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研究計画・評価分科会(第7回) 議事要旨

1. 日  時: 平成14年9月27日(金)  10:00~12:15
2. 場  所: 霞が関東京會舘  シルバースタールーム
3. 出席者: 澤岡分科会長、土居分科会長代理、池上委員、今井委員、大﨑委員、大谷委員、小野田委員、片山委員、川崎委員、金澤委員、菊田委員、北澤委員、小平委員、武田委員、田村委員、西岡委員、垣生委員
井上科学技術・学術政策局次長、尾山政策課長、船橋企画官、伊藤計画官、須藤評価推進室長
坂田研究振興局審議官、泉振興企画課長、明野情報課長、田中ライフサイエンス課長、川上基礎基盤政策課長、板倉大型放射光施設利用推進室長、奈良材料開発推進室長
藤木研究開発局企画課長、盛田防災科学技術推進室長、花岡地球・環境科学技術推進室長、大塚宇宙開発利用課長
4. 議  事:
(1) 大型放射光施設(SPring-8)に関する中間評価について
(2) リーディング・プロジェクトに関する事前評価について
(3) 研究計画・評価分科会における委員会の設置について
(4) その他
  (配布資料)
資料1-1   大型放射光施設(SPring-8)に関する中間評価報告(案)
資料1-2 大型放射光施設(SPring-8)に関する中間評価報告(案)概要
資料2 リーディング・プロジェクトについて
資料3 リーディング・プロジェクト一覧
資料4-1 リーディング・プロジェクト事前評価報告(案)
資料4-2 リーディング・プロジェクト課題概一覧
資料5 研究計画・評価分科会における委員会の設置について
資料6-1   防災分野の研究開発状況調査の中間とりまとめ
資料6-2 防災分野の研究開発状況調査の中間とりまとめ(概要)
資料7 第6回科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会議事録(案)
(参考資料)
参考資料1   成15年度の科学技術に関する予算、人材等の資源配分の方針
参考資料2 文部科学省事業評価書  -平成15年度要求  新規・継続事業-  (科学技術・学術関係抜粋)

議事概要
1.大型放射光施設(SPring-8)の中間評価について
報告書について原案通り分科会にて了承された。また、文部科学省のHPにて、報告書(案)が公開されることも報告された。
委  員】:当初の目的ではSPring-8はCOE的存在にするはず。外国人の利用状況は。

事務局】:報告書で、国際協力について述べている。平成13年度で207人であった。欧州のESRFに比べて、地域的等要因でそこそこの利用状況といったところであり、今後アジアの中核拠点としてより改善していきたい。

委  員】:この中間報告書が確定する前に既に充実すべく活動を行っている。

2.研究計画・評価分科会における委員会の設置について
航空科学技術分野の研究開発推進方策の策定のため、航空科学技術委員会の設置を審議し、了承された。
委  員】:委員会で検討する場合、策定された推進方策をうまく実施することが重要である。経産省とうまく調整をすべき。

委  員】:航空科学の検討の場は必要である。航空関係の予算はどれくらいか。

事務局】:独立行政法人航空宇宙技術研究所の航空部門でおよそ150億、大学の予算がおよそ50億~数十億、経済産業省のプロジェクトが100億である。

3.リーディング・プロジェクトに関する事前評価について
リーディング・プロジェクトに関する事前評価の検討状況の報告と、それに対する質疑を行った。今回出た疑問点や意見について、今後事務局を中心に各課題担当委員会の主査と相談し、最終的には分科会長がとりまとめることが了承された。プロジェクトに公募方式が適当であるかどうかについてや、予算減額の際の取扱などについて必要な時期が来たら再度会合を持つということについて了承を得た。
委  員】:複数の省庁にかかわる技術開発課題について各省庁間で協力関係を構築するとあるが、具体的にどうするのか。

事務局】:配付した資料には、複数の府省に関わる課題では、現時点での各省の役割分担を書いている。各省の役割について現段階で調整できる物については調整しているが、引き続き調整が必要な物については、プロジェクトを行う際に、各省連絡会のような物を設けて議論していく。

委  員】:予算が固まった段階で、プロジェクトリーダーは3年、5年後のゴール設定を行うべきである。そうすると、この委員会でプロジェクトについて中間評価を行うとき、プロジェクトリーダーは重要なマイルストーンを示すはずである。

委  員】:リーディング・プロジェクトが従来にはない方式なので大学ではなじまないかもしれない。今回の評価の後、政府原案が決まるまでの間何もしないというのではなく、担当課においてプロジェクトの問題点を抽出し、解決策を模索しておく必要がある。

委  員】:リーディング・プロジェクトは他の研究開発施策との比較も含めたプライオリティー付けが重要であり、確信のもてるプロジェクトを構築して欲しい。

委  員】:基礎研究や他の既存の研究開発プロジェクトは引き続き不可欠なものであり、これらとリーディング・プロジェクトとの適切なバランスを確保するようにすべき。

委  員】:ライフ課題は研究自体がビジネスそのものになる場合があり、研究の進捗状況によってはベンチャー型企業に研究を委ねることができるようにフレキシブルに研究を進めていくことが重要。技術の囲い込みにならないようにお願いしたい。

委  員】:前回の分科会と比べて課題に出入りがあるがどのような過程を経たのか。評価に当たっては、研究代表者のエフォートはしっかり見ているのか。

事務局】:プリオン病や花粉症の課題は取り下げた。概算要求に対していろいろな方面から指摘を受けて、資源配分のプライオリティーなどから、この5課題の提案になっている。

委  員】:研究者のエフォートについては、オーガナイズする人は40%以上、実際の研究者は少なくとも50%以上が良いとしている。

委  員】:量子情報処理は、研究領域が決まっているだけで研究内容等は公募によるものであって他の競争的資金と同じような研究方式であると思うが、このようなプロジェクトはリーディング・プロジェクトの制度になじむものなのか。

分科会長】:この課題のリーダーは、この分野でのカリスマ的存在で、カリスマ性を生かして研究者を集める計画であると理解している。

委  員】:リーディング・プロジェクトではリーダーに報酬を払うのか。

事務局】:リーダーには、研究を直接行うより、コーディネーション機能を発揮してもらう。それに係る経費を国で負担する予定である。

委  員】:ライフサイエンス委員会では、できるだけ公募を活用すべきとの意見だった。リーディング・プロジェクトでも公募になじむ部分もあると思う。

分科会長】:公募するかどうかについては、財政当局との調整になるところと思われる。この件に関して、制度がどうあるべきかということを含めて宿題として検討したい。

委  員】:ナノ・材料分野の課題等には経済活性化プロジェクトの趣旨によく適合しているものが多いが、リーディング・プロジェクト全体として、個々の課題について研究成果が経済活性の視点から、国際マーケットで勝負できるかどうかについて、各分野別委員会の評価を報告書でわかるようにすべき。
  また、SNPsの基盤データベースは作成するだけで一つの大きなプロジェクトになるが、それが専門分野における国際的な観点からの評価にも言及して欲しい。
委  員】:政府原案作成に向けて課題の内容を詰めていく際に民間からの課題への貢献についてもっと精査すべき。このようなプロジェクトはシーズありきで始まるので、最終の仕上がりの段階を実際に考えると、民間企業の貢献はもっと多いのではないか。現在の案での民間の貢献については数字で見る限り疑問のある課題が多い。

委  員】:政府原案作成に向けて課題の内容を詰めていく際に民間からの課題への貢献についてもっと精査すべき。このようなプロジェクトはシーズありきで始まるので、最終の仕上がりの段階を実際に考えると、民間企業の貢献はもっと多いのではないか。現在の案での民間の貢献については数字で見る限り疑問のある課題が多い。

委  員】:プロジェクト実施中に国立大学が独立行政法人になることにも留意する必要がある。独立行政法人化後は法人間の協力いうことになるから、そういう観点からも研究代表者がしっかりプロジェクトを管理できるだけの報酬、専念時間が必要。また、研究成果の知的財産の帰属先を明確にしておく必要がある。この二点がしっかりしてないとプロジェクト自体が成り立たない場合がある。

委  員】:ナノテクの課題は大学の寄与が少ないと思うが、文部科学省としての位置づけや他府省との関係からどのようにリードするかといった議論はあったか。

委  員】:ナノテク関係の課題は企業や他省庁の関係を協調しているため、見えにくいが、もちろん大学がベースになっていると考えている。

委  員】:高額プロジェクトに相応しい研究代表者の責任の明確化が重要。研究者が言い訳ができないようなマネジメントを担当課室にお願いしたい。よくマネジメントの失敗を研究者が言い訳の材料に使うことがある。

分科会長】:いただいた委員の意見を踏まえ、各分野別委員会の主査とも相談しつつ事務局で字句の修正を行うこととし、最後の取りまとめは分科会主査に一任願いたい。
なお、公募というスキームがリーディング・プロジェクトという制度になじむかどうかについては、総合科学技術会議における議論の流れも見ながら改めてこの場で議論することとしたい。

4.その他
防災分野の研究開発状況調査の中間とりまとめの紹介及び推進方策とりまとめ状況について発言があった。
次回分科会の日程については、改めて調整したい。

(科学技術・学術政策局計画官付)