資源調査分科会(第41回)資料3-1

平成30年度食品分析について
資源室

【考え方】
平成30年度は2020年版(八訂)に収載できる分析を行う最終年となる。現時点で調整中のものもあるが、120から160食品程度の分析を予定している。選定に当たっての、基本的な考え方は以下の通り
1. 新規食品や調理後食品(「焼き」、「ゆで」等)の追加と成分分析
 → 新規食品(調理も含む)を重点的に行う。
2. 炭水化物の組成(有機酸組成を含む)、アミノ酸組成及び脂肪酸組成の収載値の増大
3. 既収載食品の再分析
 1) 成分値に疑義のある食品や、四訂等の古いデータを収載値としている食品
 2) 減塩化等の食品成分の変化がみられる食品(加工食品は、ナトリウム(食塩相当量)の表示が義務化されるので、優先度については要検討)
 3) 新たに妥当性確認された分析法により脂肪酸、ヨウ素あるいは食物繊維の再分析が必要な食品
 4) グリコーゲンを多く含む食品であって、酵素法によるグリコーゲン(でん粉)の定量をしていないもの
 5) 酢酸及び他の有機酸を多く含む食品であって、HPLC 法による酢酸の定量を行っていないもの(従来の直接滴定法あるいは水蒸気蒸留-滴定法による酢酸の分析では、他の有機酸も酢酸として定量)
4. 既収載食品の追加分析
 1) 微量5成分(ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン及びビオチン)が未測定の食品
 2) 推計値を収載しているが、分析値が必要な食品
5. 地域食品とアイヌ民族食品
 → 地域の特色ある食品等から20食品程度を新規に追加予定。(「ふなずし」、「オオウバユリでん粉」等)


お問合せ先

科学技術・学術政策局政策課資源室

電話番号:03-6734-4009
ファクシミリ番号:03-6734-4010
メールアドレス:kagseis@mext.go.jp

(科学技術・学術政策局政策課資源室)