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プロジェクトの基本的性格
実用化にむけてステップ・アップしていくものであり、今後の産業基盤の構築に資するものである。 |
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研究開発成果の持つ経済活性化効果等(実用化された場合の社会・経済へのインパクトを含む)
パーキンソン病患者約12万人、腎不全による透析患者約20万人(約1兆円/年)、脳梗塞約150万人、脊髄損傷約10万人等が再生医療の実用化によって社会活動に復帰することは、国民生活への大きなインパクトを与える。また、関連する産業も大きく発展することが期待されるとともに、世界に通用する幹細胞に関する知的所有権を確保することで、十分な経済的効果が見込まれる。 |
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研究開発成果の目標とスケジュール
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全体(15年間)を3期に分け、5年毎の達成目標を明確にしていることは適切である。但し、本分野の進展は急速であり長期を見通すことは困難であるので、適切に技術進捗を把握し、採用する技術内容等について最先端のものを常に手がけるよう柔軟な計画運営に配慮する必要がある。 |
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大学等と産業界の役割
大学、公的機関が幹細胞バンクの整備、幹細胞利用技術の確立等を進め、細胞治療の実用化、ハイブリッド型人工臓器の実現化においては、主として産業界が貢献することは適切である。 |
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政府部内における既存制度における研究開発課題及び他経済活性化プロジェクトとの関係
理化学研究所等において、発生・再生科学研究の基礎的・基盤的研究が実施されているが、本プロジェクトはより実用化を見据えた取り組みを進めるとともに、わが国の本分野の発展に不可欠なヒト幹細胞の供給等を目指しており、重要なプロジェクトである。 |