科学技術・学術審議会
基本計画特別委員会(第1回)
平成16年10月6日
文部科学省
第3期科学技術基本計画に向けて、文部科学省では、科学技術・学術審議会をはじめとする審議会や委員会等での審議が進捗するとともに、各般の取組みを進めているところ。
総合科学技術会議の方針を受けて平成15年度より科学技術政策研究所において「基本計画の達成効果の評価のための調査」を2ヵ年計画で実施。総合科学技術会議の「科学技術政策の進捗状況(平成16年5月)」のとりまとめにおいては全面的に協力。
科学技術の現場が抱える課題や問題意識を踏まえた政策立案に資するため、昨年来、研究者、ポストドクター、産学官連携関係者、産業人など、様々な局面の前線で活躍する中堅・若手を中心とした者から意見聴取を実施中。(現時点まで約100件、述べ140人以上と面談)
科学技術創造立国の実現に向けた基本的な政策を検討し、第3期科学技術基本計画の策定に資するため、9月2日の科学技術・学術審議会において基本計画特別委員会を設置。来春を目処に検討結果をとりまとめる予定。
また、基本計画特別委員会での検討に資するため、広く国民一般を対象に、文部科学省ホームページで「科学技術の振興に関する意見募集」を実施中。(募集期間9月8日から10月6日)
平成15年度より科学技術政策研究所において「科学技術の中長期発展に係る俯瞰的予測調査」を2ヵ年計画で実施。重点化の検討に資するための基礎資料として活用が想定。その中で、経済・社会的寄与度等が大きい科学技術領域や我が国の優位性について、産学官の約4000人の研究者・技術者を対象にした設問調査や、一般国民を対象にしたニーズ調査等を行っているところ。
これまで3次にわたる提言をとりまとめ。
「科学技術と社会という視点に立った人材養成を目指して」(平成16年7月)
「国際競争力向上のための研究人材の養成・確保を目指して」(平成15年6月)
「世界トップレベルの研究者の養成を目指して」(平成14年7月)
総合科学技術会議の平成17年度資源配分方針(PDF:29KB)を受け、国際情勢や技術開発動向を踏まえた戦略の下に国として責任を持って推進すべき基幹技術に関して検討を行うべく6月に設置。年内に基本的考え方をとりまとめ予定。
これまで「これからの学術研究の推進に向けて」(平成16年6月)、「ビッグサイエンスの在り方について」(平成15年10月)、「科学研究費補助金の在り方について(中間まとめ)」(平成16年6月)をはじめ、各般の審議が行われている他、学術研究推進部会において今後の学術研究推進方策を審議。
国立大学の法人化を踏まえ、利益相反等、産学官連携の推進方策について審議。
「新時代の産学官連携の推進の構築に向けて」(平成15年4月)
利用者ニーズを踏まえた知的基盤の整備について審議。
「先端大型研究施設・設備の活用促進について-基本的考え方-」(平成16年8月)
第3期基本計画に向けて国際展開の方向性を示すべく調査検討を行い、来年1月を目処に最終報告をとりまとめ予定。
「科学技術・学術の国際展開の戦略的推進について(中間報告)」(平成16年8月)
高等教育の将来像について審議中であり、先日「審議の概要」を中間的にとりまとめた。来年1月を目途に答申予定。また、大学の教員組織の在り方に関する検討委員会においても、助教授・助手の位置付けの見直し等に係る審議が進捗。
「我が国の高等教育の将来像(審議の概要)」(平成16年9月)
「国際的に魅力ある大学院教育の展開に向けて(審議経過の概要)」(平成16年8月)
「安全・安心な社会の構築に資する科学技術政策に関する懇談会報告書」(平成16年4月)
「地域科学技術施策の新たな展開に向けて(中間報告)」(平成16年9月)
「知の拠点-国立大学施設の充実について」(平成15年7月)
科学技術・学術政策局計画官付