1. 考え方
平成30年度は2020年版(八訂)に収載できる分析を行う最終年となる。
現時点で調整中のものもあるが、120-160 食品程度の分析を予定している。
選定に当たっての、基本的な考え方は以下の通り
(1) 新規食品や調理後食品(「焼き」、「ゆで」等)の追加と成分分析
→ 新規食品(調理も含む)を重点的に行う。
(2) 炭水化物の組成(有機酸組成を含む)、アミノ酸組成及び脂肪酸組成の収載値の増大
(3) 既収載食品の再分析
1 成分値に疑義のある食品や、四訂等の古いデータを収載値としている食品
2 減塩化等の食品成分の変化がみられる食品(加工食品は、ナトリウム(食塩相当量)の表示が義務化されるので、優先度については要検討)
3 新たに妥当性確認された分析法により脂肪酸、ヨウ素あるいは食物繊維の再分析が必要な食品
4 グリコーゲンを多く含む食品であって、酵素法によるグリコーゲン(でん粉)の定量をしていないもの
5 酢酸及び他の有機酸を多く含む食品であって、HPLC 法による酢酸の定量を行っていないもの(従来の直接滴定法あるいは水蒸気蒸留-滴定法による酢酸の分析では、他の有機酸も酢酸として定量)
(4) 既収載食品の追加分析
1 微量5 成分(ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン及びビオチン)が未測定の食品
2 推計値を収載しているが、分析値が必要な食品
(5) 要検討食品
伝統食品及び少数民族食品
→ 地域の特色ある食品を20 食品程度を新規に追加予定。(「ふなずし」、「オオウバユリでん粉」(アイヌ伝統食品)等)
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