資料9‐2 科学技術を巡る情勢変化と時代認識 -第2期と第3期の違い-

科学技術・学術審議会
基本計画特別委員会(第1回)
平成16年10月6日

第2期科学技術基本計画2001~2005 ○ 世界大競争の深化; フロントランナーの厳しさ
・米国の世界的優位性、EUの拡大、中国などアジアの台頭
・人・資金・モノ・情報の流れや、個人や企業の活動地選択のグローバル化

○ 人口減少時代の到来; 成長から成熟へ、個々の個性や能力の発揮

○ 知識基盤社会の進展; 知識を基にした価値創出と生産性向上

○ 科学技術を巡る国民意識の変化
・科学技術と社会の相互作用の高まり、安全・安心な社会、心の豊かさ

○ 科学技術の推進体制の変化
・総合科学技術会議の設置、文部科学省の発足、国立大学の法人化、国立研究所等の独立行政法人化
第3期科学技術基本計画2006~2010

→3つの国の姿をいかに追求するか

◆ 知の創造と活用により世界に貢献できる国 ・・・「知的・文化的な価値」

  • 人材、基礎研究、知的財産、研究基盤
  • 大学の活力に富んだ発展

◆ 国際競争力があり持続的発展ができる国 ・・・「経済的な価値」

  • フロントランナー時代の我が国のイノベーションシステムの構築

◆ 安心・安全で質の高い生活のできる国 ・・・「社会的・公共的な価値」

  • 安全・安心な社会への貢献、公的サービスや課題解決への貢献
  • 科学技術による我が国のソフトパワーとしての魅力への貢献(先端技術、価値観、文化、伝統) 

(参考1)科学技術を巡る諸情勢の変化(1990年代後半から現在まで) ‐第2期科学技術基本計画が掲げる3つの「目指すべき国の姿」に関して‐

(参考2)科学技術政策の変遷(科学技術基本法制定(平成7年)以降)

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科学技術・学術政策局計画官付

(科学技術・学術政策局計画官付)