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事後評価票

1.「アジアモンスーン地域水循環・気候変動観測研究プロジェクト」テーマ2-2「アジアモンスーン域での水循環・気候変動に関する観測研究又は技術開発」

2.評価結果

(1)全体評価

  • アジアモンスーン地域における水循環メカニズムの解明に向けた観測の強化に資する成果があり、目的は達した。
  • 各サブテーマ間の連携が不十分な点がいくつか見受けられた。今後の課題遂行方策の検討が必要。
  • 論文47本、学会等での発表も多数あり、活発に成果発表は行われた。

(2)個別評価

<地球観測による効果的な水管理の先導的実現>

  • 各サブテーマの統合にやや不十分な点はあるが、テレメトリー観測システムの構築や洪水予測手法の開発の基礎を築くなど、成果を挙げた。
  • 実運用を目指したシステム開発で、現地への貢献度が高い。

<東南アジアにおける降雨観測システムの構築>

  • 各国の事情・予算の制約等により、準リアルタイム利用・面的合成には至っていないが、対象国との連携により効果的な観測ネットワークの基礎が形成され、豪雨特性分析、洪水予測を可能とした。
  • 観測結果がモデル予測にどれだけ貢献したかが見えにくいなど、グループ間の連携がやや不十分。

<GPS掩蔽による気温・水蒸気変動解析>

  • これまで観測の少なかった海上でも、温度・湿度を精度よく高分解能で観測できることを実証。
  • 数値予報モデルへの同化も行われており、予測精度向上に貢献している。

<チベット高原におけるエネルギー水循環の統合観測研究の推進>

  • 観測の空白域を埋める成果が出ているが、サブテーマ間の連携やシステムの統合がやや不十分。
  • 今後の観測体制の維持についても、現地との協力体制が進んでおり評価できる。

(3)今後の展望

  • 開発した観測システムや技術を予測モデル等へ反映させることで、我が国を含むアジアモンスーン地域の気候変動予測能力が向上し、GEOSS等の他のプログラムやアジア各国の観測技術向上への貢献が期待される。