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宇宙開発利用部会 調査・安全小委員会(第12回) 議事録

1.日時

平成26年12月19日(金曜日)14時00分~16時00分

2.場所

文部科学省 15階1会議室

3.議題

  1. H-ⅡAロケット25号機、26号機の打上げ結果
  2. 国際宇宙ステーション(ISS)に提供するISS構成要素及び搭載物の安全性確認について
  3. H-ⅡAロケット28号機の打上げに係る安全対策について
  4. その他

4.出席者

委員

主査   中島 俊
専門委員   折井 武
専門委員   門脇 直人
専門委員   黒﨑 忠明
専門委員   野口 和彦
専門委員   向井 利典
専門委員   渡辺 篤太郎

文部科学省

研究開発局宇宙利用推進室長   谷 広太
研究開発局宇宙開発利用課企画官   奥野 真
研究開発局宇宙開発利用課長補佐   国分 政秀
研究開発局宇宙利用推進室長補佐   宮崎 和宏

【説明者】
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
 宇宙輸送ミッション本部鹿児島宇宙センター所長   長尾 隆治
 打上安全評価室長   江口 昭裕
 宇宙輸送安全計画室長   加納 康臣
 有人宇宙ミッション本部有人システム安全・ミッション保証室   上森 規光
 宇宙科学研究所ISS科学プロジェクト室   高柳 昌弘

5.議事録

【中島主査】  ただいまから調査・安全小委員会の第12回の会合を開催したいと思います。 まずは事務局から、本日の会議に関します事務的な確認をお願いいたします。

【事務局(奥野企画官)】  それでは、本日は調査・安全小委員会に御所属いただいております11名の委員の皆様のうち、7名の委員の皆様に御出席いただいております。したがいまして、運営規則に定める定足数の要件を満足しており、本日の会議が成立していることを御報告申し上げます。
 次に、本日予定しております3件目の議題でございますが、ロケットの打上げ等に係る機微情報が含まれておりますので、こちらにつきましては運営規則の定めにより、審議及び資料は非公開とさせていただきます。委員の皆様、並びにプレスを含む一般傍聴者の皆様には、御理解と御協力を頂きますようお願い申し上げます。
 最後に、本日の資料でございますが、お手元の議事次第の4ポツのとおり机上に配付しておりますが、お手元の資料のうち、現在、下線が付されている資料につきましては、非公開扱いとなっておる資料でございますので、当該資料につきましては、後ほど審議の際にお配りする予定になってございます。
 事務連絡は以上でございます。

【中島主査】  ありがとうございました。
 それでは、議事に入る前に、会議の公開と非公開について申し上げます。
 冒頭に事務局から御説明がありましたとおり、議題3につきましては飛行安全計画と地上安全計画の中には、情報セキュリティや妨害行為などへの対応の観点から、公開することが好ましくない情報が含まれています。したがいまして、非公開にて御審議いただくという流れで進めていきたいと思いますので、御了承、お願いいたします。
 それでは、議題1のH-ⅡAロケット25号機、26号機の打上げ結果(安全確保状況)についてです。
 少し前になりますけれども、10月7日にH-ⅡAロケット25号機の打上げが成功し、今月の3日には26号機の打上げが成功いたしました。それぞれの打上げに際しましては、JAXAは安全確保業務を実施したということですので、その業務実施状況について、JAXAから御報告をお願いしたいと思います。

(1)H-ⅡAロケット25号機、26号機の打上げ結果

【JAXA(長尾所長)】  から資料12-1-1に基づき説明があった。 

【中島主査】  ありがとうございました。
 ただいまのJAXAの報告につきまして、御意見、御質問があればお願いいたします。

【折井専門委員】  打上げが成功裏に終了したようで、大変喜ばしく感じております。そして、かつ、JAXAさんを初めとする関係者の方の御尽力に大変感謝しております。また、次々と成功裏に打上げられてはいると思うのですけれども、業務に携わる方々とか、関係されている人たちも代わっているのではないかと思います。次号機に反映するような、中でもトピックスな事象というか、そういうものは何かあったのか無かったかを含めまして、報告いただければ大変有り難いかなと思いまして、質問させていただきました。

【中島主査】  いかがでしょうか。

【JAXA(長尾所長)】  これは毎号機ですね、打上安全監理完了確認会で、次号機に対する反映事項等も抽出しておりまして、大体小さい、細かいことで改善事項とか、信頼性を上げるとか、そういう改良点を挙げてはおりますが、ちょっと詳細に細かいレベルまでいっているものですから、この場合では、こういう報告になっております。特に26号機、気象の関係で打上げが2回の延期をしております。気象状況として、このときは1回目が氷結層で、2回目が強風による延期となりましたが、いずれもその制約条件として非常に重要と言いますか、安全にもかかわるような内容でございまして、まあ今回は一応的確な判断はできたというふうには考えております。やっぱり冬の季節風のパターンとか、それから地上局のほうも風による制約を受けたりしているものですから、射場のところのデータと、地上局のあるところも含めた風のデータを、より的確に予報といいますか、推測して判断できるように、もう少しデータを過去のものを含めて整理した方がいいというのが、当面、27号機に対してアクションとなっております。これは、まあ一例ということです。

【中島主査】  ここで報告するような大きなものは無かったと、そう考えてよろしいですか。

【JAXA(長尾所長)】  はい、計画に影響を与えるようなものはないと考えます。

【中島主査】  よろしいですか。

【折井専門委員】  ありがとうございます。

【中島主査】  ほかにございますか。
 それでは、JAXAさんにおかれましては、ただいま述べられた御意見も踏まえまして、更に幅広く、かつ多様な視点を持って安全確保業務に努めていただくことを期待したいと思います。
 ありがとうございました。

(2)国際宇宙ステーション(ISS)に提供するISS構成要素及び搭載物の安全性確認について

【中島主査】 次の議題は、国際宇宙ステーションに提供するISS構成要素及び搭載物の安全性確認についてです。
 同様の審査を今年の1月にも実施しておりますけれども、まずはこの議題の趣旨、審査対象の選定について、事務局から御説明をお願いいたします。

【事務局(谷室長)】  から、資料12-2-1に基づき説明があった。 

【中島主査】  はい、ありがとうございます。
 ただいまの御説明につきまして、御質問があればお願いいたします。
 よろしいでしょうか。
 それでは、今から具体的に審議を進めてまいりますけれども、その中で、もし審議の趣旨について疑問点ございましたら、その都度、御質問していただければと思います。
 それでは、審議に入りたいと思います。
 早速、JAXAがどのように液滴群燃焼実験供試体につきまして、安全性を判断したか審議したいと思いますので、JAXAから御説明をお願いいたします。

【JAXA(上森室長)】  から、資料12-2-2に基づき説明があった。

【中島主査】  ありがとうございました。
 ただいまの御説明について、御意見、御質問があればお願いいたします。
 前もって御質問表、出していただいて、かなりの部分は回答していただいて御了解を得ていると考えております。それでよろしいですか。

【JAXA(上森室長)】  事前の御指摘は回答するとともに、資料の中にも反映させています。

【中島主査】   では、それに基づいて御質問、御意見があればお願いいたします。

【野口専門委員】  基本的な審査のやり方として、例えば先ほどの26ページですけれども、「きぼう」側の設計対応というところで、グリーンのところで、「きぼう」は船内減圧時にラック側のバルブを遠隔操作で閉鎖するので大丈夫であるという御説明がありますが、こういう機能を持っていれば一応大丈夫という、1重のチェックで良いということになっていますか。質問としては、例えば遠隔操作で閉鎖できない可能性ということをあわせて、そのような可能性が十分に小さいということを検証する必要はないですかというそういう意味です。

【JAXA(上森室長)】  減圧ハザードに対しましては、まずJEMシステム全体でセーフティが確保されるということになります。よって、GCEMとしては、ソレノイドバルブの2重シールの前に、QDによる1重シールを設置し故障を考慮する設計となっています。万一、そのGCEMで故障があっても、システム側で故障は考慮されていることになります。

【野口専門委員】  済みません。もう一度、私の理解も含めて言うと、今回の安全の確認の仕方というのは、防護機能を多重にして、その多重性によって安全性を確保しているという、こういうことですよね。私の質問の意図は2重、3重になっていても、それぞれの機能が故障する可能性はあるわけですが、今回の判断は、それぞれの可能性は十分小さいということであり、多重性のある対策ということで、大丈夫になっているという認識でよいでしょうかという質問です。

【JAXA(上森室長)】  カタストロフィックの場合、これを防止するための手だてが3つあれば、よいということになります。

【野口専門委員】  事前に決められた考え方に基づき、実施されているということを言っていただければ結構です。

【JAXA(上森室長)】  はい。そういう考えでやっております。

【中島主査】  よろしいですか。ほかにございませんか。

【渡辺専門委員】  燃料シリンジユニット自身が2重シールになっているということですけれども、どのようなメカニズムで2重になっているのですか。

【JAXA(上森室長)】  シリンジユニットは、基本的にはパッキンが2重に入っております。注射器みたいなもので押し出すのですけれども、その押し出すところをとめるシールが2重に入っている構造です。

【渡辺専門委員】  なるほど。ピストンのところが2重シールになっているのですね。

【JAXA(上森室長)】  これは毒性レベル1ですので、2重で封入されていればよしとしますので、基本的にはパッキンが二つある2重シールという考え方です。

【渡辺専門委員】  はい、わかりました。

【中島主査】  ほかにございませんか。

【門脇専門委員】  8ページのところに、撹拌器というのがあって、それは燃料の液滴が所定の場所から漏れた場合などに蒸発させるとの説明でしたけれども、そういうことが発生した後に蒸発させた状況の中で着火する可能性はないのでしょうか。

【JAXA(上森室長)】  例えば燃え残ってしまうとかというので、液滴がどこかに残っている場合など、説明不足となりましたけれども、スス除去装置によりGN2を吹き付けて、ススも液滴も吹き飛ばした状態で、更に撹拌器を使用することで、燃料は全部蒸発させ、排気系から出してしまいます。

【門脇専門委員】  蒸発した気体が排出される中で着火する可能性はないと考えてよろしいのですね。

【JAXA(上森室長)】  はい。

【門脇専門委員】  わかりました。

【中島主査】  それでよろしいですか。
 ほかにはございませんでしょうか。
 それでは、これまでの検討の結果を取りまとめたいと思います。事務局で、案を準備していただいておりますので、御説明をお願いいたします。

【事務局(奥野企画官)】  から資料12-2-3に基づき説明があった。

【中島主査】  ただいまの御説明について、御意見、御質問があればお願いいたします。
 よろしいでしょうか。
 それでは、ただいまの御意見を踏まえて、この小委員会の上部会議に当たる宇宙開発利用部会に調査結果を報告したいと思います。
 ありがとうございました。
 それでは、次に非公開の審議に移りたいと思いますけれども、プレスの方及び一般傍聴者の方に御退席いただく前に、先に3番目の議題のその他について、事務局から連絡事項があればお願いいたします。

【事務局(奥野企画官)】  それでは、会議資料と議事録の公開について申し上げます。
 宇宙開発利用部会の運営規則に基づきまして、本日の会議資料につきましては、非公開部分を除きまして公開という扱いとなってございますので、後日、文部科学省のホームページに掲載させていただきます。また、議事録につきましても、この後の非公開審議部分を除きまして公開との扱いになっておりますので、こちらにつきましては委員の皆様に御確認いただいた後に、同様に文部科学省のホームページに掲載させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

【中島主査】  それでは、非公開審議に移りたいと思いますので、プレスの方及び一般傍聴者の方、御退席をお願いいたします。

(プレス及び一般傍聴者 退席)

(議題(3)H-ⅡAロケット28号機の打上げに係る安全対策は、非公開にて評価調査を行い、調査結果を次回の宇宙開発利用部会へ報告するとした。
 議題(3)の後に、JAXAより、26号機と27号機ロケットの打上げ安全対策計画について訂正報告があった。26号機については、飛行解析条件の修正があり、一部の地上局に、電波リンクの開始、又は終了時刻が1秒間短くなる区間について報告があった。本件は、打上げ前に確認されており、事務局にて確認した際に調査・安全小委員会の評価結果に影響しない内容のため、主査に報告していた。
27号機については、種子島射場へ搬入される衛星搭載用の推進薬は、28号機の衛星分と合わせた量を搬入しているが、搬入合計量の訂正の報告があった。訂正された推進薬量に対する作業規制区域は、調査・安全小委員会の評価結果に影響しないことが確認された。二つの訂正は、数値が機微情報のため、非公開での報告となった。委員からは、計画の訂正等があった場合は、タイムリーに事務局へ報告、及び小委員会構成員へ報告し適宜了解を得るなど、今回同様に適切な処置対応を継続していくことが大切であるとの意見があった。)

(説明者については敬称略)

お問合せ先

研究開発局宇宙開発利用課

-- 登録:平成27年02月 --