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資料2

近隣セキュリティシステムについて

平成19年6月29日
品川区地域活動課

1. 品川区の状況
 品川区は、東京都の南東部に位置し、人口約33万人の区である。東海道品川宿が設置された歴史的な地域、大井町・五反田・大崎・天王洲などの繁華街、古くからの工場の多い地域、住宅街などが隣接・混在している地域である。

2. 導入の経過
 子どもを狙う犯罪が増える中、品川区では早くから積極的な防犯対策に取組み、平成15年には全小学生に防犯ブザーを配付した。同時期に区内の民間企業技術者が結束したNPO団体「ものづくり品川宿」から、子どもの安全に寄与できるシステムを開発したいとの要望があり、企業支援の予算を有効に活用するとともに、区と地域住民が一丸となった安全対策の実現をめざして、開発にはいったものである。平成15年、16年の二ヵ年で開発し、平成16年12月に地域一体型セキュリティシステムである「近隣セキュリティシステム」の導入を公式発表した。

3. 運用状況
 近隣セキュリティシステムとは、児童が危険を感じた場合、防犯ブザー付緊急通報装置「まもるっち」のピンを引くと警報音が鳴ると同時に、品川区役所内に設置しているセンターシステムに自動送信され、生活安全サポート隊や保護者、SOSを発信した近くの協力者に連絡が入り、児童の元へ駆けつけるという品川区独自の地域防犯システムである。
 平成17年6月から3校によるモデル実施を経て、17年9月から順次各小学校に導入し、同年12月には全小学校(40校)に配付を終了し、本格稼動した。
1 通報件数:9,847件(17年9月〜19年3月末現在)
<緊急通報:12件(内数) 誤報:9,835件>
2 協力者数:12,088名(19年3月末現在)<PTA9,427名、町会・地区委員・民生委員等1,652名、事業所1,009名>

4. 新システムへの変更
 「まもるっち」の位置情報の精度向上のため、平成18年7月3日より新「まもるっち」に全数交換を行った。主な変更点は、1通信方式をPHS通信網から携帯電話通信網に変更。2位置取得方法をPHSアンテナ方式からGPS方式に変更。3電波停止ボタンの付加。
 この変更により、通信エリアが拡大し、全国で使用可能となる。また、通信網の補完として公共施設や個人の協力者宅に設置していたマザーフォンが不要となり、全機回収を行った。

5. 対象の拡大
 平成18年2月より「まもるっち」の貸与対象を区立小学校全児童に加えて、私立小学校等通学児童(希望者)にも拡大した。19年4月1日現在、区立小学校児童12,035名、私立・国立小学校児童160名。

6. 協力者研修会の開催
 地域防犯ネットワークを強化していくため、システムを支える地域協力者を対象に研修会を開催し、防犯意識の高揚と協力者としての対応等説明を行った。
実施日時:   平成18年7月8日(土曜日)午後2時〜4時
会場: 荏原文化センター大ホール 参加者:570名
<町会・自治会役員43.2パーセント 民生委員15.1パーセント PTA(40校3名ずつ)12.7パーセント 地区委員10.0パーセント 高齢者クラブ6.0パーセント その他13.0パーセント>
内容: 事業概要説明、講演「子どもの安全対策」、事例紹介等

7. 協力者通信の発行
 「協力者通信」を発行し、協力者の役割等の理解と意識付けを行うとともに、情報の共有化を推進していく。18年度1回発行。

8. 導入の成果
1 身の危険を感じて発信した事例がこれまで12件あるが、警報音に驚いて不審者が立ち去っており、また、生活安全サポート隊や協力者が駆けつける等、いずれも大事にはいたっていない。
2 保護者からは、まもるっちを携帯していることで安心感があるという声が多く、また、マスコミ等で取り上げられることも多いため抑止力となっている。
3 地域の中で子どもを見守っていこうという機運が高まっており、地域防犯ネットワークづくりの推進に効果をあげている。

9. 今後の課題
1   まもるっちを常時使用できるようにして所持していくための、継続的な指導。
2 システムの安定稼動のため、センターシステムやまもるっちの定期的な点検。
3 システムを支える協力者の意識高揚や情報提供、協力者間の連携。
4 誤報件数の減とリアルタイムでの協力者への通報の復活。
5 学校・家庭・地域相互の近隣セキュリティシステムへの理解と協力をさらにすすめ、安心安全なまちづくりを推進。



平成18年度 近隣セキュリティシステム「まもるっち」緊急通報事例
まもるっち(近隣セキュリティシステム)の概要について(PDF:163KB)


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