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宇宙開発利用部会 国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会(第16回) 議事録

1.日時

平成27年6月25日(木曜日)15時00分~15時45分

2.場所

文部科学省3階2特別会議室

3.議題

  1. 第2次とりまとめについて
  2. その他

4.出席者

委員

主査  藤崎 一郎
第一主査代理  牧島 一夫
第二主査代理  角南 篤
臨時委員  知野 恵子
専門委員  続橋 聡
専門委員  向井 千秋
臨時委員  米本 浩一
委員  渡辺 美代子

文部科学省

文部科学副大臣  藤井 基之
研究開発局長  田中 正朗
大臣官房審議官(研究開発局)  森 晃憲
研究開発局宇宙開発利用課長  千原 由幸
研究開発局宇宙開発利用課宇宙利用推進室長  谷 広太
研究開発局宇宙開発利用課宇宙利用推進室課長補佐  神部 匡毅

【説明者】
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
 理事  山浦 雄一
 理事  浜崎 敬
 理事  常田 佐久
 執行役 伊東 康之

5.議事録

【藤崎主査】 それでは時間ですので、国際宇宙ステーション・宇宙探査小委員会第16回会合を開きたいと思います。
 会合は、去年の4月以来、重ねてまいりましたが、途中で中間報告をさせていただき、そして今回、第2次とりまとめということで、一応の締めくくりを迎えたところでございます。つきましては、最初に、まとめましたレポート、これは基本的には方向性ができるだけ明確であることと、わかりやすいものであるということを念頭に作成したわけでございますが、この報告のフォローアップ等について各委員から、せっかく今日は文部科学副大臣、藤井先生にいらしていただいておりますので、文部科学省あるいは政府への期待を述べていただきまして、その後で議事次第に入りたいというふうに思います。
 では、まず、第一主査代理の牧島先生からお願いいたします。

【牧島第一主査代理】 ありがとうございます。この委員会は16回にわたって、藤崎主査の下、多角的にかつ非常に中身のある議論をしてきました。その結果は、本日の第2次とりまとめになっています。その中で特に強調したいのは、宇宙活動は巨費を要するものですが、必ずしも目先の費用対効果のみで近視眼的に考えるべきではなくて、国の50年、100年先を見据えて計画すべきものと思います。そこでは、国際的なパワーバランスや日本の国際的地位という観点、日本の先端産業を長い視点でしっかりと育成するという観点もあり、また長期的な科学技術や基礎研究の振興という観点も、大事な要素となります。
 この第2次取りまとめは、そういう要素を全部うまく担っていくという形で、現在進められているISSへの継続的参加や、計画されている国際宇宙探査、すなわち火星を目指しての米国中心の計画に、日本として賢く参加をしていくべきであろうという結論になっていると思います。

【藤崎主査】 ありがとうございました。では、角南第二主査代理、お願いいたします。

【角南第二主査代理】 今度、2016年あるいは17年に国際宇宙探査フォーラムが我が国で開催されます。我が国の宇宙政策、宇宙に対する長期ビジョンを世界に対して発信する格好の場になるのではないかと思っておりますので、この委員会でも検討を重ねてきた内容も踏まえて、是非その場を活用していただいて、そして世界に対して日本の宇宙に対する姿勢を明確に打ち出していただきたいと思っております。

【藤崎主査】 ありがとうございました。では、順不同でございますが、渡辺委員、お願いいたします。

【渡辺委員】 本小委員会では実質的な議論が大変よくできたと感じております。本とりまとめに関しましても、世界と連携しながら日本の科学技術が非常に強くなる、そういう意味で有効なものとなると信じておりますし、また科学技術の世界だけでなくて、国民の理解を得ながら社会にとっても大きな力となっていくだろうと考えております。

【藤崎主査】 ありがとうございました。では、知野委員、お願いいたします。

【知野臨時委員】 ISSに関しましては、検討段階から含めますと、もう四半世紀以上にわたる長い歴史を持っております。時代の変化、それから日本自身が技術力を身につけて、最初のころとは随分違ってきたということもございまして、社会、時代から求められるものは何かということを踏まえて議論いたしました。ISSをいつまで続けるのかということに周りからの注目が集まっていたように思いますけれども、大事なのは、日本がISSを含めて、有人、無人を含めた探査計画をどのように進めていくか、それを長い視点で議論を重ねて報告書にまとめたと思っております。それが国民への説明責任ということにもつながると思います。

【藤崎主査】 ありがとうございました。では、続橋委員、お願いいたします。

【続橋専門委員】 やっぱりこの話は大変、お金のかかる話でございます。ただ、それをどういうふうに進めていくかということでございますけれども、この報告書の最初に書かれてありますように、外交安全保障、それから産業振興、産業振興というより産業基盤かもしれませんが、それと科学技術、この三つの視点からこれをどのように評価して取り組むかということが大事だというふうに思っております。

【藤崎主査】 向井委員、お願いいたします。

【向井専門委員】 この委員会は、宇宙開発先進国としての日本が宇宙計画に関して世界の中でどんな役割を果たしていくべきなのか、こういった非常に大きな観点から議論してきたと思います。
 私は、宇宙飛行士第1期生として日本の有人宇宙飛行を始めてからもう30年たちますが、当時は宇宙開発途上国であった日本が、ISSに参加し、そこで流れが変わり、現在は宇宙開発先進国として国際社会に貢献してきているという道をたどってきたと思います。先週まで国連の宇宙空間平和利用委員会に参加していましたが、宇宙開発途上国の人たちから質問を受けました。子供たちには宇宙への夢がある、でも自分たちの国には宇宙開発機関がない、そういう中でどのように宇宙開発を進めていくべきなのかという質問です。そういうときに私は、30年前、日本はあなたたちの国と同じように宇宙開発途上国だったんですよ。ですから、夢を持って自分たちが国際貢献できる道を探せばいいのではないかと言っています。
 現在、国際的な動向としては、国際協力は当たり前。更に進めて「人類のための宇宙開発、スペース・フォー・ヒューマニティー」の概念になってきています。宇宙開発先進国と言われている国は国際社会に貢献することが責務と思います。この報告書はこのような観点からもまとめられています。

【藤崎主査】 ありがとうございます。米本委員、お願いいたします。

【米本臨時委員】 宇宙開発は、未熟な技術分野だと思っています。そのことを念頭に、日本がこうした国際協力を足がかりに技術基盤を拡大していく、すなわち外国に全部頼るのではなくて、最終的には日本独自の自立性の高い宇宙開発を目指すという方向で積極的に推進していただきたいと考えます。

【藤崎主査】 ありがとうございます。先ほど来、出ておりますように、去年の4月からでございますけれども、16回もいろんな分野の忙しい先生方が議論を重ねていただきまして、JAXAあるいは文部科学省から非常に専門的な御説明も頂きつつ、活発に仲よく議論を進めてまいりまして、中間とりまとめ、第2次とりまとめにたどり着いたわけでございます。
 是非、今、各委員の方々からございましたように、このとりまとめを政策に反映していただきたいと思っておりますので、重ねてこれをお願いして、副大臣、よろしくお願い申し上げます。

【藤井副大臣】 どうも藤崎先生、ありがとうございました。各委員の先生方、本当にお忙しい中を、非常に長い期間御協力いただきまして、ありがとうございました。
 昨年の9月から文部科学省で科学技術の方を主に担当させていただいております藤井基之でございます。今日はこの機会で先生方に御挨拶できることを本当に私、光栄に存じております。もう第16回になられたそうでございます。このISS・国際宇宙探査小委員会、一言、御挨拶を申し上げさせていただきたいと思います。
 平成26年2月からということでございます。もう長くなりましたが、2月の設置以来、先生方にずっとお世話になっておりましたが、その間、私どもとしましては、2024年までの延長を含む我が国のISS計画への参加の在り方、また我が国におけるポストISS計画としての国際宇宙探査の進め方について御議論を頂戴したというふうに理解をしております。
 平成26年7月の中間とりまとめにおきましては、今、申し上げました米国から提案のありました2024年までのISS運用継続について、我が国として引き続き参加することが適当と、そのような御方針を示していただきました。
 今回の第2次とりまとめでは、中間とりまとめの内容を踏まえつつ、我が国が国際宇宙探査に取り組む意義や今後の推進方策などを含む国際宇宙探査の進め方を中心にとりまとめていただく予定と承知しております。
 言うまでもございませんけれども、宇宙開発利用、先ほど先生方からも御指摘がありましたとおりでございますが、私どもとしましては、宇宙先進国の仲間入りになったかもしれない私どもの位置づけ、それのためだけではなくて、近年、急速に多くの力をつけております。例えば、中国であるとかインドなどの宇宙新興国でしょうか、そういった言葉で呼んでいいのかどうかわかりませんが、そういうような活動も展開されておりまして、協調と同時に競争の舞台ともなっているという認識をさせてもらっております。
 我が国はISS計画への参画を通じまして、宇宙先進国の地位を築いてまいりました。宇宙空間におけるガバナンスが国際社会の大きな課題となっている中で、我が国としましては引き続き、その地位を維持、発展させていく必要があると考えます。
 ISS計画につきましては中間とりまとめにも示されているとおり、コストを抑えつつ、成果を最大限にしていく努力、これは不断に続けさせていただかなければならない重要な論点だと考えております。また、国際宇宙探査につきましては、宇宙新興国を含む各国が月とか火星に向けた取り組みを進めようとしている中、我が国としては、我が国が優位性を持つ技術を生かして、着実に活動実績や知見、技術を蓄積して宇宙先進国の一員として、また世界をリードしていくこと、これが重要になると考えております。
 文部科学省といたしましては、今般、おとりまとめいただいております第2次とりまとめ、これを踏まえましてISS延長に関する各省庁との調整を加速していくとともに、我が国が存在感を発揮する月、火星探査計画の着実な実施に結びつけてまいりたいと思います。
 御案内のとおり、このような宇宙探査のプログラムというものはかなり巨額の経費も必要となってまいります。それにつきましては国民の皆様方の御理解を頂かないと、プログラムというのはなかなか前に進まないと思っております。また、先生方のお力を頂かなければいけないと思っております。
 最後になりますが、藤崎主査を初め委員の皆様におかれましては、その専門的見地からこれまで御熱心な御議論を頂きましたことを、改めまして深くお礼を申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

【藤崎主査】 藤井副大臣、どうもありがとうございました。副大臣はほかの公務があって退室されなければならないということと承知しております。どうも本当に御多忙のところ、ありがとうございました。
 では、次に、事務局の方から、この会合についての事務連絡をお願いいたします。

【神部補佐】 事務局より御連絡させていただきます。本日の小委員会でございますが、所属されている小委員会の11名の委員のうち、本日は8名の先生方に御出席いただいております。よって、運営規則に定める定足数を満たしておりますので、会議として成立していることを御報告いたします。
 続きまして、資料の確認をさせていただきます。お手元にございます議事次第にあります4項の通り配付させていただいております。そのほか、参考資料として机上配付資料及び机上配付のファイルを御用意させていただいております。

【藤崎主査】 ありがとうございました。では、まず机上配付資料のとりまとめ概要について、御説明いただけますか。

【谷室長】 それでは、一枚ものでお配りさせていただいておりますけれども、第2次とりまとめ概要について御紹介申し上げます。
 これは今回、資料16-1としてお配りしております第2次とりまとめ(案)のエッセンスのみ整理をさせていただいております。まず1章、背景として、ISS運用延長に関して米国の提案があったところでございますが、ロシア、カナダがそれに応えるというような状況にあるということがまずございます。
 それから、探査の関係で申し上げますと、月・火星探査について宇宙先進国のみならず、多くの国が計画を推進しようとしていると、あるいは実施しているという状況がございます。さらには、地球低軌道、それから月を舞台として民間企業による探査活動というものが活発化しているということも挙げられるかと思います。
 さらには、国際宇宙探査協働グループ、主要各国の宇宙機関から構成されますグループにおきまして、有人火星探査を目標とした国際協働による取り組み、ここでロードマップ等の検討が進んでいるという状況がございまして、こういったことを念頭に置いて今回、この第2次とりまとめをまとめましたということでございます。
 2章として、第2次とりまとめの第2章に相当する部分でございますが、国際宇宙探査に取り組む意義を3点にわたって整理をさせていただいております。
 1点目は、まず外交・安全保障への貢献の観点でございます。国際宇宙探査を通じて、我が国の宇宙開発能力の高さを示して、科学技術の知見、それから実績というものを積み重ねていく、そういうことによって発言力を確保していくということが国際的なルール形成の議論の主導権をとっていくためには非常に重要であるということでございます。
 それから、産業の振興という観点でございますが、国際宇宙探査という競争の中に参画していくということによって、最先端の技術開発、また革新的な材料開発といった取り組みがなされるわけでございますが、こうした取り組みが我が国の宇宙産業基盤の強化につながっていく。また、無人探査機を通じた例えばロボティクス、あるいはエネルギー技術といった分野での取り組みになりますので、こうした技術については我が国の基幹産業との関連性も深いということで、我が国の総合的な産業競争力強化という観点にも資するということでございます。
 3点目は、科学技術イノベーションという観点でございます。これは、国際宇宙探査を通じて様々な科学的な知見が得られます。また、宇宙技術を獲得していくということになりますが、こうしたものは人類共通の財産ということもできるかというふうに思っております。我が国が先導的かつ主体的な役割を担って、こうして世界に貢献をしていくということは科学技術イノベーション立国を標榜(ひょうぼう)する我が国としては重要な試金石であろうということでございます。
 3章として、我が国として取り組む国際宇宙探査とはどのようなものかというものを整理しております。
 ISSから月、さらには火星へと基本的にはステップ・バイ・ステップ・アプローチという取り組みで進めていくべきであるというふうにされております。地球低軌道につきましては、ISSに引き続き参加して成果の最大化に努めるということでございます。他方、更にその先ということで申し上げれば、月、火星についてそれぞれ主体的な取り組みを推進していくべきであろうと。
 月に関しては、まずピンポイントの着陸実証技術、2019年度めどとなっておりますが、更にそれを発展させて、月の南極探査を2020年代初頭に行うということが適当であろうということでございます。火星につきましては「はやぶさ」「はやぶさ2」の知見、技術を生かして、火星の衛星のサンプルリターン、これは2020年代前半に取り組むという計画がございますので、こういったものの実現への期待というものが述べられてございます。
 こうした具体的なシナリオを示した上で、重点化技術ということで我が国として取り組むべき優先度の高い技術として、重力天体着陸・探査技術、深宇宙補給技術、それから有人宇宙滞在技術といったものを同定してございます。こうした分野を中心に我が国独自の技術、知見を蓄積していくことによって、我が国の技術的優位性の確保、また発言権の確保といったところにつなげていくべきであるということでございます。
 こうした取り組みを具体的に推進していくに当たっての推進方策を4章として整理をしてございます。JAXAを中心としたオールジャパン体制、これは全く新しい国際宇宙探査という取り組み、挑戦でございます。そうしたところに我が国の総力を挙げていくということで、また海外からもすぐれた研究者を招聘(しょうへい)するというような取り組みにも力を入れて、アジアにおける宇宙探査研究の中核の存在となっていくということを目指すというふうにされてございます。
 また、先ほど、冒頭、お話もございましたけれども、次回のISEFが2016年若しくは17年に日本で開催されるわけでございますが、我が国は議長国として国際的な枠組みづくりでリーダーシップをとる貴重な機会である、官民学を挙げて積極的に関与していくべきだろうというふうにされてございます。
 最後に、ISS計画についての取り組みについて、中間とりまとめを踏まえつつ、再度述べさせていただいております。研究開発プラットフォームとしての「きぼう」利用の成果最大化、「きぼう」の成果最大化というキーワードあるいは方向性は中間とりまとめでも示されたところでございますけれども、それを更にふえんして三つほどに整理をさせていただいております。
 新たな日米宇宙協力に対応した取り組み、あるいは国連、アジア諸国との協力といった国際的な利用を更に広げていくべきであるということでございます。また、超小型の衛星放出機会の拡充、あるいは「きぼう」の船外実験設備、こうしたものを宇宙技術実証の場、オープンプラットフォームというふうにされておりますけれども、こういう形で幅広く宇宙開発利用の発展、それから産業競争力の強化に貢献するような形で利用を促進していくべきであるというふうにされているところでございます。3点目は革新的な新薬、宇宙での創薬の関係でございます。あるいは、加齢性疾患対策、再生医療、新機能材料創出、ちょっとまとめておりますけれども、こうした国の科学技術戦略・施策に沿った分野に重点化をして、こうしたところで貢献をしていくということでございます。これが成果の最大化の具体化ということでございます。
 他方、費用対効果の向上をさせるということで、コストを下げていく取り組みということで、最後に改良型HTVという話を整理されてございます。2020年までの共通システム運用経費の対応ということで、HTVの改良をしたHTV-Xというものを開発して、コストの削減を実現するということとともに、将来の様々なミッションに波及性を持たせたものとするという取り組みを整理させていただいております。
 雑駁(ざっぱく)でございますが、第2次とりまとめ概要について御説明申し上げました。

【藤崎主査】 次のページの絵の資料については何かございますか。

【谷室長】 これは先ほど申し上げました第2次とりまとめ概要のうち、特にシナリオについて整理をさせていただいております。まず、地球低軌道というものがあって、その上に月、火星というふうに整理をされております。これは国際宇宙探査として我が国が取り組んでいく方向性といいますか、全体像というふうにお考えいただければというふうに思っております。
 地球低軌道につきましては、2020年までのISSの運用が決まっております。さらに、24年までの延長が議論されておりますけれども、そこに一つは「こうのとり」の改良型のHTV-Xで参画を継続していくというようなところがポイントとしてはあるかと思います。それを更に強めて、成果を最大化していくということでございます。
 月につきましては、我が国はまだ「かぐや」で周回までしか行っておりませんので、優先度の高い取り組みとしてSLIM、小型の月着陸実証機を2019年度をめどに取り組んでいくということが重要であろうということでございます。
 さらに、その先、月の南極探査を2020年代初頭、これは水氷の存在の可能性の話でありますとかエネルギーの確保という観点から、特等地というふうにされております月の南極探査を進めることが適当であろうということでございます。
 更にその先、月の本格的な利用ということが考えられますけれども、こういったところは将来の国際動向等を踏まえて、その対応ぶりについて検討をしていくということが適当であろうということでございます。
 火星につきましては、火星衛星のサンプルリターンというものが現在、検討されておりますので、こういったものを早急にプログラム化、具体化していくということが適当であろうということが整理をされております。
 さらには、無人の火星探査あるいは火星の本格的な利用というふうに進んでいくということが見込まれますが、これは先ほど、月の本格的な利用と同様に、将来の国際的な動向、議論を踏まえて対応していくべきものというふうに整理をされているということでございます。我が国の取り組みを絵としてお示ししておるものでございます。

【藤崎主査】 第2次とりまとめ案につきましては、各委員に対しまして事務局の方からいろいろコメントを頂いて、手直しをしながらここにたどり着いたものでございます。もう全体を読み上げると時間がかかりますので、はじめにの分だけ、この3ページを読んでいただけますか。

神部補佐より、資料16-1の1章はじめにについて読み上げ。

【藤崎主査】 どうもありがとうございました。この後、本論に入るわけでございますが、この報告につきましてはいろいろ先生方と十分連絡をとりながら進めてきたと思いますので、このとりまとめはこれとして、宇宙開発利用部会に報告させていただくということで御異議ないでしょうか。

(「異議なし」の声あり。)

【藤崎主査】 ありがとうございます。では、これでこの第2次とりまとめは採択されました。
 1点、実はこの会合で議論が出ながら、まだここに書いていない部分がございまして、それは副題でございます。第2次とりまとめというのではちょっとパンチがないのではないか、わかりにくいのではないかという御指摘があったので、ここで御提案でございますが、副題として、今の中身にふさわしいということで、「宇宙探査新時代の幕開けと我が国の挑戦」ということでよろしゅうございましょうか。

(「異議なし」の声あり。)

【藤崎主査】 では、これで第2次とりまとめ案、副題として、宇宙探査新時代の幕開けと我が国の挑戦ということを副題とさせていただきたいと思います。
 この報告につきましては、小委員会としてこれで決定いたしまして、今後の宇宙開発利用部会等への説明についての日程は事務局の方、どうなっておりましょうか。

【谷室長】 次回7月2日に宇宙開発利用部会を予定しておりますので、そこに本とりまとめにつきまして御報告させていただきたいというふうに考えております。

【藤崎主査】 それでは、また今日、この会合の後に、今、実はずっと議論を聞いてきていただいておりますが、記者ブリーフィングをさせていただくことになっておりますが、それについてもちょっと一言お願いします。

【谷室長】 16時半から本省記者会見室において、藤崎主査、それから牧島第一主査代理、角南第二主査代理に御出席いただいて、記者会見を行うこととしております。

【藤崎主査】 ありがとうございます。本件につきましては、本当にいろいろ先生方、厳しい日程を差し繰ってご参加いただきましてありがとうございました。中間とりまとめもそうでございますが、第2次とりまとめにおきましてもわかりやすく、明確であり、方向性がはっきりしているということをモットーに書かせていただいて、皆様方の非常にたくさんのヒントを得て、充実したものができたことについて、主査として感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
 会合を閉めるに当たりまして、田中局長、次いで山浦理事から一言いただきたいと思います。

【田中局長】 文部科学省研究開発局長の田中でございます。
 本当に先生方、精力的な御審議を頂きまして、今日、このように非常にすばらしい報告書を頂いたこと、改めまして感謝を申し上げたいと思います。
 もちろん、私ども事務局でございます文部科学省としましては、この報告書を今後はどのような形できちっと実現をしていくか、これが我々に課せられた課題だという認識でございます。
 当面、平成28年度の概算要求というのもございますし、またここで提言されている内容については当然、文部科学省だけではなくて、政府全体としてこれを計画にさせてもらうということが必要な手続になってまいります。
 そういう意味で我々、政府部内の様々な関係部局とこの報告書をもとにして、これから精力的に調整をさせていただいて、できるだけこの報告書の中身をきちっと実現させていくという方向で頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【藤崎主査】 ありがとうございました。山浦理事、お願いします。

【JAXA(山浦理事)】 JAXA経営企画担当理事、山浦でございます。この副題を頂いたにふさわしい内容の報告書をまとめていただきまして、本当にありがとうございました。藤崎主査のリーダーシップ及び委員の皆様の、時には我々に厳しい御指摘も頂きましたが、それはかえって我々にとっての励みになりましたし、我々実施機関としては、これを本当に実現に持っていく、より具体的な実行計画とそれから着実な実施、これが必要だと思っております。当然、政府におけるこれからの御議論というのもまだ必要かと思いますが、まずはこれがスタートであります。
 もう一つ申し上げますと、さっき向井委員からもありましたが、30年前を思い起こすと、本当にISS計画あるいは有人計画に入った当時から今日に至るまでの変化を見ますと、このように非常に大きな国際協力、有人計画に携わるということによって、大げさな言い方をしますと、我が国が得た様々な信頼ですとかあるいは期待、そういったものが大きかったということは、私、現場におりまして、やはりISS計画等携わりまして、実感してございます。まさに肌で現場で感じたことが、言葉になってこの中に幾つもちりばめられておるということも非常に私としてはもう一つ、うれしい限りでございます。
 我々としても頑張ってまいりますので、是非ともよろしくお願いいたします。どうも本当にありがとうございました。

【藤崎主査】 ありがとうございました。文部科学省、JAXAの方々におかれましては、この会合のたびにいろいろ詳しい御説明を頂きまして、本当にありがとうございました。議論を深めることができたと思います。
 また、事務局においては谷室長、神部補佐、峰松調査員他、事務局の方々が非常によく連絡をし、サポートしていただいたことに感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
 では、本件をもちまして、この第16回小委員会の会合を了したいと思います。
 どうも皆さん、ありがとうございました。

お問合せ先

研究開発局宇宙開発利用課

-- 登録:平成27年08月 --