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資料1
研究計画・評価分科会における委員会の設置について

平成16年6月14日
研究計画・評価分科会

 科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会運営規則第4条第1項に基づき、研究計画・評価分科会に以下の委員会を設置する。

国として戦略的に推進すべき基幹技術に関する委員会
 総合科学技術会議が策定した「平成17年度の科学技術に関する予算、人材等の資源配分の方針」等を踏まえつつ、国際情勢や技術開発動向を踏まえた戦略の下に、国として責任を持って推進すべき基幹技術に関する重要事項の調査検討を行う。




国として戦略的に推進すべき基幹技術に関する委員会の設置について

平成16年6月14日

1. 目的
 近年、経済、外交など我が国を取り巻く情勢は大きく変化している。また、環境や食、感染症など安全・安心に対する問題意識が高まりを見せるなど、国内外の状況変化に伴い、科学技術に期待される役割も大きく変化しつつある。
 このような状況の中、我が国が激化する国際競争を勝ち抜くとともに、今後引き続き国際社会にあって「第一級の国」としての立場を維持しながら、持続的に発展していくためには、国や社会の安全保障といった分野に積極的に科学技術の成果を生かすとともに、中長期的な視野で継続的な技術革新を可能とするなど、真の意味での科学技術創造立国を実現することが不可欠である。
 その際、我が国が有する技術力を国力の一つと捉え、国際情勢や技術開発動向を踏まえ基幹技術を精選し、我が国が比較優位にある分野で更なる強化を図るなどの確固たる国家戦略に基づき、最先端の「知」を最大限に活用しながら、強力に研究開発を推進していくことが特に重要である。
 このため、総合科学技術会議が策定した「平成17年度の科学技術に関する予算、人材等の資源配分の方針」(平成16年5月26日)等を踏まえつつ、国際情勢や技術開発動向を踏まえた戦略の下に、国として責任を持って推進すべき基幹技術に関する重要事項の調査検討を行う。

2. 調査検討事項
(1) 対象とすべき基幹技術の概念や推進にあたっての基本的な考え方
(2) 当面取り組むべき領域、技術課題・目標、ロードマップ
(3) 基幹技術の研究開発に係る具体的な推進方策
(4) その他




(参考1)

科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会運営規則(抄)
(平成13年2月27日 科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会決定)


4条 分科会は、その定めるところにより、特定の事項を機動的に調査するため、委員会を置くことができる。

 委員会に属すべき委員、臨時委員及び専門委員(以下「委員等」という。)は、分科会長が指名する。

 委員会に主査を置き、当該委員会に属する委員等のうちから分科会長の指名する者が、これに当たる。

(第4項以降省略)


(参考2)

「平成17年度の科学技術に関する予算、人材等の資源配分の方針」(抜粋)
(平成16年5月26日 総合科学技術会議決定)


1. 平成17年度に向けた基本的な考え方

1 我が国の発展基盤となる研究開発の着実な推進
 (前略)また、我が国の持続的な発展の基盤として必要であって、長期的な国家戦略の下、国として責任を持って取り組むべき重要な科学技術を精選し、平成18年度以降の本格的な推進に継承する。

2. 科学技術の戦略的重点化

(2) 国家的・社会的課題に対応した研究開発の重点化

2) 国家的・社会的課題への新たな取組に向けた科学技術の戦略的・総合的な推進
2 国の持続的発展の基盤となる重要な科学技術の精選・推進
我が国が真の科学技術創造立国を実現するため、国の持続的な発展の基盤として必要であって、長期的な国家戦略の下、目標を明らかにし、関係府省が連携して国として取り組むべき重要な科学技術を今後精選し、平成18年度以降、本格的に推進。
以下のいずれかに該当するものを検討の対象とする。
今日、我が国が比較優位にあり、長期的にも国際的な競争の中で優位性を確保していくことが必要な科学技術であって、我が国の国際競争力の強化のために不可欠な基盤となるもの
国際社会で我が国がリーダーシップを維持するために必要な科学技術であって、科学技術創造立国を内外に強くアピールする上でも、国として着実に推進していくことが必要なもの
幅広い分野に波及効果をもたらすことのできる科学技術であって、国が一体となって推進していくことにより、社会の発展に貢献するもの


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