資料2 多様な人材が活躍できる研究環境づくりのために 今後の予定について(案)(隠岐委員説明)

多様性のための「事例集」(仮)作成にあたり考慮するべき背景
・「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)施行(2016年4月1日)
・LGBT法連合会など差別解消を求める動き(下記参照)
・大学のグローバル化施策の拡大と多文化共生の課題

■多様性(diversity)の推進と包摂(inclusion)

1)二次分析を行う
・全国障害学生支援センター http://www.nscsd.jp アンケート調査
・障害のある学生に対する支援・配慮事例集   http://www.jasso.go.jp/tokubetsu_shien/2014jirei_top.html
・性的指向および性自認を理由とするわたしたちが社会で直面する困難のリスト(初版)[LGBT法連合会] 
http://lgbtetc.jp/wp/wp-content/uploads/2015/08/困難リスト第2版.pdf
→LGBTの生活における「困難リスト」を作成し意見募集中。差別解消などを目的とした法律の制定を求めている。
・ハラスメントセンターのガイドライン分析および各大学の統計資料分析
・北九州市立男女共同参画センター・ムーブ『平成26年度 ジェンダー問題 調査・研究支援事業報告書』2015年3月 kitakyu-move.jp/tosyo/818.html

→既に各界からデータが出そろっているが、「学生向け」「各大学・地域ローカル向け」もしくは「属性別」という特徴がある。このデータから「研究環境」「大学横断的」「多様性」の視点から有用なものを抽出し、以前配付した「事例集」を改訂する

2)障害当事者、LGBTなどの多様な属性を持つ研究者に協力を要請し、「研究環境」についてネット調査アンケートを行う(11月~12月)[現在項目作成中]
・「~の経験はありますか」 1~7点 もしくは はい いいえ(要確認)
・自由記述
2016年1月~  1)、2)をもとに「中間取りまとめ」の作成をめざす

3)2)のアンケート調査をもとに「問題」のグループ分けを行い、当事者である若手研究者、大学院生などを集めてイベント開催、複数グループでFocus Group Interview、更なる困難事例の抽出(2016年以降)

■研究主体の多様化
当事者研究(「包摂」と取り扱いは重なる)
ニコニコ学会βなど「野生の研究者」
科学技術・学術政策研究所、独立行政法人科学技術振興機構などとの連携
文部科学省アクション&レガシープランの連携

お問合せ先

科学技術・学術政策局研究開発基盤課

橋本、麻田

(科学技術・学術政策局研究開発基盤課)