| 村田委員: |
業務運営評価という言葉の中には人事と財務が含まれるが、業務運営を適切に評価するためには、業務実績に関する評価も併せて行うことが必要。しかし、この報告書は財務の観点からの検討がまとめられたものであり、単独に業務運営評価ワーキンググループで評価できないものがあるのではないか。セグメントをどのように設定すべきか、運営費交付金債務の収益化をどのように行うべきかという点については、法人の特性を考えた上で、業務運営評価を業務実績評価と関連づけて行う必要があるのではないか。運営と業務実績とを峻別できるのか疑問であるし、業務実績を担当しているグループと業務運営を担当するグループとの連携が必要なのではないか。 |
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| 板倉評価室長: |
業務運営評価ワーキンググループは、財務の観点に的を絞り、公認会計士の委員を中心に組織したもの。本ワーキンググループの役割は、評価自体を行うのではなく、独立行政法人の財務運営の考え方をまとめることであり、実際に業務運営評価を行うのは各分科会・部会である。したがって、法人から財務諸表、業務報告書が提出された後、各部会・分科会で評価を行う際に、ワーキンググループの報告書の内容も参考にしながら評価をしていただくことを考えている。 |
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| 池上委員: |
独立行政法人は利益の獲得を目的としておらず、独立採算でもないことから、財務会計の視点からの検討は難しいと感じた。運営費交付金は、積み上げではなく、総額で決められている。セグメント化されずに交付されるものをセグメント化するのは非常に難しい。独立行政法人に質の高いサービスを国民に提供することが求められているとすれば、質の高いサービスを定量化できないかという議論を行う必要があるのではないか。つまり、質の高いサービスの提供においては、それぞれの法人のカスタマーは誰かを明示する必要がある。質が高いかどうかというのは、カスタマー・サティスファクションという形で評価できるのではないか。報告書は、財務会計手法を用いても、経営という点からはあまり効果がないと結論づけているのではないか。 |
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| 板倉評価室長: |
ワーキンググループにおいては、独立行政法人が、どのような情報を評価委員会に対して出すべきかという点、収益化の方法、効率化の判定をどのように行うかという点、財務諸表をどのような観点から評価するかという点の4つにポイントを絞って議論を行った。これ以外のことについては、各分科会・部会で評価していただく。その中で、サービスの質の向上も評価されることになる。したがって、ワーキンググループでは、評価を行うのではなく、財務に関して、実務的に積み残したことをとらえ、その点を検討した。 |
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| 小田官房政策課長: |
今回の業務運営評価ワーキンググループの報告書は、財務の面についての分析であるが、委員の御発言のとおり、業務運営の評価には人事等も含めた総合的な視点が必要であることは深く認識している。 |
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| 板倉評価室長: |
実際の評価に当たっては、各分科会が作成したフォーマットを使用することから、本報告はその際の参考という位置づけである。 |
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| 門永委員: |
80%の費用で目的を達した場合、収益として計上され、評価されるが、この際、残った資金は来年度に持ち越せるのか。また、100%の費用を使ったが、80%しか成果が出ない場合には、どのような取扱いになるのか。 |
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| 板倉評価室長: |
80%の費用で目的を達した場合、残額は財務諸表上、損益計算書の中に利益として記載され、翌年度に剰余金として繰り越して使用することができる。また収益化を行う際に考慮されるのは、業務が予定した分だけ終わったかということであり、いわば作業の進捗状況である。他方、成果の評価基準で言う80%の達成度については、業務実績評価の対象であり、収益化率とは異なるものである。なお、作業が終了しなかった場合には、その成果の評価は、翌年度に終了した時点で行うことを考えている。 |
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| 岡部委員: |
費用進行型の場合における収益とはどういうものなのか。 |
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| 板倉評価室長: |
費用進行型の場合は、収益と費用が同じ額になる。この際、損益計算書上は利益は出ない。 |
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| 岡部委員: |
プロジェクト進行基準型の場合における収益化とはどういうものなのか。 |
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| 板倉評価室長: |
年度当初に法人内の各部門・プロジェクトごとに割り振った予算と、実際に発生した各部門・プロジェクトごとの費用とを、年度末に比較していくことになる。この際、目標を達成した上で残った金額は、収益として損益計算書に記載される。 |
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| 岡部委員: |
理事長は、サービスの質を上げることと、利益を上げることのどちらに重きを置くべきなのか。 |
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| 板倉評価室長: |
法人の経営において、効率化を優先するのか、それとも業務の達成度を優先するのかについては、まさに法人の理事長の経営判断と考えている。 |
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| 池上委員: |
運営費交付金は債務として交付されることから、国に対する借金であるという意識は重要。法人においては、この債務が国民に対する借金であり、国民に質の高いサービスを提供して返すということを意識すべき。ただ、サービスの質の高低を定量的に把握することは困難。 |
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| 薬師寺委員: |
大学、学校法人、財団の会計と独立行政法人の会計とは、基本的な考え方は似ているのではないか。例えば私立大学においては、財務的な説明責任を果たさなければならない。一方、その費用を用いて大学がどのように活動しているかということには直接結びつかない。サービスの質の向上と利益の追求のどちらに力を入れるかは、理事長の判断であり、その判断は非常に難しい。ただし、現在の社会情勢をかんがみれば、どうしても国民に対して、財務会計における説明責任を果たすことは必要であり、重要である。この場合、どのように評価できるかという問題ではなく、財務情報を責任を持って公開することが社会に対する責任ではないか。 |
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| 山本委員: |
運営費交付金算定ルールにおける「自己収入の見積もり×係数」の「係数」について、ワーキンググループで議論がなされているか、なされているとすればどんなことが議論されたのか、お伺いしたい。 |
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| 板倉評価室長: |
係数の議論については、ワーキンググループでは議論していない。この点については、前回の総会でもいろいろと議論があったところであり、現在事務局において、比較的多くの自己収入を得られる法人を対象に現状を聴取しているところ。平成13年度の実績も把握した上で、検討を進めていきたい。 |
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| 鈴木(清)委員: |
項目別評価は、各分科会で違うかと思われるが、全体評価については、共通の視点を設定しても問題ないのではないか。 |
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| 板倉評価室長: |
全体評価については、各法人の特性に応じて適宜設定することを提案させていただいている。しかしながら、まず第1回目の評価を行っていただき、本年秋に、1回目の評価の反省点を踏まえながら、再度ご議論いただきたい。 |
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| 村田委員: |
業務運営グループと、業績を評価するグループとの役割を共通の理解として図示していただきたい。 |
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| 板倉評価室長: |
早急に作成することとしたい。 |
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| 岡部委員: |
中期目標・中期計画の変更については、可能な限り早目に報告いただけるようにお願いしたい。 |
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| 浜田委員長: |
今回の議論をもって、総会としては、基本方針案を決定させていただく。また、各法人の評価フォーマットについても、委員会総会としては了承したこととする。今後、評価を行う上で、細かい表現等について多少の修正が必要な場合は、各分科会または部会において適宜修正をお願いしたい。 |