科学者委員会 学術の大型研究計画検討分科会の審議経過について

相原 博昭

第23期学術会議における、6回にわたる分科会で合意・決定した事項のまとめ

  1. 第22期に発出された提言「第22期学術の大型研究計画に関するマスタープラン(マスタープラン2014)」の改訂版となるマスタープラン2017を策定する。(マスタープラン2017は、マスタープラン2014を更新、改訂することを目指す。)
  2. 学術の大型研究計画の対象について:大型施設計画とデータベース型やネットワーク型の共同研究に代表される大規模研究計画の二つを対象とする。計画の規模も、「実施期間 5-10 年程度、及び予算総額数十億円超(上限は特に定めない)の予算規模」で2014と同じ。
  3. 三種類の提案を受け付ける:新規提案、マスタープラン2014に採用されなかった提案の改訂された提案、マスタープラン2014に採用されたもので、改訂された提案(アップデート版)。なお、改訂には、年次計画の変更など小改訂も含むものとする。
  4. 分野をまたがる融合領域を設定する。審査体制と審査項目を明確化してあらかじめ記載する。
  5. 公募開始は2月中旬から月末を目途とし、一ヶ月間公募する。2017年夏の概算要求に間に合うように努める。
  6. 前期の重点計画に何らかの配慮をするが、無条件に優先される訳ではない。
  7. 他府省との意見交換も進める。

そのほか、策定にあたってのアンケートを実施した。

対象

日本学術会議第23期会員及び第22期大型研究計画提案者(不採択になった計画の応募者も含む)

期間

平成27年7月14日~8月31日

アンケートに対する回答数(平成27年9月28日時点)

前回提案者から計119件
日本学術会議会員から計46件

主な回答

・今回のマスタープラン2017の基本的な選定方針はマスタープラン2014に準拠して行うこととしているが、この方針に対して好意的な意見が多数見られた。
・予算規模などに対するコメントが多数見られた。
・融合領域の設定について、関心が高かった。

お問合せ先

研究振興局学術機関課

企画指導係
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-- 登録:平成27年12月 --