参考資料3 中国四川省の地震及び平成20年岩手・宮城内陸地震に対する文部科学省の観測研究の取組みについて

平成20年7月17日
文部科学省

○中国四川省の地震(平成20年5月12日、中国四川省、マグニチュード7.9)

1.科学研究費補助金(特別研究促進費)の交付

○ 2008年中国四川省の巨大地震と地震災害に関する総合的調査研究(1,292万円)
研究代表者
 小長井 一男 (東京大学生産技術研究所教授)
研究組織
 東京大学、京都大学、北海道大学、大阪大学、独立行政法人産業技術総合研究所等の研究者(計27名)

2.陸域観測技術衛星「だいち」による被災地域の撮像

 5月13日以降、陸域観測技術衛星「だいち」により被災地域を撮像し、画像を中国国家防災センターや中国科学院等に提供。

3.地震調査研究推進本部衛星データ解析検討小委員会の開催

 6月4日に地震調査研究推進本部衛星データ解析検討小委員会を開催し、だいちのデータを用いて関係機関が解析したSAR干渉解析結果等を検討し、結果を6月9日の地震調査委員会に報告。

○平成20年岩手・宮城内陸地震(平成20年6月14日、岩手県内陸南部、マグニチュード7.2)

1.科学研究費補助金(特別研究促進費)の交付

○ 2008年岩手・宮城内陸地震に関する総合調査(1,462万円)
研究代表者
 海野 徳仁 (東北大学理学研究科教授)
研究組織
 東北大学、東京大学、弘前大学、九州大学、京都大学、名古屋大学、北海道大学、新潟大学等の研究者(計19名)

2.陸域観測技術衛星「だいち」による被災地域の撮像

 6月15日以降、陸域観測技術衛星「だいち」により被災地域を撮像し、画像を関係機関に提供。

3.地震調査研究推進本部地震調査委員会(臨時会)の開催

 6月14日及び26日に地震調査研究推進本部地震調査委員会の臨時会を開催し、地震活動及び地殻変動の総合的な評価を行い、結果を公表。

4.地震調査研究推進本部衛星データ解析検討小委員会の開催

 7月4日に地震調査研究推進本部衛星データ解析検討小委員会を開催し、だいちのデータを用いて関係機関が解析したSAR干渉解析結果等を検討し、結果を7月11日の地震調査委員会に報告予定。

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(科学技術・学術政策局政策課)

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