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計算科学技術推進WG(第12回)議事録

1. 日時: 平成17年10月11日(火曜日)13時〜15時

2. 場所: 国立情報学研究所学術総合センター 12階 1208会議室

3. 出席者:
(委員)   石井委員、伊藤委員、大野委員、岡本委員、奥田委員、泰地委員、鷹野委員、中野委員、根元委員、姫野委員、松尾委員、松岡(浩)委員、村上委員、室井委員、諸星委員、矢川主査、横川委員
(特別講演者)   今村 文彦(東北大学大学院工学研究科附属 災害制御研究センター教授)、小野 謙二(理化学研究所 知的財産戦略センター ものつくり情報技術統合化研究プログラム チームリーダー)
(事務局)   文部科学省 研究振興局 清水局長、藤田審議官、
振興企画課 木村課長補佐、研究環境・法令制度準備室 堀内次長、
情報課 松川情報課長、星野科学技術研究企画官、中里課長補佐

4. 議事
 
(1) 津波防災分野における将来のスーパーコンピューティングへの期待
<説明者>今村 文彦(東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター教授)
(2) HPCにおける可視化環境の現状と技術動向
<説明者>小野 謙二(理化学研究所 知的財産戦略センターものつくり情報技術統合化研究プログラム チームリーダー)
(3) 京速計算機システムの整備主体について
(4) その他

5. 配布資料
 
資料1  計算科学技術推進ワーキンググループ(第11回)議事概要(案)
資料2  津波防災分野における将来のスーパーコンピューティングへの期待
資料3  HPCにおける可視化環境の現状と技術動向
資料4  京速計算機システムの整備主体の選定について(案)
参考1  文部科学省任期付職員の採用のお知らせ
参考2−1  計算科学技術推進ワーキンググループ第2次中間報告概要
参考2−2  計算科学技術推進ワーキンググループ第2次中間報告


6. 議事概要
 
(1) 「津波防災分野における将来のスーパーコンピューティングへの期待」について、資料2に基づき、今村 文彦様が説明を行った後、以下の質疑応答が行われた。
 (□:今村様、●:委員、○:主査、△:事務局)

委員 可視化の処理も含めて、どれぐらいの性能が必要とされているのか。また、ネットワーク性能への要求はどれくらいか。
今村様 入力データについては、地震データ、津波データとも現状で十分であるが、出力は可視化されたデータであるので、現在の容量ではとても足りない。但し、場合によっては、FOMAなどに出力するための簡略化を考える必要がある。
委員 津波計算のデータ入手にかかる時間はどの程度か。
今村様 地震データには、P波とS波とT波の3種類がある。P波は数秒でマグニチュードを判断できる。S波の場合、津波の計算の際、陸上の計算も丁寧に行うため、2分かかる。計算も含めると1分から10分程度である。
委員 リアルタイムで大規模なシミュレーションとは、どのような運用イメージであるか。
今村様 十分検討していないが、プライオリティを最重要として運用できるイメージである。なお、津波の場合は、第一波よりも第二波、第三波が最大の被害を出す場合もある。
委員 莫大なデータが出力されるとのことだが、現状どれぐらいのデータ量か。
今村様 チリ津波では、毎秒、たて1,200かけるよこ800のデータを48時間のタイムスケールで計算する必要があった。
委員 連成計算をしているとあるが、どの程度行っているのか。
今村様 現状では連成計算は行っていない。構造物の破壊計算は別で行っている。
委員 64CPUで20倍弱しか性能が向上していないが、どこにボトルネックがあるのか。
今村様 沿岸部で複雑な計算を必要としている。その部分でのサブリージョン間のやり取りが、並列化のネックになっている。アルゴリズムの変更も考える必要がある。
主査 4ペタFLOPSで4時間かかるということであるが、リアルタイムではなく、蓄積したデータベースの情報を使用しているのか。また、どこが線形なのか。
今村様 基本はデータベースを使うが、できればリアルタイムで計算したい。チリ地震のような大規模解析では、大洋を津波が進む部分は線形モデルを用いている。沿岸部は非線形モデルである。4ペタFLOPSでは非線形モデルの適用を考えている。

(2) 「HPCにおける可視化環境の現状と技術動向」について、資料3に基づき、小野 謙二様が説明を行った後、以下の質疑応答が行われた。
 (□:小野様、●:委員、○:主査、△:事務局)

委員 米国ではどの程度の大きさのものをインタラクティブに可視化できるのか。また、どの程度のネットワークのバンド幅が必要であるか。
小野様 テラスケールである。
委員 ネットワークのバンド幅はどれぐらいか。
小野様 1人30ギガぐらいか?
委員 GPUのメモリが少ないので高速表示が出来ると思うが、GPUでメモリをたくさん持っていたほうが良いの か。
小野様 実装に依存する。
主査 データマイニング技術において、計算科学と実験科学のコラボレーションが起こることを期待する。

(3) 「京速計算機システムの整備主体の選定について(案)」について、資料4に基づき、事務局が説明を行った後、以下の質疑応答が行われた。
 (●:委員、○:主査、△:事務局)

委員 研究環境の提供能力は開発時点のことをいっているのか、それとも運用時点のことを言っているのか。
事務局 整備段階のことである。
委員 300億円のプロジェクトとはスパコンのことか。
事務局 スパコンに特定せずに調査した。調査した結果より、スパコンを整備している機関を抽出した。
委員 次回は整備主体で行うとしても、次々回はどこで行うのか。
事務局 先端計算科学技術センター(仮称)を主体に検討する。
委員 整備は国の委託として行うのか、それとも業務とするのか。
事務局 研究型独立行政法人の業務の制度を変更する。業務追加を行う。
委員 整備主体と共用主体は別のものとなるのか、共用主体に整備主体がなることはあるのか。
事務局 別の独立した共用主体に運用させる。
委員 今日の採点だけで決定するのか。
事務局 採点結果を集計し、次回のWGで諮る。
委員 当該機関に所属する委員は採点しないのか。
事務局 そうである。参考にする。
委員 整備主体の基本計画を改定するのか。
事務局 独法においては、中期計画を含めて対応が必要である。
以上

(研究振興局情報課)

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