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核融合科学技術委員会 原型炉開発総合戦略タスクフォース(第8回) 議事録

1.日時

平成28年2月25日(木曜日)14時~16時

2.場所

文部科学省5F5会議室

3.議題

  1. アクションプラン案について
  2. 核融合分野人材育成に関するアンケートについて
  3. その他

4.出席者

委員

岡野主査、石井委員、大場委員、柏木委員、坂本委員、澤委員、竹永委員、西村委員、福家委員、藤岡委員

文部科学省

仙波研究開発戦略官、中塚核融合科学専門官、山田科学官、江尻学術調査官

オブザーバー

大野委員

5.議事録

【岡野主査】  それでは、第8回原型炉開発総合戦略タスクフォースを開催したいと思います。本日は、12名の委員の中、10名の委員に御参加いただいております。また、核融合ネットワークで実施した人材育成に関するアンケート結果について御報告いただくため、核融合科学技術委員会の大野委員にも来ていただいています。どうもありがとうございます。
では、配付資料の確認を事務局からお願いいたします。
【中塚専門官】  配付資料は議事次第の方に記載をさせていただいております。読み上げは省略をいたしますが、議事を進めていく上で、落丁等ございましたら、事務局の方にお知らせください。
【岡野主査】  それでは、議題1に入ってよろしいでしょうか。議題1は、資料1の方のアクションプラン案についてでございます。アクションプラン構成表と項目別解説については、メール審議でかなり皆さんにまとめていただき、本当にありがとうございました。今回、大きく追加・変更した点で、特に確認が必要な部分とか、私からメールでお願いした部分、それから特別チームからの御意見の対応方針などについて改めて議論しておきたいという点があれば、お願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。
【西村委員】  よろしいですか。
【岡野主査】  西村委員のご報告の前に、まず、変更点が何か所かあるので、そちらを先に聞こうと思いますが、いかがですか。
【西村委員】  そうですね。
【岡野主査】  まずなかったページが追加されたところから行きましょう。RFの方で追加いただいた部分を御説明いただくのがいいかと思います。
【柏木委員】  遅れて申し訳ございませんでした。RFの方は、10ページですかね。構成表の10ページの方と資料の方で追加させていただいています。ちょっと今、資料を見ていて、私の方で、最初に全体会合の説明の文章を入れていたつもりが、ちょっとそれが抜けていまして、申し訳ありません。最後送ったところに、全体の戦略の文章を入れる予定が、本文の方から抜けておりました、今見ていたら。ドラフトのときはお送りしていたんですけれども、本体。
【岡野主査】  私が間違って消してしまったのかな。
【柏木委員】  分からないです。私が最初に送るときに、そこのところを、章構成を入れかえていて、ちょっと抜けてしまったようです。
【岡野主査】  技術仕様というところの前にあった数行ですね。
【柏木委員】  そうですね。29ページの4-2.ECHのすぐ下に、ECHの全体の戦略をドラフト版のとき入れさせていただいていたんですけれども、最終稿のときにちょっと抜けてしまったようです。
【岡野主査】  それを読み上げていただくことは可能ですか。
【柏木委員】  可能です。全体の戦略といたしましては……。申し訳ないですが、文章で読み上げさせていただきます。
【岡野主査】  数行なら読めば皆さん分かると思います。たしか4行ぐらいでしたよね。
【柏木委員】  そうですね。
【岡野主査】  じゃあ、読んでいただくので、大丈夫です。
【柏木委員】  ちょっと読ませていただきますと、ITER用ECHシステムの開発において、既にITERの要求を満足する1メガワットの高出力運転を達成している。ITERの運転期間において、この高出力システムを長時間繰り返し運転する技術を確立する。原型炉用ECHシステムでは、220から250ギガヘルツの高周波を扱うことから、200ギガヘルツ帯ジャイロトロンの開発を中心に進めます。そして、発振効率改善による高出力化、定常化、高信頼性確立に向けたミラーレスRF入射ランチャーとジャイロトロンの発振の周波数高速可変技術の開発。更にシステム高効率化に必要な電子ビームの高品質化及び多段エネルギー回収技術の高度化といった開発を行います。
原型炉に向けたECHシステムの開発は、既存施設を有効活用しつつ、長パルス高出力試験に必要な冷却設備や電力設備などの増力により実施できる見通しです。
という内容です。特に施設につきましては、新たな試験装置は必要なく、従来施設で十分耐え得るのではないかということになっております。
それに関しまして、アクションプランの10ページの方に今の概要の方が出ております。そこで説明させていただきますと、まず今1メガワット、1時間のITERのシステムというものは一応開発されておりまして、ITER、2020年までのチェック&レビューにその技術を確実にしておくというのと、その後につきましては、実際にITERにおきまして繰り返し運転をして、その技術を実証していくということになります。
原型炉におきましては、チャートで見ていただきますと、高信頼性のところから原型炉に向けた具体的な開発となってまいります。既に幾つか構想や予備試験は行われておりますが、具体的には、ミラーレスランチャーの概念設計、周波数高速可変化概念設計等をチェック&レビューまでに行っていきたいと考えています。そして、チェック&レビューの後は、実際の実証に向けました試験等を行っていきたいと考えています。
また、原型炉に向けましては、耐放射線性材料の開発というものが非常に重要となってまいります。こちらにつきましては、NBの方も抜けておりましたので、こちらに同じ項目を追加させていただいています。また、この耐放射線性材料とミラーレスランチャーの実証、周波数高速可変の実証を通じまして、2027年以降に高信頼性ランチャーの実証試験という、これらの技術を統括して進めていくということを計画しています。
また、保守シナリオにつきましては、ITERで保守シナリオというものが既に構築されておりますので、そこで原型炉に向けた概念設計を行っておき、チェック&レビュー後には実際に原型炉に向けた保守シナリオの構築と実現ということを行っていきたいと考えています。
また、もう一つのキーワードが高効率化です。これにつきましては、チェック&レビュー以降に多段エネルギー回収技術の高度化、電子ビームの高品質化というものを通じまして、効率を上げていくということで原型炉に向かっていきたいと考えています。
以上です。
【岡野主査】  ありがとうございました。何か御質問、御意見ございましたら、お願いします。私から、単に言葉の問題だと思いますが、ITERも長パルス化で、原型炉も長パルスという言葉でよいでしょうか。
【柏木委員】  そうですね。スケールが違うので、そこを。
【岡野主査】  定常とか普通は言うかという気がしますけど。
【柏木委員】  定常の方がいいかもしれないですね。多分原型炉では、数年とか、連続的に運転するようなことを考えて。
【岡野主査】  年オーダーはちょっと理想論になるかもしれないけれども、でも、パルスというと、1か月の気はしないですよね。だから、言葉の問題だと思うのですが、原型炉では定常化を目指すぐらい書かれた方が、言い回しとしては皆さんと合うかなという気がします。プラズマの方も定常化を目指しているわけですから、長パルスというと、どうしたって、1000秒とかに思えてしまう気がするんですね。
【柏木委員】  分かりました。それでは、定常化という言葉にさせていただいて。
【岡野主査】  私は今そう思っただけで、皆さんいかがでしょうか。
【柏木委員】  その方が多分イメージとしては適切だと思います。
【岡野主査】  そうですよね。あと、本当に細かいですけれども、耐放射線材料の開発の方はECHに入れていただいていて、NBに同じものを入れていただいていますが、NBの場合は、材料はあっても、耐放射線に問題が発生するとかが、あるような気がするんです。そちらはここに含めてしまいますか。つまり、電極に直接中性子が当たるというのを許さない方法を探すとか、そういう話がありましたよね。
【柏木委員】  それはあると思います。ただ、それはあると思っていて、できるだけ当てない方がいいんですけれども、それでもゼロというわけにいかないと思っていて、許容量の問題だと思っていて。
【岡野主査】  それは考えているんですね。
【柏木委員】  そうですね。
【岡野主査】  なるほど。昔、ビームを曲げるとか、いろいろ設計がありましたけれども、それは入っていない?
【柏木委員】  それは考えていけると思っていて、ただ、許容量の問題と、あと、メンテナンスの周期の問題に関係してくると思うので、やっぱり材料開発が必要かと思っています。
【岡野主査】  例えばですけど、NBの方は耐放射線性の開発ぐらいにすると、材料だけにならないかなという意味だったのですけれど。
【柏木委員】  そういう意味で場所も含めて設計をしていくという。
【岡野主査】  NBの置き場所とかシステム全体を含めて、対放射線材料だけで済むのかという意味ですけど。細かくてすいません。
【柏木委員】  いえいえ、その方が包括的というか、幅広くシステムとしてそういうものを作っていくという意味では確かに。
【岡野主査】  という意味で、それをちょっと感じたので。ほかに何かございますか。
【福家委員】  細かい話で恐縮ですが、2027年の横に赤い三角マークが付いておりますが、必要なければ取った方がよろしいかと。
【岡野主査】  はい、そうですね。
【柏木委員】  すいません。
【岡野主査】  私も柏木委員にこれは何ですかと聞こうと思っていました。
【柏木委員】  すいません。意味はないです。
【岡野主査】  じゃあ、取りましょう。私、1回は消したんですけど、勝手に消すのも何だなと思って。下の方の建設・試運転からITER、NBの運転の境界にちょうどあるのですよね。
【柏木委員】  そうですね。
【岡野主査】  何か意味があるのかと思ったのですけど、消してよければ、紛らわしいので、取らせてください。
【竹永委員】  ECHとNBI両方ですけど、JT-60SA用装置の改造と試運転というのが上には入っているんですけど、棒線のところですね。対応する項目が下の方には余り具体的に見えないのですが、原型炉に向けての貢献という意味では、具体的には余りないということで、下の方には書いていないんでしょうか。それとも、下の方の項目をJT-60SAを使ってやるという意味なのでしょうか。
【柏木委員】  そうです。はい。JAEAとNIFSとか、試験装置と書いてあるのは、ちょっと幅広に見ていまして、JT-60SAとITERに向けて使っている試験装置をそのまま流用して下のがある程度できると思っていて、そういう意味ではJT-60SAというのが下には書いてないですが、同じ開発線上に乗っているという意識付けで入れています。
【竹永委員】  上の棒線の中では、JT-60SAの運転というのはないんですけど、それは運転実績だとか、運転しながらの改良とかいうことは想定していないということなのでしょうか。
【柏木委員】  いや、そういう意味では、実際には関係していると思っています。ちょっとそういうイメージが入った方がいいかもしれないですね。運転期間を、ITERやJT-60SAの運転をその原型炉に役立てるというのが、ちょっと文章と線を引っ張った方が確かに適切な気がします。
【竹永委員】  試運転で終わっているというのがちょっと気になるなと思っていまして。
【柏木委員】  分かりました。
【岡野主査】  そこ、どう直すかをちょっと。今日が最終回なので。
【竹永委員】  個人的には伸ばしていいかと思うんですけれども、実際に運転実績も積んでいって、いろいろとデータ自体は蓄積されていくと思います。
【柏木委員】  ITERの運転実績が原型炉に反映されるという文言と、そういう線になっていますので、それと同じことをJT-60SAの、単語を追加するとか、線を引っ張るということで対応します。
【岡野主査】  JT-60SAの方と両方で蓄積していくということでいいと思うのですけれど、そうすると、どう書けばよいですか。JT-60SAによる運転とかいう線が伸びればよいですか。
【柏木委員】  そうですね。
【岡野主査】  でも、そうすると、後ろをどこまでするかがまだ問題になってしまいますが。35年まで運転しますか、という話になってしまいますし、どうなんでしょうね。
【竹永委員】  炉心プラズマのところはずっと引っ張っていますね。
【岡野主査】  そうか。では、35年まで引っ張りましょう。でも、原型炉建設をしているときにJT-60SAは運転するのでしょうか。人手が足りなくて運転できないかも、本当に建設が始まったら。
【柏木委員】  それは多分この中の本当は分布があって、こういう分布があってこうなっていく。
【岡野主査】  そうなっていくはずですよね。だから、2035年で切れるとは思わないけど、2035年までは、引っ張っておくことにしますかね。
【柏木委員】  多分そこの運転のノウハウとか、実際の問題とかが後になってもいろいろ議題として残って、そこを対応していくことになると思いますので。
【岡野主査】  もちろん建設中だって、JT-60SAを使って開発するというのもあるかもしれないですよね。それはあってもいいと思うけど、メーンではなくなっていくと思うので。じゃあ、JT-60SA運転というのを入れますか。それで大丈夫ですか。
【柏木委員】  はい。四角としては区切らないで、1本にしてしまって、建設・試運転、運転ということでいいですね。
【岡野主査】  なるほど。そうですね。区切らない方がいいかもしれないですね。そうしましょう。RFのところは同じことがないですか。大丈夫ですね。
【竹永委員】  あと、言葉の多分間違いだと思うのですが、「長効率化」になっているんですけど、これは高効率化ですね。
【柏木委員】  高ですね。高効率化です。
【石井委員】  すいません。すごく細かいところですけど、ここ、ITER、ECR運転ですよね。
【柏木委員】  Hで全部統一します。
【石井委員】  ああ、ECH運転。
【柏木委員】  はい。幾つかRになっているところがありますので、ECHに変更いたします。
【岡野主査】  ITER運転のところですね。
【石井委員】  はい。
【柏木委員】  Hですね。混合しているところがありますので、修正いたします。
【岡野主査】  ECRというこの略語は全体で統一されています?大丈夫ですか。ほかのところ、出てこないですか。
【柏木委員】  全部、逆にECHに統一します。
【岡野主査】  そうですか。
【柏木委員】  はい。
【岡野主査】  ECHだったら、多分大丈夫ですね。ECRだと、ECRFもあり得るかもしれないという話になっちゃうので。
【柏木委員】  はい。Hに全部統一します。
【岡野主査】  もしも皆さんのところにECHがあった場合は確認してください。なさそうな気がしますけど、原型炉の炉設計以外ではなさそうですね。そうか、ECHというと、カレントドライブが入らないのか。どうですか。大丈夫ですか。そんな細かな言葉にこだわってもしょうがないですよね。ECHは電流駆動も含めてのECHと理解することにしたいと思います。ほかにはよろしいでしょうか。
それでは、ほかの項目に行きたいと思いますけれども、ほかの項目で特に御報告いただくところは、前回遅くなってしまったけれども、社会のところは特に変わってないんでしたっけ。社会との連携のところは、特にはなかったでしょうか。レーザーは、これは前回もう確認済みでしたっけ、レーザーのところは。
【藤岡委員】  はい。
【岡野主査】  確認されていますよね。レーザーの独自の開発項目というのとレーザー方式の原型炉への貢献できる部分とに分けて、2ページに分けて書いてあって、一方、参考資料という形で付けるということになりました。これでよろしいかどうか、最終確認してください。前回確認したことです。
竹永委員から何か送ってもらった気がしますけれども、あれはマイナーな変更なんでしたっけ。たくさん来たので覚えてないですけど、プラズマ来ましたよね。
【竹永委員】  送りましたっけ。
【岡野主査】  ええ。あれはそんな大きな変更じゃなかったですよね、たしかプラズマ運転シナリオのところとか。
【竹永委員】  炉心プラズマ。
【岡野主査】  フォーマット変更だけですか。
【竹永委員】  フォーマットだったような。
【岡野主査】  だけですよね。
【竹永委員】  はい。
【岡野主査】  ダイバータは、坂本委員の方から御説明をお願いします。
【坂本委員】  ダイバータは、この配付資料から少し変更しています。西村先生やほかの先生からのコメントを反映して、3か所変更しています。まずは、7ページの『ダイバータ開発目標の整合性確認と炉設計への適用」という項目の2027年以降の工学設計のところで、配布資料では工学設計のみになっていますが、2032年から製造設計も含めることにしています。
それと同じページの概念設計のところに、『中性子照射材料・機器の熱負荷試験装置の建設と運用』というアクションが2020年から2026年までありますが、いきなり建設と運用となっていますので、このアクションの準備段階として、2016年から2019年まで、装置の設計と検討というアクションを加えています。
それと同様に、次のページに行きまして、『プラズマ運転シナリオのプラズマ実験による運転実証』という項目で、2017年から2020年の欄のところに、『ダイバータ級定常高密度プラズマ実験装置の建設と運用』というアクションがありますが、これに関してもいきなり建設と運用となっていますので、2016年からこの装置の設計検討というアクションを加えています。
その3点が変更点になります。それと、配布資料では9ページ目までダイバータの構成表が続いているのですが、9ページ目は8ページ目の内容と重複しているので、9ページ目は削除してもらって構いません。全て8ページの中に埋め込んであります。以上です。
【岡野主査】  9ページは削除ですね。3点の変更いただきましたけれども。
【坂本委員】  すいません。手元のファイルでは変更してあるので、後でまたメールにてお送りしますので、よろしくお願いします。
【岡野主査】  16年から検討を開始というと、もうやらないといけないということですよね。ワーキンググループで引き続きやるとか、何かそういう仕組みが必要ですね。
【坂本委員】  はい。
【岡野主査】  そういうことですね。それはどこかに書いてありますかね。
【坂本委員】  設計と検討というのは新しく加えた項目なので、アクションプラン項目別記載(ワードファイル)も更新してお送りします。
【岡野主査】  はい。お願いします。
【坂本委員】  ダイバータワーキンググループの報告書では、設計と運用というところからしか始まっていませんので、検討というアクションは明示されていません。
【岡野主査】  検討が前提に入っていたのか、あるいは、検討も含めてここに書いたのか、どっちと御理解されていますか。
【坂本委員】  そういう意味ですと、いきなり建設はできないので、検討はあらかじめやっておかないといけないです。
【岡野主査】  じゃあ、暗黙に入っていたのですね。
【坂本委員】  はい。
【岡野主査】  では、それで結構だと思います。後でアクションプランの検討という頭書きの部分を検討しますが、そこにダイバータの問題が出てきていましたよね、たしか。そこに坂本委員に書いていただいていますものね。
【坂本委員】  はい。
【岡野主査】  分かりました。大丈夫だと思います。では、ダイバータのところは、御質問がなければ、よろしいでしょうか。
続いて進めたいと思います。ブランケットは、これはかなり最初に出てきていて、その後もよく検討してきているから大丈夫ですね。今日笠田副主査がご欠席ですが、これは大丈夫でしょう。超伝導コイルのところも変更はなかったのかなと思いますが。
それでは、次に、西村委員の方から、前回、特別チームの方で、アクションプランの途中経過を御説明いただいて、御意見を取りまとめていただきたい、というお話をしましたので、その辺を何かあればお願いします。
【西村委員】  はい。個別に皆さんからお伺いしたものを少し説明させていただきたいと思います。順番でよろしいですかね。
【岡野主査】  そうですね。全部でなくても、そのとおりですねという話になったところは、皆さんメールで読まれているので、大丈夫だと思うので、特にここを確認したいということがあれば、その部分を中心にご確認いただければと思いますが。
【西村委員】  分かりました。じゃあ、少し確認させていただきます。運転、最初の炉設計のところの、特に2015年から17年、2020年ぐらいのとこら辺というのは、まさに、もうすぐ目の前のことですので、15年から17年の3つ目のところに運転計画が17年というところがございます。これはもうすぐのところです。17年ということで、ひとつ19年ぐらいまでというのも思うんですが、それはちょっと確認です。
それから、炉心の性能の設定、プラズマ形状の設定というのが19年までということになっているんですが、後のパラメータの設定というようなことを考えると、少し早くプラズマの基本的なパラメータが決まる方がほかのコンポーネントの設定に、時期的に例えば半年でも1年でもずれている方がほかの検討がしやすいのではないかと思います。そういう意見がございました。
【岡野主査】  ということは、初期炉心性能設定とプラズマ形状設定の19年で終了を18年にした方がいい、ということですね。
【西村委員】  18年にしてはいかがでしょうかというコメントです。
【岡野主査】  それは18年にできるし、やっていただけるなら、その方がいいと私は思うので、皆さんの御異論がなければ、18年に変更したいと思います。いかがでしょう。よろしいでしょうか。早く決まるにこしたことはないし、待っていても19年までJT-60SAは動かないですものね。
【西村委員】  それはもう。
【岡野主査】  ですよね。JT-60SAからの情報はその時点でないので、ここで決めるプラズマ性能は、早く設計作業を進めるための過程なのですから。
【西村委員】  そうです。
【岡野主査】  ですよね。まず第1過程。
【西村委員】  概念の基本のお話ですので。
【岡野主査】  それからJT-60SAが動いて、ITERが動いて、それが訂正されていくものだとは思いますが、何か決まらないと何も進まないですから、それを決めていただくということなのですが、そこでちょっと戻るんですけど、それは18年なのに、運転計画は19年なのですか。
【西村委員】  ごめんなさい。ですので、運転計画が、17年が少しきついかなという印象です。
【岡野主査】  なるほど。そうすると……。
【西村委員】  18年でそろうといいと思います。
【岡野主査】  18年ですよね、延ばしても。じゃあ、この運転計画、17年も18年にして、18年までには一通り運転計画からパラメータまでそろって、炉設計の一番初めの概念案が出てくるというシナリオでいいですね。
【西村委員】  はい。そうすると、各コンポーネントが19年にいろいろなパラメータを決めることができると。それで、その下の方にSC材評価・目標設定というのが16年というのがございまして、これは今、超伝導のワーキンググループというのを立ち上げていただいて、検討していただいているところで、まさに16年に報告書が上がってくる予定になっておりまして、16年に目標設定は少しきつくて、できれば17年にと。
【岡野主査】  現場がそうおっしゃるのは、それはもっともだと思います。16年って今年ですものね。
【西村委員】  もう4月から一応16年度ですので。
【岡野主査】  その気持ちは分からないではないですね。その後ろにはしわ寄せが行かなければそれで大丈夫だと思います。
【西村委員】  はい。
【岡野主査】  では、16年は17年、17年のなるべく早いうちにという意味を含めて。
【西村委員】  そうですね。ええ。
【岡野主査】  SC材料も、目標も決まらないのに、さっき言った炉心性能が決まらないですものね。
【西村委員】  だから、そこ……。
【岡野主査】  ちょっと早くしてもらわないとね。
【西村委員】  はい。バランスがあると思いますけど。
【岡野主査】  ここが変更になることでほかの項目で大きく変わるところはないですよね、ほかのところで。多分大丈夫だと思うので。じゃあ、今言ったところは変更させていただきたいと思います。
【西村委員】  はい。あと、ずっと飛ばしていただいて、ブランケットのところですが、コメントとしては、先ほど来お話ししているように、最初の部分の17年とか20年ぐらいまでのところをすごく気にしているんですが、Jが少ないというコメントが少しございました。これは実際実行していく中で、具体的にはいろんな関わりが出てくるのかと思いますが、それはそういうコメントでございます。
【岡野主査】  それは6ページを見ていただいて。
【西村委員】  6ページの特に2015年から17年のところを気にしているんですが。
【岡野主査】  ですね。この最初の共存性などの基礎・標準データの拡充とか、こういうところがみんな「特」になっているというところですね。
【西村委員】  そうです。あと、下の方の小型技術試験も、確かに核融合研とか大学とかなんですが、ここはもう「J」がないんですね。
【岡野主査】  「特」もないですね。
【西村委員】  「特」は一番下に、原型炉TBM設計検討と要素の提示というところに、「特/N/大」になっているんです。ちょっとそこが。
【岡野主査】  今日、笠田副主査がいらっしゃらないけど。
【西村委員】  いや、これは別に無理に何かを、「J」をここに付けてというようなコメントではありませんので、また実行段階で、運用段階で、「J」、今度はQSTですか、協力を得るというようなことを少し考えておかないと、というコメントです。
あとは、ブランケットに関しては、基本仕様の策定という項目があった方がいいというコメントがありました。2019年ぐらいにこのブランケットの原型基本設計というものがあってはどうかと。
【岡野主査】  ブランケットというのは、ITER用ではなくて、原型炉。
【西村委員】  原型炉用の。
【岡野主査】  基本仕様。
【西村委員】  2020年から27年の項目の一番初めに「特」が原型炉ブランケットシステムの基本工学設計という、名称としては工学設計というものが出てくるので、そこをどう理解するかというところがあるのですが、2020年のときまでに基本的な概念の基本仕様というものがあってもいいんじゃないですか。
【岡野主査】  それはそのとおりだと私も思いますけれども、いかがでしょうか。ブランケットは笠田さんがリーダーですけれども、ほかにどなたがやっていたんでしたっけ。そこは私から了解を得ておくようにしますけれども、基本仕様を19年にというのは、炉設計の方と整合性も取れるので、入っていいと思いますので、特に御異論がなければ入れたいと思いますけど、いかがでしょう。始まるのは2017年以降でいいですね。
【西村委員】  はい。
【岡野主査】  要するに仕様が決まるのが2019年。
【西村委員】  そうです、そうです。それは先ほどまさに岡野さんがおっしゃったように、炉設計の方の基本概念設計が19年に出来上がるということになっていますので、それと整合するように。
それで、次のダイバータに関しては、ダイバータのワーキンググループ報告の中には、ダイバータ研究開発のための司令塔を設置してというような趣旨の提案がございます。それで、これがいわゆるこのダイバータのこういうチャートの項目にふさわしいかどうかは分からないですが、コメントとしては、ダイバータの司令塔の設置というものを2016年から17年、早いうちにこの司令塔を設置するというような項目を検討してはどうかと。これは、いわゆる開発項目とか、データベースを作るとか、そういう項目とちょっと意味合いが違いますので、なくてもいいという。必ずしもマストという意味合いではないですが。
【岡野主査】  それについては、司令塔という言葉がいいかどうかはちょっと分からないですが、後で出てくる頭書きの部分で、そこで触れるので、そこでまた議論というか、そこで御説明したいと思います。
【西村委員】  はい。分かりました。
【岡野主査】  ここに司令塔開始とか、書かない方がいいと思います。
【西村委員】  ちょっと合わないです。
【岡野主査】  ええ。
【西村委員】  それで、もう一つは、このダイバータに関しても、2019年に基本仕様、概念基本仕様を策定するという、そういう項目があってはいかがかと思います。
【坂本委員】  2020年の中間C&Rの後も、先進ダイバータとタングステン・銅合金ダイバータの両方ともを継続して検討し、適用性の判断をするのが26年ということになっているので、2019年には入れることができません。
【岡野主査】  えっ、先進と? 本当?
【坂本委員】  タングステン・銅合金ダイバータの適用性の判断というのは26年ということに。
【岡野主査】  そうですよね。だから、タングステン・銅合金か、RAFMかの判断でしょう。
【坂本委員】  はい、適用性の判断をします。
【岡野主査】  ですよね。
【坂本委員】  ですから、基本設計というのは多分そこで随分変わってくるのではないかと思うのですが。
【岡野主査】  そこで変わる。そういうことだそうです。
【西村委員】  ああ、なるほどね。
【岡野主査】  先進ダイバータといったって、あれですよね、RAFMも先進ですよね、定義からいうと。
【坂本委員】  タングステン・銅合金ダイバータ(とタングステン・RAFM)以外のものです。
【岡野主査】  ですよね。だから、そこは26年まで待つということですね。
【坂本委員】  そのため、もしここで変えてしまうと、少し整合性が取れなくなります。
【岡野主査】  だから、炉設計の方は、両方でやってみるとか、銅を前提にやってみて寿命が短いとか、そういう設計を進めていくということだと思うので。
【坂本委員】  多分それが適用性の判断というか、研究の1つになるかと思います。
【西村委員】  そうですね。そういう意味で、ない方がいいです。余計な。
【岡野主査】  シミュレーションコードもできてないし、JT-60SAも動いていないので、26年まで待つのが正しいかなという気がしますけどね。
【西村委員】  そうですね。
【岡野主査】  その間、炉設計が何も進みませんという話ではないと思うので。
【西村委員】  あとは先ほど坂本先生の方からコメントいただきましたので、ダイバータのところは以上です。
それから、大体それぐらい。あとは、ずっと17ページまで飛びますが、同じように今度はトリチウムの取扱施設の建設という項目が17ページの2020年から2027年の欄の真ん中より少し下あたりに、トリチウム大量取扱施設建設というのがございます。これも結構大きな施設というイメージを持っていますので、建設が23年から始まるとすれば、その前にやはり予備検討の期間が必要ではないかと思います。
【岡野主査】  そうでしょうね。これは入った方がいいでしょうね。じゃあ、17年から20年のところに1つ予備検討。
【西村委員】  23年から建設になっていますので、多分22年ぐらいまで予備検討の方が。
【岡野主査】  ですよね。でも、20年から始めるということはないですよね。20年から22年でいいですか。そしたら、その上に書けばいいですね。
【西村委員】  ちょっと規模のイメージがまだ十分つかめないので、2年程度なのか、もう少し小さなイメージからだんだんだんだんグラムオーダーのトリチウムを扱うようなイメージなのかで、ちょっと感じが違うんですけど。
【竹永委員】  材料開発のところで、中性子源ってどうなっていますかね。
【西村委員】  何かありましたね。
【竹永委員】  必ずしも明確なイメージがあるわけじゃないですけれども、こういう中性子源と併設して作った方が効率的なのかなと思っているので、それに合わせた方がいいのかなと。
【岡野主査】  なるほど。
【竹永委員】  ある程度実は検討とかいうのは、ここの強力中性子源の検討の中でできるかなと思っていたところもあって、それで余りちょっと明示してなかったところもあるんですけれども。
【西村委員】  19ページの方の核融合中性子源の設計・建設というのは、15年から26年まで、だから、今現実にもう進んでいるわけで、そこにあると思えば、今竹永さんがおっしゃったように、そちらの方でトリチウム絡みを検討していただけるということであれば。
【竹永委員】  建設のフェーズ自体がちょっとずれていたりすることはあるのですが。20年からがいいのか、もう少し前からのがいいのか、ちょっと。
【岡野主査】  BAが終わってからというのではない方がいいような気がしますけどね。19年で終わってしまいますよね。
【竹永委員】  そうですね。
【岡野主査】  その前に入れておかないと、ポストBA計画に入らないかもしれませんね。
【竹永委員】  じゃあ、17年から22年に入れておきますか。ちょっと長いような気もする。5年間。
【岡野主査】  ちょっと長いですね。じゃあ、20年からというのを入れておいて、適宜やっていただくと。
【西村委員】  はい。
【岡野主査】  分かりました。それは何ページでしたっけ。
【西村委員】  その後は、ごめんなさい、21ページに、20ページの安全性の話と、それから21ページの稼働率・保守性のところは、両方とも少し絡みますが、放射性廃棄物の取扱いというか、のお話で、21ページの17年から20年の欄のほぼ真ん中のあたりにバックエンド検討というところがあります。18年から19年。このバックエンドの検討の中に実は放射性廃棄物が含まれています。このバージョンは分かりませんけれども、前のバージョンのときには、項目説明のところにそういうふうに書かれておりまして、その横を見ていただくと、23年から27年、今度、放射性廃棄物の処分、それから再利用基準の策定というような項目が出てまいります。リサイクルするお話。放射性廃棄物という言葉そのものを、その前、バックエンドという言葉を使われていますが、放射性廃棄物という言葉を使う、そういう名前を項目に立ててはどうでしょうかというお話と、それに関連して、放射性廃棄物の取扱いは、現在のところ、特別チームの中では、安全設計グループの安全性の検討の中の1つのパートとして検討が進められていますというコメントもございました。
1つの案としましては、バックエンドの検討というのとちょっと重複するかも分かりませんが、放射性廃棄物の処分の検討というのを、現実にはもう今そういう検討を始めているところですが、16年、17年、まあ、16年からでも構わないですが、19年まで、放射性廃棄物の処分検討という項目を立ててはいかがでしょうか。それは、今は10の稼働率と保守性のところにありますが、安全性のところに移すということはいかがでしょうかという、そういうコメントです。
【岡野主査】  私は両方書きましょう、とメールではご回答しましたが、両方書いてあっても大事なことなのでいいと思いました。バックエンドの名前を変えるかどうかはちょっと分からないですけれども、どうしますかね。
【澤委員】  ここだけバックエンド。
【岡野主査】  そうですね。
【西村委員】  バックエンドという言葉は、ごめんなさい、これ、人によって受け取り方が違うかも分かりませんけれども、私はバックエンドという言葉に対して、もっとすごくまさにバックエンドで、非常に大きな内容というふうに思っていて、廃棄物に関しては、飽くまで廃棄物という。
【岡野主査】  それでここはバックエンドなんじゃないですか。私はそういうイメージを持ったのですが、全体を見ないと、放射性廃棄物の処分と言ってしまうと、ちょっと矮小(わいしょう)化される気はしますね。
【西村委員】  だから、バックエンドというのと廃棄物処分とを2つ書くという意味です。
【岡野主査】  なるほどね。
【西村委員】  バックエンドは大きなお話ですので。
【岡野主査】  そうすると、今度、項目別解説の中に同じことが、放射性廃棄物の処分、再利用基準の検討に資するための廃棄物量・処理方法の検討を行うと書いてあるのですよね。そこの説明も変えないといけなくなってしまうので、私はまず核融合のバックエンドというもの全体を大きく検討して、そこでシナリオが見えてから放射性廃棄物処分の基準なんかは2021年から始めるというのでもいいのではないかなと思っていますけど。
【西村委員】  だから、このバックエンド、今、岡野さんに読んでいただいたバックエンド検討の2行の説明ですよね。コメントいただいた方は、やはりそこに廃棄物の処分、再利用基準の検討に資するための廃棄物量・処分方法の検討を行うという、このあたりに少し目が行っていて、バックエンドはもっといろいろあるでしょうというニュアンスだったんですね。
【岡野主査】  そうですね。ここにも経済性の概略評価なんていうのも入っているのですね。
【西村委員】  そうですね。
【岡野主査】  だから、核融合はバックエンドを何も考えていないのではないか、と言われることがないように、ここで検討するという意味では、バックエンドという言葉は悪くないとは思うんですけど。
【西村委員】  思います。でも、内容的にはもっと広い内容のように思います。
【岡野主査】  もっと広くてもいいですね、確かに。安全性の方に入れるのはいかがですか。
【福家委員】  今の安全性のまとめ方は、どちらかというと、炉の安全を主として議論していて、そこから出てくる放射性廃棄物をどう管理するかというのは入っていないですね。ですから、今西村先生がおっしゃったように、バックエンド自体というのはかなり大きい項目なので、本来であれば、安全性と同じぐらいの並びで、処理をどうする、そういうものの廃棄をどうするのか、そういうのが本当はあっても良いと思います。
【西村委員】  はい。廃棄であり、廃炉ですよね。
【福家委員】  廃炉ですよね。デコミの話はあっても良いかなとは思います。
【岡野主査】  多分経済性の検討というのは廃炉まで考えていると思うんですよ。
【西村委員】  そうです。多分そういうニュアンスだと思いますね。今の福家さんの炉の安全というお話は、私、認識できていませんでしたので、そういう立場でいけば、今のこの形で、私がコメントさせてもらったうちの前半の部分、要はバックエンドの検討というのともう一つ、放射性廃棄物の処分の検討というのと分けてはいかがでしょうかという、ここの点ですね。
【澤委員】  分けるのもそうですけど、今、原型炉設計という中に入ってしまっているので、規模が小さく見えてしまうのかなと思うので、ここの欄にバックエンド検討。
【岡野主査】  それは名案じゃないですか。
【西村委員】  ああ、なるほど。
【岡野主査】  おっしゃるとおりですね。
【西村委員】  1つの中項目というか、そういう項目として立てていただいて。はい。
【岡野主査】  それでいいですか。
【西村委員】  それはいいと思いますね。
【岡野主査】  そうしましょうか。
【西村委員】  それで説明をもう少し広く、廃炉という言葉がいいかは分かりませんけど、少し大きくしていただいて。
【岡野主査】  稼働率と保守性は誰がやっていらしたのでしたか。
【澤委員】  はい。
【岡野主査】  では、項目は上に上げるというのと、それだけでいいかな。
【澤委員】  バックエンドの範囲をもう少し広げて。
【岡野主査】  説明を少し広げると。では、それでお願いしたいと思います。それはおっしゃるとおりですね。
【西村委員】  ごめんなさい。その同じページでちょっと違うことですが、15年から17年のところに、保守方式の暫定と、それから炉構造・パラメータの決定というのがあります。これが最初の0の炉設計の15年から17年の真ん中の少し下に保守方式選択というのがあります。15年から18年。内容的には、保守方式の選択という項目と、それから、後ろの21ページに出てくる保守方式の、暫定はこれでいいですね。ちょっとあれですけど、炉構造・パラメータの決定というのは、内容的にはよく似ているというか、多分近いので、決定という言葉を考え直すと同時に、17年は炉設計の方に合わせて、18年にしたらどうかというコメントです。
【岡野主査】  分かりました。まずパラメータの決定の方から、決定という言葉はやめましょう。設定ぐらいにしていただいて。決定しちゃうと、その後データが出ても変わらないというように読めるかもしれないと思うのです。ここでは最終決定はしないですよね。暫定的に決めるのであって、だから、パラメータの設定にしませんか。
【西村委員】  設定でいいですか。
【岡野主査】  設定という。設計のためにパラメータを設定するという意味合いだと思うんですよね。
【西村委員】  はい。
【岡野主査】  ここで決定しちゃったらちょっと。
【西村委員】  ちょっと早過ぎます。
【岡野主査】  ITERも動かないし、JT-60SAも動かないうちに決定しちゃうのはちょっと駄目だと思うので、これは設定にしましょう。単なる書き方の違いだと思います。
【西村委員】  17年を18年にしたらどうかと思います。
【岡野主査】  年を、このパラメータの設定も18年にすると。
【西村委員】  はい。保守方式の暫定も18年にして、それが炉設計の方の……。
【岡野主査】  恐らくこれって、書かれたのは。
【澤委員】  私です。18年から始める作業手順、炉停止期間の検討というのは、期間を取ろうと思って。
【岡野主査】  ですよね。暫定して、それで保守設計をしてみて、選択するというので1年取ってもらったのではないかなと今私は言おうと思っていたのですが。
【西村委員】  そうすると、炉設計の方の保守方式の選択が18年までという、これとは整合性は大丈夫でしょうか。
【岡野主査】  つまり、暫定して、炉設計の方で、実際にそれでシナリオを検討しないといけないですよね。で、これで大丈夫だねと言って選択するという、そういう1年余裕を取っていただいたのかなと思ったのですけど。
【西村委員】  分かりました。
【岡野主査】  もちろん相互に関係、相互にやりとりしながら、という意味で18年と書いてもかまわないとは思いますけれども。
【西村委員】  それを書いてしまうと、その次の作業手順、炉停止期間の検討とかという、そっちの方に1年影響が来るんですね。
【岡野主査】  そうですね。
【西村委員】  そうすると、やっぱりここは17年でないとちょっと困るんですね。
【岡野主査】  17年で保守R&D対象の検討・選択を18年にするというので、炉設計と合わせていただいているのではないですか。
【澤委員】  そういうことです。
【岡野主査】  すいません、私が先走って言ってしまって。
【西村委員】  ごめんなさい。私どもの方の理解が。分かりました。それでつながります。じゃあ、今の決定のところだけ、設定ということで。
【岡野主査】  設定といたしましょう。多分これは微妙な意味合いだと思うのですが、少なくとも決定ではないと思いますね。
【西村委員】  はい。その次、ごめんなさい、22ページに行かせていただいて、22ページの2020年から2027年のところの上に書かれているスケジュールのバーにSA等での実績データベース、SA等でのモデル検証というのがあります。その下の方の項目を見ますと、「ITER等における」となっておりまして、そこをITER/SA。SAはいいですよね、JT-60SAとかまで言わなくても。ITER/SAなどにおけるという、そういう表現で統一してはいかがでしょうか。
【岡野主査】  両方、ITER/SA等でよろしいですかね。
【西村委員】  はい。
【岡野主査】  それで何か問題が発生しますか。恐らくこれ書いているときに、ITERがいつできるかなというのを意識しながら書いたらこうなったのではないかなと私は想像するんですけれども、それでは、ITER/SAって、ちょっとSAに失礼かなと思うので、JT-60SAと書きましょうか。ちょっと長くなりますけど、字を小さくしてもちゃんと書いた方がいいような気がします。じゃあ、SA等、ITER等のところは全部、ITER/JT-60SA等。「等」は要りますよね。
【西村委員】  要ると思います。
【岡野主査】  じゃあ、「ITER/JT-60SA等」にいたしましょう。ちょっと文字が長くなるけど、何とか入れてください。SAって省略されているところ、ほかにないと思うのです。
【西村委員】  ここだけだと思います。
【岡野主査】  それはやっぱりJT-60SAを統一しておくべきかと思いますね。
【西村委員】  その次のページの23ページのちょうど真ん中辺に人材育成という言葉が、「TF」、タスクフォースと「特」と「J」で、照射施設整備、人材育成というのが17年から34年ということで出てくるんですが、コメントとしては、別に17年からでなくても、16年からでもいいんじゃないですかという、そういうコメントです。
【岡野主査】  何ページでしたっけ。
【西村委員】  23ページの17年から20年の欄。結果的には34年までずっと続いていくんですが、開始の年度が。
【岡野主査】  17年ですね。はい、分かりました。皆さん大丈夫ですか。「TF/特/J」ですね。
【西村委員】  はい。
【岡野主査】  ここは、「特」と「J」が大丈夫と言っていただければ、16年からでいいと思うのですよ。できますかねという、そういう話なので、いかがでしょう。
【竹永委員】  前に付いている照射施設整備というのは、これは何を想定されているのでしょうか。それと人材育成がここに書かれている意図はなんでしょうか。
【江尻学術調査官】  これは私が書いたんですけれども、要するに、検出器のセンサーなんかを照射して、評価して、あるいはセンサーを開発してという、そういう設備といろんな人材を育成するという、そういう意味です。
【竹永委員】  整備と人材育成が対になっているというイメージで一緒の欄に書かれている。
【江尻学術調査官】  絶対対にならなきゃいけないわけじゃないですけれども、どこかに照射設備があって、どこかに人材がいるという。
【石井委員】  それは照射設備の整備は、例えば20年ぐらいからでも、人材育成は17年とか16年とか、ずれて始まっていてもかまわないという意味ですか。
【江尻学術調査官】  まあ、でも、人材というのは、要するに照射をして、センサーを作る人材、センサーを照射する人材、照射したセンサーを試験する人材という意味なので、全部照射には結びつくんですけれども。どこかにあればもちろんいいですけど。
【岡野主査】  この分野だけ人材育成が特出しされているというのは何となく気になるんですけれどね。ほかのも多分人材育成は重要なので。
【江尻学術調査官】  どうしても必要なものは載せてくださいと最初に言われたので載せましたが、そういう意味では全部なくしてもかまわないですけど。
【岡野主査】  それは確かに全てにこの分野の人材育成というのはつかなきゃいけないと言えばいけないですけれども、それは頭書きのところに書いたような気がするのですね。どうしましょうか。
【西村委員】  設備と強くリンクするということであれば、17年は17年で。今、とにかく人材育成というところが引っかかっているわけで。
【岡野主査】  この設備のための人材育成ですよね。ちょっと違和感があって、人材育成は自明ということで取るというのはいかがでしょう。ここだけ付いているのは変かなという気がするのですけど。人材が要るのはよく分かっているので。設備はできたけど、人がいりませんということにはならないはずだと思うのですが。
【江尻学術調査官】  まあ、気持ちとしては、ほかの計測の整備の中のほかの人材の中でもここは重要だということを言いたかったというだけなので。
【岡野主査】  それはもちろんそうだと思います。
【江尻学術調査官】  取るなら取るでかまわないです。
【西村委員】  これは核融合中性子源と狭い意味ではないですよね。
【江尻学術調査官】  どういう意味ですか。狭い?
【西村委員】  というのは、核融合中性子源は核融合中性子源で材料の方にニュートロンソースの設計・建設というのは項目ありますので、それを利用するというような。
【江尻学術調査官】  利用できるのであれば、もちろん利用してもかまわないと思いますけれども、それは供用できるのかどうか、ちょっと私もよく分からないところがあるんですけれども。
【石井委員】  それは今後の中性子源の設計といいますか、そういうところによると思いますけれども、必要であれば、ビームを幾つかのラインに分けてあれするのか。
【西村委員】  若しくは後ろの方のフラックスの低いところを、ある空間をそういうのに提供するなりというのはありますよね。
【石井委員】  ええ。こういうところからそういうインプットが入ってくれば、中性子源を設計している人も、それを考えてやるだろうと思いますけど。
【中塚専門官】  人材育成については、多分どの分野でも必要だと思いますけど、特に今、この分野で足りないというのがあれば、確かに入れてもいいのかもしれないです。今日この後大野先生から人材育成の調査に関連して、どんな分野にどれだけ人がいるかといった御紹介もあるので、そこら辺も踏まえて、どうしても書き込まなきゃいけない分野があるかどうかというところも御議論いただいてもいいのかなと思いますけど、いかがでしょう。
【岡野主査】  ちょっと暫定で、人材育成を消していただいて、議論は、大野先生のお話を聞いてからもう一度戻りたいと思います。
【西村委員】  はい。私の方からは、あと、非常にグローバルなお話なので、これはどうさせていただきますかね。岡野先生のまえがき。例えば特別チームと記載されていない項目がたくさんあるわけですけれども、そういう項目に対して特別チームがどういうふうに関わっていけばいいでしょうねというようなお話は1つありますし、もう一つは、項目がいろいろありまして、それに対するヒューマンリソースなり、バジェットというか、ファイナンシャルなリソースなりというのははっきりしていませんので、何らかのそういうコメントを、説明、解説の方のそういうところにでも入れていただければ。
【岡野主査】  リソースについては、これ、お金だけじゃなくて、人材も含めたリソースだと思うのですが、まえがきのところに出てきますので、それは後で説明させてください。
【西村委員】  分かりました。
【岡野主査】  それから、「特」が出てこない分野というか、私の認識は、メールでも御説明したとおり、特別チームは炉設計に関しては全部見ているはずだということなので、炉設計の項目全てに「特」を入れることはできると思うのですが、それでは余りにめり張りがないので、本当に直接やるところに「特」を入れて、あとは大学の先生とか、ほかの研究所とかにやってくださいね、責任を持ってくださいね、と言ったところには「特」が入っていないこともあるけれども、その場合でも、特別チームの方からは、今どうなっていますか、とか説明を聞きに行ったり、議論したりすることは続けてください。そういう認識ではいかがですか。
【西村委員】  結構です。
【岡野主査】  全てに「特」を入れてほしいという御希望ではないですよね。
【西村委員】  はい。今、岡野先生がおっしゃったような趣旨を文章なり何なり、少し残していただけると。
【岡野主査】  残したい? そうですか。特別チームの位置づけってもう十分定義されているのではありませんか。
【西村委員】  私は思っていますが。
【岡野主査】  私はタスクフォースが特別チームってこういうものって言う必要があるとは思わないですけどね。
【西村委員】  ああ、そうですか。分かりました。
【岡野主査】  特別チームは全責任を負ってやっていただくチームなんじゃないかと思います。
【西村委員】  分かりました。結構です。もし可能ならば、ちょっとした小さな文章でも残ればと思ったところですが。
あと、もう一つのコメントは、産業界、「産」というのが、工学設計の段階で「産」が入ってくるというのは、ある種、私も自然かなとは思ったんですが、メンバーの中から、もう少し早い時期にも「産」というところが責任を持つような項目があってもいいじゃないでしょうかというようなコメントもございました。それはメーカーさんの関わり方というか、それにもよると思いますけれども、それはちょっとコメントでございます。
【岡野主査】  ここで「産」が2015年から2020年までにあまり入ってないのは、特別チームからの依頼研究、委託研究という形で産業界に入っていただくという形式で、産業界に御協力いただくという形式以上の責任を産業界に持ってもらうのは無理かなと。いや、責任を持ってあげましょうと言ってくだされば別ですけれども、きっと言ってくださらないでしょうね。そう思っていて、ここには特別チーム経由で入っていただくという意味でなっているのだと思います。それは、でも、産業界の方で、いかがでしょう。
【澤委員】  主査のおっしゃるとおりです。産業界に直接お金が入るような仕組みでもあれば違うんでしょうけれども、そうでなければ、委託研究という形で当面は貢献させていただくしか多分ないと。
【西村委員】  はい。
【岡野主査】  高速炉の時のように、国が責任を持って、国がバックアップをして、産業界でチームを作っていて、建設を推進しますという体制になったら、産業界が責任持ってくれることになると思うのですけれども、現状でここに「産」を書いてしまうのは、きっと、逆に苦情が来るような気がするのです。皆さんの御意見はどうでしょう。私も、産業界にそれぐらいの責任をもってやってほしいという気持ちはあるのです。あるけれど、今それをお願するのはまだ無理かなと思うのです。そういう意味で、「産」を書いていないのではないかなと私は見て思っていたんですけどね。2027年以降は「産」がずらっと並びますよね。そこは逆に「産」にならないといけないのですけど。
【福家委員】  産業界では、各社で研究開発投資をしたものは、各社の財産になります。その使い方は、やはり各社のお考えで決められることになると思いますので、産業界に開発の役割分担を期待された場合、そこが非常に難しいところかなと思います。
【岡野主査】  やっぱりR&Dの初期段階で、余り表に産業界を出すというのは適切じゃないかもしれないですね。
【西村委員】  分かりました。そういうようなコメントもございましたので、紹介させていただきました。
【岡野主査】  産業界から御不満が出たなら喜んで入れますけれども、そうではないので、多分入れるのは無理かなという気がします。
【西村委員】  はい。
【岡野主査】  そのほか全体について何か御質問とかありましたら。お願いします。
【中塚専門官】  23ページの計測開発のところで、先ほども照射施設整備と人材育成の書きぶりのところで話題になっていたところですけれども、ここにタスクフォースが入っていて、体制の整備とかについての議論をするという形でタスクフォースが入るのはやむを得ないかと思うんですが、具体的な照射施設の整備とかというところにタスクフォースというのはちょっと難しいんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。
【岡野主査】  どうでしょうね。「TF」がここに入って、照射設備の旗を振るというのはよろしくないでしょうね。これは何か特にここに「TF」を入れるという御意図はありますか。ほかのところは入っていないですね。
【中塚専門官】  ほかに入っているのは、社会連携のところに。
【岡野主査】  そうそう、そこは入っていますね。これも「特」と同じで、「TF」は「特」よりももっと幅広く全体を見てなければいけないのですから、全てに「TF」を付けるべきだ、という話に近いかなという気はしますけれど。
【江尻学術調査官】  イメージとしては、人材育成を……。
【岡野主査】  全体を見る。
【江尻学術調査官】  日本全体でどう考えるかという戦略を考えないといけないので、それで「TF」が入っている。
【岡野主査】  そういう意味だったら、「TF」を付けるのはここではないですよね。人材育成という項がないからかな。
【江尻学術調査官】  一応取ってしまっていいんじゃないですかね。
【岡野主査】  「TF」のアクションプランというのに含まれているような気がするのですけどね。このアクションプランで人材が必要という、そういう答申を出すのがタスクフォースの役目かなという気もするので、ここに個別に入っている必要はないかなという気がします。開発体制の構築はいいですよね、このまま「TF」が入っていて。そうしたら、この照射設備は「TF」は外していただいて、人材育成も今ちょっと暫定で消させていただいているので、消させていただいて、「特」「J」でいいですか。「特」「J」だけで。
【坂本委員】  開始の黒い字の方は、「特」が抜けています。
【岡野主査】  ああ、本当だ。「特」がないですね。これは「特」が入るのが正しいですね、開発体制の構築に。特抜きで決めるというわけにいかない。ありがとうございます。それでは、ほかに大丈夫でしょうか。何かあれば。
【西村委員】  説明の方への少しコメントがあったんですが、ちょっと細かい話になるので。
【岡野主査】  でも、ここで決めないともう決められないですよ。
【西村委員】  ちょっとそういうコメントいただいていましたので、例えば項目別解説の68ページ真ん中辺に遠隔作業、検査・保守技術の整理、特/産で、21年から27年のところですが、既存の軽水型原子炉や再処理施設、ITER向けに開発中の遠隔保守技術、福島第一原発の事故の安定化及び廃炉の推進のための遠隔技術、国内外の原子力以外の産業界での遠隔技術を調査。原型炉の保守方式と照らし合わせ、現状の要求仕様とのギャップを整理。そこまではいいんですが、稼働率の影響、要求仕様とのギャップの大きさを整理し、遠隔作業、検査・保守技術、先進で、そこのところですが、要は、材料のリサイクル手法というような言葉を入れてはどうかという提案がありまして、遠隔作業、検査・保守技術、点を入れて、先進材料でのリサイクル手法の開発ロードマップを作成する。だから、リサイクル手法の開発ロードマップ。開発ロードマップの中に遠隔作業だとか、検査・保守技術というものが今そこに書かれているんですが、遠隔作業、保守技術、もう一つ、リサイクル手法の開発ロードマップを作成するという、廃棄物の再利用、そういう趣旨で先進材料でのリサイクル手法というものを入れてはどうでしょうかというような提案なんですが。ちょっと細かいお話になり過ぎますか。
【岡野主査】  細かいというよりは、先進ブランケット材料のところでも同じような話があったと思うのですけれど。
【西村委員】  はい、あります。
【岡野主査】  先進材料、これはSiCをお考えですか。
【西村委員】  いや。
【岡野主査】  違う?
【西村委員】  はい。
【岡野主査】  フェライト系鉄鋼材を考えているのですか。
【西村委員】  なんですが、ただ、コメントいただいた方の視点はあくまでも材料の再利用。
【岡野主査】  そう言うと、今度はリチウムも再利用とかいうのも入ってきますよね。余り細かくそこまで書いておかなくても含まれているような気がするのですが。
【西村委員】  分かりました。確かにちょっと細かい話です。
【岡野主査】  逆にここで書くと、私が心配しているのは、リサイクルしなきゃいけないとか、そういうので原型炉の足を縛らないかなという気がしているというか。
【西村委員】  そうですね。
【岡野主査】  必ずしも原型炉では、リサイクルまでしなくてもよいかもしれないですよね。最終的な、実用炉ではリサイクルするだろうけど、原型炉の最初に入れるブランケットは必ずリサイクルできることを考えて設計するかどうかまだ分からないです。その点でのフリーハンドは残した方がよくはないですか。それが私のイメージですけれど。リサイクルするかどうかはもちろん検討すると思うので、それは多分材料のところに入っているのだと思うのです。
【西村委員】  分かりました。
【岡野主査】  ここに特出ししなくてもいいかなという気がちょっとするんですけど、気持ちはよく分かったんですけど。
【西村委員】  そういう廃棄物の物量、要はマス、絶対的なマスを小さくするとか、できるだけ、今、軽水炉の中でも一応基準というものを作られていますけれども、リサイクルしていく、そういうふうな趣旨をどこかに入れてはいかがでしょうというような、そういう御提案でしたので。はい、結構です。
【岡野主査】  それを否定するつもりはないのですが、まだ分からないので、ここに書いてしまってあまり動きを縛らない方がいいというのが私の見方ですが、いかがですか。減らすつもりが実は総物量が大きくなるとか、そんなことにならないとも限らないので、現時点でここには書かない方がいいんじゃないかと思っているわけです。
【西村委員】  はい。分かりました。結構です。ざっとチームの中でいろいろ聞かせていただいたコメントを紹介させていただきました。
【岡野主査】  ありがとうございました。決してリサイクルという考え方に反対だという意味ではないので、そうお伝えください。
【西村委員】  はい。
【岡野主査】  今後の開発次第でアクションプランに入ってくるということでいいのかなと思っています。ほかによろしければ、では、次に進んでよろしいでしょうか。
これでアクションプラン案についての、資料1についての検討は終わりにさせていただきます。どうも御議論ありがとうございました。続いて、アクションプランの報告書の冒頭に付ける「アクションプランの検討について」という案を作成中ですので、それについて御議論いただければと思います。それでは、事務局の方から御説明をお願いできますでしょうか。
【中塚専門官】  「アクションプランの検討について」ということで、資料1-1をごらんいただければと思いますが、これまでアクションプランについては、構成表と項目別の解説について御審議をしておりました。最終的に取りまとめるに当たっては、「原型炉開発に向けたアクションプランの検討について」という頭紙といいますか、まえがきとして、アクションプランの位置づけそのものを説明するとともに、今後の検討課題について整理した文章を置いてはどうかと思っております。これの後ろに構成表と項目別の解説が付くというイメージになります。
内容について、初めて今回お目にかけるので、かいつまんで御説明をさせていただきます。
まず1番として、「はじめに」ですが、アクションプランが核融合科学技術委員会における原型炉に向けた技術基盤構築の体制整備についての審議に資するものとして取りまとめられたものであること。それから、アクションプランの構成が、構成表と項目別解説、更に今後の検討課題の整理から成ることを記載しております。
2ポツ、「アクションプランについて」というところで、1つ目の丸で、アクションプラン構成表が合同コアチーム報告での検討をもとにしつつ、実効的なフォローアップと時宜を得た体制整備の進捗状況を確認するためのアクションをまとめたものであること。
それから、2つ目の丸で、ダイバータ研究開発の戦略的加速については、核融合エネルギーフォーラムの下に設置されたワーキングでの議論を反映したこと。また、六ヶ所の特別チームの取り組みとの整合性に留意したことを記載しております。
続いて、次の丸では、「合同コアチーム報告からの改善点」というものをまとめております。まず合同コアチームからの宿題であったヘリカル、レーザーについての調整、検討と核融合エネルギーの社会科学的検討を行ったこと。
続いて、ヘリカル、レーザーの位置づけを明確にする意味で、3ページの記述を入れております。具体的には、平成17年に原子力委員会核融合専門部会がまとめた推進方策に基づいて、トカマク型を主案とし、その確実な進展を図るとともに、革新的な技術、代替技術の研究開発を展開するため、ヘリカル、レーザーの研究開発が必要な規模において並行して行われるべきであるという前提で、それが原型炉に向けた共通の技術基盤を提供できる部分について、アクションプランには取り入れたということ。
それから、特にレーザーについては、磁場方式とは大きく異なる原理を用いることから、トカマク型原型炉に向けた共通の技術基盤の提供に資する部分は限定的であるが、その部分がレーザー方式の研究開発計画全体から見てどのような位置づけにあるかを明らかにすることは、我が国の核融合研究開発の全体像を俯瞰(ふかん)する上で必要であることから、今回参考資料としてレーザー方式特有の開発に関するアクションプランも示したこと。
それから、社会科学的検討に関しては、社会連携活動をより効果的に行うことが原型炉建設に向けて社会の理解を得るためにも重要であることから、新たな項目として社会連携活動を入れるとともに、活動を本格化するための体制作りもアクションに入れたことなどを記載しております。
それから、次の丸で、アクションプラン構成表の見方について説明をしております。まず4つの時期の考え方と、それから、次のページになりますが、アクションプランの課題名は、合同コアチーム報告で整理された課題に準じた上で、炉設計など新たに追加した課題を含めて全部で15課題あるということ。それから、各課題の解決に求められる具体的な研究開発を項目と称していること。また、アクションの始期と終期の見方。それから、責任を持って実施することが期待される機関・組織の考え方について記載をしております。その次の項目別の解説についてというところでは、記載順が必ずしも時間軸に沿っていないところがあることの注意喚起をしております。
続きまして、次が委員会への申し送り事項に当たる部分になりますが、3点挙げております。具体的には5ページになりますが、まずダイバータ研究開発の戦略的加速については、先ほど西村委員から問題提起もなされましたが、課題解決のための運営の在り方を特別チームの総合調整グループが検討することが適当というワーキングからの指摘を受けての対応策を含めて、引き続き組織的な検討が必要であり、核融合エネルギーフォーラムの主体的な関与もお願いをしたいということ。
それから、社会連携活動については、アウトリーチの活動のヘッドクオーターのような活動組織を実現するための措置と必要な対策の検討を行うこと。
3点目が、アクションプランの実効性を高めるために、特別チームの強化等による産学官の競争の場が必要であるとともに、責任を持って実施する機関・組織を明らかにすることが必要であること。また、体制整備について審議をする場合には、BA協定期間終了後の国際連携活動等も視野に入れるべきであることを記載しております。
それから、3ポツで「今後の検討課題」ですが、まずアクションプランの見直しについて、今後ITER計画の変更が発表された際には、それと整合した形にするとともに、ITER計画の進捗の影響を直接受けない項目については、引き続き着実な推進を図れるよう、統合的視座から見直す必要があること。また、ITER計画の支援強化とITER計画及び原型炉開発に向けた基盤技術の加速の強化に留意をすることを記載をしております。
最後に、技術的な重要課題として3点、炉心プラズマ、ダイバータ、ブランケットについて、特出しといいますか、必要な取組を挙げております。
本日の資料では、このすぐ後ろに補足1、2としてタスクフォース委員の名簿と開催実績を入れさせていただいておりますが、最終版では、項目別解説の後ろにこの補足が付くというイメージでおります。
以上でございます。構成、内容等について御意見をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
【岡野主査】  ありがとうございました。それでは、ここまでのところで御質問、御意見があれば、お願いいたします。
藤岡先生、3ページのところのレーザーの書きぶりはいかがですか。
【藤岡委員】  非常に我々としては元気が出る書き方をしていただいて、有り難いと思っております。
【岡野主査】  どうしてもレーザー特有のところは参考資料という形で付けざるを得なかったのですが、そう言っていただければ助かります。リソースという言葉にお金だけではなくて人材というのも含まれているというふうに考えていただければと思うのですね。
最後の3項目、技術的な課題を、特に、炉心プラズマ、ダイバータ、ブランケットというふうに書いていますが、これはこの3項目でよろしいですよね。まあ、これが主要なものかなと。ほかにもいろいろ出てはきますけれども、3つと言われればこれかなという気はするので。
よろしいでしょうか。少し見ていただく時間を取った方がいいですね。
【石井委員】  ダイバータの司令塔、開発の司令塔の位置づけがこの中で書かれているというようなあれでしたが、それは……。
【岡野主査】  ダイバータのところに何か書いていませんでしたっけ。
【西村委員】  5ページの一番上。
【石井委員】  チームの総合調整グループがというところになるわけですか。
【西村委員】  課題解決のための運営、ちょっと「運営の在り方」という言葉になっていますけれども、「課題解決のための運営の在り方を特別チームの総合調整グループが検討することが適当」という、このあたりですね。
【岡野主査】  そうですね。どういう書き方がいいでしょうか。これは核融合科学技術委員会へのお願いという形で出ているのですね。
【西村委員】  うん。ごめんなさい。私はダイバータワーキンググループの報告書を読ませていただいたときの印象は、早くこのヘッドクオーターというか、司令塔というか、早くこういうものを作りなさいというように書いてあるように受け取ったので、それで先ほど2016年には作らないと、総合戦略というか、ダイバータ開発の具体的なアクションの、それをまとめる司令塔というような趣旨に読んでいましたので、これを早く作らないと、いろんな、例えばシミュレーションもそうですけれども、いろんなアクティビティを立ち上げていけない、いきにくいんじゃないかというような印象を持ったんです。
【石井委員】  私が多少気になったのは、ダイバータ開発戦略、研究開発の司令塔を作るといったときに、今、核融合科学技術委員会があって、タスクフォースがあって、特別チームがあって、「J」とか、「大」とか、いろいろあるわけで、その中でどの位置に位置づけられるのかなと。
【西村委員】  それは分かりません。
【石井委員】  それが、そこから外れてしまうと、ほかの分野との、今西村さんがおっしゃったような、ほかとのやりとりというか、インタラクションみたいなのがなくなるので、その中できちっと、この場所で、司令塔というか、多分開発を加速するために人材を集中して積極的に進めていこうということだと思うんですよね。と私は理解したんですけれども、そういう集団をどこに作るかということで、それが今の体制の中できちっとあるべきところにあれば、それはそれで早くやった方がいいだろうと思いますけれども。
【西村委員】  おっしゃるように、その位置づけははっきり書かれていないように、私の理解で、私は勝手にこのタスクフォースの傘下に。
【石井委員】  ええ、それならそれで。私の個人的な意見としては、タスクフォースとかの傘下の中にあるのであれば、それはそれでいいのではないかなという気はしますけれども。
【中塚専門官】  すいません。こちらでイメージしていたのは、新しい司令塔をまた更に置いても、どこがヘッドか分からなくなるので、そこの在り方、まさに今石井委員がおっしゃったような、人材をどう集めて、どういうふうに動いてもらえば効率的に動けるかとか、そういうところも含めての運営の在り方というふうに捉えて、それを特別チームの特に総合調整グループが検討することという形でワーキングの方からは求められているのかなと思って、ただ、総合調整グループ内だけで議論をするのもなかなか大変かもしれませんし、全体の体制とのバランスとかもあるでしょうから、そこはダイバータ以外も含めてかもしれないですけれども、全体で体制を考えていく中で、そこも委員会として見てくださいねという趣旨でここに入れさせていただきました。だから、どこかが新しい司令塔を作って、それを待って動き出しますではなくて、そこは特別チームとして積極的に動いていただきたいなというのがあります。
【西村委員】  分かります。皆さん、すごく広く、何もダイバータの、若しくは材料のという、そういう意味ではなくて、プラズマから、シミュレーションから、いろんな方々の協力をうまくコミュニケーションを作らないと動けないというのは、まさにそのとおりで、そういう意味ではまさに調整をさせていただこうとは思っていたんですけれども、動く土俵、石井さん、私、違う言葉を使うかもしれませんけれども、その土俵をどこに定義しておくかというのは、ちょっと気にはなっているんです。私は勝手に自分はこう思っているというのはあるんですけれども、それで、特別チームの中にこういう活動をしていただくというような位置づけにするのか、どちらかというと、特別チームと同じような位置づけで、タスクフォースの下にメーンの土俵を持ってもらうのかとかいうようなところはちょっと。
【石井委員】  2つあると思います、おっしゃるように。
【西村委員】  今の専門官の御意見もあれだけど、これからいろいろ調整させていただかないと、ごめんなさい、まだそのあたりよく分かっていないんです。いろいろ議論させていただいて。
【中塚専門官】  そうですね。そこはどういう置き方が一番効率的なのかというところを議論していただければと思います。
【西村委員】  そうですね。
【岡野主査】  タスクフォースの下に今すぐ作るといえば、ワーキンググループみたいなものになると思うので、多分それは司令塔という役割ではないですよね。皆さんの意見を集約するということになるので。ですから、そういうものは作れる。もう既にできているし、継続していくことも可能だと思うのですけれども、それだけでは目的を達成できないので、総合調整グループに考えていただいて、どういうものが適切かというのをみんなで議論していくと思うんです。タスクフォースの下にもう一つダイバータ特別チームみたいなものができればいいという気はしますけど、現実にできる方法としては、特別チームの中にダイバータグループみたいなものを作るのが第一歩じゃないかなって、私はそう思っているのですよ。
【西村委員】  そういう御意見をいろいろお伺いして、できたら、最大公約数がどこか、どこで乗り継ぎがうまく行くかわかりませんけれども、そういう調整はさせていただこうと思っていますので。ちょっと言葉は悪いかもしれませんが、要は、実行部隊。
【中塚専門官】  文面自体はこれで大丈夫そうでしょうか。
【西村委員】  私がちょっと気になったのは、早くしなさいということは書いていないので。
【山田科学官】  その前に「喫緊の取組として3点に留意いただきたい」と書いてありますよ。まさに今年やってくださいということですね。
【西村委員】  どこ?
【山田科学官】  4ページの一番下。
【西村委員】  「喫緊の取組として」。
【山田科学官】  これはすぐにやってくださいということです。
【西村委員】  すぐやってくださいですか。
【山田科学官】  緊急項目1とかにしますか、題名を。
【西村委員】  いやいや。
【山田科学官】  ですから、この3つは緊急項目です。
【大場委員】  よろしいですか。2のところですが、細かいところでいくと、ここだけヘッドクオーターのHQって略すのは書かなくていいかなと思ったんですが、それ以前の問題で、解説の方にも書くべきだったのかもしれないんですが、決して単にアウトリーチ活動が十分ではなかったからしてくださいと言っているわけではなく、どんなに技術が成熟しても、サイト候補等の目処が立たなければ実現できないわけですよね。ですから、そういう意味で、こうした活動が重要だという、活動の必要性を述べるそもそも論が書かれていないといけないのだと思います。現状のままですと、今までアウトリーチ活動していなかったからしましょうね、だけなので、それは事実ですけれども、でも、それが何で必要なのという1つの文章が必要かなと思うので、是非社会連携活動によって示したヘッドクオーターについては、今言ったように、どんなに技術が成熟しても、社会がその技術を受け入れてくれなければ実現することはできないという現状を理解し、みたいな言葉を入れていただけるとよいかなと思います。
あと、更に申し訳ないですが、私の所属が、機構の後、原子力科学研究部門という、「研究」という言葉が入るので、お願いいたします。
【中塚専門官】  失礼いたしました。
【山田科学官】  主査、いいでしょうか。大場さん、どうもありがとうございます。これまで核融合分野におけるアウトリーチ活動が十分でなかったというところ、アウトリーチ活動において、何が十分でなかったかを書かないと意味がないと思っていたのですが、その部分をちょうど大場さんが的確におっしゃったので、そこは補強していただければと思います。
【中塚専門官】  後でその文案を頂いていいですか。
【山田科学官】  ええ。何が足りなくて、何をやらないといけないのかということを。
【大場委員】  職場に帰ってすぐ送ります。
【岡野主査】  その認識はおっしゃるとおりで、私は十分でなかったことが頭にあり過ぎてこう書いてしまいましたけれども、もちろんその前に社会に受け入れてもらえなければ実現できないというのがあるのですね。それは書かれるべきだったと思います。
【大場委員】  今私が言ったようなことは、皆さん同意いただいていると思って、それを文章にしてお送りします。
【岡野主査】  十分ではなかったのはどうしましょう。残しますか。
【中塚専門官】  そこも修正案を頂いて。
【岡野主査】  そうですね。確かに十分ではなかったのは確実だと思っているので。
【山田科学官】  何が十分でなかったかです。
【岡野主査】  そうそう、そういうことですよね。
【大場委員】  アウトリーチ活動が、のところはもう入れかえて、というのが山田さんのお考えですね。
【山田科学官】  はい。
【大場委員】  はい、分かりました。
【岡野主査】  じゃあ、これは大場委員からいただけるのを待てばいいですね。
【大場委員】  はい。今日中にというか、本当にすぐ送ります。
【岡野主査】  よろしいでしょうか。ありがとうございました。
それでは、この前文のところは、皆さんの御意見を踏まえて修正させていただいて、最終的な文章の確認は主査に、私に御一任いただくということでよろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
【岡野主査】  じゃあ、そのようにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
次に、核融合分野人材育成に関するアンケートの結果について、大野委員より御報告いただきたいと思います。大野委員、お願いいたします。
【大野オブザーバー】  お時間を取っていただきまして、ありがとうございます。名古屋大学の大野と申します。核融合分野人材育成に関するアンケートの集計結果について御報告したいと思います。
まず趣旨は、資料の後の方を見ていただければと思いますけれども、これが前回10年前に核融合ネットワークで実施されたアンケートでございます。それから10年たちましたので、今、原型炉のいろんな設計に関する検討がなされている状況で、それにそぐう人材があるのかどうか、また教育体制についてもう一度きちっと調べた方がいいのではないかというふうに小川先生の方から御提案がありまして、核融合ネットワークとしてこの活動をもう一度10年越しにやろうというのが趣旨でございます。
最初に戻らせていただきまして、核融合ネットワークの中にワーキンググループ的なものを立ち上げて、特に若手の先生方ですね、京都大学の笠田先生、筑波大学の吉川先生、静岡大学の大矢先生、九州大学の入江先生、あと、兵庫県立大学の福本先生ですね、あと核融合研の岩本先生、後藤先生、鈴木先生に加わっていただきまして、アンケートの内容を精査して、作成いたしました。それが皆さんにお配りしているこのアンケートでございます。これを実施させていただきまして、その結果をまとめたのが今日の資料です。まだ詳細は詰めきれておりませんので、概略を並べただけですけれども、それを見ていただければと思います。
まずアンケートの回収状況ですけれども、ここにありますように、68研究グループと核融合研から回答を頂いています。総数365ということです。前回が40研究グループ、総数225でしたので、母数は増加しているということで、ある程度確度があるアンケートになったかなと思っております。
下に書いてありますのが分野構成で、今回は、前回に比べて、もう少し細かいアンケートにさせていただいて、特に若手の方から御意見があった、原型炉の設計に対して必要な項目の人がどれだけいるのかということで、項目がかなり細かくなっておりますが、こういう人材を調べるということで調査を行いました。
これは1つを選んでほしいと言ったんですけれども、一部の方は、私の専門は2つも3つもあるということで、2つ書いた人もいますので、ただ、その数は少なかったので、一応それも含めてここに入れさせていただいております。
見ていただければ分かりますけれども、当然磁場閉じ込め(炉心)プラズマ研究という、核融合研究のメーンストリームであった研究の研究者が一番多くて、その次、シミュレーション、あとはプラズマ基礎というふうになっています。ここからここまでが核融合分野、ここら辺は核融合分野以外の方ということですね。あとはプラズマ研究者として、プラズマ基礎、プラズマ応用の研究者がリストアップされているということになっております。
教員数の動向ですけれども、これは前回の結果ですね。前回はPDというポスドクの人が増えたという報告だったんですが、今回の10年間の推移で見ると、教員数はほとんど変わってないんですが、PDの採用が減って、ほかの特任とか、その他の採用が増えているという状況になっています。これは現在の大学の採用状況の流れに沿っていると思っています。
これがある意味ショッキングですが、これは10年前の年齢分布に対して現在の年齢分布が出ていますけれども、ちょうど10年間ずらした図になっています。特にここの今活躍されている60代の先生方がかなりいらっしゃって、この方がごそっとこの5年間ぐらいで抜けるということがここから分かります。あと、40歳未満、実際、今後重要な方の人口がかなり減っているというのがこの結果です。これは科学研究分野全体の分布とも合っているのかもしれませんけれども、特にこういう状況になっているというのが分かります。
着任前の研究分野ですけれども、これは前回のデータですが、これも前回と同じように、4割以上の方がプラズマ核融合以外からの参入ということで、かなり幅広い分野から参入されているということです。今回、その中も非常に詳しく調査したんですけれども、満遍なくいろんな分野から来られているということがここから分かります。プラズマ核融合分野からの着任では、プラズマ物理研究出身者が一番圧倒的で、そういう意味では炉心プラズマ研究が一番多いということとも符号していると思っております。
また、これもこの分野の多分特徴だと思うんですけれども、所属学会がかなり多様な分野にまたがっているということです。言い方をかえれば、核融合研究の裾野の広がりを示しているとも言えますし、1つだけ閉じた学会があるわけではないので、意見の集約等々が難しいというのも、こういうことが対応していると考えています。
【大場委員】  所属学会って、1人の方が複数入っている場合もあると思うんですが。
【大野オブザーバー】  それは全部カウントされています。幾つか書いてあるやつはですね。
【大場委員】  複数入っていると、割合がおかしくなりません?
【大野オブザーバー】  ああ、そういうことですか。それは検討いたします。すいません。そこはどうしたかというのは、これは全部が入っていると思います。すいません。だから、複数書いた場合には割合がちょっと。
【大場委員】  そうですね。プラ核とかもっと多いような気がするんですね。
【大野オブザーバー】  どうですかね。それは検討させていただきます。すいません。もう一度数値として。複数学会ですね。分かりました。これは全カウントをそのままやっていると。これは個人の人が幾つ入っているかというふうな情報というので取っていないので、そういう意味ではもう少し検討させていただきたいと思います。
次は、教員1人当たりの学生数。これは全て前回のデータと対応できるようなリストにしておりますけれども、修士学生、博士課程の学生を調べましたけれども、大体修士の学生さんとしては2から3人ぐらい。博士課程の学生さんは1人ぐらいとなっています。今回初めて学部の学生についても調査して、このような分布が得られているということになっています。
学部学生の構成ですけれども、日本人の男性が90%で、女性が10%弱ということで、留学生がこのくらいということです。工学部、理学部、その他というのは、こういう割合になっています。
修士の学生に関しては、日本人女性の割合が若干減っていますけれども、あと、理学部、工学部、その他でいうと、これ、大学院がいろんな工学研究科とか理学研究科以外のものがたくさんできていますので、そういうところで研究がなされているということで、その割合がかなり増えているということになります。
博士の学生の構成についてですが、日本人学生に対して、留学生が結構多いというのが特徴で、所属ももっと多様化するということで、こういう分布になっているということです。ここら辺についてはまた後から別の形でお見せしたいと思っています。
数の動向ですけれども、前回の修士課程、博士課程の学生の動向については、大体横ばい、飽和傾向だという結論だったんですが、ここ10年見ると、少しずつ増えているというふうに見えます。就職先についてはまた後から全体をまとめたデータをお見せしますけれども、ここで見ていただければ分かりますけれども、その他というのがほとんどで、核融合関係の研究関係に進む、つまり、博士課程等に進む学生さんはそれほど多くないというのがここから分かります。
博士課程の学生さんの数ですが、それは横ばいからやや減っているような状況で、大体博士課程の進学者は10人に1人ぐらいだということで、博士課程への進学者の低下というのは明らかだと思います。その中で、留学生の割合が前回の5分の1から3分の1に増加しているということです。今回核融合関係の民間企業という項目を入れたんですが、それに就職しているというのはほとんどいないと。ちょっと定義が不明確だったということもあるかと思っています。
修士課程の卒業者のこの10年間のやつを全部まとめたものがこれです。先ほど申し上げたように、博士進学者というのは10%弱ぐらいです。民間の原子力関係まで含めるとこういう形で、あとは、重電から総合電機メーカー、自動車、ソフトウェア関係ということで、幅広い分野に人が供給されているということがここから分かります。
そういう意味で、核融合研究というのは、ある意味非常に裾野が広い研究なので、いろんなところに学生さんが輩出されているということはこのデータから分かりますし、人材育成という観点からいうと、核融合の専門職を育てるような考え方は今の大学の中では成り立たないということをこの結果は示していると思います。
もう一つは、博士課程の修了者ですが、ここにありますように、半分程度の方が公的な研究機関。特に原子力関係にもある割合の方が行かれていて、こういう分野に対する人材供給になっていると考えられます。あとは、また民間の研究機関の方に行かれているという図式になっております。その他はちょっと気になるんですが、そこまでは現在調べ切れておりません。
次、男女の学生比率ですけれども、ここにありますように、これは修士・博士課程の平成27年度の在籍者を全部積算したもので、男性が86%で、日本人女性が4%ぐらい、留学生が9%、留学生の女子が1%となっています。この数字見ていただきますと、博士課程の留学生の女性の方が結構いらっしゃるというのがちょっと特徴です。あと、女性の比率を見てみると、学会の比でいうと、プラ核学会の中で見ると、学生女性比率は4%で、正会員中の女性比率が2.7%ということで、そういうのも勘案してみると、プラズマ核融合分野は女性はかなり少ないですが、女子学生の人たちは、プラ核学会にずっと継続しているという意味では、研究職関係につかれているのではないかというように推察しています。あとは、留学生の女性の在籍者が多いということです。
下は参考データで、89学会の女性比率が分かっているものを全部調べた結果で、これは多分江尻先生が調べられたのではないかという話を伺っていますけれども、総数9.1%で、学生の数は20%ぐらいあるということで、それに比べるとこの分野は女性が少ないというのは分かりました。
これは進学フローって、言葉が正しいかどうかはおいておきまして、在籍者を、修士課程の場合には2分の1、博士課程の場合は3分の1にして、単年度比較にしたものです。ということで、卒業した人たちがどういうふうに渡っていっているかというのが、概略が見えるかな、ということでまとめております。学部から修士課程への比率は75%で、旧帝大の工学系の進学率は80%を超えておりますので、85%ぐらいあると思いますけれども、そういう意味ではそのくらいのレベルにはあるということで、学部から修士課程への進学意欲は高いのではないかということです。そこでは余り壁はなくて、ただし、博士と修士の間では、日本人学生にとっては10%を切る。15%と今なっているのは、留学生がそれを上げてくれているというような状況になっています。
留学生の動向ですけれども、これも今回留学生が卒業してどうなったかというのも調べておりまして、半分ぐらいが日本に残って、関係の研究機関とかに進んでいるんですが、半分ぐらいは帰国して、国のいろんなところについていると。帰国後の進路としては、こういう形で、これは数が、厳密に調査していないので、分からないですけれども、書かれた内容としてはこういうことが挙がっております。
次は大学での教育状況ですけれども、これはまず講義がどのくらいあるかということです。時数をちゃんと計算してみると、学部の講義が大体プラズマ核融合関係が0.6ぐらい、1教員当たりですね、大学院が0.8ぐらいです。核融合研は総研大で研究者が多いのでちょっと外しておりますけれども、そういう状況です。だから、1コマ程度があるかないかぐらいです。だから、核融合研究とかプラズマの教育が充実になされているかというと、そうではないというのが分かりました。これは10年前も一緒です。
海外派遣については、これは多分文科省のいろんな施策の効果だと思いますけれども、短期派遣、長期派遣とも伸びていっています。ただ、現状はよくなっているけれども、今後は不安だという意見が出ているのが現状です。
大学での核融合研究の動向ですけれども、これは各グループにおける核融合研究のウエートを示していますが、専門的に核融合を研究しているところもありますけれども、そうではなくて、一部核融合研究をやっているというところが増えていっているという状況になっています。
論文数とか調べてみると、500件程度ですね。年度によってばらつきがありますけれども、そういう状況で、これはコンスタントに発行されているということですが、分野で見てみると、だんだんプラズマ応用とか、その他の分野のところが増えていっていて、これと対応していると思いますけれども、核融合の研究の論文自体は減っていると。
ただ、今回BAへの参加を聞いたんですが、92名の方が参加しているということで、結構大きなウエートを占めていて、大学の中の研究では、ブロードアプローチの研究で参加している方が結構いらっしゃるというのが分かりました。
あとは、採用実績ですけれども、これも先ほどお見せしたのですが、大学内ではPDの採用が引き続き、これ、増加と書いてありますけれども、ちょっとすいません、相対的に減少しているけれども、PDの採用はあるということですね。人数の絶対値も他と比較して飛び抜けて多いと。助教の採用については、内部、外部採用の割合は同じ程度で、助教の外部採用は減っているという状況が見えます。
核融合研はちょっと特殊なところで、教授、准教授の外部採用はほとんどないという状況です。
大学で教授の採用は年度ごとに増えています。これは、この分野の先生方が頑張って、その分野では教授までなられているということを意味していて、この先生方がここ5年ぐらいで皆さんいらっしゃらなくなるというような状況が見えているということです。
ここまでが基礎データで、意見は、いろんな意見がありましたけれども、全部は羅列していませんが、まずは資金面の問題を訴える声が多数あったということですね。あとは、海外に興味を持つ学生がいても派遣できない状況があるということです。あとは、学生のモチベーションを高めるのが難しいということで、特に国際共同研究は重要ですけれども、それを展開している研究室が少なくなっているんじゃないかということで、海外に興味を持つ若手研究者が減っているというのが、今後の核融合分野の先細りになるんじゃないかという懸念もありました。
長期派遣については、それを正当に評価してほしいという仕組みが必要だということ。
あとは、人材育成については、核融合関係の研究室の存続が今の大学の状況ではかなり難しいということで、就職先がイメージしにくいので、ある先生にとっては核融合を前面に出さずに学生さんを集めているという状況もあるみたいです。
その観点で、核融合研究の行き先が不透明なのが問題で、核融合だけで閉じずに裾野を広げるのが必要だとか、育成も大事だけれども、現在ある人材も活用すべきだとか、あと、先ほどあったアウトリーチ的な活動が重要だということです。
最後、かなり私見が入っていて、まとめにもなっていませんが、ここにちょっと書かせていただきました。まずは人材構成については、今までの一番主流だった研究が一番多いのは当然ですが、今後バランスよく開発項目をやっていくためには、その分野の研究者をうまい具合にそれにオーガナイズするようなことが必要でしょうし、必要であれば、新たな人材育成が必要だと思います。
あとは、研究者の高齢化は非常に深刻な問題で、法人化以降の大学の状況からいうと、退職したから次の職の人は必ず核融合の人がつくということは絶対ないということは断言できるので、そういう意味では、5年後の大幅な研究者総数の減少が予想されます。という意味でも、退職世代の非常に有能な先生方たくさんいらっしゃいますので、その活用を視野に入れるべきだと思います。
あとは、実際、教育を受けた学生さんは産業界の非常に大きな人材供給源になっていますので、この分野の研究経験を有する人材が産業界で貢献していることをもっときちっと見える化をして、それが1つの人材育成の方策だというふうに確立すべきだと思っています。
あと、博士課程の進学者が増えていないのは非常に大きな問題で、先ほど申し上げたように、大学の教育規模という意味ではプラズマ・核融合は非常に小さいので、それを個々の大学で行うことはほとんど無理だと思います。ということで、系統的に行うためには、大学間を横断するような教育プログラムがやっぱり必要で、今の法人化になって以降は、個々の大学での教育プログラムが走っていますけれども、横断的なものはかなり難しい状況で、これはちょっと知恵を出さないといけないと思っています。
あとは、各研究グループにおける核融合研究のウエートは低下していて、プラズマ応用のウエートが増加していると。これはある意味悪いことではなくて、そういう研究がほかに波及しているという意味ではいいですが、ある一定の研究リソースを保つという意味では、このままいくとどんどん減っていくというのは見えているので、何かの仕組みが必要だと考えております。
以上、ちょっと雑ぱくな報告ですが、報告とさせていただきたいと思います。
【岡野主査】  ありがとうございました。それでは、ここまでのところで何か御質問などございますか。
大野先生、1枚目の表の項目で、実はたまたま見つけたのですけれども、計測・制御開発が2つあるんです。
【大野オブザーバー】  ダブっていますね。すいません。
【岡野主査】  さっき江尻先生とお約束したので、計測・制御開発を見て、1名なのか、と思ったら同じ項が二つありました。合計は17名になりますね。
【大野オブザーバー】  すいません。これ、除かないといけなかった。それは後から指摘を受けて、2つあって、どっちを書いたらいいんだと言われたんですけど、どっちか書いといてくださいと言って。これ、除かないといけません。すいません。
【岡野主査】  だから、計測・制御開発が17と思えばいいのですね。
【大野オブザーバー】  そういうことです。すいません。
【岡野主査】  あと、稼働率と保守性がゼロなのは、これ、全員きっと原型炉概念設計に入っているのですね。
【大野オブザーバー】  多分、ちょっとここは細か過ぎたんじゃないかという議論もあって、もう少し大きなところで書かれているということだと思っています。
【岡野主査】  炉がまだないのに稼働率・保守性の研究はできないですからね。
【大野オブザーバー】  はい。
【岡野主査】  ありがとうございました。そのほかいかがでしょうか。
【藤岡委員】  今回のアンケートの質問項目にはなかったですけれども、私自身の身の回りで少し気にしているのは、装置の稼働率そのものが少し下がってきているんじゃないかという心配がありまして、電気代の高騰であるとか、基盤的な予算の削減とか。その辺は今後追加で調査されるとか。
【大野オブザーバー】  ああ、そういうことですね。今回、逆に言うと、アンケートをして見て問題点がよく分かったと。アンケートの問題点が分かってきたということで、これはむしろ継続的にまた来年やった方がいいんじゃないかという。どうせこれを1回やってみますので、付け加えるのは多分先生方、余り負担がなくて、これ、10年に1回やられると大変なアンケートになっていて、10年前まで調べるというのがあったんですが、むしろ1年ごとに少しずつ加えていくといったような情報の方がはるかにいいと。そこで項目を加えていくというのが多分いいやり方かなと思っています。新しい項目含めて、考えさせていただきたいと思います。
【澤委員】  修士課程とか博士課程の進路のところで、核融合関連の研究職に、これ、つきたかったけどつけなかったとか、そういう割合というか、それについては分からないんですか。
【大野オブザーバー】  多分ほとんどつきたかったけどつけなかったんだと思います。そういう意味で、その他とか、そういう方がちょっと気になってはいるんですが、もう少しそういうのを突っ込んで。でも、先生に聞いているので、先生が出されているので、ちょっと答え方が難しいですけれども、学生さん向けに直接聞くとか、そういうことも考えないといけないですね。もしこれをきちっとやろうとするとですね。
ただ、半分ぐらい、このぐらい、私は個人的には企業に行って活躍されているのは非常にいいことだと思っているので、この分布がここに全部行かないといけないというのは全く思わないんですけれども、そういう意味ではいいですし、原子力関係の方にもかなり行かれているというのも、今、原子力関係の教育が難しくなっていることもありますので、1つのポイントではないかなという気もしております。
【岡野主査】  電気事業系というのを分けていらっしゃらないのですか。その他に入ってしまうのですか。
【大野オブザーバー】  電力会社という意味ですか。
【岡野主査】  はい、関西電力さんとかです。
【大野オブザーバー】  電力会社は、それもちょっと議論になったんですが。
【岡野主査】  電力会社は重電ではないですよね。
【大野オブザーバー】  それ、どうしたかな。
【岡野主査】  電力、プラント関係に入っているのですか。
【大野オブザーバー】  電力、プラント関係入っていますね。
【岡野主査】  電力会社はそこに含めるということですか。
【大野オブザーバー】  電力と書いたので、多分電力会社はそこに入れていただいていると思っています。アンケートを作成したときのことを余りちゃんと覚えてないですけれども。
【岡野主査】  長い目で見たら、今、核融合よく知っている若い人が電力にいるのは極めて重要なので。
【大野オブザーバー】  そういう意味では、サンプル数が少なくて申し訳ないですが、うちの研究室からいうと、3割ぐらいが電力会社に行っています。今年は特に多くて、5人のうち4名が電力会社に行っているということですので、もともとやはりエネルギー分野に興味があって来ているという学生さんなので、エネルギーというとまずは電力ということで、志望者が多いのは事実です。
【岡野主査】  私の世代はわりと電力に核融合やっていた人がいました。私より上の世代はわりといるのですが、若くなるほどいないのです。それが電力会社と核融合で話が通じなくなる原因になっているような気がしていたので。
【大野オブザーバー】  つまり、核融合研究をやっている研究室がどこに所属しているかというのが結構大きな問題で、電力会社というのは、採用のときに、例えば電気系何名、原子力系何名、機械系何名って、採用計画がきちっとされているので、横断的な分野のところの大学院に採用しないところがあるんですね。例えばうちはエネルギー理工学専攻という横断専攻ですけれども、そこには推薦がないんです。つまり、本体の電気系とか、そこには行くから、そこで交渉してくださいというふうに言われるのがほとんどなので、それで、自由で応募されたいということで、だから、所属されているところによってかなり採用されやすさというのはあるんじゃないかなと予想しますけれども、そこら辺、もう少しフレキシブルに考えていただくと、もう少し増えるかもしれないです。
【岡野主査】  核融合に女性が少ないというのは海外も同じでしょうか。ヨーロッパとかは結構女性もいますよね。
【大野オブザーバー】  ヨーロッパはいらっしゃいますね。
【岡野主査】  日本特有ですか。分からないですけど。データがなければ仕方がないですけど。
【山田科学官】  ヨーロッパは国によって極端に違います。スペインはすごく多いですけど、例えばドイツは日本と同じような感じ。
【岡野主査】  そう言われれば何となく分かりますね。じゃあ、国ごとの特徴があるんですね。
【山田科学官】  ええ。すみません、ところで、4ページ目の年齢のトレンド、非常に深刻だということでは共鳴するんですが、一方、この調査対象は大学の先生方だけなので、例えばJAEAの方加えると、例えば私の世代のところでボコンとへこんでいるのは、そのとき、JT-60を立ち上げて、多くの方がJAEAに就職された関係もあるんです。ですから、竹永さんはきっとJAEAの年齢構成をお持ちだから、これをオーバープロットすると、より良い分析ができると思います。
【竹永委員】  似たようなものですよ。
【山田科学官】  ちょっと見方を正確にするために。
【大野オブザーバー】  そういう意味でお願いしたいのは、JAEAからの情報が今回なかったんですね。僕は文句を言うつもりはさらさらないですが、個人情報の問題があるというコメントを受けまして、それ以上踏み込めなかったんですが、是非、先ほど山田先生が言われたように、このベースにはそのデータがないと、あと、分野構成も、学生の指導とか、それは別に関係ないですが、そこの情報としては是非欲しいので、追加で是非竹永さん、よろしくお願いします。
【山田科学官】  個人的なものじゃなくて、こういった統計的に処理されたものだったら別にいいわけでしょう。
【大野オブザーバー】  はい。
【岡野主査】  2008年のロードマップと同時にやった人材育成にはJAEAがあるのです。
【大野オブザーバー】  だから、これはやり方がまずかったのは、こういうので答えてほしいということで送って、多分大きな研究機関は、これ、送られても困るだろうなと思って、個人の方に取りまとめをお願いしようとしたら、こういう個人の情報が入りそうなものの取りまとめをお願いされるのはちょっと趣旨が違うかもしれないということで言われて、むしろ統計データとして出していただけるのであれば、どこか出していただければいいのですが、ちょっと大き過ぎて、どなたがやっていただけるかというのが決まらないと多分出てこないと思いますので、山田先生に言っていただいたように。
【山田科学官】  JAEAは年齢構成情報をお持ちなので。
【大野オブザーバー】  あと、分野構成も数字を入れていただければ。
【竹永委員】  分野はなかなか難しい。過去まで追いかけていくのが、結構グループが入れかわったりとかしているので、ちょっとそこが難しいなと思ったんですね。
【大野オブザーバー】  少なくとも大学とNIFSで考えると、ここはかなり最後の10年間は非常に大変な状況だと思います。
【岡野主査】  どうぞ。
【柏木委員】  2つあって、1つは、11ページのグラフは、私が今この資料の中で一番衝撃を受けまして、先ほどの学生の動向で、この分野に進んだ人は多いけれども、実際にこの分野に進んだ人が非常に少ないというのは結構私にとってはびっくりしたんですけれども、なぜかというと、この分野に進んでくる人を増やすという話がいろんなところにあって、どこがボトルネックなんだろうと思っていて、それは学生さんがこの分野に来るのが少ないのか、それともこの分野で採る人が少ないのか、どこが問題だろうと思っていて、いろんな啓蒙活動、子供向けの啓蒙活動では、この分野に興味を持ってくれる人を増やそうという活動を一生懸命しているんですけれども、これを見ると、ずっと十何年横ばいで、こちらの分野に来る人は横ばいで、逆に受け口がすごく少ないということをこれは示しているんですかね。
【大野オブザーバー】  また言い過ぎるとしかられるかもしれませんが、この分野という分野が、つまり核融合研究をやる分野の人だと言われると、それはもともとそれだけの需要がないので、つまり、学生さんは、さっきあったように、年間数百人、400人とか、そういう規模で、ここで調査で上がってきただけでもいますので、ただ、その中で、うちの研究室もそうですけれども、研究としては核融合面白そうだけど、就職は民間でやりたいと。つまり、大学ぐらいは面白い研究をやりたいから、自由にやって、企業に入ったら、もっと地に足のついたことをやりたいとかいう学生さんとか、いろんな多様な。ただ、この研究分野が面白いのは、いろんなことがやれそうだと。つまり、シミュレーションもあるし、実験もあるし、今、特にやりにくくやっている例えば大電力とか、機器とか、大体全て小さい方に、小さい方に物事行っていますから、だから、そういう研究があるんですけれども、昔あった高電圧工学とか、大電流工学とか、昔必ず大学にあったような講座というのはほとんどなくなってきていて、ところが、今実際の民間企業でも、例えばプリウスのバッテリーは100ボルトとか200ボルトとか、どんどん電圧は上がっているし、やっているエネルギー量はそういう大電力機器になっているような、そういう人が望まれているんですね。今、だから、パワエレの人というのは一番望まれていて、うちはある意味パワエレだと言っているんですね。パワエレの研究室と言って、そうすると、企業に行くと、そんな大電力機器を制御したのといって雇ってもらえると。
そういうことで、むしろ入り口の方ではそういうこともありますよというふうにどんどん人を入れて、その中で、一部本当に核融合やりたい人たちが育っていけばいいということで、そうしないと、最初から核融合やる人だけが修士に入ってきて、そのまま出ていくという図式は多分無理で、だから、もっと核融合自身が総合工学であって、非常に面白い分野で、いろんな技術が身につくということをどんどんうたって、企業に行きたい方はどんどん活躍してもらって、それがまた核融合が実際ものすごく重要だとなったときに、人材の供給にもなりますので。だから、そういう戦略を取るべきあって、核融合のための人材育成という言葉を聞くと、ちょっと私にはいつもそれはあり得ないよねということを思っております。
ちょっと言い過ぎました。すいません。
【柏木委員】  いえいえ。私、すごい興味あったのが、先ほどずっとここの会で社会連携という話が出てきていて、それはどこに向かってアピールするのかなと思っていて、幾つかアピールするポイントがあると思うんですけど、それが受け口を開くためにいろんな人にこの分野を理解してもらうのか、あるいは、こういう分野に興味を持って入ってきてくれる子供たちを増やすためにアピールしていくのかとか、いろんなポイントがあると思ったので、どこが最初やらなきゃいけないことなのかなと考えたときに、ちょっと興味が。
【大野オブザーバー】  私も結論を持っていないですけれども、まずは若い世代にとっては核融合という研究を知ってもらうというのが重要ですね。やっぱりある程度の人はいます。高校のときに核融合科学研究所のああいうオープンキャンパス的なものに参加して、来ましたとか。そういう人たちは、かなり聞くようになりましたので、やっぱりそういう活動は実際は効いてきているとは思います。ただ、それがどのぐらいの割合かというのは調査したことはないので、分かりませんけれども、そこはまず重要で、あとは、いろんな分野の競争だという意味では、プラズマ核融合研究がどういう研究分野かというのをアピールする必要があって、1つに決められないですよね、この分野。余りにも広くて。プラズマ核融合って何ですかと言われたときに、一言で説明がつかないので、僕はそれで勝手に総合工学だと言い切っているんですけど。
【柏木委員】  そこが魅力的にも聞こえるし、怪しいものにも。
【大野オブザーバー】  というふうに言っているんですが、そこら辺はちょっと工夫のしどころをしないと、学生さんが来ない。先ほどあったように、研究室を選んでもらうときに、産業界と余り離れ過ぎると学生さん希望してくれないので、そこはやっぱり重要。メーンの人たちは、研究者よりもきちっとした会社に入りたいというのがやっぱりありますので。
【柏木委員】  ありがとうございます。
【岡野主査】  それでは、大野先生、本当に貴重な御報告ありがとうございました。
それでは、本日の議事はこれで終了でございますが、その他何かございますか。
ありがとうございました。それでは、事務局より今後の予定についての御連絡をお願いしてよろしいでしょうか。
【中塚専門官】  資料1の関係につきましては、本日頂いた意見を踏まえて、修正して、最終的には主査一任という形でまとめさせていただき、この後3月18日に核融合科学技術委員会がございますので、そちらに御報告をするという手順を取らせていただきたいと思います。
本日はどうもありがとうございました。
【岡野主査】  ありがとうございました。それでは、本日はこれで閉会といたしたいと思います。どうもありがとうございました。

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研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)

八木
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-- 登録:平成28年03月 --