平成27年10月27日
文部科学省研究開発局
文部科学省では、3期15年にわたって気候変動研究に取り組み、気候システムの解明、将来予測情報の提供を通じて、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)への貢献及び日本及びアジア域の適応策・緩和策立案への貢献を実施してきた。
現在、政府内では、第5期科学技術基本計画の策定に向けた議論が開始されており、気候変動への緩和策と適応策が課題とされ、社会・経済的な影響についてもより詳細な情報が求められている等気候変動の影響や極端気象による被害等の予測技術の高度化が求められている。また、国際的には、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)での合意を踏まえた2020年以降の世界の気候変動・温暖化対策への対応が求められている。
こうした状況を踏まえ、今後の気候変動研究の推進の在り方について検討するため、「今後の気候変動研究の在り方に関する検討会(以下「検討会」という。)」を設置する。
・特にどのような研究を進めていくべきか
・文科省で実施する気候変動研究はどのような役割を担うべきか
・他府省との連携をどう進めていくべきか
・先行する他事業との役割分担をどう図るべきか
・検討会は、研究開発局長の私的諮問機関として設置する。
・検討会の構成員は、別紙のとおりとする。
・検討会の運営に係る事項は検討会において定める。
平成27年10月27日~平成29年3月31日までとする。
検討会の庶務は、研究開発局環境エネルギー課が処理する。
(別紙)
【構成員】
氏名 |
所属 |
秋元 圭吾 |
公益財団法人地球環境産業技術研究機構地球環境産業技術研究所 |
石川 洋一 |
国立研究開発法人海洋研究開発機構地球情報基盤センター |
市橋 新 |
東京都環境科学研究所主任研究員 |
江守 正多 ※ |
国立研究開発法人国立環境研究所地球環境研究センター |
沖 大幹 |
東京大学生産技術研究所 教授 |
河宮 未知生 |
国立研究開発法人海洋研究開発機構統合的気候変動予測研究分野 分野長 |
高村 ゆかり ※※ |
名古屋大学大学院環境学研究科 教授 |
高藪 出 |
気象庁気象研究所環境・応用気象研究部 部長 |
筒井 純一 |
一般財団法人電力中央研究所環境科学研究所 副研究参事 |
手塚 宏之 |
JFEスチール株式会社技術企画部地球環境グループリーダー・理事 |
中北 英一 |
京都大学防災研究所 副所長・教授 |
中静 透 |
東北大学大学院生命科学研究科 教授 |
渡部 雅浩 |
東京大学大気海洋研究所 准教授 |
※ 座長 ※※座長代理
(50音順、敬称略)
以下の観点を踏まえ、気候変動研究を文部科学省として今後どのような方針で設計・推進していくことが適切か。 |
・WG間の連携が重要となること。
・IPCCの役割がこれまでの気候変動問題の認識そのものから、具体的な解決策の提供に重点が移っていくこと。
・そのため、今後は地域に関する情報の充実等が必要であること。
以上
日時:平成27年11月16日(月曜日)16時00分~18時00分
場所:中央合同庁舎第4号館全省庁共用1212会議室
議題:
・検討会の設置及び運営について
・検討会の論点について
・気候変動研究のこれまでの成果と今後の課題について
・その他
日時:平成27年12月25日(金曜日)9時30分~11時30分
場所:文化庁特別会議室(旧文部省庁舎5階)
議題:
・専門家からのヒアリング
・その他
日時:平成28年2月5日(金曜日)14時00分~16時00分
場所:未定(文部科学省内または付近)
議題:
・意見のまとめ骨子案について
・その他
日時:平成28年2月29日(月曜日)15時00分~17時00分
場所:未定(文部科学省内または付近)
議題:
・意見のまとめ案について
・その他
日時:平成28年3月18日(金曜日)14時00分~16時00分
場所:未定(文部科学省内または付近)
議題:
・意見のまとめ案について
・その他
メールアドレス:kankyou@mext.go.jp