資料4-2 アクションプラン項目別記載案(ブランケット)

2.ブランケット

2-1概念設計の基本設計段階(2015-2017)
●固体増殖・水冷却ブランケット
共存性、蒸気圧、(水/蒸気との)化学反応性などの基礎・標準データの拡充(特別チーム、’15~’17)
高温高圧冷却水や水蒸気とブランケット構造体との共存性や、蒸気圧、化学反応性などの基礎・標準データを拡充し、原型炉ブランケット設計に用いる。

設計に使えるよう整理されたデータベース(充填体の特性など)(特別チーム、’16~’19)
ブランケットに充填する増殖材・増倍材の特性などを原型炉ブランケット設計に使用可能なデータベースとして整理する。

妥当性が確認された標準データベース、設計(基準)を裏付けるデータベース(特別チーム、’15~’35)
原型炉ブランケット設計に用いることが妥当であると確認された標準データベースを構築し、設計および設計基準の裏付けとする。

原型炉ブランケット、トリチウム回収系統の概念設計(特別チーム、’15~’19)
原型炉ブランケットおよびトリチウム回収系統の概念設計を行う。

テストブランケットシステムと補完試験装置の設計と試験計画(JAEA、’15~’17)
ITERのテストブランケットシステム(TBS)と補完試験装置の設計と試験計画の策定を行う。

熱負荷、内圧に対する健全性確認、電磁力応答の確認(特別チーム、’18~’26)
熱負荷や内圧に対する原型炉ブランケットの健全性や、電磁力に対する応答を確認する。

(ITER-TBM)ブランケットシステム製作実績(JAEA、’17~’23)
ITERのTBSの製作実績を得る。

照射試験、トリチウム工学試験の設計と計画(JAEA、’15~’18)
原型炉ブランケット構造体の照射試験とトリチウム工学試験の設計と計画の策定を行う。

●先進ブランケット
先進ブランケットの小型の技術試験体製作、機能・特性試験(NIFS/大学、’15~’26)

先進ブランケットの実環境下での統合循環ループ試験(NIFS/大学、’15~’31)
先進ブランケットの実環境下(高温媒体等)での統合循環ループ試験を実施する。

熱交換に関する開発研究と発電系の技術検討活動(NIFS/大学、’15~’35)
先進ブランケットに用いられる高温媒体からの熱交換に関する開発研究と、必要に応じて発電系の技術検討活動を実施する。

原型炉TBM設計検討と素案の提示、比較作業(特別チーム/NIFS/大学、’15~’26)
原型炉運転の後半の経済性実証段階において設置が検討されている原型炉テストブランケットモジュール(TBM)の設計を行い、素案を提示する。複数案ある場合には、比較作業を行う。

2-2概念設計の基本設計段階(2017-2020)
●固体増殖・水冷却ブランケット
トリチウム挙動の理解、トリチウム取扱技術の確立(JAEA、‘17~’29)
ブランケットにおいて製造されたトリチウムの材料中、フロー中の挙動の理解を進めるとともに、関連するトリチウム取扱技術を確立する。

2-3概念設計段階(2020-2027)
●固体増殖・水冷却ブランケット
原型炉ブランケットシステムの基本・工学設計(特別チーム、’20~’31)
原型炉ブランケットの主案たる固体増殖・水冷却ブランケットの基本・工学設計を完成させる。

ブランケットシステムの設計、製作技術の妥当性実証(JAEA、’22~’35)
原型炉ブランケットの主案たる固体増殖・水冷却ブランケットの設計および製作技術の妥当性を実証する。

●先進ブランケット
先進ブランケットに関する基礎・標準データの拡充(特別チーム/NIFS/大学、’26~’31)
原型炉運転の後半の経済性実証段階において設置が検討されている原型炉テストブランケットモジュールに採用が期待される先進ブランケットに関する基礎・標準データを拡充する。

2-4工学設計段階(2027-2035)
●固体増殖・水冷却ブランケット
原型炉ブランケットシステムの製造設計(特別チーム、’31~’35)
原型炉ブランケットの主案たる固体増殖・水冷却ブランケットの製造設計を完成させる。

●先進ブランケット
小型モックアップによる実環境総合実証(特別チーム/NIFS/大学、’27~’35)
原型炉運転の後半の経済性実証段階において設置が検討されている原型炉テストブランケットモジュールに採用が期待される先進ブランケットの小型モックアップによる実環境における総合性能を実証する。

お問合せ先

研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)

八木
電話番号:03-6734-4163
ファクシミリ番号:03-6734-4164

(研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当))

-- 登録:平成28年02月 --