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情報科学技術委員会 計算科学技術推進ワーキンググループ(第8回)議事録

1.日時: 平成17年4月26日(火曜日)15時〜17時

2.場所: 経済産業省別館1028会議室

3.出席者:
(委員) 石井委員、伊藤委員、宇佐見委員、大野委員、下條委員、泰地委員、中野委員、根元委員、羽生委員、姫野委員、松尾委員、松岡(聡)委員、松岡(浩)委員、村上委員、室井委員、矢川委員(主査)、横川委員、渡邉委員
(事務局)
文部科学省 研究振興局
清水局長
情報課
松川情報課長、星野情報科学技術研究企画官、柴崎学術基盤整備室長、中里課長補佐

4. 議事
(1) 地球シミュレータ・プロジェクトの経緯とペタフロップス超級スーパーコンピュータ開発プロジェクトへの提言
(2) ペタフロップス超級スーパーコンピューティングのグランドチャレンジとなるアプリケーションと必要とされるシステムの要件について
(3) その他

 
5. 配付資料
資料1   計算科学技術推進ワーキンググループ(第7回)議事概要(案)
資料2   地球シミュレータ・プロジェクトの経緯とペタフロップス超級スーパーコンピュータ開発プロジェクトへの提言(横川委員、松岡(浩)委員)
資料3   アプリケーションとシステム要件対応情報作成の依頼
資料4-1   アプリケーションとシステム要件対応表(泰地委員)
資料4-2   アプリケーションとシステム要件対応表(松尾委員)
資料4-3   アプリケーションとシステム要件対応表(室井委員)
資料5   計算科学技術推進ワーキンググループ これまでの活動と今後の予定

6. 議事概要
(1) 地球シミュレータ・プロジェクトの経緯とペタフロップス超級スーパーコンピュータ開発プロジェクトへの提言
資料2にもとづき、横川委員、松岡(浩)委員から説明を行った後、以下の質疑応答が行われた。
(○:横川委員、●:委員、△:事務局)

委員 地球シミュレータの開発に際しては、国際的な軋轢や障壁があったとも聞くが、国産開発は大変だったではなかったないか。

横川委員 三好先生が打出した設計方針にベクトル計算機があり、概念設計時には国内外の企業数社があったが、最終的には応じられるメーカが無かった。

委員 大きなプロジェクトなので、メーカー(ベンダー)に体力が必要であった。今の状況はどうなのか?

横川委員 三好先生は、国のプロジェクトにどのように貢献するかが重要であると述べていた。

委員 地球シミュレータにおける技術的なブレークスルーは何か。ベクトルプロセッサの1チップ化か。

横川委員 ベクトルプロセッサの1チップ化もそうであるが、高密度実装技術も重要であったと考えている。

委員 アプリケーションソフトウェアは完成直後から動いたのか。

横川委員 コンパイラ等のソフトウェアはNECのSXを踏襲したので、SXにより開発を行った。平成13年8月に4ノードが最初に搬入され、その後12月、1月と順次現地に導入された。平成14年の4月か5月には、プログラムが完成した。

委員 うまくいかなかったプログラムはあるのか。

横川委員 当初予定していたプログラムは、全てうまくいった。

委員 予算はどの程度か。

横川委員 全体で約600億円。内訳は、計算機ハードウェアに約400億円、建屋に約72億円、アプリケーションソフトウェアに約140億円。これ以外にも、アプリケーションソフトウェアの開発があった。

委員 一つのアプリケーションソフトウェアに10億円から15億円をかけたと聞いている。

委員 HPFは成功したといえるのか。

横川委員 個人的な考えだが、HPFは必要ないのではないかと思っている。そこそこの使いやすさを実現しているが、結局は、並列通信ライブラリであるMPIを使ってプログラムが作れるような人でないと、使わない。

委員 HPFは核融合研で使われている。MPIはプログラミングしにくいので、米国でも見直されている。

委員 次世代スパコンでは、プログラミングモデルはどう考えるのか。IBMのBlueGeneはMPIで細粒度(ファイングレイン)で20万プロセッサを扱う。HPCSは共有メモリモデルを採用。地球シミュレータを含めて、プログラミングモデルを考えながら検討を進めてきた。

事務局 平成18年度の概算要求と並行して、概念設計の中で検討していく必要がある。

(2) ペタフロップス超級スーパーコンピューティングのグランドチャレンジとなるアプリケーションと必要とされるシステムの要件について
資料3にもとづき、矢川主査から説明が行われた後、資料4−1にもとづき泰地委員から、資料4−2にもとづき松尾委員から、資料4−3にもとづき室井委員から説明が行われた。その後、以下の質疑応答が行われた。
(●:委員、△:事務局)

委員 ネットワーク性能の欄も、メモリの欄と同じ様にByte毎Flopsで記述するべきである。

委員 ペタフロップス超級スーパーコンピュータに関しては、プログラミングモデルはどうするのか。MPIで良いのか。HPFで良いのか。Shared Memoryでよいのか、考える必要がある。

委員 アンケート調査の中の対応表に、計算モデル、プログラミングモデルの質問も入れた方が良い。

事務局 「ソフトウェア要件」の部分に書いていただくこととしたい。

(3) その他
資料5「計算科学技術推進ワーキンググループ これまでの活動と今後の予定」に基づき、平成17年度の予定に関して、矢川主査から説明が行われた。

以上


(研究開発局情報課)

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