資料41-2-2 国際宇宙ステーション(ISS)に提供するISS構成要素及び搭載物の安全性確認のポイント

1.全般

○ 調査審議の結果、部会で定めた評価指針に適合しており、JAXAが実施した「HTV搭載小型回収カプセル(HSRC)」に係る安全審査の方法や結果等は妥当であると評価する。また、このことから、JAXAが実施している安全審査のプロセスや考え方は適切に機能していると判断する。

2.調査審議の観点

(1)安全確保の考え方
○ ミッションから要求される機能・運用を踏まえて、安全対策が検討されていることを確認。
○ 宇宙飛行士は、回収する試料のHSRCへの搭載とHSRCをHTV与圧部に組付けることを主な任務としており、宇宙飛行士に対し安全確保のための教育が行われていることを確認。

(2)安全審査プロセス
○ JAXAの安全管理体制としては、NASAの支援も適宜受けつつ、関連メーカの協力を得たうえで安全審査を行っていることを確認。

(3)ハザード及びハザード原因の抽出手法
○ 複数の手法(不適合のトップ事象から求める手法、部品の故障発生から求める手法、及び標準ハザードによる識別等)を用いてハザードを抽出することで、ハザード予測の網羅性を高めていることを確認。

(4)抽出されたハザード及びハザード原因への対処
○ ハザード原因別にHSRCの設計・製造・検証・運用の各段階にて必要な安全対策が講じられていることを確認。

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