つの計画が協力してやるということは非常に重要なことでございます。例えば、現在、霧島(新燃岳)で発生しております噴火の調査研究についても、火山噴火予知の研究者だけではなくて、地震の研究者も協力して進めるということが、非常に重要だと思っております。こういった観点から、現在行われている地震及び火山噴火予知に関する観測研究を総括的にレビューして、進捗状況について点検をして、今後の方向性を議論するということがこの部会に課せられた使命というふうに考えておりますので、皆様のご協力をいただいて、しっかりと部会長を務めさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
[議題3 今後の調査審議等について]
第5期測地学分科会の概要(資料3-1)及び審議状況(資料3-2)について事務局より説明があった。その後、第6期測地学分科会における審議事項(資料3-3)及び観測研究計画推進委員会の設置(資料3-5)について審議を行った。
【平田部会長】 それでは、次の議題、地震火山部会の今後の審議事項及び組織について、審議を行いたいと思います。
まず、測地学分科会の概要及び第5期における測地学分科会の審議状況について、事務局より簡単にご説明いただきたいと思います。よろしくお願いします。
【高木地震火山専門官】 (資料3-1と資料3-2に基づき説明)
【平田部会長】 第5期、前期の審議状況についてのご説明でした。ただいまの事務局の説明について、何かご質問ございますでしょうか。よろしいですか。
特になければ、次に、第5期の地震火山部会において既に了承されております地震及び火山噴火予知のための観測研究計画のレビュー報告書の作成方針と進め方について、事務局より簡単にご説明願います。
【高木地震火山専門官】 (参考資料2に基づき説明)
【平田部会長】 レビューの作成方針と進め方についてのご説明でした。ご質問ございますでしょうか。
【清水部会長代理】 昨年12月の地震火山部会でもこの方針は報告しますたが、構成委員が一部入れかわっていると思いますので、もう一回だけ簡単に補足させていただきます。今、参考資料2で事務局から説明がありましたとおりですが、目的は、次期の予知観測研究計画の策定を視野に入れた総括的自己点検評価であるということですね。それから、形式としては基本的に従来の地震予知計画の形式に準じてはおりますが、当然、地震と火山が一体となったわけですから、今から述べることを特に強く意識したレビューとするということになっております。何を意識するかといいますと、地震予知計画と火山噴火予知計画が統合して1つの計画になったわけですから、その結果、今までと何が違うのか、どういう成果が新たに得られたのか、またはどういう課題が見つかったのかということをきちっと書くということです。あと、今期の計画では、予測システムの開発ということを非常に明瞭に、従来以上に志向した計画になっておりますので、その観点から、できたこと、できないことをきちっと書くということ。それから、委員からいただいた意見をもとに、近年は海外とも共同でいろいろ研究をやっておりますので、それらについても、主体的に実施している機関等の計画決定の仕組み等も考慮に入れながら、総括的評価を行う。その3つについて、強く意識して行うということになっております。
【平田部会長】 ありがとうございました。
引き続いて、第6期における測地学分科会の主要な審議事項などについて、事務局より説明していただきたいと思います。
【高木地震火山専門官】 今、参考資料2などでレビューについてご説明いただきました。それを踏まえ、資料3-3をごらんください。当面の審議事項については、本日午前中にありました測地学分科会の審議でこののとおり了承されております。第6期はレビュー実施の期でありますので、平成20年7月17日に建議しました「地震及び火山噴火予知のための観測研究計画の推進について」、これの成果、進捗状況等のレビュー等について審議するということが、了承されております。
ただし、レビューの実施の中で、とくに次の一点を新たに取り上げていくということも、確認されております。それは、「緊急時における地震火山現象の学術的な観測研究について」取り上げて、レビュー実施を進めてはどうか、ということでございます。地震火山現象というのは発生頻度が非常に低いということで、事象が発生した際に、いかに緊急的に学術的価値の高い現象初期のデータを観測し、研究していくかということは、実験の難しいこの分野ではとても重要なことであるということがございます。例えば、大地震後の余効変動をいかに早く観測するかとか、噴火開始前後のマグマの挙動をいかに詳細に把握するかとか、そのようなことが地震及び火山噴火予知研究には重要であるという意見もございまして、それらを体制も含めてレビューできればいいと思っております。このような理由から、「緊急時における地震火山現象の学術的な観測研究について」、というようなテーマをレビューの中で取り上げていこうということが、確認されております。
【平田部会長】 測地学分科会で議論されたことを受けて、今期のこの部会では、「地震及び火山噴火予知のための観測研究計画の推進について」の成果、進捗状況等のレビューを審議することになりました。その中で、緊急時における地震火山現象の学術的な観測研究を含むようにしようという説明がありました。
これまでも大きな地震・火山噴火の事象があったときにも緊急の研究というのが行われてきて、主な地震とか主な火山活動というような章をつくって、それに対してどういう研究が行われたかというような、レビューはしてきました。それをより明確に、例えば体制のことまで含めてレビューするということだと私は理解いたしました。まれにしか起きない現象をとらえて学術的な成果を出すということと、それは結局は防災にも役立つ情報を出すということにつながると思いますが、ここでは学術的観測研究という観点からまとめるということです。
【中田臨時委員】 まだ完全にフォローしてないのですが、例えば、地震はしょっちゅう起こるけれども、火山噴火はたまにしか起きない。そうなると、今期の予知計画の期間ではたまたま大きな噴火が起こっているけれども、次期は起こらないこともある。次期の予知計画があるかないか、よくわかりませんけど、ないときでもどう体制を維持するかということも踏まえて記述するということですか。
【平田部会長】 これまではどっちかというと起きてしまった後に慌ててやることが多かったけれども、このレビューは、たまにしか起きないけれども必ず起きると考え、ふだんから、起きたときにはどうしたらいいか、あるいは起きる前にどういう準備をしておくべきかという観点で整理しておくというふうに理解しています。
【長谷川臨時委員】 地震や火山現象はまれにしか起こらない現象ですし、起きたときに、災害も発生します。しかし、研究の観点から言うと、起きた事象について我々はどこまで理解を深められるかということは非常に重要であり、そういう事象が起きた直後のデータというのは、そういう意味では非常に重要だと思うのですね。したがって、起きる前から対応できるように検討しておくというのは非常によいことだと思うのですが、一方、これまでも何回も起きてきているわけで、そのときに研究者はそれなりの努力をして今まで貴重なデータをとってきたという経緯があります。午前中の測地学分科会のときに石田委員が、これまでどうだったのかというのをきちんとレビューしておく必要があるのではないかと言っていました。私もそのとき、そう思いました。この分科会の地震火山部会の期間は2年ですけれども、どのくらいの時間スケールでまとめていくかというのは、ちょっと考えたほうがいいのかなと。あまり急ぐと、これまでのレビューという点が少しおろそかになるかなということを感じましたので、少しご検討いただければと思います。
【平田部会長】 貴重なご意見、ありがとうございました。あまり急ぐとちゃんと議論ができないというご指摘もありますが、一方では、次に緊急時がいつ起きるかもわかりませんから、あまり時間をかけてやり過ぎると、次に起きたときに間に合わなくなります。もちろんこれまでの大地震・噴火のときにどういうふうにして対応したかということをきっちりレビューする必要はあると思いますが、例えば地震の場合については、それぞれの大きな地震の後にどういう研究が行われたかということは、それぞれデータはあると思いますので、ある程度はまとめることができると思います。一番ないのは、大きな地震や大噴火が起きる前にどういう準備をしていたかということについてはそれぞれの立場でかなり違っておりまして、例えば地震については、地震が起きたときに、臨時の余震観測をどういう手順でだれが提案してやったらいいかなんていうのは、研究者の間ではある程度話ができているということはあると思います。それから、科研費の申請の仕方をどうしたらいいかとか、そういう技術的なことはある程度はできていますけれども、もう少し根本的に、この観測研究計画の中でどういう位置づけで緊急時の研究をするかというようなことについてはアドホックに議論をしていますから、ちゃんと位置づけた上でそのレビューをする必要があると思います。
ほか、特に大学等で、森田委員のほうから何かございますか。
【森田臨時委員】 今まさに、新燃岳噴火で動いている最中のところで、なかなか物事が追いついていかないというのが実情でございまして、ほんとうにそういう意味では関係の皆さんにはご迷惑をおかけしていると思います。つまりそれは、一種、もう少し体制を整えないとこういうときにうまく機能しないということを、身をもって私は今体験しておるので、そういった議論のときには何か具体的な提案をさせていただければと思います。
【鈴木地震・防災研究課長】 レビュー自体は、ずっと行われてきた研究等について全般を見ていただくということですが、緊急時ということを特に項目として挙げておりますのは、レビュー実施の中で早目に、中間的にでも何らかのとりまとめをいただければと考えているからです。我々としてそういうものが必要だということを説明できますので、緊急時に対応することも早くできるという関係にあると思っております。委員の皆様方の中で、こういう項目は早くこんな方向にというお考えがございましたら、私どもとしてもいろいろと進めることが早くなると思います。特にこの件については、早く議論なりレビューなりを行って、そこだけ先行してということがございましたら、それに合わせて資料等の整理を行うことを考えますので、ご意見をいただければ、ありがたいと思います。
【平田部会長】 ありがとうございます。課長のほうから補足のご説明がありましたが、ほかに、質問あるいはご意見、ございますでしょうか。
それでは、今、ご意見をいただいたことを総合して、既に測地学分科会で決定されました第6期の審議事項を受けて、地震火山部会ではこの計画のレビューの実施を進め、その中で「緊急時における地震火山現象の学術的観測研究について」は、やや重点的に、かつやや先行して取り組むというようなことを考えますが、ご了承いただけるでしょうか。
(「了承」の声あり)
ありがとうございました。それでは、このご提案はご了承されたと考えます。
【平田部会長】 引き続いて、第6期の測地学分科会の組織について、事務局よりご説明していただきたいと思います。よろしくお願いします。
【高木地震火山専門官】 (資料3-1、資料3-4、資料3-5に基づき説明)
第6期は、レビューを進めるという測地学分科会の審議事項が了承されていることもあり、観測研究計画推進委員会を第6期も引き続き設置していくことが望ましいと考えております。よろしくご検討お願いいたします。
【平田部会長】 引き続き地震火山部会のもとに観測研究計画推進委員会を設置して、「地震及び火山噴火予知のための観測研究計画の推進について」の目的達成に向けて、進捗状況の把握やレビュー等の取りまとめを行いたいというご説明がありました。これをご了承していただきたいと思います。よろしいでしょうか。
(「了承」の声あり)
ありがとうございました。これで決定いたします。
【平田部会長】 それでは、ただいま決定いたしました観測研究計画推進委員会に属する委員等についてですが、分科会運営規則第3条第2項により、部会長が指名することとなっております。私としては、第5期との継続性に配慮しつつ、観測研究計画推進委員会の分属をお願いしたいと思います。なお、主査につきましては、分科会運営規則第3条第3項により、部会長が指名することとなっております。第6期も引き続き、清水委員に主査をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、レビューの実施の具体的な取りまとめの作業は、今設置いたしました観測研究計画推進委員会が行うこととなります。特に緊急時における地震火山現象の学術的観測研究については、観測研究計画推進委員会がレビュー作業の中で行うのですけれども、本部会としても議論をしていきたいと思いますので、地震火山部会と観測研究計画推進委員会とで共同で調査審議をしていくということにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
ありがとうございました。それでは、委員の皆様、よろしくお願いいたします。
【平田部会長】 それでは、その他の議事に入ります。この会議は、第6期の最初の会議でございますので、ただいまご了承いただきました審議事項以外にも、本部会として今後どのような議論をすべきかについて、少し自由なご意見をいただきたいと思います。既に第5期に分属された一部の委員からは事前に調査票でご意見もいただいているところですけれども、そうでない、きょう初めていらっしゃった方もいらっしゃると思いますので、ご発言いただければ幸いでございます。
【清水部会長代理】 今、観測研究計画推進委員会の主査を仰せつかりましたので、微力ではありますが務めさせていただきます。最初にこれはお願いなのですが、先ほど申し上げましたように、ことしはレビューの実施があります。レビュー作業の基礎は観測研究計画推進委員会のほうで行いますけれども、その内容につきましてはこの部会の委員の皆さんに大所高所からいろいろ建設的な意見をいただくことが必須でありますので、当部会の今期の皆さんの非常に重要な任務であると私は思いますので、そのことをぜひよろしくお願いしたいと思います。
【平田部会長】 私からも、ぜひ皆様の活発な議論をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
今後どのような議論をすべきかについて、既に調査票でご意見もいただいています。仲西委員からご意見をいただけませんでしょうか。
【仲西臨時委員】 私は今、本務が東海・東南海・南海連動性の評価研究に関連したプロジェクトに携わっており、そこでいろんな分野の方たちと研究をするような環境で、非常にいい体制だと感じております。そういうところを参考にしますと、今後の地震予知研究の中でも、地震と火山が一緒になって研究を進めていく必要があるということでこういう体制になったところですが、地震、火山というだけではなくて、もうちょっと分野横断的な研究を推進していく必要が、次世代の研究推進には必要ではないかと考えています。
具体的には、地震火山分野の連携や技術開発の推進だけではなくて、調査観測研究とシミュレーションやモデリングなどの研究、それから、物質科学、岩石学といった研究との連携体制を考えていく必要性を感じます。JAMSTECに所属しているのでどうしても、島弧の発達過程とか、今話題になっています海域での浅部低周波地震現象というものをイメージしてしまうのですが、そういったものの解明のために、大規模あるいは長期的な観測をすることや、それとモデリングの研究や岩石学的な研究による連携、プロジェクト体制のようなものを構築することを考えたらどうかと思いました。
理想論ですが、そういうことをこの予知計画の中でどう進めていけばよいかという具体的なアイデアをすぐに思いつかないのです。しかし、私は特に調査観測研究に携わっているのですが、例えば、海・陸の調査観測研究の連携というものは非常に重要でありますし、先ほど緊急的な観測体制という話も出ていましたので、そういったものに対応するためにも、例えば海域でも陸域でも臨時的な地震観測装置のプール制のようなものを導入することはどうかと思っています。技術開発ももちろん継続して行う必要がありますが、調査観測研究からシミュレーション研究、岩石学的な研究まで含む、分野横断的な連携及び海・陸の連携の推進を実現するための環境を整備する、あるいは体制をどうつくるかということを今後、議論できたらいいのではないかという提案をしました。
【平田部会長】 ありがとうございました。
調査観測、あるいは研究の方向性として、分野横断型観測的研究、物質科学的な研究、理論的な研究を統合してやるべきであるという方針については、多分、だれも異論はないと思いますけれども、実際にそれをどう行うかというところでさまざまな問題があると思います。レビューを行っていく段階で、現在行われている研究の体制が最終的な目標である地震発生予測・火山噴火予測にどう貢献しているかという観点からレビューを行うことができると思いますので、現在の体制とあるべき理想的な体制との差はどこにあるのかということも議論の対象になると思いますので、ただいまのご発言は貴重なご意見だと思います。ありがとうございました。
【鈴木臨時委員】 霧島の噴火を見ても思うのですが、今、予知ということが地震も火山も非常に重要だということなのですか、火山の噴火はいつ終わるのかということを予測するというのは、やはり予知の一つではないかと思うのです。もちろん、まず噴火発生の予知をするというのが大事なことだというのはわかるのですが、それがどれぐらい続いて、どれぐらいで終わるかということまで含めてできれば理想的ではないかなと思うので、そういう観点も少し取り込んでいただければありがたいなあと思います。そういうこと自体が、実際に住んでいる人にとって非常に重要な情報になると思います。
【平田部会長】 ありがとうございました。
いつ終わるかというのは、噴火がどう推移するかという予測で、これは多分、中心的な課題になって、大変難しい問題だと思いますが、確かに、一般の人にとってみれば、いつ終わるかというのは一番重要なことかもしれません。
【清水部会長代理】 そのとおりで、実際に建議された今の予知計画では、推移の予測というのは一番重要な課題ということになっています。ただし、推移の予測は非常に難しくて、ある意味、噴火予知の最終的な到達目標なのですね。それをやるためにはやっぱり、基礎研究も含めて連携しながらやらないといけないということになっております。しかし、それが実現するまでには相当時間がかかると思いますので、今、鈴木委員が言われたことは、それまでの間、現在持っている我々の知見とか実力を上手に地域の人たちに伝えるということを多分おっしゃりたかったのじゃないかなと思います。私も雲仙の噴火のときにほんとうに痛感したのですが、そういう努力というのは、非常に重要だと思います。その辺をいかにうまく伝えていくか。地震の場合、大きな地震が起きると、あとは余震の予測ぐらいですが、火山の場合には、噴火が始まってからがある意味勝負で、時間的な余裕も逆に言うとあるので、地域の方たちと、意思の疎通をはかり、どうやって伝えていくかという方策を考える必要はあると思います。
【平田部会長】 ありがとうございました。
情報を地域に伝えるのはどうしたらいいかということは、午前中の分科会でも議論になりましたけれども、アウトリーチの方法についても少し検討すべきであると、そういう意見もございました。
【清水部会長代理】 これは個人的な意見で、非常に失礼な言い方かもしれませんけど、シルバー人材についてです。今、若手件研究者が非常に少ない状態であることは皆さんご存じのとおりで、ほんとうはもう若手に任せていいくらいの年齢の研究者が前線で一生懸命汗をかかなきゃいけない状態ですので、さらにアウトリーチまで行うということは到底不可能なのですね。そこで、シルバー人材ではないですけれども、名誉教授の方々等で、非常に深い学識経験をお持ちの方に上手を働いていただくというようなことも、コミュニティーとしては考えていく必要があるのではないかと、個人的には思っております。
【長谷川臨時委員】 私はそのシルバーなのですが、その話ではなくて、先ほど仲西委員が言われたことで、常々思っていることを思い出したのです。私はシルバーなので、長い間、地震予知の研究に携わってきました。振り返ってみると、地震現象の理解がほとんどできない時代と比べると、現在は、現象そのものの理解は非常に進んだ。そのかなりの部分の段階を、私は現場で見てきて、それで感じていることなのですが、ここまで地震現象が理解できると、予知とか、予測とか、そういうレベルはある程度見通しが立ってきたのだろうと思うのですね。ですが、歴史的に地震予知には地球物理の方々が主として参加してきて、物質科学の方々はおられなかったのです。今、地震発生機構の理解に、物質科学というか物質的な理解がないと、その先に進めないのではないかということを非常に強く感じています。地震予知にかかわっている方々は歴史的に、現時点でも、地球物理系が圧倒的に多いのですね。物質科学の方を広げるという努力を地震予知計画の中でも意識的にすべきではないかと、またそういう時期に来たのではないかと感じます。幸い前期から火山噴火予知計画と一緒になりました。火山のほうは地球物理学者だけではなくて、物質科学の方々と一緒になってやってきた経緯があるわけで、地震予知のほうもと物質科学のところにウイングを広げるという意識をコミュニティーの方々が強く持つと、変わってくるのではないかなと思います。
午前中の測地学分科会の議論でも人材のことが話されましたが、地震本部の議論でも人材、学術会議の議論でも人材、どこへ行っても人材がと、そういう話です。けれども、午前中の議論でも言われましたが、一線で働いている方々がおもしろいというのを若い人たちに見せなければ多分だめで、そのためには、ウイングを広げて、この分野はアクティブであるということを見せるしかないのかなという気がするのですね。そういう意味で、ここが火山噴火予知計画と一緒になったのは地震にとってみればチャンスでありますし、何とか平田地震火山部会長を中心に、コミュニティーがウイングを広げるというようなことも念頭に入れて考えていただけるといいのかなという気がしました。
【平田部会長】 ありがとうございました。私も大賛成だと思います。
そういうことを言うと常に、限られた資源でできるのかという話があって、そこは難しいところですけれども、サイエンスとしてはスコープを広げる必要は絶対にあるのは間違いない。火山はもともと地球物理と物質科学、あるいは化学と一緒にやってきたという、そういう文化がありますので、地震予知のほうもそういうことを見習い、協力してやることが重要です。
【藤井委員】 いま、火山のほうは理想的な形のように言われましたけれども、実はそうではなくて、火山噴火予知は当初は物理観測に重きを置いてやってきたのです。第1次噴火予知計画のときには完全に物理観測だけでマグマの動きをとらえるということを念頭に置いていました。それを、2次、3次と進むにつれて、やはりこれだけではいかんということになり、化学を取り込んだり、あるいは物理観測の中でも電磁気を取り込んだり、あるいは物質科学を明示的に取り込むということを順次やってきて、今に至っているわけですね。今度、地震と噴火予知とが一緒になったわけですから、今、長谷川委員が言われたように、ここはどうしても物質科学が必要だということを明示的に、次の建議に書く。これは、今から言うことではなくて、推進委員会の中で議論していただくことでありますけれども、レビューの段階でそういう観点が必要だということを考えていただくのは、非常に重要なことだと思います。
私もシルバーの一員になりましたのが、まだ後期高齢ではありませんけれども、火山の分野は後期高齢でも一生懸命アウトリーチに専念されている方もいらっしゃいますので、それを見習って行きたいと思います。
【井口臨時委員】 先ほどの火山噴火の推移と終息の問題、これは昔から言われていて、非常に大事な問題なのですけど、私は最近、火山噴火のいわゆる準備過程と噴火発生過程を分けて考えるのはもはや間違いではないかと思い出してきています。実は、火山噴火も、これは地震の建議に倣い、地震発生準備過程と地震発生過程と、それに対する横並びで分けたのだと思うのです。ところが、火山噴火はそこを明確に分けることが非常に難しいわけです。例えば、現在の桜島の噴火を見てみますと、着実に噴火活動は上がっていっているわけですが、まだピークの活動に達していないので、私はひたすら、これは火山噴火の準備過程であると言い続けているのです。ところが、噴火は既に発生しているので、これは噴火の発生過程ともいうふうに見えるわけですね。そこを分けて考えていくというのは、研究の効率としては逆に悪いのではないかというふうに思っています。
それともう一つ、先ほど長谷川先生、藤井先生が言われた、物質科学を取り込むというのは非常に重要なことで、私は、これは今後の火山噴火予知を考える上で主流になっていくのではないかと思っています。というのは、今回の新燃岳の噴火でもそうですし、現在の桜島もそうですし、それから、昨年起こったムラビ山の11月3日から5日の連続的な火砕流の発生もそうなのですが、顕著な地震活動、顕著な地盤変動が伴わないわけです。つまり、従来型の手法というのが今や行き詰まりつつある時代であると。我々は、そこをいかに打開していくかということを考えないといけない。例えば今、桜島で考えてやっていることは、藤井先生にもいろいろお願いはしていますが、火山ガスとか火山灰の変化の過程をいかに読み取るかということをやっていただいていました。私は、案外物質科学からのアプローチのほうがこれからの予知の主流になっていくのではないかと感じています。
【平田部会長】 ありがとうございました。
確かに、地震予知の研究計画と火山噴火予知の研究計画を一緒にした時に、形式的に合わせ過ぎたところはあるかもしれませんが、その辺は今期レビューをしていく中で十分ご検討をいただきたいと思います。
ほかの観点から、もう少し議論をする時間があると思います。
【栗本臨時委員】 別の観点から言うと、先ほどの分野横断型というのは大変難しいとは思っていまして、産総研の中で、地質の中でも今3つの部門に分かれていますが、火山は私の部門にあるのですが、活断層はまた別のところにあるという、ユニット自体が分かれているというのが現状です。その中でどう融合をしていくかというのは、私たちの今後の課題になると思っています。
それ以外の融合ですと、今進めていますのは、陸と海の融合といいますか、連続性がどうなっているかということです。海岸線があって陸と海に分かれているのですけれども、大地としては一緒のものですので、それをどう把握していくかという、融合的な研究についてです。
それからもう一つ、今やっていますのは、地質、火山、地震も、全部含めた情報と衛星情報とを合体させて、コンピュータサイエンスの方とも連携している。これは産総研の中でだからできたのかなという気もするのですが、そういう融合とか、融合に関して考えていくと、まだまだウイングを広げてやっていく価値があるということで、メニューとして一番近い火山と地震というのはどういうふうに融合させていくのかなというのは、私にはちょっとまだイメージがわからないのですけれども、その辺の議論を教えていただければありがたいなというふうに思っています。
【平田部会長】 ありがとうございました。
清水委員から最初にご説明があったように、今期は地震と火山を統合したことが重要な要素でありますので、統合したことにより、何がよかったかと、あるいは何がかえって悪くなったかということは重点的に議論をすべき事項だと思っています。計画を推進した側としては一緒にすることがいいことだと思っていますけれども、実際にはやってみてだめだったということももしかするとあるのかもしれませんので、そこは今後十分慎重に議論をしていただきたいと思っております。
【春日臨時委員】 全然違った観点で一言。やはり、地震、火山ともに、いろいろな基礎的な観測データはまだ非常に足りないですし、ほんとうはこれからもっといろいろ観測をしないといけないと思うのです。ここにある参考資料6を見ますと、政府予算は平成23年度も対前年度100%で減ってはいないのですけど、自然災害は非常に多くて、いろいろな現象が起こっても、予算をさらにふやすことは各機関ともなかなか難しい。そういった意味でも、我々がそれぞれのところでもっと予算をふやすような努力はしないといけないと思う一方で、今、限られた中で各機関がどうやって連携・協力していくかということを考えることも重要です。研究分野の連携とか連合の話はありましたが、各機関同士の研究の融合とか、情報共有とか、そういったことについても非常に大事だと思っております。例えば1つだけ例を挙げると、文科省予算の中で、海底GPSの技術開発が資料にも載っておりますが、ちょうど今、海上保安庁でもこれに関してはかなりの海域で、海底の地殻変動基準点で観測している。これは名古屋大学とか東北大学の先生も盛んにやっている。この分野はいろいろとお互いのデータを持ち寄った形で協力してやっていけば、地震の予知・予測だけのみならず、例えば海域の三宅島とか、伊豆大島とか、海底火山の噴火とか、陸域だけで測定するよりも、マグマの膨張などを把握できるわけです。こういった分野もいろいろ横断的に協力していく必要があり、実際にかなり協力も進めてやっておりますけれども、さらに、今後、各機関がより協力してやっていくためにはどういった課題があるかとか、これまでどういったことが障害であったかといったこともぜひこのレビュー実施の機会にまとめて、今後どうすべきかを検討していくものになればと思っております。
【平田部会長】 ありがとうございました。
そろそろ時間がなくなりましたが、レビューは、それぞれのグループがどういう成果を挙げたかということだけではなくて、当然、この計画全体としてどういう進捗があったかということが最も重要だと思っております。そういう観点もよろしくお願いしたいと思います。活発なご意見をどうもありがとうございました。
[議題4 その他]
気象庁から霧島山(新燃岳)火山活動に関して報告があり、藤井委員から補足説明があった。事務局から、科学技術振興調整費の「重要政策課題への機動的対応の推進」の課題として、新燃岳噴火に関する緊急調査研究が指定されたことに対する報告と意見交換があった。平成23年度文部科学省予算案の概要、及び地震調査研究関係政府予算案等について説明があった。
【平田部会長】 それでは、議題4に移ります。その他の報告事項で、最初に霧島(新燃岳)噴火に関して、気象庁の宇平委員からお願いいたします。
【宇平臨時委員】 参考資料3でございます。昨日、第118回火山噴火予知連絡会定例会を開催しました。この地震火山部会の中にも、昨日の会議で検討いただいた主要なメンバーである先生方がいらっしゃいますけれども、こういう形で現在の霧島(新燃岳)の火山活動に関する評価結果をまとめたところでございます。
これを私なりに整理してお話をしますと、霧島山の噴火活動というのは、3段落目にありますように、新燃岳の北西数キロメートルの地下深くのマグマだまり、これは過去1年間ぐらいかけてマグマを蓄積していたわけですが、これが新燃岳の火口付近まで上昇してきてご存じのような噴火活動を示しました。これは、ちょうど1980年代に桜島(南岳)火口の噴火活動で何度も見てきたものと同じなので、決して何ら不思議なことが起こっているわけではないというのが、私の認識でございます。当然ながら、マグマ上昇に伴って噴煙はふえ、ストロンボリ式噴火も交えましたけれども、やがて火口内に溶岩がたまります。溶岩ドームとか、溶岩湖とか、溶岩餅とか、いろんな言い方をされていますが、溶岩ドームと言う言葉は雲仙岳の火砕流を想像させるので使うべきでないということになっておりますけれども、要するにそういう状態になって火道が閉塞されて当然のことながら爆発的噴火を伴うという、桜島で何度も見られてきたことがここで起こっているわけでございます。
以上のことから、4段落目にございますけれども、先ほどからご指摘されているとおり、活動の推移予測の難しさにぶつかっているわけであります。
現時点では、1月26~27日に見られたような、多量の火山灰を放出するときに見られたような地殻変動は認められていないということで、当面、大規模なマグマ上昇がなければ大規模噴火の可能性は低いという評価になっております。今、例えば爆発で1回数万トンぐらいは出ていることから、マグマ上昇の1回の事例でこれまでの爆発を説明できるかもしれないし、わずかながら定常的に供給があるのかもしれません。そのあたりは区別ができないので、この評価の賞味期限は今の状態がしばらく続くと考え、地殻変動の傾向が見えてくるまでの約1カ月というふうに見ております。簡単ですが、霧島山新燃岳の説明といたします。
【平田部会長】 ありがとうございました。
火山噴火予知連絡会の会長がおりますので、藤井委員、何か補足のご説明があればお願いいたします。
【藤井委員】 今、気象庁地震火山部長から非常に明確に昨日の検討結果に関しては報告をいただきましたが、今言われたように、この検討結果は賞味期限がまだ短いですね。新燃岳でマグマ的な活動が起こったときには、かつては長期化した例があり、18世紀の噴火で2年近く続いたことがあります。ですから、マグマの再注入というようなことが起これば再び大きな噴火に至ることもあり得るので、そういう意味では推移予測は難しいということを言われて、いつ終わるのか今の時点で断言できないですけれども、長期化することを念頭に置きながら、今、観測体制を整えつつあるところであります。私から補足することは、以上です。
【平田部会長】 ありがとうございました。
それでは、続いて事務局からその他の報告事項をお願いいたします。
【鈴木地震・防災研究課長】 参考資料4をご説明させていただきます。
2月10日に総合科学技術会議の有識者議員会合がございまして、科学技術振興調整費の中の「重要政策課題への機動的対応の推進」の課題として、新燃岳噴火に関する緊急調査研究が指定されました。裏側にポンチ絵があります。現在、噴火、火山灰の被害というものがありますので、その対策に資する内容になっています。噴火推移を把握するための観測研究という項目については防災科研と東大地震研、それから、噴火現象の観測及び火山灰等の拡散予測研究ということでは、火山灰や噴煙の近くの火山ガスの観測と、火山灰の流れのシミュレーション研究を組み合わせた観測研究を行います。これについては、防災科研、東大地震研、産総研、気象研究所というように、研究機関も指定をした上でこの2つの項目の研究を実施するということが決定されました。現在、財政当局と実行協議を実施しておる最中で、早いうちに委託契約ないしは予算の移し替えという行為ができるように、現在、鋭意事務を進めているところでございます。以上でございます。
【平田部会長】 ありがとうございました。森田委員、どうぞ。
【森田臨時委員】 火山研究コミュニティーの一員として、この研究コミュニティーの推進のために、こういう多大なご予算の観測研究の機会をいただきまして、ほんとうにありがとうございます。私は代表者ではありませんけど、コミュニティーの一員として大変うれしく思います。
私も先週ちょっと現地に行ってまいりましたけれども、現地の方々は火山活動に対する情報が十分でないといって随分、不安がられている。その中でこういう比較的大規模な緊急調査研究をされるといったときには、何かあったのではないかという疑心暗鬼にも陥られるかと思います。大きな研究ですので、アウトリーチ活動というのは、ぜひともよろしくお願いいたします。
【平田部会長】 広報活動もあわせてやっていただくということだと思います。よろしくお願いいたします。これはもう報道発表されたから、やるということ自体は公表されているということですね。
【鈴木地震・防災研究課長】 はい。総合科学技術会議から指定を受けましたので、その段階で記者発表も行いました。わかりやすく言うと、8月の概算要求をしたのと同じようなところで、その実行の協議というのが必要で、現在、それを行っているところです。
【清水部会長代理】 これに関連してお願いなのですが、この振興調整費、非常にいいと思うのですけれども、今、全国の数少ない火山の研究者はほとんど霧島に行っていろいろな観測を共同でやっておりますが、今のところ手弁当でやっているんです。科研費のほうでいろいろ準備をされているというふうに伺っておりますが、ぜひ1日も早く科研費のほうもお願いしたいと思います。防災科研と東大以外は科研費しかありませんので、ぜひその辺はよろしくお願いいたします。
【鈴木地震・防災研究課長】 先生方からそういう要望があり、私どものほうでお伺いをして、いろいろ中身を聞かせていただいたりしている状態です。この件についてもできるだけ早く必要なものは確保したいと、地震・防災研究課としては考えております。政府の中のいろんな事情もあるものですから、今の段階では明確なお答えはこれ以上難しいのですが、鋭意努力をさせていただいておりますので、何かが言えるようになるまで、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。
【平田部会長】 こういうことをやるためにも先ほど議論した緊急時の体制というのが重要ということになります。
【中田臨時委員】 今まさに平田部会長がおっしゃったことですが、ぜひ言いたいなということでした。科研費で動いていただいて、どうもありがとうございます。これは大いに期待していますので、ぜひよろしくお願いします。
今おっしゃったように手弁当で既に動いているのですが、その経費をさかのぼって科研費として使えないというのは非常に苦しいですね。これこそが実は緊急時における学術的研究のあり方の問題のひとつなのですね。平田部会長が優先的にこれを議論したいとおっしゃったけれども、日ごろからこういう体制をとれるようにしておく。突発的に事象が起こったからすぐ手当てしましょうというのでは、今のように遅れ、遅れになってしまうのですね。それは全然意味がないので、日ごろからいかに薄くてもいいから長く手当てできるかという観点でも少し検討をいただければなというのが、私のコメントです。
【平田部会長】 結構、現場は大変なことになっているようですけれども、課長は十分ご存じの上でさっきのご発言があったというふうに理解しておりますので、何とぞよろしくお願いしたいと思います。
それでは、この話は一応終わって、引き続き事務局から報告事項をお願いします。
【佐藤課長補佐】(参考資料5に基づき、平成23年度文部科学省の当初予算案の概要について説明。参考資料6に基づき、平成23年度の地震調査研究、地震関連の研究予算案について説明。)
【高木地震火山専門官】(参考資料7に基づき、特別経費新規プロジェクト、 ミューオン透視技術高度化プロジェクトについて説明。)
【平田部会長】 最後の説明の特別経費は何のことかわからない人が多いと思いますが、大学の運営費交付金の概算要求をする部分で、概算要求をするのを特別経費と言っておりまして、これは23年度の政府案にのっているということです。
それでは、これで議事として用意されているものは終わりですが、本日の審議を終了するに当たりまして、本日の会議の議事録は、本分科会運営規則第4条一号により部会長の選任その他の人事に係る案件を非公開としたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「了承」の声あり)
これはご了承いただいたと思います。ありがとうございました。
【平田部会長】 それでは、これで本日の議事を終了いたします。今後の日程につきましては、事務局と相談の上、後日ご連絡を申し上げたいと思います。
本日は、お忙しい中、どうもありがとうございました。
(以上)
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