地震部会 観測研究計画推進委員会(第15回) 議事録

1.日時

平成19年5月29日(火曜日) 10時~12時

2.場所

文部科学省ビル 宇宙開発委員会会議室

3.出席者

委員

(委員)長谷川
(臨時委員)平田、浦塚、堀
(専門委員)勝俣、金田、小泉、飛田、干場、松澤、吉田

文部科学省

土橋地震・防災研究課長、橋本地震調査管理官、永田地震火山専門官、加藤学術調査官、他関係官

オブザーバー

佐藤〔海上保安庁〕

4.議事録

(1)議事運営等について

 資料(1)に基づき、観測研究計画推進委員会の委員の紹介が行われた後、平田主査より主査代理として松澤委員が指名された。

 参考資料(2)~(3)に基づき事務局より説明後、本部会における公開の手続きについて、測地学分科会決定を準用することが決定された。

 

(2)平成18年度年次報告【機関別】、平成19年度実施計画(個別課題)について

 参考資料(6)に基づき、地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)にかかる平成18年度年次報告及び平成19年度実施計画取りまとめスケジュールについて事務局より説明後、資料(2)(3)に基づき各機関の平成18年度成果及び平成19年度実施計画について、各委員より説明があった。平成18年度年次報告【機関別】、平成19年度実施計画(個別課題)については、6月5日までに確認し、修正については主査一任とすることについて了承された。

 

(3)平成19年度実施計画(概要)について

 平成19年度実施計画(個別課題)を基に吉田委員と勝俣委員が取りまとめた平成19年度実施計画(概要)(案)について、資料(4)に基づき、勝俣委員より説明があり、その後意見交換を行った。本資料についても、6月5日までに確認し、修正については主査一任とすることについて了承された。

 主な意見は以下のとおり。

【平田主査】「1.(4)地震発生の素過程」の海洋研究開発機構による研究(課題番号4003)「深海地球ドリリング計画」について、掘削・堆積物の解析等が地震予知計画であり、計画自体は別のプロジェクトと考えるがどうか。

【金田委員】そうである。

【平田主査】「地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)」を進めるに当たり、どのような資金による観測研究かということは問わないとしてきた。別のプロジェクトであっても、その目的が本計画の目指しているものと合致していれば、本報告で取り上げるという方針で来た。「地震発生帯掘削計画」が地震予知計画であって、「深海地球ドリリング計画」の全てが該当するわけではないが、個別の研究は、予知研究として位置づけられるという整理でよいのか。

【永田専門官】明確に切り分けることは難しい。文部科学省の委託事業においても、予知計画に係る部分であれば、本計画の成果として取り込んでいくことは対外的にも説明できると考える。成果としては、委託事業の直接的な成果は文部科学省の委託事業の成果とし、それを発展的に活用し予知に係る研究を推進した結果は予知計画の成果と整理している。推本と一体的に計画を推進する位置づけとなっており、本資料の表記で構わないと考える。

【平田主査】「深海地球ドリリング計画」という研究課題名では包括的なので、「地震発生帯掘削計画」等限定的な課題名にしてはどうか。

【金田委員】検討する。

 

(4)その他

 次回の委員会では、本日決定した平成18年度年次報告【機関別】に基づき、平成18年度年次報告【項目別】を取りまとめる必要がある旨、事務局より説明があり、原稿の素案作成を行う委員として、主査より吉田委員と勝俣委員が指名された。

 

 

(以上)

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研究開発局地震・防災研究課

(研究開発局地震・防災研究課)