参考資料3-1 「マスタープラン」及び「ロードマップ」の策定について

「マスタープラン2014」の策定(平成26年3月)

 日本学術会議は、各分野の研究者コミュニティにおける大型研究計画の構想を集約し、純粋に科学的な視点から評価を行い、我が国の学術研究や科学技術の発展に真に必要と認められた研究計画を取りまとめ、平成22年に「マスタープラン2010」を策定した。(平成23年に小改訂し「マスタープラン2011」を策定)
 マスタープランは、3年を目途に大規模な改訂を行うこととされ、日本学術会議において平成26年3月の策定を目指し「マスタープラン2014」について議論を行った。「マスタープラン2014」では、大型施設計画・大規模研究計画を「学術大型研究計画」として策定し、この学術大型研究計画の中から、諸観点から速やかに実施すべきと判断した計画を「重点大型研究計画」として27件を選定した。

「ロードマップ2014」の策定(平成26年6月頃)

 科学技術・学術審議会 学術分科会 研究環境基盤部会 学術研究の大型プロジェクトに関する作業部会(以下、作業部会という。)では、日本学術会議のマスタープランを踏まえ、大型プロジェクト推進にあたっての優先度を明らかにする観点から、平成22年に「ロードマップ2010」を策定した。(平成24年に小改訂し「ロードマップ2012」を策定)
 作業部会では、日本学術会議において新たなマスタープランが策定されることから、それを踏まえた「ロードマップ2014」の策定に向けて、評価の方法や観点等について議論を行うとともに、マスタープランにおいて「重点大型研究計画」とされた27件に対してヒアリングを行うなど、平成26年6月頃の策定を目指している。

ロードマップを活用した事業の推進

 新たに推進する大型プロジェクトについては、ロードマップで高く評価されていることを前提に、主な課題への対応状況等を勘案しつつ、作業部会において事前評価を実施し、評価結果を踏まえ概算要求に反映させる予定である。

学術研究の大型プロジェクトに関する作業部会における「ロードマップ」策定スケジュール予定

3月12日(水曜日) (日本学術会議においてマスタープラン公表)

学術研究の大型プロジェクトに関する作業部会(第34~36回)
 日時:3月25日(火曜日)、27日(木曜日)、28日(金曜日)の3日間
 ・マスタープランで「重点大型研究計画」に選定された27課題に対するヒアリングを実施

4月中旬~5月中旬
 ・ロードマップ取りまとめの議論

5月中旬~5月下旬
 ・パブコメの実施

6月中旬
 ・ロードマップ策定

↓【予算要求に向けたプロセス】

6月中旬~7月中旬
 ・平成27年度要求に向けて事前評価を実施する事業について議論
 ・事前評価・進捗評価の実施

お問合せ先

研究振興局学術機関課

企画指導係
電話番号:03-5253-4111(内線4169)

-- 登録:平成26年04月 --