平成16年2月19日
科学技術・学術審議会・資源調査分科会報告書
筑波大学芸術学系教授 沢田 正昭
東海大学情報技術センター研究員 惠多谷 雅弘
名古屋大学年代測定総合研究センター教授 中村 俊夫
独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所修復技術部長 青木 繁夫
名古屋工業大学大学院工学研究科教授 藤本 英雄
東京芸術大学大学院美術研究科教授 北田 正弘
東京大学大学院情報理工学系研究科教授 舘暲
東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授 原島 博
東京大学大学院新領域創成科学研究科助教授 浜野 保樹
松下電器産業株式会社先端技術研究所知能情報技術研究所所長 丸野 進
1 今後の展開方向 1‐1 文化資源の保存を支える科学技術の振興 (1)文化資源の探査のための研究開発 (2)文化資源の科学的年代測定のための調査研究 (3)文化資源の科学的分析のための調査研究 (4)有形文化資源の保存修復技術の研究開発 (5)無形の文化財の保存・伝承を支援する科学技術の調査研究 (6)国際的な取組の推進(国際的な技術協力) 1‐2 文化資源の活用を支える科学技術 人工現実感(バーチャルリアリティ)技術による保存・展示 1‐3 文化資源の創造を支える科学技術の振興 (1)メディア芸術関連技術の振興 (2)メディア芸術の新たな表現を支援する情報処理技術の振興 2 文化資源の保存・活用・創造を支える科学技術の課題 (1)関係者の連携が取れているか -関係機関と産業界の一層の交流・協力の推進 (2)既存の専門分野に捕らわれていないか -自然科学と人文・社会科学、文化芸術と科学技術とを融合させた分野の推進 (3)実用に耐え得る技術となっているか -現場で使いやすい技術の研究開発 (4)絶えず変化する社会の需要に応えられる人材となっているか -幅広い視野と柔軟性のある若手研究者の育成 (5)科学技術と社会との意思疎通(コミュニケーション)ができているか -社会の需要に応じた科学技術の振興 (6)次世代の主要産業を支えられるか -メディア芸術振興のための技術的な基盤整備の推進
科学技術・学術政策局政策課資源室