第7期地球観測推進部会 GEO戦略計画推進作業部会(第3回) 議事録

1.日時

平成30年1月12日(金曜日)15時30分~17時00分

2.場所

文部科学省18F局1会議室

3.議題

  1. GEOに関する最近の動向について
  2. 第15回GEO本会合開催に向けた準備について
  3. その他

4.出席者

委員

小池主査、河野委員、三枝委員、中島委員、福田委員、森田委員、吉高委員

文部科学省

大山大臣官房審議官、藤吉環境エネルギー課長、佐藤環境科学技術推進官、森課長補佐、生駒学術調査官

5.議事録

【小池主査】  それでは、皆さんおそろいになったところですので、科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会の地球観測推進部会の下に置かれておりますGEO戦略計画推進作業部会の第3回会合を開催させていただきます。
 お忙しいところ、どうもありがとうございます。 それでは、まず事務局から、出席者の確認等をお願いします。
【森課長補佐】  本日御出席の委員は過半数に達しておりますので、会議は成立しております。
【小池主査】  どうもありがとうございます。それでは、議事の前に、資料の確認をお願いします。
【森課長補佐】  配付資料の確認をさせていただきます。議事次第にも載っておりますが、まずは資料1「GEO Week 2017開催結果について(第14回GEO本会合開催結果等)」になります。そして、資料2-1「第15回GEO本会合(2018年日本開催)のイメージ案」になります。これは、10月6日に開催されました第7期地球観測推進部会(第2回)の配付資料と同じものでございます。続きまして、資料2-2「GEO Week 2018(第15回GEO本会合を含む)開催に向けて」になります。そして、参考資料1として、「GEO Highlights 2016-2017」、続きまして、参考資料2として、本作業部会の委員名簿、そして、最後に、机上資料1「第15回地球観測に関する政府間会合(GEO)本会合開催について」となります。
 なお、机上資料1については、メーンテーブル席にのみ配付している資料となりますので、お取扱いには御注意ください。
 資料について、不備はございますでしょうか。大丈夫でしょうか。
【小池主査】  では、議事に入りたいと思います。
 その他ということを含めて、3つでございますが、終了は、皆さんに御案内しておりますように、5時を予定しております。
 それでは、議題(1)の「GEOに関する最近最近の動向」ですが、基本はワシントンで開催されたGEO本会合ですが、これにつきまして、事務局から御紹介をお願いいたします。
【佐藤環境科学技術推進官】  資料1「GEO Week 2017開催結果」について御説明いたします。ここでは、第14回GEO本会合の開催結果と併せまして、GEO Week中に開催されました展示及びサイドイベントについて御報告したいと思います。
 1ページおめくりいただきまして、GEO本会合(ワシントン開催)は、去年10月25日から26日まで2日にわたって行われました。出席者が約500名ということで、閣僚級会合を除きますと、過去最大の出席者数ということで、大変盛況でありました。
 それでは、概要について御説明いたします。
 まず初めに、GEO事務局長による講演がありました。タイトルが、「地球観測:変わりゆく世界への洞察」というタイトルでありました。英語で、「Insight for a Changing World」ということで、米国開催のスローガンでありました。
 このGEO事務局長からの講演ですけれども、GEO初期の10年は、組織的、包括的、持続的な地球観測に多くの時間を費やしてきました。今後は、GEOの理念の一部にある「決断と行動」に集中する時期であり、地球観測データの提供者と利用者とのギャップを埋めることが重要、各メンバー国内においては、GEOに関わる組織が多様化することが望ましい。最後に、地球観測データの共有を促進し、キャパビル、教育、経済活動等の分野で活用されることの重要性についてプレゼンが行われました。
 続きまして、この本会合では、4つのパネルセッションが行われました。
 1つ目が、公共政策における地球観測です。非常に簡単に御説明していきますと、1つ目は、オープンデータは、地域レベルの発展に有用であることと、専門的なデータ分析を行う人材の育成や正確なデータ観測が必要であるという認識が共有されています。
 2つ目の商業セクターにおける地球観測について、本セッションには、日本から地球観測推進部会の委員でもあります、若松NTTデータ第一公共事業本部e-コミュニティ事業部第三営業担当部長が参加して、議論に加わっていただきました。ここでも、GEOがデータを公開するだけではなく、データ利用のためのプラットフォームとなることですとか、商業データとオープンフリーデータの連携を促進する必要があるということなどについての重要性が認識されました。
 3つ目、国際開発における地球観測ということで、ここでは、日本から中田JICA米国事務所長に御参加いただきました。この参加調整に当たりまして、森田委員に御尽力いただきましたので、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 ここでは、防災や森林破壊等国境を越えた課題解決のためにデータ共有が重要であるということ、また、データを活用できる専門家も必要であるということが話し合われました。
 4つ目、国家的な地球観測については、米国、ベトナム、中国、英国の地球観測の代表者より、自国の地球観測活動及び計画に関する紹介がありました。本セッションでは、ナショナルGEOの構築に当たっては、魔法の杖(つえ)はない。政府のニーズを理解し、アカデミアとの協力、データ共有など、GEOが果たす役割は大きいというような議論がありました。
 1ページおめくりいただきまして、(3)各種承認事項についてです。
 1つ目の丸、2017-2019 GEOワークプログラム改訂版について承認がなされました。
 ここで1つ御紹介したいことがありまして、本日、参考資料1ということで、「GEO Highlights 2016-2017」という冊子を添付しております。これは、以前からGEO報告書は結構分厚くて、分かりづらいというような指摘があったことから、こういったGEO関係者以外の方にとっても読みやすくて、簡潔で、インパクトのあるレポートが必要だろうというようなことが求められたことを受け、今回、GEO事務局が頑張ってこれを作成されたというものです。非常にカラフルな写真を盛り込んでおり、とても読みやすいものとなっています。
 ページをめくっていただきまして、例えば、3ページと4ページを御覧いただきますと、GEO Work Programme 2017-2019ということで、FLAGSHIPS、INITIATIVES、COMMUNITY ACTIVITIESですとか、次の4ページには、それぞれのプロジェクトが一覧で見えるような形になっておりまして、非常に分かりやすい構成になっていると思います。
 更に1ページおめくりいただきますと、5ページには、GEOの優先連携3分野でありますSDGsについて記載があり、この中では、例えば、下の方の参画機関に、JAXA等が入っております。
 また、6ページの右上を見ていただきますと、この冊子が載っておりますけれども、これも、これまでGEOコミュニティなどのような地球観測でもってSDGsに貢献してきたというようなことがカタログ的に入っております。インターネットで拝見することができますので、是非御覧になっていただければと思います。
 7ページには、パリ協定に関係した内容や、9ページには、仙台防災枠組に関する取組が非常にコンパクトに載っています。是非、お時間があるときには御覧いただければと思います。
 資料1にお戻りいただきまして、各種承認事項の3つ目の丸です。2018年プログラム委員会メンバーとして、日本とESAが新しく就任することになりました。これに関連しまして、JAXAの落合主任研究開発員と本作業部会の主査代理をされております村岡先生の2名に、このプログラム委員会に参加いただいているという状況です。
 (4)について、2018年の執行委員国の発表ということで、日本も、引き続き執行委員国として参画していく予定です。
 最後、(5)ですけれども、第15回の本会合日本開催アナウンスということで、右の写真にありますとおり、大山審議官よりアナウンスをしていただきました。左から大山審議官、後ろに見えますのが若田宇宙飛行士であります。若田宇宙飛行士にも日本開催アナウンスということで、発言いただきました。
 2ページ目の右上は、本会合で発言する小池主査が写真に載っております。
 1ページおめくりいただきまして、続いて、GEO Weekの展示について御説明いたします。
 (1)JapanGEOの展示について説明します。そもそも展示というのは何かといいますと、これは希望した国、機関、企業等が、展示ブースを用いて自身の活動について紹介を行う催しであります。具体的にJapanGEOにおいては、文科省に加え、JAXA、JAMSTEC、国環研、国立極地研に参画いただきまして、展示テーマは「Japan’s Contributions to the GEOSS on Engagement Priorities」でした。ショートレクチャーは、RESTECの工藤さんに司会をしていただいて、松永先生、深澤先生、石田先生からショートレクチャーをしていただきました。右の写真にありますように、いずれも多くの方がJapanGEOブースに足を運び、関心を持って聴き入っておりました。
 続きまして、下段ですけれども、各国・地域の展示例について御紹介いたします。すぐ下のChinaGEOについては、存在感のある展示ブースを用意していまして、ポスター展示に加えて、写真に写ってはいませんけれども、IT機器を活用したPRを展開しておりました。
 右に移りまして、EuroGEOSSについてですけれども、こちらは大きなスクリーンを活用した説明ですとか、動線を工夫して展示物が見やすいような仕掛けをしていたというところが特徴でした。
 最後に、真ん中の米国ブースですけれども、これはやはり開催国として、様々な工夫があったと思います。下の方にエプロンを着けた方がいますけれども、この方は説明者であります。訪問者がそこに立ち寄りますと、まず訪問者のニーズを聞き出して、非常に丁寧に説明してくれます。その説明の後、本日お持ちしましたけれど、こういったマグカップを一人一人に配るといった心配りがありました。さらに、iPadを活用した説明や、大きなスクリーンを用いてショートレクチャー、テーブルを囲んで話合いができるスペースの確保など、随所に工夫が見られておりました。展示については、以上です。
 1ページおめくりいただきまして、次はサイドイベントについて御報告いたします。サイドイベントも、何日かにわたりまして行われました。サイドイベントは何かといいますと、GEOの各種活動を行う国や団体が、詳細な活動内容について講演及びディスカッションを行うというものであります。先ほどの展示との違いは何かといいますと、基本的には、1つの国が自国の宣伝を行うものではなくて、GEOの各種活動に着目して、こういったイベントを行うということであります。
 このサイドイベントの中には、10月23日、一番下にありますように、Asia-Oceania Caucusのイベントですとか、その下のDevelopment of Asian-Oceania GEOSS Initiativeということで、サイドイベントが行われています。ここでは、AOGEOSSの活動状況について議論が行われ、例えば、オーストラリア、中国、日本において、それぞれが役割分担をしてAOGEOSSを盛り上げようというような話合いが行われました。
 具体的には、中国はリーフレットの作成を担い、日本はホームページの作成を担い、さらに、オーストラリアはAOGEOSSの中の連絡調整を担うということで、どんどんパフォーマンスが向上しているという実感が持てました。
 また、右の方に移りまして、10月24日の下から2つ目ですけれども、Earth Observations in Service of the 2030 Agenda for Sustainable Developmentということで、こちらについては、JAXAがいろいろな企画をやってサイドイベントを盛り上げたと聞いています。
 1ページおめくりいただきまして、24日の上から2つ目のイベントについても、国環研とJAXAでGEO-Cのイベントをされたということであります。
 ちょっと長くなりましたけれども、GEO Week 2017についての報告は以上です。
【小池主査】  どうもありがとうございます。
 生駒学術調査官は御参加になっておられたと思います。何か感想等お願いできましたら。
【生駒学術調査官】  まず、本会合の方は、やっぱり皆さん活発に意見の闘い合いもあって、とても面白かったんですけど、インフラ部分ですか、例えば、撮影する人、マイクを回す人、ロジ系がすごく良くできていたなというのが印象でした。もちろん、プロの方々がやっておられるんだと思うんですけど、すごく違和感なく討論ができているというのは、これはきっと相当ロジ周りは考えに考えた配置だろうなというのを感じました。
【小池主査】  なるほど。
【生駒学術調査官】  1つは、展示ですね。こちらが日本の展示を見ながら、ほかと比較していって幾つか感じたことがあったんですけど、やっぱり最初に見せ方というんですか、日本はなかなかこういうのは得意ではないと思うんですけれども、例えば、デザインであったり、配置であったり、先ほど佐藤推進官もおっしゃいましたけど、例えば、EuroGEOSSのところは、入ったらいろいろ見えていて、面白いなと。ポスター1枚取っても、表と裏がちゃんとあって、そこにスポットが1個当たっているだけで全然見やすさが違うとか、こういうのも、プロの方が設計して考えておられるんだろうなと思うんですけど、その辺、参考になることがいっぱいあったと思います。
 あとは、中国の展示で、ハイテクなものはいろいろあったんですけど、やっぱりインタラクティブ性というんですか、こうなったらこう見えるとか、こうしたときはこうなんだという、そこにいて、ただ受け身に聞くのではないような楽しさがあったのが印象深かったですね。
 もう一つは、ストーリー性というんですか、このヨーロッパのところは、ブースに入ると、これは何でこういうことが必要なんだ、だからこうやっているんだというのが順番に分かっていくような流れになっているわけですね。アメリカのところも、最初の入り口で、そういうお話をすると、こうこうこうというガイド的になっていくような。一度そこへ来ると、ずっと最後に、「あ、見たな」「これ、分かったな」と感じさせるような工夫が多々見られたのがあって、日本が全然ないとは言わないんですけれども、やっぱりそういうひとひねりふたひねりある展示がいいのかなというのは感じました。
 以上です。
【小池主査】  
どうもありがとうございます。やっぱり見ているところが違いますね。
 私も参加させていただいたんですが、私は本当に見ているところが違っておりまして、次の4点を申し上げたいと思います。
 まず1つは、先ほど佐藤推進官の方から御説明あった4ページに、Flagships、Initiatives、Foundational Tasksとありますが、これのかなりの部分がサイドイベントでしっかり議論をする場が持たれておりました。私も1つ、GEOGLOWSに参加したんですが、いわゆるプログラムという今までのものではなくて、計画を立てて、責任を持って予算を立てて、ステアリングをしながらという、そういう体制ができたというのは、最初の10年から第2期の10年に入った非常に大きな進歩だというのは感じました。大変良かったと思います。
 2つ目は、推進官から御紹介もあった4件のパネルディスカッションです。一言で言うと、玉石混交というか。いいのはすごくいいなというのもあったけど、まあこんなものかなというのも正直言ってありました。あのパネルディスカッションをうまく成功させしかも、どうやったら本当に中身のある議論ができて、それが後につながるかというのも工夫のしどころだと思いました。
 それから、3つ目は、展示なんですね。展示で、僕は生駒先生と全然違って、一番良かったなというのは、AfriGEOSSです。しっかりまとまっているとはいいがたいのですが、それでも地域をまとめようとしているのは良かったと思います。ヨーロッパはさすがで全部で組んでやっていましたが、これはEUという母体があるからできる技です。あとは、御紹介にありましたが、チャイナデーというのを昼休みにやって、軽食を出して、そこで衛星データを無料で公開するんだと宣言されていました。でも私は、AfriGEOSSのほうががよく頑張っているなと感じました。私は、日本開催の時はジャパンデーじゃなくて、アジア・オセアニアデーみたいな、そういうものが展示の中でうまく触れ合ってできるといいなという風に感じました。
 最後は、大山審議官が、すばらしいスピーチとビデオでお話になって、かつ、先ほどもありました若田さんが飛び入りで、またいいスピーチをしてくださりました。地球観測推進部会でも言ったんですが、このコミュニティは宇宙飛行士が好きなんです。非常にインパクトがあって、大変良かったと思います。ほんとうまい、すばらしいインビテーションで、皆さん、日本への期待が非常に高まっているのではないかなと思っております。
 というのが私の感想ですが、今のGEO総会につきまして、事務局からの報告と、生駒さん、私の感想をちょっと述べましたが、委員の皆さんから御意見とか御質問とかございましたら、どうぞお願いいたします。
【三枝委員】  パネルセッションで、良いものや、こんなものかなというのがあったというお話がありましたけど、良いものというのは、例えば、どういうところが良かったんですか。
【小池主査】  私の印象は、本当に責任と実体験を持って、ある程度影響力のある人を呼んだセッションは立派でした。
【三枝委員】  責任と実体験。
【小池主査】  うん。やっぱり、はっきり言うと、パネルセッションは人で決まるという感じを私自身は受けました。
【三枝委員】  そうですか。
【小池主査】  テーマももちろん大事なんですけど、そのテーマに合わせて、どんなレベルの人が、どういう組合せでパネルを組むか、これで決まるなという感じ。それの大変良いのと、まあ当たり前なのかなというのと、色々あったということです。
【三枝委員】  では、一番良かった組合せは、どんな組合せでした?
【小池主査】  私が一番良かったと思うのは、公共政策に関するものでした。それで、商業セクターも大変良かったと思いますけれども、公共政策に関するものは、非常に力がありました。公共政策を担う、大臣級に近い方や、地域のリーダー的な方がメンバーだったかと。今、資料を持ち合わせていませんので全員を紹介は出来ませんが、とても良かったと思っています。
 要するに、テーマを決めて、皆さんで知恵を出し合って、でも、知恵を出し合っても、来てくれるか来てくれないか分からないんですけれども、この人が来てくれたらいいなという人を早めに考えて、早めにスケジュールの調整をして、そろえていく努力が必要かなと思いました。
 私が3つ経験した、11月とか12月に経験した会議でもそうでした。だから、そういう人選というのは、早めに手を打って、しっかり考えていくといいなと思いました。
【三枝委員】  ありがとうございます。
【小池主査】  ほかはいかがでしょうか。御登壇頂いたのはJICAの中田さんでしたっけ。
【森田委員】  中田です。
【小池主査】  ワシントン事務所の方で、一人男性だったんですね。ほかはみんな女性だったんですね。紅一点じゃなくて、黒一点。大変いいディスカッションをしていただきまして、本当にありがとうございました。
【森田委員】  いえ、こちらこそ、ありがとうございます。
【小池主査】  ほかはいかがですか。よろしいですか。
 そうしたら、今の議論を踏まえて、次の議題が今年の準備ということになりますが、第15回の準備について、まず資料が2つ、2-1と2-2がございますが、その説明をいただいた後に、皆様からお一人ずつ3分、もうちょっと長くてもいいかもしれませんが、3~5分ぐらいでお話しいただければと。
 最初に、事務局から資料の説明をお願いいたします。
【佐藤環境科学技術推進官】  それでは、説明します。資料は3つ用意していますので、これで説明したいと思います。
 まず初めに、机上資料1を用いて、第15回本会合のあらましや大まかなスケジュールを共有させていただければと思います。その後、資料2-1に基づいて、前回の作業部会以降の進捗について説明をし、最後に、資料2-2に基づいて、御議論いただきたい論点についてディスカッションいただければと思っています。
 まず初めに、机上資料1で、第15回GEO本会合の開催についてのあらましを説明したいと思います。
 今年の本会合は、2018年10月31日~11月1日の2日間で行う予定です。関連のイベントを10月29日~11月2日まで計5日間ということで、1週間の大掛かりなイベントになります。場所は京都府内を予定しています。参加者数は、去年の米国が500名でしたので、もっと多い人数の参加を期待しています。
 開催期間のスケジュール案ですけれども、本会合は、先ほど申し上げましたように、10月31日、11月1日の2日間、展示が10月30日~11月1日までの3日間、サイドイベントが10月29日~30日までの2日間と、こういった大まかなスケジュールになっています。 本会合が日本で開催されるのは初めての経験でありますので、事務方としても身を引き締めて頑張っていきたいなと思っています。
 続きまして、資料2-1について、前回の作業部会からの進捗について御説明したいと思います。この資料2-1は、以前の地球観測推進部会において配付した資料であります。簡単におさらいということで説明させていただきます。
 今年開かれるGEO本会合では、GEOの優先連携3分野ということで、SDGs、気候変動、防災、この3つに着目し、各地域におけるこれまでの成果、今後の課題について発表し、議論する場としたいということであります。
 具体的には、GEO優先連携3分野に対して、3つのパネルセッションを設置したいと思っています。米国でのパネルセッションが4つあったところ、ちょっと多いのではないかというような御意見もありましたので、今年の日本開催では3つでいいのではないかなと思っています。
 2つ目、パネリストについては、各地域の代表者、地域にフォーカスするということですので、地域の代表者、政府関係者に限らない様々な方に参画いただければと思います。
 各地域における成果やサービスの好事例を発表し、情報交換するなど、他国・他地域への水平展開の可能性や今後の課題等について議論いただければと思います。
 参考ですけれども、サイドイベントとしては、民間セクターの方ですとか、多様な人材、特に若手の人材の参画を促したいということを、前回の作業部会で御議論いただきました。
 そのイメージを可視化したものが、次のポンチ絵であります。これを簡単に御説明しますと、前回、作業部会の委員の先生方から、スローガンを作るに当たって、題材となるキーワードをたくさん御提供いただきました。そのキーワードをまとめたのが、赤で書かれた3つであります。Inclusive、Gathering Regional Power、Innovationという3つであります。
 近年、AmeriGEOSSですとか、AfriGEOSS、AOGEOSSのように、地域の取組が活発化してきています。なお、ヨーロッパにおいても、新しくEuroGEOSSなるものができました。それぞれの地域には、研究者でや行政官、公的セクター、民間セクター、若手からシニアの方、地球観測データを活用したインクルーシブなコミュニティが形成されつつあります。このような地域のパワーを集めまして、地域観測の世界でイノベーションを起こしていこう、これをグローバルに展開して、SDGs、パリ協定、仙台防災枠組のような国際枠組みに貢献していこうというのが、このポンチ絵のイメージであります。
 これを踏まえまして、去年、ワシントンD.C.で本会合が終わった後、日本開催に向けた検討チームなるものができました。その検討チームとテレコンを昨年末に行ったところ、その話合いの中では、こういったイメージについて、また、パネルセッションを3つぐらいにするということについては、あらかた了解を得ました。本当にそうなるかどうかというのは、執行委員会に諮らなければいけませんので、まだ決定するものではありませんけれども、この方向でいいでしょうということで、今、動きつつあります。
 これを踏まえまして、本日、委員の皆様方に御議論いただきたい内容が、資料2-2であります。
 これまでの作業部会におけるコメントとして、本会合の企画立案に当たっては、GEO事務局と共同議長がかなりのイニシアティブを発揮する一方、開催国として主張できる場もあります。開催国としての主張を本会合の設計にどう反映していくのかが大事であるというコメントですとか、若手人材の取り込み、コミュニティの拡大、ユーザー・サプライヤー・民間・政策決定者等の幅広い関係者の巻き込みを図るべきと。こういったコメントを受けまして、本日御議論いただきたい論点を3つまとめました。
 1つ目が、パネルセッションについてです。開催国として、優先連携3分野(SDGs、気候変動、防災)をターゲットとすることについては、あらかた了解をいただいていますけれども、それぞれについて、具体的にどのような分野のパネリストを推薦すべきかということについて、御意見をいただければと思います。
 2-1ですけれども、展示・サイドイベントについてです。こちらは、これまでのJapanGEOの展示ブースでは、主要関係機関のポスター展示やショートレクチャーを実施してきました。このたび日本開催ということですので、これまで以上に日本の取組をうまく発信するためには、具体的にどのようなコンセプト、展示方法でアピールすべきかということについて、御意見をいただければと思います。
 また、本会合直前に日本主催のAPシンポジウムを開催する予定ですけれども、その成果をサイドイベントの場でどのようにアピールすべきかということについても、御意見いただければと思います。
 さらに、若手人材の取り込み、コミュニティの拡大、幅広い関係者の巻き込みを図るためには、どのような仕掛けが必要か。
 これら2-1に関しては、日本としてのどのような工夫があるかということについて、コメントいただければと思います。
 2-2に関しては、同じく展示・サイドイベントですけれども、日本のみならず、GEO全体として、若手人材の取り込み、コミュニティの拡大、幅広い層の巻き込みを図るためには、全体の展示・サイドイベントにどのような仕掛けを作るべきかということで、アドバイスをいただければと思います。
 今回は、大所高所の御意見のみならず、実務的な点についても、アドバイス、コメントいただければと思います。
 説明は以上です。
【小池主査】  どうもありがとうございました。
 御質問等ございますか。よろしいでしょうか。
 この概念は、ここの議論を通してでき上がってきたもので、推進部会にもお話しいただいているということですね。
 それから、2-1の資料の1枚目に3つありますが、1つは優先3分野、それから、パネリストの地域代表制とか、そういうようなこととか、好事例を発表して相互にやり取りするとか、それから、民間セクターと若手というのがキーワードだったと思います。
 そうしますと、いつも河野さんからになりますけれども、今御議論いただきたい論点ということで、パネル、セッション、それから、日本としての展示・サイドイベントについて、事務局で提案する展示・サイドイベントの御提案というようなことを中心に御紹介いただければと思います。
【河野委員】  この優先3分野なんですけど、SDGsの中には防災と気候変動が入っているので、SDGで何かを絞るというのはちょっと難しいような気がするんですね。
 全くの思いつきなんですけど、経済界の方々、企業連合みたいなところの代表の方々も、これから先、企業の在り方として、SDGは意識せざるを得ないということを、少なくとも日本の経団連の方は言っていらっしゃるので、そういったようなリーダーシップのある方々が、地域を代表するのは難しいんですけど、そういう人を集めて、各営利団体みたいな企業が、SDGsに対してどういう考えを持って臨んでいるかみたいな話をしていただくと、本来の地球観測データを提供する立場として、どこに大きなニーズがあるのかというのはつかめる可能性があるのかなと思います。ただ、具体的にどんな人で、どんな議題で、どういうふうにというのは全く考えていません。
 それから、気候変動なんですが、資料を見ると、温室効果ガス観測ということになっているので、そこで絞るんでしたら、やっぱり各地域というか、各国なのかな、衛星機関がありますよね。そういう人に来ていただいて、CEOSかなんかの偉い人にリーダーシップをとってもらうというのがいいのかなと思います。
 そういうことを全く意識しないのであれば、例えば、CEOS、GCOSという、そういう地球観測で大規模なものをやって、気候変動を意識している人たちのトップレベルの方々に集まってもらって、地球観測全体で気候変動に対して何ができてきたか、これから先、更に何をしなければいけないのか、のような論点でお話ししてもらうのもいいかもしれません。
 防災については、申し訳ありません、ノーアイデアです。
 それから、サイドイベントですけど、小池先生が冒頭でおっしゃいましたけれども、せっかくですので、日本がスポンサーシップをとって、スペースを借りて、ジャパンブースの隣にAOGEOSSブースを作って、希望者にはブースを使っていいよというようなことを提案したらいかがかと思います。もしかすると、そういうことをすると、中国と韓国が、うちもスポンサーをするよとか、AOGEOSSのブースを取り囲んで日中韓みたいな話になるのかもしれませんけど、それは、そうなったらそうなったで、美しいのかなとも思います。
 APシンポの成果を紹介する場ということであれば、AOGEOSSのブースができれば、日本のどなたかがAPシンポのアウトプットをダイジェスト版でショートレクチャーみたいなものをするというのが良いのかなと思います。
 若手人材の取り込み、コミュニティの拡大、幅広い関係者って、JAMSTECで何かやるときも必ず大きな問題になるんですけど、最近試みているのは、開発業者みたいな人たちに対して、少し発言なり展示なりの場を与える。ものを作っている人たちですね。そういうのをちょっとトライしています。ただ、GEO全体としてうまくいくかどうかは分かりません。
 全体としてなんですけど、ちょっと突拍子もないんですけど、ブループラネットのシンポのときにも若手は来ないんですね。若手の人に少しでも参加してもらうためには何をしたらいいのかというと、ポスターを貼る機会を作って差し上げたらいかがですかという話になります。これは比較的個人というんですか、大学院生とかポスドクぐらいのレベルの方々が、GEOの活動に直結するような自分の研究成果を少しポスターで発表する、こういうのがあると、少なくともそのレベルの若い人たちは来るという動機になるということで、よくやります。ただ、GEOでは異質かなという気が少しするのです。若い人たちがどれぐらいか知りませんが、少なくとも大学生はGEOを知らない方が多いですので、何かそういうところから少しずつ知名度を上げていくというのがいいかもしれません。
 以上です。
【小池主査】  どうもありがとうございます。全部カバーしていただきまして、ありがとうございました。
 じゃ、三枝さん。
【三枝委員】  私は、逆に高所大所がちょっと無理なので、端的に気候変動のところでお話をさせてもらいたいと思います。
 先ほど河野さんからお話がありましたように、気候変動については、地上観測、衛星観測、航空機観測をやっているグループなどがあります。アジアで言いますと、日本は大きいグループはあります。それから、中国、インドなども大きく発展しているところですし、この間行ってきましたベトナムでも、まだ国際的にはよく見えていなかった機関が結構しっかりやっているということが分かってきたりしているので、そういうところによく参加していただいて、存在感を世界のコミュニティに見ていただくというのは、1つ大きな役割になるかなと思っています。
 それで、具体的にパネルセッションのイメージという感じなんですが、まずはGEOのイニシアティブであるGEO-Cのグループが、最近、ここ半年からこれから先やろうと思っている活動を参考までに紹介させてもらいますと、まずGEO-Cのコミュニティは、最近、ステアリングコミッティがしっかりできまして、日本からですと、文科省の佐藤推進官、それから、さっきお名前を挙げていただきました、大きなコミュニティとして、CEOS、EC、GCOS、WMO、IPCC、UNFCCC、それから、オーストラリア・キャンベラに事務局がありますGlobal Carbon Project、およそカーボンサイクルをカバーしている大きなグループの代表者又は担当者に入っていただく形で、いい形でステアリングコミッティができまして、事務局としまして、ヨーロッパの統合炭素循環観測プロジェクトのICOS、それから、GEO-CのイニシアティブリーダーのAntonio Bombelli氏、環境研の私が3名、事務局に入りまして、早速2月2日にステアリングコミッティ・ミーティングを持つ予定です。もしこのコミュニティの考えを少し聞いてくるということが許されるようであれば、そういうことをしてきますと、円滑に今後の準備が進むのではないかなと思っております。
 GEO-C、それから、GEOのコミュニティがこれまで取り組んできたことと言いますと、やはり大きな目標は、パリ協定に貢献する地球観測という位置づけを明確にすること。例えば、昨年11月にボンで行われましたCOP23の公式サイドイベントでも、GEO、GCOS、それから、日本のJAXA、RESTECの共同主催により、1つのテーマは、気候変動適応・緩和のための総合的な地球観測、そして、2番目に、パリ協定が目指しています温室効果ガス排出の削減、各国の排出インベントリの作成というのが別途ありますので、これに貢献する地球観測、こうしたものをテーマにサイドイベントを行いまして、日本からは、環境省の行政担当者として研究調査室の室長が講演すると同時に、その前に、IPCCインベントリタスクフォースの日本の共同議長である田辺さんから、インベントリの高度化に地球観測が必要であるというメッセージを発していただきまして、非常に効果的であったということでした。
 直近のイベントに加え、もう一つ、GEO-Cのグループが参加して、それから、GEOのプログラム委員会の主導として行う予定なのが、恐らく5月前後に、日本から文科省やJAXAが主導している形で、宇宙機関の理解と協力を得つつ、GEOのプログラム委員会で、パリ協定に貢献する温室効果ガス観測というのに焦点を当てたワークショップを計画しておりまして、こういったところでも、秋のGEO本会合に向けて、どういう点に特に焦点を当てたらいいかという話合いができるのではないかと考えています。
 どなたがいいとか、そういう具体的な話ではありませんが、どういうコミュニティで、どういう流れの上で計画していったらいいかということについて、お話しさせてもらいました。
 以上です。
【小池主査】  どうもありがとうございました。特に気候変動に関わる戦略を詳しくお話しいただきまして、ありがとうございます。
 中島先生。
【中島委員】  私は、ただ思ったことを言います。
 GEOの宇宙部分に関しては、CEOSが事務局をやるというか、担当しますので、JAXAとしては貢献したい。特に3つのSDGs、気候変動、防災に関しては、それぞれ貢献したいと思います。
 まず、三枝さんも言われた温暖化関係で、パリ協定の話ですが、今、環境省と環境研と一緒に、インベントリガイドラインに関する議論をやっています。
 もう一つは、GEOの全球森林観測イニシアティブ、ここの中にも貢献していきたいと思います。JICAと今受託でやっているのは、JJ-FASTというシステムがありますので、それらの展示なんかも面白いと思います。
 それから、更にそれが進むと、今度は農業の話になるんですが、これはGEOの中のGEOGLAM、Asia-RiCE。これは農林水産省と一緒にやっていますので、そういった側面は非常に重要だと思います。
 ADBだとか、政府とか、アジア関係でいろいろ活動している、そういう他のセクターと一緒にやっていくということが大事だと思っています。これに関しては、ALOS-2のデータをベトナムとかインドネシア、タイ等に配信していくようなことを頑張って、今、個々の協定を結ぼうとしております。
 
それから、気候変動に関しては、雲、降水、エアロゾルとものすごく重要で、こういったデータをマルチプラットフォームにして、さらにそういったものをいろいろアクセスできるようにしないとAIテクノロジーが動かないので、そういうものを作る努力を地球観測研究センター(EORC)としてやっています。
 それから、定量化してSDGにつなげるときには、そのモニタリング指標というのを作るべきだと。つまり、メトリックスですね。それを作らないと、幾ら定性的に、これをやってみんなで仲良く持続的になんて言っても始まらないので、人工衛星のデータから、そういったモニタリング指標を作ったらどうかということを我々は検討しております。これは、ヨーロッパではGSCSやコペルニクスなどのイニシアティブがありますので、そういうものと連携しながらやっていきたいと思っております。
 それから、今言ったオープン・アンド・フリー戦略に関しては、イニシアティブに関しては、ビジネスコンソーシアムもそろそろ巻き込んで発表していただくようなインビテーションをしたらいいかと思います。これは、例えば、気象庁は、気象ビジネスコンソーシアムを新しく立ち上げましたので、そういったところにも仲間がいると思う。
 あとは、計算関係だと、S-NETという起業家ビジネスネットワークがありまして、そういったところでも地球観測データを使おうとしておりますので、そういった若い企業の方々をお呼びするのも面白いかなと思います。
 それから、最後に言いたいことは、このGEOの委員会は、本来、日本の衛星地球観測に対する大きな視点を、是非ともその上の、例えば、地球観測推進部会に入れていただくような議論も1つ加えていただく必要があると思います。それは、世界的に言うと、CEOSとWMOの連携が進んでいるにもかかわらず、日本では、内閣府と文科省の間で、そういった地球観測が重要であって、それが国際約束になっているにもかかわらず、それが工程表に反映しにくい状況がありますので、この辺を是非ともここで少し議論していただくか、あるいは、議事録に残して、地球観測推進委員会の方に上げていただきたいと思います。
 以上です。
【小池主査】  分かりました。最初にお話しいただいたのは、主にパネルセッションの戦略ということでよろしいですか。
【中島委員】  いろんなところに、例えば、パネルディスカッションでもいいし、パネルセッションでもいいと思うので、そういうものにフィーチャーすると、GEOの戦略が見えるかなと思います。
【小池主査】  分かりました。
 じゃ、福田委員、お願いいたします。
【福田委員】  いろいろ宿題をいただきまして考えましたが、なかなか具体的な提案は難しいなと思っております。
 まず、この論点を拝見しまして感じましたのは、先ほども御意見ありましたけれども、例えば、SDGsという非常に広い目標になっておりまして、個々のゴールで見ると、地球観測を使えるものはいっぱいあって、実はほとんど使えたりしますが、なかなか直接つなげるのは難しいというところがあって、SDGsの議論をするのだとすると、ちょっと絞った方がいいのかなという印象を持っています。
 その上で、更に気候変動、防災、SDGsも含めて、相互に全部関係しておりますので、それぞれのパネルの議論においては、どこを議論するかというのはあらかじめちゃんと決めて進めるものだと思いますが、先ほどの3個のパネルセッションというお話とはやや整合しないかもしれませんが、実際、これだけ3つの議論をやったら、それをまとめるような議論の場というのもあっていいのではないかと思っております。
 ただ、小池先生からのお話にもありましたように、もうまさにどなたを呼ぶかに掛かってきますが、具体的な名前は今申し上げられませんが、そういうことを考えた方がいいのかなと思います。
 それで、次に、先ほどサイドイベントとか展示の話で、AOGEOSSの成果を持ち込むということですが、先ほどの日程案を見ますと、ほとんどAOのシンポジウムとの間は土日しかないという状況にもなりますが、例えば、文部科学省もご出席されているAPRSAFの場では、それぞれのイニシアティブで先に会合が開かれていて、その報告を本会合に上げるようなやり方をとって、かなり効果はあると思っておりますので、恐らく、少なくともサイドイベントぐらいは打って、AOGEOSSの最新の成果をうまくアピールするということは必要だと思います。
 それから、若手人材の取り込み。これは、非常に難しい。どこでもやらなければいけないと言ってやれないのですが。私が関係しているところでは、日本リモートセンシング学会で、最近、若手研究者を集めて、今後どうやって学会を活性化していくかという議論をやりました。私はもう学会の執行部から外れておりますので、横で見ていただけですけれども。非常に面白い議論が行われたのですが、若手の議論をやりますから集まってくださいと言っても、誰も来ません。なので、基本的にはもう狙い撃ちで、「君、出なさい」という形で選んでいかないと集まらないの。ただ、それでしかるべき方に集まっていただければ、結構面白い議論は進むのではないかと思います。ですから、これは企画次第ということで、あんまり具体的な案ではないので申し訳ないのですけれども。
 もう一つ、若手ってどこまでだという議論も結構ありまして、私どもの例では、40代までは許容しようという具合です。年代別に人数を数えてみますと、学会でも、大体40代、50代のところにピークが来ますので、どうしても30代と言ってしまうと、なかなか候補が少ないというような実態があります。ここはやはり意図的に集めるしかないと思っております。
 あともう一つ、これは中島先生もおっしゃったんですけれども、気候変動のところで、当然、GOSATの話もあり、二酸化炭素のところを強調するというのは当然だと思いますが、そのほかにも、特に、これは小池先生の御専門でもありますけれども、水循環系の観測について日本はかなりこれまで実績がありますので、そういうところも強調すべきだと思っておりますし、それから、先ほどの森林ですね。特に合成開口レーダを使った森林観測というところも実績がありますので、そういうところもちゃんとアピールすべきかと思っています。
 以上でございます。
【小池主査】  どうもありがとうございました。若手のところも踏み込んでいただきまして、どうもありがとうございます。それから、APRSAFみたいなやり方ですね。あらかじめ議論していて、それを報告するというようなことというのもいいかと思います。どうもありがとうございます。
 じゃ、森田さん。
【森田委員】  まず、パネルセッションの方についてですが、パネルセッションの結果を踏まえて、最後にコミュニケなどの成果文書を何かまとめられるのかなと思っていたので、その場合は、SDGs、気候変動、防災に共通するコンセプトを、あらかじめお題としてパネリストと共有すると、最後にまとめやすいかと思います。「お題」のテーマとしては、委員の皆様から話があったように、1つの軸としては、民間の巻き込みというのがあるかと思います。ここに来る前、たまたま『日経エコロジー』の1月号を読んでいましたら、SDGsのビジネス市場が年間で最低でも12兆ドルあるとの記事を目にしました。また、他方で、日本の企業だけを見ると、SDGsの理解の段階にある企業が54%で、経営への統合に至っている企業が9%しかないとの記載もありました。SDGsの目標年である2030年まで残された期間があと12年ということを考えると、民間企業の参画を促進するためには、実際のイノベーションが発言するステージにできるだけ早く移行することが、日本国内で見ると非常に重要ですので、GEOというものを触媒にして、その移行を促進する、という気付きを関係者の方とが共有するというのが、1つのストーリーとしてあるのかなという気がいたしました。そういった観点で、それぞれビジネスなり、SDGsでしたら、国連機関のトップなり、そういった方にパネリストで来ていただけると、集客の面でも議論の質を確保する面でも効果的だと思います。
 それから、展示については、中島先生からのお話にあったように、JJ-FASTを、是非、JICAとしても積極的に発信したいと考えている次第です。
 ボンでのCOP23、に私も行きまして、サイドイベントを幾つか企画したときのロジ面の反省を共有させてください。まずパネリストのジェンダーバランスですが、パネリストは女性が半分以上となるよう工夫が必要です。 また、非常に些細なことですけれども、イベントの前か後に食事を提供すると集客に効果があります。イベントが終わった後に関係者で集まってネットワーキングを強化するためにも効果的です。その旨をあらかじめ告知できるとなおよいと思いますし、京都で開催するので、和食を提供することができると、更に人が集まるのではないかという気がいたしました。
 それから、若手人材の取り込みということに関しては、REDD+プラットフォームというものをJICAの方で事務局を務めて運営しているんですが、今年、それで若手の理解と参画を促進することを目的としてアイデアソンというイベントを行いました。ソーシャルビジネスアワードというイベントを年間通して開催して、学生の方だとか若手の社会起業家の方を対象に、ソーシャルビジネスのアイデアを出していただいて、最優秀の方にはアワードを出すというイベンです。年間通じて関東と関西でイベントを開催し、その過程で公開ワークショップやセミナーを取り入れ、新たに関心を持って頂けそうな人を巻き込んでいったということをやりましたので、例えばそういうアイデアソン的なイベントをGEOSSでも取り入れてはいかがでしょうか。相応の手間と費用が掛かりますので、必ずしも今回適当かどうかというのは分かりませんけれども、ご参考として頂けますと幸いです。 雑駁(ざっぱく)ですが、とりあえず以上です。
【小池主査】  どうもありがとうございます。パネル等に加えて、ロジ周りの重要性も、ほんとそうなんですよね。アイデアソン的な若手の取り込みの部分、御提案ありがとうございました。
 では、吉高さん、お願いいたします。
【吉高委員】  
私は、よくGEO全体の最終的に何を求めているかというのが、見えていないかもしれないのですが、今、ESG投資に関して各企業を訪問しておりますと、SDGsの話題が必ずでます。森田委員ご意見に賛同いたします。
 今回、COPも参りまして、いくつかのイベントのパネリストをいたしましたが、人種のバラエティと女性がいるというのが重要であるというのは感じます。あと、ネットワーキングのための食事提供は私も同意致します。私たちもCOPでサイドイベントをしまして、スィーツを提供しました。いかに集客するかでは相当苦労いたしました。
 経済産業省から受託して適応ビジネスの展開促進をしておりましてリモートセンシングセンター様の事例も、適応ビジネスの事例集に入れさせていただいております。適応ビジネスの情報提供のメーリングリストを作っておりますので、今回の企画が適応のセッションもあれば、情報を配信することができます。なお、同事例集では、20以上の適応ビジネスをしている企業をとりあげ、各事業に寄与するSDGsのロゴを付けています。同様に、今回の研究の発表におきまして、それぞれの研究に一つずつストーリーがあるようなSDGsのロゴマークをタグ付けられるのではないかと思います。
例えば、住友化学は、自社の開発技術や製品に対してSDGsの社内認定制度を作りっています。研究者が、企業と対話するために、SDGsがツールになると思われます。つまり、企業側がSDGsを使っているのであれば、学術者の方も、自分たちの研究に、例えば、ポスターセッションにSDGsのマークをつけると、企業はこの研究は何に役にたつかという分かりコミュニケーションツールになるのではと思います。
 また、今年のボンで開かれましたUNFCCCのADPでは、SDGsと気候変動と仙台防災枠組をインテグレーションするということを専門家が語っておりました。そこで話されたようなことが、ヒントになるのかなと思っています。
 あと、パネリストには、客寄せ的な著名な方を入れたほうがよいかと思いました。また、若手の登用に関しては、著名人や年配のパネルの中に、若い方が入っていると盛り上がらないかもしれないので若手だけでやるパネルがあると、盛り上がるかもと思っております。
 私の希望としましては、CO2削減のモニタリングも重要ですが、移民や水問題など国家保障問題でも重要課題ですので、適応をぜひパネルのトピックとして入れていただければ有り難いと思います。
 以上です。ありがとうございました。
【小池主査】  多方面にわたってありがとうございます。多分、2-2になるのかもしれませんが、SDGsをやるときでも、一つ一つタグ付けして。
【吉高委員】  そうですね。
【小池主査】  そこにタグ付けできるようなストーリーを提案すると。
【吉高委員】  それぞれの研究者さんが考えるなどすると良いかと思います。
【小池主査】  そういうのがコミュニケーションツールになるということですね。
【吉高委員】  実際に海外の方も知っているので、海外の人ともコミュニケーションツールにはなると思います。
【小池主査】  なるほど。それと、いわゆるアイコンとかですね。
【吉高委員】  アイコンです。
【小池主査】  ですが、それは国際的にどういう方か。それは単に有名な方だけでなくて、何をコンテンツとして持っているかということをきょうお話しいただいたので、大変いいなと思いました。どうもありがとうございます。
 言ってなかったんですけれども、生駒先生、特にサイドイベント、展示とか、何かあります?
【生駒学術調査官】  そんな高尚な意見は全然申し上げられないんですけれども。
【小池主査】  さっきおっしゃっていた話ですよね。
【生駒学術調査官】  ああいう感じのイメージと、若手というか、余りこの分野にすごく深くまだ入っていなくて、取っかかり的になっている、例えば、学生さんでもいい例だと思うんですけど、何かそういう人たちを巻き込める工夫。例えば、私はどうしても専門が情報系の人間なので、そっちの面白さというのを考えてしまうんですけれども、行かなくてもライブ配信でずっと見られているとか、インタラクティブにディスカッションするコーナーがあるとか、あるいは、今時だったら、ロボットがうろうろしながら、AIが何か答えているとか、3Dなものがぐりぐり動きながら、ハイテクさを感じられるような、日本のロボット技術みたいなものがいろいろ説明してくれるとか、やっぱり普通の人にも受けるものが欲しいかなと。
 ちょっと思ったんですけど、さっきメーリングリストという話があったと思うんですが、今時だったら、ほとんどプッシュ配信、やっぱりスマホのアプリで、今、このイベントはこの辺でやってます、こんな面白いですよというので、いたらどんどん情報がこっちから押せるようなものがあってもいいのかなというのは感じました。ぐるっと回るだけで、せっかく今時GPSを持っているんで、位置情報を取っていけば、全部回ったスタンプラリーみたいなイメージで遊べるとか、そういう感覚もいいのかなと。
 あと、私もゆるキャラは大賛成だなと正直思っていまして、何かそういうキャラクターなど、親しみやすさというのを前面に出せればと。
 すみません、こんな意見でよろしいでしょうか。
【小池主査】  突然振って、すみませんでした。
 一応この3分野について、今、6人の委員の方々と生駒さんにいただいたものを自分なりにマッピングしたんですけれども、これ、まとめるのは大変ですね。非常に多様な意見をいただきました。
 パネルについては、3つほどあるんでしょうか。1つは、どういう方に来ていただくかというところに、女性比率、ジェンダーは、私がさっき言った防災の会議は、3割以下は絶対許してくれなかった。それから、共同議長も3割以下は駄目と言って、これはもう常識になっているんですね。今、半分とおっしゃったので、それは非常に大事なところでしょうと。
 それから、これは国際会議なので、やっぱりジオグラフィカルな分布というのも大事なんだろうと思います。皆さんにお話しいただいた中で、経済界という話があって、それから、州とか国とかの、そういうところのリーダーですね。経済界のリーダー、それからそれぞれの行政のリーダーというのがあると。
 それから、もちろん、地球観測のリーダーは間違いないと。
 これは3つとも合意形成してきたことなので、この合意形成のリーダーですね。パリ協定のリーダーとか、あるいは、仙台防災枠組を主導してきたリーダーとか。SDGsは難しいんですが、SDGsをまとめたというのは、過去にAPシンポで呼ぼうとしたハンガリーのシャバコロシーさんとか、そういう方とか、SDGs全体をまとめた立場のような人というのは、ある種のリーダー的な方かもしれません。ケニアの大臣と一緒にも2人でやられたんですが、そういう方とか、そういう合意形成をやってきたリーダーの方が、その立場から地球観測に何を期待するのかというのもあるのかな。
 要するに、どういう方においでいただくかということと、それから、セッションですね。最後どうやってまとめるのというのがありましたね。それぞれなのか、3つ合わせてなのかというのがありましたが、それは必ずしも展望を持っていなかったですよね。去年は、見える形のアウトプットは全く作られてこなかったんですよね。だから、それをどう考えるか。やっぱりさっき森田さんがおっしゃったコミュニケの作成というのも考えなければなりません。

【森田委員】  コミュニケを作るのか作らないのかとか。
【河野委員】  京都コミュニケを作るんですか。APのときは必ず作ります。
【小池主査】  必ず作るんですね。あるいは、その3つをまとめたものにするのかとか、何かその戦略は要るなと。
 それから、もう一つは、ロジですね。これはやっぱり大事ですということで、ロジは、展示もサイドイベントも全部関わるんですが、ロジ周りのことをどう考えるか。ロジというのは、食事の話もありましたけれども、女性のこともありましたけれども、生駒さんがお話しなったような見せ方が非常にスムーズになっていたので、ちゃんと議論が進んでいったとかいうようなこともありますので、そういうレベルをどういうところに置くのかというのも大事なのかもしれません。
  それから、日本主催のサイドイベントにつきましては、最初に河野さんから、AOGEOSSブースを日本支援で作ってはどうかというようなこともございました。やっぱりいい機会だから、アジアを皆さんがハイライトするというような格好を見つけると。
 その中で、福田さんから、APRSAFのやり方を参考にするという提案があって、APシンポでは、今、12タスクがあるんですが、そのうちの5つは、もう10年やってきているんですよね。なので、かなりの力がありますから、それをうまく準備して、これに間に合わせるというか、その1週前のAPシンポに間に合わせて、その成果を持っていくというようなことを、日本が中心になってやれそうな気がします。APRSAFの事例をお話しいただいたので、そういうことが考えられるかなと思いました。
 
それから、若手については、いろんな御提案をいただいて、まず若手を1人だけ呼んでも駄目ですね。アイデアソンはすごくいいんですが、結構準備が必要で、うまくリードしてくださる方がいらっしゃるはずなので、宇宙の分野、あるいは、GISの分野とかで、ちょっと相談してみて、そういうものが準備できるのならば、考えるといいのかもしれないなと感じております。
 あと、今のICTを効果的に使ってまとめるという生駒さんの御意見もありましたので、これもやっぱり戦略を、さっきのアイデアソンとか、そういうものを含めて準備するということで、可能性を探るということにしてはいかがかと思います。
 若手の中で、ポスターを貼る機会というのが河野さんからありましたので、ポスターを貼るためには、ポスターを作っていかなきゃいけないんですよね。行って何が得するが見えないと。発表したいというのはありますよね。でも、発表するとどんな機会があるんだろうかというようなのが何かあるといいなと思いました。
【河野委員】  一番よくやるのは、シニアな人たちがいるので、その場で発表して、ベストポスター賞を出すというのが一番やりがちな形。
【小池主査】  それが何らか採択されていくような道があるといいんですよね。
【河野委員】  そうですね。
【小池主査】  そういうことも含めて、是非、これに焦点を当てようと言ってきましたので、具体的なことを考えていきたいと思います。
 ということで、事務局の方は、マトリックス上にまとめて、共通的なところを出して、これは面白そうというようなところから取り組む、あるいは、これは時間が掛かるのであらかじめ手を打とうとか、そんなことを考えるといいと思います。そういうことをして準備していくといいと思いますが。
 大分時間を超過しておりますが、皆さんからいただいたものを、この次は事務局でまとめていただいて、それを戦略にする段階となります。実行するときに、もちろん皆さんにいろいろお尋ねすると思います。これ、どうやったら、誰につなぐといいとか、そういうことは確かめながら、実行案を作っていくことにしたいと思います。それが多分、先ほどの日程表でいくと、3月の執行委員会がありますので、ある程度そこでタマを持っていかないと話が前に進められないし、日本が考えていることが実現しない可能性がありますので、そういう準備を、今の議論を受けて、事務局の方でまずお願いして、必要に応じて、委員の皆さんとメール等で情報をいただきながら、本当に必要だったら電話会議をやるとか、そんなことも視野に入れて進めていただければと思います。
 きょうは、正月早々宿題ですが、皆さんから本当にいろいろな多岐にわたる御提案をいただきまして、どうもありがとうございました。
 今の取りまとめで、これが抜けているので何とかしてくれというのがありましたら、どうぞ。
【河野委員】  ジャパンデーとか、アジアデーとかいうのは。
【小池主査】  アジアデー、やりましょうね。ジャパンデーよりも、僕はアジアデーの方がいいと思います。
【河野委員】  私もアジアデーの方がいいと思います。
【小池主査】  日本がやるんでね。アジアデーは是非やりましょう。
APシンポがありますので、さっき申し上げましたように成果が出るものに取り組み、同時にアジア・オセアニアデーというのかもしれませんは、その中心になるような各国の人が自分の言葉で語れる環境づくりをすることが大事だと思います。それから、ポスターセッション的な企画でアジアが今やっていることをその他の地域の方がっと共有していただくし、またアジアの方々にもコミュニケーションを通じてヨーロッパとかアメリカでやっているようなことも吸収していくような、そんな場ができるといいなとは思っていますけど。いかがですかね。
【中島委員】  1つよろしいですか。
【小池主査】  どうぞ。
【中島委員】  COPにしても、いろいろ最近、学会もそうなんですけれど、ブースが非常に充実してきていて。どういうことかというと、結局、研究なり各ビジネスのアクティビティがずっと進んでくると、システムができますよね。それって、本会合だとかパネルディスカッションで議論するよりも、自分のこういうシステムを売り込みたいというモチベーションが非常に強くなっていて、自分のブースでそれを出して、そこにお客さんを呼び込むというスタイルがかなり増えているので、是非とも、GEOのこれはブースを充実していただきたいと思います。
【小池主査】  そういう意味では、さっきの議論だと、例えば、若者ブースみたいなのを30個作りますと。そうしたら、国際的に提案があったものは、要するに、来る費用が自分で持ってくださいと。それで売り込んでくださいと、そういうことでしょう。
【中島委員】  そう。売り込みの人たちが売り込める場所を、小さくてもいいから作ってあげる、あるいは、企業だったら、ブースを売るのでもいいから。
【小池主査】  そういうことをやって。
【中島委員】  やるのは楽しいかなと思います。
【吉高委員】  ショートレクチャーやプレゼンの場所を作り、ビジネスマッチングをします。
【中島委員】  もう一つ、AGUではだんだん電子ポスターになりつつあります。
【小池主査】  あ、そうですか。
【中島委員】  だから、大きなA0ぐらいの、もうちょっと小さいかな。でも、そこに自分のポスターを展示して、周りの人に説明している。ポスター会場で。
【小池主査】  そうすると、それだけのプロジェクタが要るのでしょうか?
【中島委員】  これがもうプロジェクタになって、それがもう会場に全部電子的に配信されているんですよ。プレゼンテーションルームから自分でアップロードすると、それがもう何番のポスターって、もう紙で貼らないんです。いや、もちろん、ほとんどは紙で貼りますけど、一部だけそういうのをやっている。
【小池主査】  そうなり始めているのでしょうか。結構お金が掛かりそうですね。
【中島委員】  AGU、金はあるんですよね。
【小池主査】  お金のない中、やり繰りしてやりましょう。
 貴重な御意見、本当にありがとうございます。先ほど言いましたように、事務局で今の御意見をまとめて、今の御意見から戦略を作り、それを実行計画にして頂きたいと思います。実行計画を作るところでは、また委員の皆さんの御意見をいろいろお聞きすることがあると思います。
 終了時刻が近づいておりますので、きょう、新年早々、本当にありがとうございました。
 それでは、これできょうの議論は終了したいと思いますが、事務局から何かございましたら。
【森課長補佐】  本日の議事録は、後日事務局よりメールで委員の皆様にお送りさせていただきます。修正等あれば、御指摘いただきまして、小池主査の御了承の上、議事録を文部科学省ホームページに掲載させていただきたいと思います。
 また、配付資料についても、机上資料を除いて、文科省ホームページで公開させていただきます。よろしくお願いいたします。
 旅費を支給させていただく方は、机上に関係資料を置かせていただいております。経路等を御確認いただき、実際の経路と異なる場合は、お手数ですが、直接書き込む形で訂正をお願いいたします。内容に相違がなければ、机上に置いたままで御退室ください。
 最後になりますが、配付資料については、机上に置いていただければ、後日郵送させていただきます。
 以上です。
【小池主査】  それでは、これをもちまして、GEO戦略計画推進作業部会第3回を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。


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研究開発局環境エネルギー課

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