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資源調査分科会(第37回) 議事録

1.日時

平成27年3月18日(水曜日)10時

2.場所

科学技術・学術政策局会議室1

3.議題

  1. 分科会長の選任及び分科会長代理の指名について
  2. 運営規則の確認等について
  3. 食品成分委員会の設置について
  4. その他

4.出席者

委員

(委員)
羽入佐和子会長、宮浦千里会長代理

(臨時委員)
安井明美委員、渡邊智子委員

文部科学省

岸本科学技術・学術政策局次長、河合資源室長、中村補佐 他

5.議事録

○ 互選により羽入委員が分科会長に選任され、分科会長代理には宮浦委員が指名された。

○ 運営規則等について資料のとおり了承された。

○ 食品成分委員会を置くことについて了承された上、同委員会に属すべき者として資料のとおりの専門委員が指名され、主査には安井明美専門委員、主査代理に渡邊専門委員が指名された。


【羽入分科会長】 
 それでは、ここで、科学技術・学術政策局の岸本次長から、御挨拶を頂きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
【岸本次長】  おはようございます。第8期の科学技術・学術審議会資源調査分科会の開催ということで、一言御挨拶を申し上げます。
 委員の先生方におかれましては、御多忙中にもかかわらず、委員をお引き受けいただきまして、誠にありがとうございます。
 資源調査分科会は、私、前回、7期の最後に出席したのですが、そのときも申し上げましたけど、昭和22年という戦後わずか2年のときに資源委員会として発足して、その後、昭和24年に資源調査会と改称、平成13年の省庁再編に伴って科学技術・学術審議会の資源調査分科会に改組されたということで、現在に至っているようです。非常に歴史ある分科会でございまして、この間、当分科会は、時代の要請にかなった資源の総合的利用に関する重要事項について、調査審議を行ってきました。
 その活動の一つとして、先ほどから議論に出ております、戦後の限られた食糧資源の中での国民の栄養改善を図っていく観点から、昭和25年に日本食品標準成分表の初版を公表して、その後、成分項目や収載食品の充実を図りながら改訂を続けてきました。昨今、健康志向の高まり若しくは食品の栄養表示義務化の動きなどから、食品の栄養成分への関心が今まで以上に高まってきており、このような状況の中、前期の分科会より成分表改訂の議論をし、いよいよ第8期で、この取りまとめとして改訂版を公表する予定になっております。
 今期の成分表の改訂は、社会のニーズに対応した成分表ということで、天ぷらとか、刺身とか、そういう日本の伝統食品を含めた新規食品の追加収載による日本食品標準成分表の充実、それから、炭水化物の成分表の新規作成、既に別冊として公表しておりますアミノ酸と脂肪酸成分表に載せる食品の充実、これにより三大栄養素に関する成分表の別冊3冊がそろうということで、これに加えまして、英語版のデータベースの公表といった国際的視点の強化もやるということで、非常に盛りだくさんでございまして、今回の改訂はかつてない大規模なものになる予定でございまして、成分表の60年を超える歴史の中でも非常に重要な年になるのではないかと、承知しております。
 今後は、本日設置予定の食品成分委員会で各成分表の案を作成して、本年の秋以降に本分科会での審議をお願いすることになるかと思います。今後とも、委員各位からの忌憚のない御意見、御提言を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、私の挨拶とさせていただきます。
 どうもありがとうございます。
【羽入分科会長】  ありがとうございます。
 では、今期の検討課題について、まず事務局から御説明をお願いいたします。
【河合室長】  私の方から、資料8と資料9に基づきまして、御説明をさせていただきます。
 まず、資料8につきましては、日本食品標準成分表等の構成と改訂までの主な作業ということでございます。お手元に日本食品標準成分表をお配りしておりますので、それをちょっと眺めながら、御覧いただければと思います。
 まず、前半の方、目次に続いて、しばらく文章が続いております。これは第1章の説明ということで、何が書かれているかというと、ページで言うと1ページから始まっている部分ですけれども、例えば、この食品成分表の性格ですとか、載っている食品数、これまでの歴史、それから載っている成分についての説明ということで、この成分表の利用に当たって留意すべきことというのは、ここで説明が尽くされていることになります。
 第1章が31ページで終わりまして、その後、第2章ということで、細かい数字が並ぶ表が続いております。これがいわゆる成分表の本表と呼ばれている部分で、栄養成分に関するデータがずっと続いています。これが249ページまでありまして、その後、第3章、資料編ということで、今度は、それぞれ載っている食品について、どういうものを資料にしたとか、この食品はどういう性格のものかという、食品の留意事項というのが大きく分けて掲載されている形でございまして、今、このそれぞれについて、鋭意、改訂作業を行っているところでございます。
 今回は、章立てにするかどうかということで、章の扱いはまだ決まっておりませんが、新たにそう菜に関するセクションを設けまして、近年、家庭で料理するだけではなくて、中食ということで市販のそう菜を買ってこられる方も多いので、日本人がよく食べている、例えば、ヒジキの煮物ですとか、筑前煮といったような総菜について、この成分表を使ってどのように栄養成分が計算できるのかという、計算方法も含めた形で解説するセクションを設けたいというふうに考えております。これが、日本食品標準成分表全体に関する、今やっている作業でございます。
 同じような作業をアミノ酸と脂肪酸についても行ってまいります。また、先ほど岸本次長の方から紹介がありましたとおり、炭水化物に関する成分表を作るというのも、現在取り組んでいるミッションの一つでございます。
 ちょっと具体的にイメージができるように、資料9の方で、今後どのような食品が追加されるのかというのをリストにいたしましたので、御覧ください。この新規収載食品、まだ完全に決定はしておりませんので、全体で、今ここに挙げているだけで307食品あるのですが、若干増減がある可能性がございますので、あくまでも現在の暫定案だということで御覧いただければと思います。
 ここに1類の穀類からずっと並んでいるのですが、幾つか特徴的なものを紹介しますと、例えば、1類の穀類であれば、今まで、うるち米ともち米というのは、一般的な栄養成分は余り変わらないということで、合わせて収載されていたのですが、この先、炭水化物の組成も見ていくということで、これを二つに分けて、もち米を新たに収載するようになったとか、あとは、近年利用が増えている米粉関係の製品が、米粉パン、米粉めんなどというように入っています。
 2類のいも類でいきますと、例えば、さつまいもの皮つきの生、蒸し、天ぷらというのが並んでいますが、今まで皮をむいた食品については載っていたのですが、皮がついたまま召し上がる方もいらっしゃる。また、天ぷらは今まで載っておりませんでしたので、天ぷらも載せたというような特徴があります。
 右側の欄で豆類というのがございますが、ここでは、例えばだいずも、黄大豆と黒大豆をまとめた形で収載していたのを、黄、黒、青に分けたとか、あと、その下の方に油揚げがありますけれども、油揚げは一本で載っていたのですが、実際に調理するときには、油抜きをして、それを焼いたり、ゆでたりするということで、調理による変化もあろうということで、それが追い掛けられるように、ここも細かく分かれています。
 次の2ページの方では、野菜類でしたら、油いためですとか、あるいは、電子レンジ調理、天ぷらといった、調理による変化というのが追えるように、ここも細かくなっております。果実類でしたら、かんきつ類ということで、例えば、しらぬひ、せとか、はるみというような、うんしゅうみかんだけではない、新たに流通の増えているかんきつ類などが追加されています。きのこ類では、今まで生しいたけは一本で載っておりましたけれども、菌床栽培と原木栽培ではもしかしたら違いがあるのかもしれない、また、それを調理したときの変化もあるかもしれないということで、ここも分かれております。
 3ページ目ですけれども、魚介類では、先ほど挨拶にもありましたとおり、お刺身がかなり多く入っているというのが、特徴です。また、フライですとか、あと、缶詰のアンチョビのような、最近よく食べられるようなものも増えています。肉類については、焼き、ゆでといった調理が増えたのと、あと、いわゆる和牛と乳牛を交雑した交雑牛肉というものを全体に増やしているという特徴があります。
 4ページ目ですけれども、乳類はマスカルポーネとかモッツァレラのようなおしゃれなチーズが入ったりとか、あと、油脂類の方では、最近、n-3系脂肪酸で注目されている、あまに油、えごま油という油が追加されています。15類の菓子類では、日本人がよく食べる菓子パンの中でカレーパンとメロンパンが載っておりませんでしたので、これが入りました。また、17類の調味料類では、これは計算で出すものが多いのですけれども、よく使われる調味料というのも、かなり使用量的には多いものですので、これもできるだけ載せていこうということで、増やしております。
 このように大幅に食品数が増えるのは、実は、2000年の五訂成分表以来、15年ぶりのことなので、かなり大きな作業になっているところです。現在もまだ食品の成分の分析が完全に終わっておりませんので、これで出したいと思いますという案は、できれば秋以降にこの資源調査分科会の方で報告書の案という形でお示しをして、そこから製本作業等がございますので、「2015」と銘打っているからには2015年中に出したいなとは思っているのですけど、これだけのボリュームがございますので、そこは努力目標ということで頑張っていきたいと思っているところです。
 私からは、以上でございます。
【羽入分科会長】  ありがとうございます。
 今、御説明を頂きましたけれども、委員の皆様から何か、御意見、コメント、御質問とかがおありでしたら、どうぞ。
 「しか」は、前から入っているのですか。
【河合室長】  しかは、にほんじかというのが新たに入っているのですけど、実は今までもしかは収載されておりまして、輸入のアカシカという種類のしかはあったのですね。ただ、最近、ジビエということで、害獣として駆除したものを有効利用しようということで、エゾシカを食べるとか、あるいは九州の方でもニホンジカを食べるということで、別に収載をするということで、今、分析をして、収載値を決めています。
【羽入分科会長】  安井先生、何か。
【安井臨時委員】  いや、特にありません。
【羽入分科会長】  宮浦さん、何かございませんか。
【宮浦委員】  いや、別に。
【羽入分科会長】  それでは、ただいま御説明を頂きましたことに基づいて、大変な作業になるかと思いますけれども、検討を進めていただきたいと思いますが、今後の予定については、御説明を頂いたということでよろしいのですね。
【河合室長】  はい。先ほど御説明したとおり、秋頃を目指して、公表に向けた案ができるように、頑張っています。
【羽入分科会長】  安井先生のところは大変な作業ではないかと思っておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 本日は、予定の議題は以上でございますけれども……。
【安井臨時委員】  資料の文言の修正をお願いできますか。
【中村補佐】  はい。
【安井臨時委員】  資料6の目的のマル3、たんぱく質、片仮名になっていますが、平仮名にしてください。
【河合室長】  大変失礼いたしました。
【安井臨時委員】  もう一つ、つまらない話なのですけれども、議事次第の配布資料ではなく、配付資料の方がいいと思います。
【中村補佐】  ありがとうございます。
【河合室長】  大変失礼いたしました。
【羽入分科会長】  一つ質問なのですけど、先ほど食品資源とおっしゃいましたけれど、資源の定義って、ここの分科会では何かなされているのでしょうか。先ほど食品資源とおっしゃいましたけど、資源と言うと、私のイメージでは鉱物みたいな。特に定義があるわけではないのですか。
【岸本次長】  どうですかね。
【羽入分科会長】  すみません、突然お聞きしてしまいました。
 それでは、特に、御質問、御意見、ほかに……。
【岸本次長】  前回、データベースの話が出たじゃないですか、オープン化というか……。
【羽入分科会長】  出ましたね。
【岸本次長】  オープン化が後ろ向きだという話があったけど、それを少し……。
【河合室長】  もしよろしければ、御報告してもよろしいでしょうか。
【羽入分科会長】  はい。
【河合室長】  宮浦先生はいらっしゃらなかったので、経緯からお話しさせていただくと、前回の分科会のときに、委員の方から、オープンデータの中で食品成分表はオープン化が遅れている最たるものだというような新聞記事が出ていたと。結局のところ、それは何かというと、ホームページで公表しているのですが、成分表を使って、この資料を丸ごと使って書籍として販売される方が多いので、そういうときには文部科学省の方にちゃんと報告をして許可を取ってくださいというようなことが入っていたので、オープンデータというのは無許可で誰でも自由にフリーに使えるというのが趣旨なので、食品成分表はけしからんというようなことで、なぜか議題に上がってしまったのです。ただ、食品成分表自体は全文がホームページに公開されていますし、あと、そのデータを使って例えばソフトウエアを開発するといった、まさしくオープンデータが狙いとしているところは実はほかのどのコンテンツよりも進んでいるので、成分表を使ったアプリケーションなども民間の方で自由に開発されていて、それに対しては私たちも無料でデータを使ってもらっているところですので、それは全く誤解ですということで事務局の方に説明に行きましたら、そちらの方も分かっていただけたのですが、ただ、その後の会議の中で成分表について話が出たというような機会はなくて、今、オープンデータの方ではワークショップという形で別の細かい議論をしているということなので、恐らく、この先、成分表が問題になるようなことはないですし、むしろデータが幅広く使われているという視点では優良事例なのではないかということで、分かっていただけました。
【羽入分科会長】  そうですか。私も、ちょっと気になっておりました。ありがとうございました。
 それでは、今回の会議はこれで閉会といたします。どうもありがとうございました。

 

―― 了 ――

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ファクシミリ番号:03ー6734ー4010
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(科学技術・学術政策局政策課資源室)

-- 登録:平成27年05月 --