4-4.資源分科会

【平成19年度議論のポイント】

○ 資源分科会では、体系的・実践的な教育への期待、資源開発上流部門の講座・教員の減少、海外現場の増加等に伴う資源開発人材に求められるスキルの多様化、等を課題として認識。
○ このため、平成20年度には、産学連携・大学間連携により、資源開発に関する広範な知識・ノウハウを、フルセットで提供できるようなプログラムやケース教材の開発、中核となる機関を定めるなどによる資源系大学等の連携の推進、海外資源開発現場等でのインターンシッププログラムの開発・実証を行っていく。
○ また、平成21年度以降も、海外資源開発現場でのインターンシップや資源国からの留学生や講師の受入れ、海外も含めた外部からの技術者・講師の受入、海外の大学や研究機関等へ若手教員や研究者を派遣、等について検討を進める。

【議論の概要】

平成19年度、資源分科会では、体系的・実践的な教育への期待、資源開発上流部門の講座・教員の減少、海外現場の増加等に伴う資源開発人材に求められるスキルの多様化、等を課題として認識。

【平成20年度の具体的取組】

○ 産学連携・国内外の大学間連携によるプログラム開発やケース教材の開発を通し、資源開発に関する広範な知識・ノウハウを、フルセットで提供できるような工夫を行う。
○ 資源開発に関する広範な知識・ノウハウを、スピード感をもって提供できるようにするため、中核となる機関を定めるなどし、資源系大学等の連携を推進する。
○ 海外資源開発現場等でのインターンシッププログラムの開発・実証を行う。

【平成21年度以降の展開】

○ 海外資源開発現場でのインターンシップや資源国からの留学生や講師の受入れは、学生や教員に異文化や資源開発に対する興味・関心を高める効果が期待できることから、インターンシップ等の充実について引き続き検討する。
○ 一部の大学において行われているが、海外も含めた外部からの技術者・講師の受入、社会人と一緒に学ぶ仕組みについて検討する。特に、海外から技術者・講師を招聘する場合には、先方からみた魅力を考えておく必要がある。
○ 学生や院生に海外資源国の感覚を肌で感じてもらうよう、産資源国の技術者・研究者、学生を、日本の大学の研究室等に招聘し、国際的な教育環境をつくることを検討する。
○ 自分の大学の強みとしていく分野については、海外の大学や研究機関等へ若手教員や研究者を派遣して育成を行うことなども効果的である。
○ 資源開発分野の、現場が危険で厳しい、給料が安い、資源枯渇論もあり将来性がない、などといったイメージを払拭させ、資源開発の面白さや重要性等を学生に伝えていくことが重要であることから、このような取組について検討する。
○ 資源開発分野の海外における処遇の状況なども踏まえ、給与水準の向上や、海外インターンシップを経験した学生に対する配慮などの取組が重要である。

【参考資料(平成20年度の主な取組のスキーム等)】

平成20年度の主な取組のスキーム等の図

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科学技術・学術政策局基盤政策課

(科学技術・学術政策局基盤政策課)

-- 登録:平成21年以前 --