地球観測に係る国家基幹技術検討作業部会の設置について(案)

平成21年3月27日
科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会地球観測推進部会

1.設置の趣旨

「科学技術創造立国」の実現を目指し、平成18年3月28日に第3期科学技術基本計画が閣議決定された。基本計画期間中の5年間、各府省には、本基本計画を具現化すべく策定された分野別推進戦略(平成18年3月22日総合科学技術会議決定)に従い、着実に施策を実施することが求められている。
特に、衛星による全地球的な観測・監視技術、海底の地震発生帯や海底資源探査を可能とする海洋探査技術及び観測データの統合・解析は、地球規模の環境問題への自律的な対応や我が国の総合的な安全保障等の実現に資することから、「海洋地球観測探査システム」が、国が一貫した体制の下で推進する国家基幹技術として、分野別推進戦略に位置づけられたところである。今後は、本システムの構築により、全地球に対する多様なデータの収集、統合化、解析、提供を行うことが期待されている。
関係府省・機関の緊密な連携・調整の下、本システムの効果的かつ効率的な構築・運用を図るために、地球観測の推進に関する重要事項を調査審議する地球観測推進部会の下に標記作業部会を設置し、システム全体の推進体制、管理体制に関する有効性・効率性等の評価を行う。
このため、地球観測推進部会の下に「地球観測に係る国家基幹技術検討作業部会」を設置する。

2.調査事項

「海洋地球観測探査システム」推進体制及び管理体制の評価

3.設置期間

作業部会の設置が決定された日から平成23年1月31日までとする。

4.その他

本作業部会の庶務は研究開発局海洋地球課が処理する。

お問合せ先

研究開発局海洋地球課地球・環境科学技術推進室

(研究開発局海洋地球課地球・環境科学技術推進室)