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文部科学省独立行政法人評価委員会

2003/01/15 議事録
文部科学省独立行政法人評価委員会第8回総会

文部科学省独立行政法人評価委員会 第8回総会
議  事  要  旨

1. 日  時    平成15年1月15日(水) 10:00〜12:00

2. 場  所    三田共用会議所 大会議室

3. 議  題
(1) 総務省の政策評価・独立行政法人評価委員会からの文部科学省所管独立行政法人の平成13年度の業務実績評価の結果に対する意見についての報告及びその対応について
(2) 平成13年度の業務実績評価に関する独立行政法人評価委員会委員及び各独立行政法人へのアンケートの結果及びその対応について
(3) その他

4. 出席者
(委員)浜田委員長、神田委員長代理、阿部委員、池上委員、石原委員、大橋委員、岡部委員、梶委員、樫谷委員、河野委員、重委員、清水委員、白石委員、鈴木(清)委員、鈴木(弘)委員、武田委員、舘委員、原委員、平野(健)委員、村田委員、山本委員
(事務局)間宮文部科学審議官、工藤文部科学審議官、結城大臣官房長、坂田大臣官房審議官、小田大臣官房政策課長、佐野大臣官房政策課評価室長  ほか担当課長等

5. 会議の概要
(1) 総務省の政策評価・独立行政法人評価委員会からの文部科学省所管独立行政法人の平成13年度の業務実績評価の結果に対する意見についての報告及びその対応について

事務局より資料を説明した後、意見交換が行われた。その際の主な意見は以下のとおり。

外部委託についての評価を行うとのことであるが、新規に始めるものだけを評価すればよいのか。また、外部委託は大きく分けて、1調査を行わせるもの、2土日など正規職員が出勤していない日に用務を行わせるもの、3食堂や清掃など施設の運営業務を行わせるものがあると思うが、総務省からの意見は、各独立行政法人の個々の業務をこのように分類した上で出されたものなのか、あるいは、このような分類を行った上での検討は個々の府省において行うこととされているのか。

評価結果の役職員の給与・人事への反映状況等の評価を行うとの意見があるが、職員についても行う必要があるのか。職員は、希望通りの部署に配置されているとは限らず、役員と同一に扱うことは適切ではないのではないか。

独立行政法人の年度評価は予算編成の際の参考であり、中期計画期間終了時の評価後、次期中期目標、中期計画の策定を通じて行うのではないかと考えていた。また、理事長の任命は主務大臣が行う事項であり、トップマネジメントについて独立行政法人評価委員会で議論を行うことにはなっていないのではないか。

予算と執行を詳細に厳格にチェックすることは、機動性・柔軟性という独立行政法人の利点を喪失させるのではないか。また、評価結果を予算に反映させるとのことであるが、それならば、今回の予算査定において、独立行政法人評価委員会が出した評価結果がどのように活用されたのか、情報の開示があるべき。総務省で独立行政法人評価委員会の役割についてガイドラインを作成すべきではないか。これらの疑念・問題点について、独立行政法人評価委員会で意見を取りまとめ、総務省へ提出すべき。

各独立行政法人はもちろん、各府省の独立行政法人評価委員会、総務省の政策評価・独立行政法人評価委員会にとっても、今回は初めての評価作業だったわけである。評価手法は、今後も改善すべきものであり、大きな方向だけ総務省で定め、あとは現場に任せるべき。あまり細かい指示があると、逆によい評価はできなくなる。今回の意見を全部採り入れていると、この観点からのみの評価だけを行うことになってしまう。

我々は評価の手法や基準作成を何年も議論してきた。そのような経緯を考えると、総務省へそのまま同じ意見を出してもよいのではないか。仮に各独立行政法人の評価結果に対して意見を出すのであれば、一般論ではなく、個別の事項について出すべきである。また、財務と業務を混乱すべきではない。財務面の効率化だけが効率化ではなく、業務の質を上げることも効率化である。

施設ごとに評価を行うべきとの意見があるが、今まで別であった施設を一つにまとめて効率的に業務を行うという独立行政法人設立時の考え方に逆行するもの。現実の業務量を考えても対応はできない。また、総務省がこの意見への対応を求めるのであれば、施設ごとの評価を行う意義を明らかにし、説明すべき。

例えば、民間の会社においても、セグメント情報の開示が行われているが、支店ごとに情報開示を行うということはない。施設ごとに行う意義が不明である。

総務省の意見は、行政のスリム化といった行政改革の観点が強く出ているもの。トップマネジメントについては、理事長に責任が集中している独立行政法人制度における理事の位置づけがよくわからないので、評価を行うのは困難ではないか。また、独立行政法人評価委員会が理事長の評価を行うのであれば、例えば、理事長を集めてあるべき理事長像について示すなどすべきではないか。

総合評価についていくつか意見が出ているが、ガイドラインが必要ではないか。ただし、あまり詳細になると評価が行えなくなるので、留意が必要。

総務省の政策評価・独立行政法人評価委員会も試行錯誤している。各府省からもどんどん意見を提出すべき。ただし、一般論として、どの評価結果も国民への説明が少ないという印象を受けた。


(2) 平成13年度の業務実績評価に関する独立行政法人評価委員会委員及び各独立行政法人へのアンケートの結果及びその対応について

事務局より資料を説明した後、意見交換が行われた。その際の主な意見は以下のとおり。

アンケート結果がまとめられているが、今後、これらの意見を分科会・部会において検討する際のことを考えると、分科会ごとに意見を取りまとめて欲しい。他分科会との比較もできる。

独立行政法人からのアンケートの回答において、評価委員が力点を置くところや評価の視点の考え方が異なるように思われるとの意見があるが、各評価委員の評価の視点や考え方がそれぞれ異なっていることは当然ではないか。

評価項目の整理・削減という意見があるが、今回の評価作業においても項目の削減を行おうとしたが、結局できなかった。定性的な評価手法の確立には、研究開発が必要。

総務省の独立行政法人制度のコンセプトや理念が固まっていないのではないか。独立行政法人制度は、ある特定の業務を独立した組織に行わせ、効率性を高めることが趣旨であるが、今回の総務省からの意見を見ても、国の関与が多すぎるように思える。また、第三者評価や監事の活用は重要な指摘。

欧米では、評価の研究が一つの学問領域になっているが、日本ではまだ研究者は少ない。

自己点検・評価を行っている独立行政法人は多いが、外部評価を行っている独立行政法人は限られている。物質・材料研究機構の評価においては、自己点検・評価の際に使用した資料を独立行政法人評価委員会への説明に活用する一方、自己点検・評価の結果は利用しないこととした。


石原教員研修センター部会長より、中期目標期間の暫定評価に関する部会での検討状況について報告があり、関係資料について、若干の修正を行うこととした。

梶航空宇宙技術研究所部会長より、航空宇宙技術研究所における次世代超音速機技術の研究開発の再評価に関する部会での検討状況の説明があり、部会における再評価の結果を反映した平成13年度業務実績の評価の結果が了承された。

事務局より、来年度以降の評価委員会の体制に関し、意見交換が行われた。

事務局より、今後のスケジュールの説明を行い、次回総会の日程調整は、後日行うこととされた。

最後に、現委員の任期満了前の最後の独立行政法人評価委員会の閉会に際し、浜田委員長及び間宮文部科学審議官より挨拶があった。

(以上)


(大臣官房政策課評価室)

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