2.評価の実施体制と方針

2.1 評価の実施体制

 科学技術・学術審議会海洋開発分科会深海掘削委員会が評価を行い、報告書をとりまとめた。評価にあたっては、深海掘削委員会に設置した評価小委員会(以下「小委員会」という)が報告書案を作成した。
 小委員会は、深海掘削委員会委員の中から深海地球ドリリング計画に直接的に関与しない委員を深海掘削委員会主査が指名して構成された。

2.2 評価の観点

 平成17年9月に文部科学大臣決定された「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」(以下「評価指針」という)に基づく中間評価として研究開発プロジェクトの計画の進捗状況について第三者評価を実施した。特に留意した観点は以下のとおりである。

  • 海洋研究開発機構の保有する地球深部探査船「ちきゅう」が深海地球ドリリング計画を遂行するのに十分な性能を備えた船であるか。
  • 安全で効率的な「ちきゅう」の運用環境が築けているか。
  • IODPは意義ある計画となっているか。
  • 我が国がIODPを主導できているか。
  • 国内におけるIODP関連活動の推進体制が築けているか。
  • 人材育成に努めているか。
  • 普及広報活動を積極的に実施しているか。

2.3 評価結果等の扱い

 評価結果は、プロジェクトの目標・計画の見直し等に適切に反映することを目的とする。これらの評価経過や評価結果等については、国民にわかりやすい形で公表するなど、積極的に情報提供を行う。

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研究開発局海洋地球課