資料29-3 太陽活動(太陽フレア)の打上げへの影響について

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) 
第一宇宙技術部門 鹿児島宇宙センター 


 (1) 監視方法

  情報通信研究機構(NICT)宇宙天気情報センターからGOES衛星のX線観測データ等を確認し、打上げのGO/NOGO判断会議にて太陽フレアの状況を報告する。

  「情報通信研究機構(NICT)宇宙天気情報センター」(http://swc.nict.go.jp/forecast/)

 (2) 運用及び判断基準

  X1クラス※以上の太陽フレアが確認された場合は、ロケット、衛星、射場各系に報告し、問題ないかを確認する。各系において問題がなければ打上げ作業を継続する。

  ※ 太陽フレアにはCクラス(小規模)<Mクラス(中規模)<Xクラス(大規模)があり、Xクラスは年に数回程度の頻度で発生


【参考】
 ロケット主要搭載機器(シングルイベント発生確率が相対的に高いと評価されていた部品)については、解析ツール(CREME96)により、過去最大級の太陽フレア活動時(1989/10)の条件(X13/4B)で、シングルイベント発生確率を算出し、問題のないことを確認している。

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