資料3 提言・報告書等において示されたインフラ整備の方向性

1. 我が国におけるオープンサイエンス推進のあり方について~サイエンスの新たな飛躍の時代の幕開け~  (内閣府  国際的動向を踏まえたオープンサイエンス検討会  平成27年3月30日)

 ○  研究データを記述するメタデータ、データを処理するアルゴリズム、オンラインインフラ等の整備が不可欠である。データの品質管理とともにメタデータとも関連づける必要がある。

2. 第5期科学技術基本計画  (平成28年1月22日  閣議決定)

 ○  オープンサイエンスの推進のルールに基づき、適切な国際連携により、研究成果・データを共有するプラットフォームを構築する。

3. 学術情報のオープン化の推進について  (文部科学省  科学技術・学術審議会学術分科会学術情報委員会  平成28年2月26日)

 ○  論文のエビデンスデータを搭載する機能や論文とデータを関連づける機能を有し、大容量化するデータを格納できる共用プラットフォームが必要である。あわせて、この構築のためには、メタデータの標準化や格納対象とするデータを規定するデータ格納ポリシーの策定等を進める必要がある。
 ○  公開されたエビデンスデータの利活用を促進するため、各データと論文情報等との統合的な検索や、分野別のデータ検索が可能となるシステムを整備する必要がある。
 ○  研究データ基盤の整備に当たっては、研究データが集積することの重要性に鑑み、研究データを的確に保存し活用していくためのプラットフォームの整備が重要である。
 ○  基盤の整備については、国際的な協調を図っていく視点も重要である。

4. オープンイノベーションに資するオープンサイエンスのあり方に関する提言  (日本学術会議  オープンサイエンスの取組に関する検討委員会  平成28年7月6日)

 ○  内閣府及び文部科学省は、これらの課題を解決する研究データ基盤を戦略的かつ早急に整備すべきである。

5. 科学技術イノベーション総合戦略2017  (平成29年6月2日  閣議決定)

 ○  大学等と国研が連携し、知識型社会における産業集積の中核となる最先端のインフラとして、超高速かつセキュアで高品質なデータプラットフォームとネットワークを国際的視座から整備することが重要である。
 ○  適切な国際連携の下、コスト面、研究者等の負担にも配慮し、既存の機関リポジトリを活用するなど、研究成果・データを共有するプラットフォームを構築する。

6. G7科学技術大臣会合コミュニケ  (平成28年5月つくば、平成29年9月トリノ)

 ○  オープンサイエンスが有効に活用され、全ての人がメリットを享受できるようにするために、国際的な協調や連携を推進して、デジタルネットワークの整備、人材の確保など、適切な技術やインフラを整備する。(つくば)
 ○  研究データの最適利用のためのインフラ:すべての研究者が分野横断的かつ国際的スケールでデータを保存し、アクセスし、解析可能とするべきだ。研究データの管理についてはFAIR原則を支持する。(トリノ)

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