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宇宙航空研究開発機構部会(第23回) 議事録

1.日時

平成20年7月25日(金曜日)15時~18時

2.場所

文部科学省 18階 宇宙開発委員会会議室

3.議題

  1. 宇宙航空研究開発機構の平成19年度業務実績評価について
  2. 宇宙航空研究開発機構の第1期中期目標期間業務実績評価について
  3. 退職役員の業績勘案率について
  4. その他

4.出席者

委員

委員(部会長) 山下 廣順 (名古屋大学 名誉教授)
臨時委員    梶  昭次郎 (帝京大学理工学部 教授)
臨時委員    髙橋 德行 (トヨタ自動車株式会社 常務役員)
臨時委員    知野 恵子 (読売新聞編集委員)
臨時委員    土井 美和子 (株式会社東芝研究開発センター 首席技監)
臨時委員    平野 正雄 (カーライル・ジャパン・エルエルシー マネージング ディレクター・共同代表)

文部科学省

研究開発局宇宙開発利用課
中川 健朗 課長
梅原 弘史 課長補佐
稲葉 典俊 課長補佐

オブザーバー

独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
立川 敬二 理事長
瀬山 賢治 理事
小澤 秀司 理事
有賀 輝 評価・監査室長

5.議事録

議題1.『宇宙航空研究開発機構の平成19年度業務実績評価について』

 資料1-1、資料1-2、資料1-3、参考1-1、参考1-2を用いて以下のとおり議論が行われた。

【山下部会長】

 では最初に、平成19年度の業務実績評価から始めたいと思います。資料番号がちょっと前後しますが、最初に個別の項目についての委員のコメント、それから評価をまとめてあります参考1-2。それから、全体の評価だけをまとめました資料1-2。それから、資料1-3というのが、それがそれぞれの評価に関しまして意見を、そこに書き込んだものでございます。その3つを参照しまして、まず平成19年度、個別の項目についての評価を進めたいと思います。それでは、参考資料の1-2をごらんいただきたいと思います。これは、これまでの3回の部会を通して委員からのコメント、それから評価をいただいておりますので、それを一覧表に文科省のほうで取りまとめていただきました。特に評価が分かれているものを中心にして、ここで部会の評価というものを決めていきたいと思います。それでは、順番に項目ごとに進めていきますが、よろしいでしょうか。

 では、最初の「総合力の発揮と技術基盤等の強化」ということで、これは内部評価がS。それから、そこに総務省評価案というのがありますが、JAXA(ジャクサ)の評価に関しましては文科省と総務省と国交省の評価を勘案してすることになっております。これに関しましては、委員の意見を、8名の委員がいらっしゃいますが、いってみれば多数決というような格好で一応部会の評価案というのはつくってございます。ここでは2名の委員がA、それから残りの6名がSということで、部会評価としてSといたしましたが、何かご意見ございますか。よろしいですか。コメントはそこに書いてございますけれども、よろしければ順番に進めていきたいと思いますが、Aの評価はわかりました。知野さん、よろしいですか。

【知野委員】

  そうですね。特に顕著な……。

【山下部会長】

 そうですね。そういう見方もできますね。一応、多数決ということでS評価ということにさせていただきます。それから、次は幾つかありますが、管理部門の、これは全員AですからAで決めさせていただきます。次の「射場、追跡局、試験施設等の効率的運営」も全員Aということで、Aにさせていただきます。それから、ずっと続きます。4番目のところの「経費・人員の合理化・効率化」。これは1名の方がBで、残りの方はAということで、Aという案にしておりますが、平野委員はいかがですか。

【平野委員】

 理由はここに書いてあるとおりなんですけれども、一応、目標値の範囲に関しては、前年度に比べるとコストの部分がやや増えていると。ですから、そこは引き続きタイトに管理をしていただきたいという思いがあるものですから、それでBと私はしたわけです。

【山下部会長】

 そういうこともありますが、全体としてはAという意見の委員が多いようですので、Aにさせていただきますけれども、よろしいですか。

【平野委員】

 はい。

【山下部会長】

 それから、外部委託に関して。次ですね、2番目の「外部委託の推進」。これもBが1名おられますが、これは江名委員ですが、きょうはご欠席ですね。コメントは特に書いてございませんので、これもAとさせていただきたいと思います。その次、「情報ネットワークの活用による効率化」。これも全員A。その次の「業務・システムの最適化」、これも全員A。それから、次の「評価と自己改革」、これも全員Aですね。

 それでは、その次、第Ⅱ項目、大項目に入りまして、「H-ⅡAロケット」。これはSが2人、それから6名の方がAということでAとなっておりますが、特に、私はSとつけましたけれども、特に異議はございませんので、ではAと決めさせていただきます。それから、「M-Ⅴロケット」は全員A。「H-ⅡBロケット」、これも全員Aですね。それで、「LNG推進系」、これは1名Bと。これも江名委員ですが、コメントは特にございませんので、Aとさせていただきます。「将来輸送系」、「射場設備の整備・運用」、これもA。それから、その次の「追跡管制設備の整備・運用」ですね。これはAが1名、松本委員ですが、コメントは特にございませんので、これはSとさせていただきます。次も衛星等試験設備もA。それから、宇宙インフラの運用。これに関しましてはSが5名ですか、Aが3名とかなり接近しておりますが、平野委員はコメントに書かれておりますが。

【平野委員】

 コメントのとおりなんですけれども。

【山下部会長】

 コメントのとおり。知野委員はいかがですか。

【知野委員】

 何でそんなにすぐれているSなのかがよくわからないですね。通年Aで、毎年Aで来ていて、何でそれが総合的にSであるとなるのかが、それに匹敵する理由がなかったと思うんですよね。

【山下部会長】

 平成19年とかってね。

【知野委員】

 だから、これは何で最後になってSになってしまうのかが、どうしても理由が私には理解できませんでした。

【山下部会長】

 さっき理事長がちょっと説明をされましたけれども、要するにDRTSとALOSがうまく連携して、よりALOSの成果を引き上げたというあたりがSとなった大きな理由かというふうに私は見ますが。

【知野委員】

 その予定外の成果は何ですか。Aというのは、要するに上回るぐらいよくやっていて、Sというのはさらに特筆すべき成果ということですよね。

【山下部会長】

 ええ。

【知野委員】

 そこまで行く成果なんですかね。

【山下部会長】

 だから、そのデータの欠損率かな。どれだけ有効にデータがとれたかというところが、上回ったという評価ですかね。この理事長のコメントの説明書の中にもありますけれども、コンマ2%と思ったのがコンマ1、2%になったというふうな。

【平野委員】

 それがほんとうにエキストラに値するかどうかですよね。

【山下部会長】

 そうですね。

【平野委員】

 Aもかなりいい評価ではあるわけですよね。

【山下部会長】

 ええ、そうです。

【平野委員】

 目標以上のものを達成したというのがAですから。

【山下部会長】

 この辺のSとAの評価のし方というのは、何を重視して評価するかで変わってくる場合もあるし、ある意味では主観的な側面もあるかと思うんですけれども。Sの評価の梶委員とか髙橋委員は同様に何かございますか。

【梶委員】

 私、こういうふうにうまく衛星がいくと、どうしても評価が上がるというか、そういう意味と、特段といわれるかもしれないけれども、やはりエンカレッジしていく方向であるんじゃないかなということで、Sで異存はないですね。

【山下部会長】

 という、Sをつけた側の意見等々ございまして、一応、5と3ですからSにさせていただきたいと思いますが、よろしいですか。では、Sにさせていただきたいと思います。それから、その次は「技術基盤の維持・強化」。これはAでよろしいですね。次の、「高度情報化の推進」。これはSが3で、逆にAが5ですね。それでAといたしましたが、Sをつけられた方で、特にAにして異存があるかどうか、ご意見があれば。

【高橋委員】

 これ、僕がSでいいと思ったのは、レベルもあるんですけれども、多分、こういうのは非常に縁の下の力持ちで、いわゆるサポート隊なんですよね。IT化だとか、高度情報化というのは。そういう、表に出ない舞台を評価しているのに評価しないと、多分、この人たちはあまりなかなかSをつけてもらえるチャンスがないんじゃないかと思って。そういうものもあって、これだけ成功率を上げてくれる中でサポートをしているんじゃないかなということで、僕は、Sでもいいんじゃないかなと思ったんですけどね。影の部隊で。

【山下部会長】

 確かに、項目別に分けていきますと、1つうまくいったことが全体に波及していって、それで評価がよくなるというのは、これは評価項目を見ていると非常によくわかるんですけれども、5名の委員がAということですので、部会としては多いほうをとってAをしたいと思いますけれども、よろしいですか。では、そういうふうにさせていただきます。それから、2ページ目、裏側ですね。行きまして、「スペースデブリ対策の推進」、これはいいですね、Aと。それから、「防災・危機管理」はSにしましたが、これは全員Sですか。Sと。次の「資源管理」はAですね。その次の「温室効果ガス把握への貢献」もAと。それから、「水循環変動把握への貢献」。これは意見が分かれておりまして、Sが4名、Aが4名ということで、同数になった場合には部会長がどっちに入れたかで一応ここには案が書いてありますけれども、Aをつけられた委員の方、何か。さっきの知野委員さんは特に……。理事長は取り上げていませんね。

【土井委員】

 よろしいですか。さっきのALOSのところでは、平成19年度のところは欠損率というところで平成19年度としての成果があったと思うんですが、この水循環に関しては、悪い言い方をすると、今までやってきたことをそのまま平成19年度もやりましたと。ですから、やっていることは非常に重要だと思うんですけれども、じゃあ、平成19年度にSをつける理由があるかというとなかったというので、私はAをつけました。

【山下部会長】

 なるほどね。だから、これはあくまでもヒアリングと資料をもとにして評価すると、こういう評価になるということですね。そのほか……。私はSをつけていますけれども、どっちに転んでもどうということはないんですけれども、特にどうしてもSだという意見が強いか、やっぱりSではなくてAとすべきであるか。私が1つ重視しましたのは、特に平成19年度になって、これまでのデータの蓄積が科学的な成果として形になってあらわれてきたと。そこを評価してSといたしましたけれども、一般的に見てこのデータ、結果がSに値するかどうかということになると、それだけではSに値しないと、ここに平野委員の意見にもありますけれども。

【梶委員】

 私も、実際にあそこへ見学に行ったときに、雲のある領域と雨の振っている領域が非常に重なっていると。それがグローバルにとらえられるというのは、ちょっと当たり前といえば当たり前かもしれないですけれども、なかなかこれから水が重要な方向へ行くのに対してそういう観測ができるようになったというのは評価できるかなと思って、いいかなと思いましたがね。

【山下部会長】

 これはつくばセンターの見学がありまして、それに参加された方はもうちょっとこの報告書の内容以上に内容の具体的な成果をご理解いただけたかと思うんですけれども、私もつくばセンターへ行きまして……。

【土井委員】

 すみません、行ったんですけどつけてません。ごめんなさい。

【山下部会長】

 土井先生、午後はおられました?

【土井委員】

 午後はいなかったですね。

【山下部会長】

 ですよね。午後にこれの説明があったの。

【土井委員】

 そうか。それで記憶がないのか。

【山下部会長】

 それでは、要するにどれだけこれに関して情報を得ていたかということも勘案しまして、Sということにさせていただきますけれども、よろしいですか。それでは、同数になりましたが、一応Sということにさせていただきます。次は、「気候変動予測への貢献」。よろしいですね。「データ利用の拡大」、これも分かれておりまして、2人の方がAということになっておりますが。

【平野委員】

 これも、ここに書いてあるとおりなんですけども、利用側においていろいろなインパクトがあったようなんですけれども、本来的なJAXA(ジャクサ)のミッション、役割という運用面で見ると、何か特別なことをやられたと、達成をされたということではないので、組織の評価として見ると、成果としてはSに値するものがあるのかもしれませんが、Aが相当ではないかというふうに判断したんですが。

【山下部会長】

 なるほど。そういう見方も当然ありますね。だから、評価の基準をどこに置くかということになるわけで、今の組織としての評価ということと、もう1つは中期目標に掲げたことがどれぐらい大幅に達成されたかという面のSという評価なんですね。非常にデータの利用率が上がってきたというのが。だから、理事長のコメントにありますように、20%程度だと思ったのが629%、大幅に増加したということで、内部評価はSになっていると。そういう組織面の評価はありますが、一応、中期目標に照らして、大幅に実績が上がったということで、じゃあ、これはSにさせていただきますが、よろしいですか。そのあと、「移動体通信」。これはBが1名ありますけれども、あとはAですからAにさせていただきたいと思いますが、知野さん、よろしいですか。

【知野委員】

 たしかあれですよね。当初の計画のとおりにはいかなかったという、地上に装置を設置することによって何とか形をつけてなし遂げたというふうに受けとめているんですけれども、つまり、その当初描いたとおりにはならなかったけれども、何とか追いついたということではないかと受けとめているんですけれども。衛星側の状況によって。ですから、そのままもろ手を挙げてAというのはちょっとどうかなと私は思いますが。

【山下部会長】

 そういう意見もございますが、あとは特にコメントなしでそのままAということになっていますが。これも多数決でAということにさせていただきたいと思いますが、よろしいですか。じゃあ、その次。「固定通信」、「光衛星間通信」、「測位」、「国際宇宙ステーション計画」、「JEMの開発」。これはすべて全員Aですから、すべてA評価と。それから、「初期運用準備」ですか。これはSが5名でAが3名ということになりますが、Aの方、いかがですか。

【平野委員】

 これも同じなんですけどね。何をもってSとするかなんですけれども。

【山下部会長】

 そうですね。

【知野委員】

 たまたま今まで上がっていなかったものが上がって、何かが動いているからSだというふうにしか読みとれないんですけれどもね。今しかSをつけるときがないという、この5年間に。そういう気がします。

【山下部会長】

 どうですかね。この辺は意見が分かれるところなんですけれども。私は、そこに書きましたように、宇宙飛行士の活躍ということが非常に大きかったということでSにしていますけれども、あと、Sの方。

【梶委員】

 私は、つくばの管制室でNASA(ナサ)とやりとりをしながら故障を追跡するだとか何とかで、そういうふうなのを非常にうまくこなせるように訓練したという、そういうのは初期運用準備に入るのかなと思って、いや、なかなか、直接指令を出す部分もあるんですが、協力しながらうまくやれるような体制を組んだというところを評価して、Sとしたんですがね。

【山下部会長】

 だから、それならAでも別にいいのではないかという意見も、当然、平野先生の意見にあるような……、割れますけども、どうしても。多分議論してもなかなか結論が出ませんでしょうから、一応多数決ということで決めさせていただきたいと思いますが、よろしいですか。じゃあ、Sということにさせていただきます。その次の、「民間活力の導入」。これが、Bが1名ですが、知野先生は。

【知野委員】

 これは予定どおり、名乗りを上げる民間企業がなかったということがあるからBなんだろうなと思っただけです。むしろそこがなぜAなのかというのは、逆にお尋ねしたいと思いますが。

【山下部会長】

 この辺はどうなんですかね。ほかの委員の方で、特に疑問に……。そういう疑問もありますが、特にこれはコメントが何もありませんので、まさに多数決ということでAにしたいと思いますけれども、よろしいですか。はい、では、これはAと。それから、「JEM搭載実験装置の開発」。これも同じようにBと。これもA7名ということで、Aにさせていただきたいと思います。あと、「宇宙環境利用の促進」、「研究系組織……」、「ジオテイル」、「あけぼの」、「はやぶさ」。あけぼのまでは全員Aですから、これはすべてAと。「はやぶさ」はSが2名でAが6名と。これは何か……。「はやぶさ」は今、帰還途中で、一応通信はちゃんとできて運用されているということで、まだS評価までには達しないかなということでAにしましたけれども、よろしいですか、A。では、これはAにさせてください。それから、「あかり」はS。Aが2名ですが、これに関しては。

【土井委員】

 私はAをつけましたけれども、実績のところを見るといろいろ数値的に出ているんですけれども、目標のところが、観測を行い、カタログとして公開すると言われると、すみません、それ以上何ができたのかなということはわかりにくかったということで、ただ単に基準に照らしてAをつけたということです。

【山下部会長】

 我々の実績評価報告書の書き方、僕があのときちょっと注文つけたんですけれども、もう一つ迫力がなかったというのが、今、まさに土井委員が言われるような側面がありました。あと6名がSということですので、全体、部会評価としてはSにさせていただきます。「LUNAR-A」は、これは目標が全く達成されていないということで、Cと。内部評価がBで出てきたのは、何か理由があったんでしたっけ。平成19年度は。年度評価に関してということで出たんですね。

【梅原補佐】

 年度評価はJAXA(ジャクサ)独自でつくっておりますので。ただ、その部会の評価ということでは、中期計画との対比ということでいただくことになりますね。

【山下部会長】

 はい。じゃあ、これはCと。次、「SELENE」はAが1名ですか。知野さんは何かございますか。

【知野委員】

 いえ。その辺の下3つ合わせて、特にSとすべき理由がこの年にあったとは思えなかったということが全部言えるかなと思います。

【山下部会長】

 そうですね。「すざく」、「SOLAR-B」、すべて同じですね。宇宙科学研究としてほんとうに特筆すべき成果があったかどうかと。昨年度もたしか、同じような評価が出てきたんですね。

【土井委員】

 そういう意味だと、これも、例えば「SELENE」だと、打ち上げて観測行為を行うというのが目標になっているんですよね。さっきの話で行けば、これにAをつけようかというのは散々悩んだんですけれども、やっぱり、裏側というんですか、というところでも、結構そういう意味では情報発信ということで非常にきちんとできたなというところもあったので、これはそういうことも含めたりしていろいろ考えると、Sをつけさせていただきました。だからそういう意味でいうと、計画ふうの書き方をもう少し鮮明に書いていただかないと、Sとつけるのはすごく勇気が要って、ああいうふうに門外漢でもわかるようにいろいろ出ていると、あえてSをつけようかなと思うんですけれども、そうでないと、ここに書かれていることだけだとそれが予定の範囲だったのかどうかというのはわからないというのは正直言ってあります。ですから、あれもああいうふうに報道されたりしていなければ、私は多分Aをつけたんだと思うんですけれども。

【山下部会長】

 そこが宇宙科学の成果をアピールするときに大事なところで、学術的には非常に新しい発見があってどうのこうのということがきちんと表に出てくるとS評価かなということはあると思うんですけれども。

【土井委員】

 だから、そういう意味では、打ち上げることが目標だと書かれてしまうと、打ち上げた後に何をするんだというところを書いていただかないと評価しにくいなというのはあります。

【山下部会長】

 この第1期中期目標計画のやり方もまさにそこが非常に大きな問題で、やはり評価する側にとってはわかりにくい書き方になっていて、だから中期計画を達成しましたといわれたところで、では何を具体的にどうやっていたかは非常に見にくくなっていると。実績評価の書き方もそういう書き方が多いんですよね。そんな研究の評価、実績の書き方はないだろうと、大分宇宙科学本部長にも言ったんですけれども。

 一応、7名の委員がSということですので、これは3つ、「SELENE」、「すざく」、「SOLAR-B」はSとさせていただきます。次は、3ページ目ですか。3ページ目に行きまして、「金星探査」、「ベピ・コロンボ」は全部A。それから、「次の本中期目標期間内に開発を開始する」云々というのがA。Bが1名ということですが、これは実は期間評価のときにまた問題になると思うんですけれども、年度計画としては一応達成できたかということでAと。よろしいですか。次は、4番目ですか。「さらに将来」、これはいいですね。その次は、「宇宙ステーションにおける宇宙科学研究」。これはBが1名ございますが。

【梶委員】

 この宇宙ステーションに宇宙科学研究というのはまだできない状況で、宇宙ステーションがおくれたから中期計画どおりには行かないんだということなんでしょうが、年度ごとにやるべきことをやったからAということで、そうすると全体の中期計画が達成されていないのに、全体はどの年度もAなのに最後にBをつけるというのは気が引けるので、最終年度にはやはりその年度の仕事だけではなくて、中期計画全体ができていないんじゃないかというところで評価はBであると判定しました。

【山下部会長】

 そうですね。そういう話というのは次の機関評価のところで出てきますけれども、一応、これはまだ実際に観測は行われていなくて、宇宙科学研究に関しては物ができたという状況ですよね。だから、そういう意味で、年度評価としてはAかなと。では、Aとさせていただきます。それから、次は「小型飛翔体」ですね。「宇宙科学データ」もA。それから、次は航空のほうですか。「国産旅客機」はAが2名ですか。これは先ほどの理事長のコメントにも出てきた話ですが、特にSはまずいという強い意見はございますか。よろしいですか。では、Sにさせていただきます。それから、「クリーンエンジン」はA。これはいいですね。次の、「運航安全技術の研究開発」、S。これは4、4ですね。分かれましたが、特にコメントはここには書いていませんけれども、これも理事長の中に出てきました。「運航安全技術の開発」、Sですね。シミュレーションですか。「Micro-GAIA」。

【土井委員】

 これは、計画に書いてあるのが実施するとかということで、実績のところは「達成」と書かれているので、これをそのまま読むとAだなと思ったということです。

【山下部会長】

 ここはちょっとあれですか。

【土井委員】

 そういう意味では、一度どこかのときにもう少し定量的な計画をというお話をしたときに、ここは定量的なものができないみたいなコメントとかをいただいたんですけれども、安全に関してではないところで申し上げたときには、安全に関しては逆に単年度であれば信頼度とかそういうものは今年度はここまでやろうというのができると思うんです。なので、50%削減できたとかというのが範囲だったかどうかというのは、ここに書かれているものでは判断できなかったのでAにしました。

【山下部会長】

 はい。これは、どっちに転ぶかというのは難しいところですが、私自身もSと書きましたけれども、積極的にSという……。梶先生は何かございます?

【梶委員】

 これは、将来の空港の混雑を緩和するために高密度の分散制御の方式を導入して実証してきたというところを評価したんですが、それが絶対的にSとか何とか言われると、私もちょっと専門でないものですから自信はありませんが。

【山下部会長】

 そうですか。これは、単純に私がSをつけたからSになっていますけれども、Aになり得る可能性もあるんですよ。平野先生、何かございます?

【平野委員】

 多分、この中で実用化とか、かなり現場での利用ということが想定あるいは実現し得るというところまで来ているという意味においては、社会的な貢献というところを評価したというのがあって、5つ書いてありますけれども、全体として見るとS相当と私は判断したんだと思います。

【山下部会長】

 髙橋先生、何か。

【髙橋委員】

 専門じゃないんですけれども、多分こういう設定時間の従来比50%というのは、きっと展開性といいますか、いろいろな航空会社への波及効果が大きいんじゃないかなということで、世界全体の安全にこれで寄与できるならば、それはそれでそれなりの成果があったのかなという思いですけれども、確かに定量的な物の言い方を最初からしていないから、全体的にこれに限らずS、Aというのは大変評価しにくいことは事実ですね。

【山下部会長】

 Aをつけると……。多分、今のような話でどっちかという判断はしにくいですが、一応4、4ですが、部会長はSをつけたということで、Sにしたいと思います。それと、今のSをつけられた方のご意見、実用化等々への波及効果も評価できるということで、Sにさせていただきます。次は、ずっと全員Aですね。Cの「先端的・萌芽的研究」がSですが、Aの方が3名おられます。いかがですか。特にご意見ございませんか。

【梶委員】

 この「先端的・萌芽的研究」という意味で、何かCFDで乱流遷移のシミュレーションができるような高度を開発したとか、ロケット燃料の燃焼というんですか。着火のメカニズムをシミュレーションできるようにしているとか、割方、実際難しい技術をこなせたというか、知見を得ているというところは評価できると思いましたね。

【山下部会長】

 では、Sにさせていただきたいと思います。次は、ITはAで、その次のSですね。数値シミュレーションのシステムで、Sですが、Aが2名おられますが、多数決でSにさせていただきます。それから、その次は「複合材技術」。S、平野先生、ございますか。いいですか。

【平野委員】

 これは、ポリイミド複合材が画期的な商品として、これまた商業あるいは民生目的で広く使われるということであれば貢献があるんだろうなということで、期待値も含めてSにしたということですけれども、別にAでも構いません。

【山下部会長】

 では、Aにさせていただきます。次の「風洞技術」ですが、Sが5名、Aが3名ということで、Sにいたしましたが、土井先生は何かございます?

【土井委員】

 これは、世界初と書いてあるところが、もともと計画の中に記載されていないんですよね。複合感圧塗料技術というのが一体どこに当たるのかというのがわからなくて、これをどう位置づけていいのかが私はわからなくて、もともと本来やるつもりがなかったけれどもやったという位置づけなのかどうなのかというそのあたりがよくわからなくて、これは私は評価項目には入れなかったんですよね。

【山下部会長】

 そうですか。

【土井委員】

 そういう意味では、この後また新しい中期計画で平成20年度とか進めていかれると思うんですけれども、やはり「きぼう」でしたか。貸し出すけれども1時間500万円だよという話があったりして、そういうふうになってきたときに、だんだんお金をどう使っているかということにあれが向いてきたときに、ほんとうにそれに足る評価ができているのかというのは、やはりもう少し考えていただいたほうがいいかなと。別の、例えば同規模というか、これよりも規模が少ないようなペタフロップスコンピューターにしても、もっと金額が少ないものとか、もっと厳しい評価を受けていますよね。だから、そういうのに比べるとあまりにも……。

【山下部会長】

 甘過ぎ?

【土井委員】

 いい評価をあげているのかもしれないんですが、それが門外漢でもわかるようなあれになっていないと思います。

【山下部会長】

 確かにこれだけ大きな予算を使って事業を進めているわけですから、その辺が一番大事なところで、この第1期の評価をやってみて第2期どうすべきかというのはこれから改めて考えていく必要があるかと思います。

【土井委員】

 もちろん、科学技術という意味でこういうのもやっていかなきゃいけないというのは確かにそのとおりなので、それを続けられるためにもきちんとしたものになっていってほしいなと思いました。ですから、そういう意味ではっきり言って書かれていることがどうなのかということで評価しています。

【山下部会長】

 そうですね。そういう意味で、スペースステーションが多分次期計画の中では非常に大きな対象になりますね。年間に400億も使うというんだから。

【土井委員】

 そうです。

【山下部会長】

 そういう反省も含めて、一応多数決ということで、これもSとさせてもらいます。それでは、あと問題になるようなところは、「大学共同利用システム」のところですか。これはSが1名で、あとがAということですが、これも松本さんが欠席ですし、Aにさせていただきます。それから、「成果の発表」。次のところはいいですね。これはAと。それから、「広報、教育」。これは私だけSをつけましたけれども、これはAでも一向に構いません。では、Aにします。次の「国際協力の推進」はSで、裏に続いていまして、Aが2人ですか。これも皆さん、きょうは欠席ですね。これも一応5、3ですか。ということで、これもSにさせていただきます。 あとは、すべてAですから、特に問題はないと思いますので、全部Aということで、一応各項目個別の評価というのは、これで決定させていただきたいと思います。 この評価をつけて、それから評価のコメントは資料1-3のほうに書いてございます。これは、実績報告をもとに、それから委員の意見をその中に入れ込んだ格好で文科省のほうでまとめていただいております。お読みいただいて何か問題になるような文言等がございましたら、これは今すぐというわけにもいきませんから、文科省のほうにお知らせいただきたいと思います。いずれにしても、次もありますように29日になっていますので、それまでにお願いしたいと思います。ということで、今は個別の評価がこれで終わりまして、次は全体評価に移りたいと思います。資料1-1と各委員から出されました全体評価に対するコメントですね。それが参考の1-1です。その2つの資料をもとにして19年度の全体評価をしたいと思います。

【中川課長】

 ちょっと部会長、よろしゅうございましょうか。

【山下部会長】

 はい。

【中川課長】

 多分、昨年度も同じようなことを申し上げたかもしれないんですが、今のS、A、B、Cの評価のものと、資料の1-3にまとめた文字であらわせたもので言い尽くせるものと、いろいろ考え方というか、何をSかというのは根幹的にあるんですけれども、きょうこうやってご議論で1つ1つのものについてコメントいただいたことというのは、やはりコメントとしてSだけれどもこういうことは留意せよというコメントとして非常に大事なものだと。もちろん議事録には残るんですけれども、そういう意味で、こうだけれども、ここはこういう考え方だという今いただいたようなコメントをいただいておけば、それはまたきちんと事務局としてJAXA(ジャクサ)に伝えてまいりたいと思いますので、こうだけれどもこうだというコメントはいただいておいたほうがありがたいということで、書いてあるとおりだよということでも結構でございますし、補足があればきちんとJAXA(ジャクサ)のほうにも伝えるようにしたいということで。

【山下部会長】

 そうすると、今ここで出てきた各項目別のコメントというのは、改めて資料1-3の中に……。

【中川課長】

 本来であればきちんと入るといいんですが、なかなか文言上も1-3は集約したものになるので、それをきちんと入れ込めるかどうかは文言上あれなんですが、むしろ今のようなご議論の中で出たものを、特段にこういうご意見はありましたよという形できちんとJAXA(ジャクサ)に伝えるというのがあれかと思いますので、先ほど知野委員、平野委員からいただいた部分は私どもはなるほどということできちんと伝えたいと思いますので、その都度コメントをいただければ、たとえここに反映されなくても、きちんとした形で伝えることはJAXA(ジャクサ)にとっても大変意味があることかと思います。

【山下部会長】

 では、そのようにお願いしたいと思います。特にきょうは理事長のコメントがありまして、それを受けてこれをまたやっていますので、ぜひお願いしたいと思います。それでは、よろしいですか。全体評価、資料1-1をごらんいただきたいと思います。ここにずっと全体評価がまとめて書いてありますけれども、多分一度事務局のほうで朗読してもらったほうがわかりやすいかと思いますので、結果評価の総括からお願いします。

<事務局より資料1-1に関して説明>

【山下部会長】

 ありがとうございました。ということで、全体評価をまとめさせていただきました。一応、各委員からの意見を取り込んだ形でまとめてあります。委員からの意見はそこに書いてありますような、参考1-1の意見でございます。十分に取り込められていないとか、あるいは大事なことが抜けているというご意見がありましたらお願いしたいと思います。

【髙橋委員】

 1ついいですか。

【山下部会長】

 はい。

【髙橋委員】

 ここに反映するとかいうことではなくて、先ほど中川課長さんがお伝えしますというお話だったものですから、ぜひJAXA(ジャクサ)のほうに伝えていただきたいのは、きょうの前半の評価も含めて、全体的に結構いい成績ですよね、基本的に大きく全体的に見ると。なぜかというと、結局こういったプロジェクトというのは、打ち上げが成功しているかどうかだと思うんですよ。そして、上げた衛星がちゃんと機能しているかどうかがベースにないと、失敗すればほとんどAとかBとかになってしまうし、成功しているからSとかAがつくと思うんですね。極めて非常にわかりやすくて、打ち上げが成功するか、しないか、衛星が機能するか、していないか、それが相当支配的だと思うんですね。そうすると、大事なのは継続性だと思うんですよ。今後の次の中期に向けても、ずっと成功し続ける担保がされていますかというところがあって、僕は何遍も信頼性向上に関する質問をしたんですけれども、それはそういう意味で、結局このプロジェクトというのは、打ち上げが成功するか、しないか、衛星が機能するか、していないかが相当支配的だから、それをいかに継続的にやる仕組みとか、技術とか、マネジメントが担保されているかどうかというのが僕は非常に大事じゃないかなと。それをぜひJAXA(ジャクサ)の中でもしっかりとまた受けとめてもらいたいなというのが、全体的な私のイメージなんです。

【山下部会長】

 はい。そういうことをこの中で文章として……。

【髙橋委員】

 19年度の話なのか、中期全体の話なのか。

【山下部会長】

 全体のほうがいいですかね。

【髙橋委員】

 次のステップへそういうことをぜひ伝えておいたほうがいいんじゃないかなという気が……。私自身、直接書いていなかったんですけれども、やはり今回の評価がいいというのは、結局そういうもともとの基盤の上に乗っているんじゃないかな。

【山下部会長】

 そうですね。では、今のコメントはむしろ中期目標期間の評価として、しっかり入れておくと。19年度評価は「LUNAR」がCだったかな。ありましたけれども、Bはなかったんですね。全部AかSになっていたのかな。特に文言等々でこう変えたほうがいいとかいうようなことがございましたら。ぱっと見て、すぐに気づくようなことが特にないようでしたら、もし意見がございましたら、29日までに事務局のほうにお知らせいただいて、そこで取り込んで全体評価をつくり上げるという格好にしたいと思いますけれども、よろしいですか。では、今言いましたような格好でこの修正等々は進めさせていただきます。一応、修正に関しましては部会長一任ということでお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。ありがとうございました。では、最終的には修正、意見があればそれを取り込んだ修正をいたしまして、8月1日に上の委員会の科学技術・学術分科会というのがございます。そこにJAXA(ジャクサ)部会の報告をするということになっておりますので、先ほど言いましたが、29日までにご意見をぜひお願いしたいということでございます。

議題2.『宇宙航空研究開発機構の第1期中期目標期間業務実績評価について』

  資料2-1、資料2-2、資料2-3、参考2-1、参考2-2を用いて以下のとおり議論が行われた。

【山下部会長】

 2つ目の議題で、中期目標期間の実績評価ということに入りたいと思います。資料は参考資料2-2、資料2-2、資料2-3という3つの資料で進めたいと思いますが、まず参考資料2-2は各委員の評価とコメントが書いてありますので、それをベースにして進めたいと思います。この期間評価は、中期目標の項目に従って、大くくりな評価になっております。だから、19年度に個別に評価した項目をまとめた評価ということになります。それでは、最初、「3機関統合による総合力の発揮と効率化」ということで、ここには「総務省評価」、それから「国交省評価(案)」というのが出ております。委員の評価がそこに書いてありますが、この項目に関しては、S評価が5名ですか。それから、A評価が3名ということになっておりますが、A評価をされた方、梶先生は何か。

【梶委員】

 これはどういうのだったかな。

【山下部会長】

 総合力の評価で、さっきの小項目で、S、A、Aとついて、その3つを合わせてということですね。この期間内で、特にS評価……。

【梶委員】

 特にこれは何かな。これは私はどこだったかな。

【山下部会長】

 さっきの評価を参考にしたほうがいいかな。管理部門の統合簡素化、射場、追跡と総合力かな。その3つを一緒にした評価ですね。

【梶委員】

 特にAにしなきゃいけないと思ってAをつけた記憶がないので、これは特に意識した以外というんですか、内部評価と同じようにしていると思ったんですが、これはSとすべきというか、特に意識しなければSでいいんでしょうかね。

【山下部会長】

 はい。

【梶委員】

 それでは、私が書き間違ったのかもしれませんね。Sで結構です。

【山下部会長】

 では、Sとさせていただきます。これは、内部評価のほうはまとめた評価はないんですね。

【梅原補佐】

 ええ。ここはJAXA(ジャクサ)のほうが細かい項目でやっておりましたので。

【山下部会長】

 そうですね。JAXA(ジャクサ)としてまとめた評価というのは今出ていてなくて、項目別の評価しかなくて、この部会としてそれを参考にして全体評価をすると。

【梶委員】

 中項目ね。

【山下部会長】

 1番の総合力のところがSになっていますので、2番の管理部門とか、3番の射場、追跡局というのはAですけれども、1番に引っ張られて全体としてはSにすると。特にご異議……。

【梶委員】

 3機関統合して、違う文化の統合のわりにはうまく運営されたと思います。

【山下部会長】

 では、これはSにさせていただきたいと思います。その次は、「柔軟かつ効果的な組織運営」。これは1項目だけで、全員Aということで、これはAと。それから、その次の「経費・人員の合理化・効率化」。これも全員Aですね。これもAにさせていただきます。それから、「外部委託の推進」は、Bが1名ですけれども、これもAにさせていただきます。それから、「情報ネットワークの活用」。これも全員Aですね。それから、「業務・システムの最適化」。これも全員Aと。それから、「評価と自己改革」。これも全員Aということで、ここまではAとさせていただきます。その次は「H-ⅡAロケット」です。これは、Aが3名ですか。そうですね。Aが3名でSが5名と。平野先生はそこに書いてあるような、中期全体としては目標達成を大きく上回るものではないと。

【平野委員】

 そうですね。6号機の事故それ自体はネガティブ要素として入って、よく回復したということですけれども、中期全体での評価ということで見れば、初期の目標を達成したということなので、評価の基準と照らし合わせるとAが相当であると考えました。

【山下部会長】

 このH-ⅡAロケットの評価というのは、打ち上げがうまくいったということと、性能がどうだと、あるいはコスト面でどうだというところまで評価として考えるべきか。短期間で何機打ち上げたという話がありますけれども、これはH-ⅡAロケットそのものというよりは、それをサポートするシステムがうまくいったということにもなるわけですね。

【平野委員】

 そうですね。

【山下部会長】

 髙橋先生は、要望が書いてございますけれども。

【髙橋委員】

 先ほど申したように、これを継続的に成功し続けることが重要であって、それからほんとうに担保されているのかなと。いろいろ資料を後からいただいたんですけれども、改良点はいろいろなことがある。例えば移動上の問題だとか、よくしたという話を聞いたんですけれども、意外と問題が起きていないことが……。問題点、不安は継承されるんだけれども、うまくいっていたことというのは意外と気がつかないから継承されにくいですよね。だから、ほんとうにうまくいっていてやったそういうやり方が、次のプロジェクトにも継承されるように今からしておかないと、別の問題が起きて失敗する危険性が高いから、今までの成功してきた要因をしっかりと財産として引き継げるようにしておきたいなという思いで、ずっとこれは一貫して書いているんですけれども。

【山下部会長】

 そうですね。確かにロケットというのは、全く同じようにつくって、同じように打ち上げているんだけれども、失敗するときは失敗するんですよね。それは、例えばエンジンの失敗にしても、材料の問題が絡んで失敗したということですよね。だから、材料というのは実に複雑なもので、同じにつくっても決して同じではないというものがあるわけだから、失敗は起こり得るわけですね。だから、その辺のチェックをどういうふうにして確かなものにしていくかというところですね。私自身が思ったのは、打ち上げ成功等々はもちろんあるんですけれども、成功率が上がったというのは盛んに言われるんですけれども、それは国際的に見てもそんなに高いものではないと。むしろ、ロケットそのものの性能として、非常に振動レベルが低くなったとか、そういう改良されたことは大きいかなと思って、私はSにしたんです。

【髙橋委員】

 特に振動なんかによって、逆にいろいろな信頼性も高まっていますよね。

【山下部会長】

 そうですよね。

【髙橋委員】

 そういう知見がしっかりと積み重なってくるといいなと思うんですけれども。

【山下部会長】

 そうですね。そういう要望はございますが、一応、H-ⅡAはSということにさせていただきたいと思います。では、次の裏の2ページ目に行きまして、「M-Ⅴロケット」ですが、これはSが2でAが6名ですね。Aということにしていますけれども、実は私自身は非常に強い思いがありまして、M-Ⅴあるいはその前のロケットから科学衛星の打ち上げを全部やってきたわけで、それにかかわってきた者としては、とにかくゼロから始まって、すべて国産技術でここまでの性能のロケットをつくり上げてきたと。それで、日本の科学衛星の打上げに非常に大きな貢献があったということと、M-Ⅴはこれで開発はしないということで、最後の花道としてSにしたらどうかなというのが私の思いでして、実際に出てきた資料を見たときに、そういうことが伝わっているかどうかというのは多少疑問です。この5年間だけでどうだったということだけの評価になると、これはAもやむを得ないかなという気はいたします。

【平野委員】

 そういう先生の思いみたいなものは文言から伝わってこないですよ。

【山下部会長】

 残念ながらそうなんですよね。

【平野委員】

 いろいろな工学的、技術的努力や成果というのは大きいんだろうとは思うんですけれども、評価軸をどこに置くかなんですよ。

【山下部会長】

 そうなんですね。

【平野委員】

 国益なり、社会への還元、貢献という意味でSに相当するというところまで明確に見出せなかったということでAにしましたけれども。

【山下部会長】

 では、Aが6ということなので、M-ⅤはAとさせていただきます。それから、「H-ⅡB」は全員Aと。それから、「ステーション補給機(HTV)」もAと。それから、「LNG」はBですが、1名がAをつけられましたが、これはBとさせていただきます。それから、「将来輸送系」もAですね。「射場設備」もAと。それから、次の「追跡管制整備・運用」ということで、これはAが2名でSが6名ですか。特にAの方はきょうはご欠席なので、これはSでよろしいですか。では、Sにさせていただきます。次は、「衛星試験設備」はA。その次の「宇宙インフラ」は、先ほど議論になったところですが、Sが3名、Aが5名ですか。中期目標期間全体を通して見たときにどうだということですが、梶先生、髙橋先生、何か。

【梶委員】

 これは、データ中継衛星なんかをうまく活用できているというところを評価してSにしたんですが、インフラとしては大切なところじゃないかなという気はするんですが、それを当たり前だと言われるとAとなってしまいますが。

【山下部会長】

 そうですね。その辺をどう見るかですが、一応5名の方がAということなので、これはAにさせていただきます。次は、「技術基盤」。これはAですね。次の「高度情報化の推進」。これは、Sが3名、Aが5名ですか。平野先生。

【平野委員】

 これは、こういうIT化とか情報化、この間も理事長が頑張ってやったというご説明でしたけれども、民間レベルとか世の中レベルで見たときに、Sに値するほどのことであったのかと。そもそもの目標設定のレベルが低かったのではないのかということで、Aにしました。

【山下部会長】

 梶先生、よろしいですか。

【梶委員】

 はい。

【山下部会長】

 では、これはAにさせていただきます。それから、「スペースデブリ」。これはAでよろしいですね。それから、「防災・危機管理」。これもSが3でAが5です。確かに19年度は高い評価があったけれども、全体を通して見たらSにはならないだろうというのが一般的な見方かと。では、これもAでよろしいですか。これはAにさせていただきます。「資源管理」。これはAですね。「温室効果ガス」。これもAですね。「水循環」。これはS。Sが4でAが4、これは完全に割れていますね。さっき議論になったのと全く同じ話になるわけですが、これは私自身の印象は、言ってみれば実用というのか、利用研究というのか、それを目指した衛星ではあったが、学術研究としても十分な成果が上がったのではないかということでSにしております。先ほどの話で、筑波センターに行って、より詳しい話を聞いたか、聞かなかったかというあたりが分かれるところになっているかと思いますが、これは平野先生、Aですが、Sにしてもよろしいでしょうか。

【平野委員】

 はい。

【山下部会長】

 じゃあ、Sにさせていただきます。それから、気象とその次はいいですね。「気候変動予測」への貢献はA。それから、「静止気象衛星5号」も、Sが4で、Aが3か。Sにしていますけれども、静止気象衛星は途中で終わっているんです。17年度で運用がもう終わっていまして、そのときにSとつけたんです。だから、そのままSということにしていますけれども、これは国交省の管轄だから、当然国交省はSとつけています。総務省はAだと。非常に判断をしにくいところだと思います。

【平野委員】

 これも、ほんとうに特筆すべきものなのか、いや、確かにるる書かれた貢献というのは顕著で結構な話なんだけど、それはそもそも想定された世界ではないのか。

【山下部会長】

 気象衛星の役目そのものだと。

【平野委員】

 そういう意味ではAなのではないだろうかと。

【山下部会長】

 私はSにしていますけれども、最後の年度にSとつけたから、そのままSとしただけのことですけれども、何か積極的にぜひSにすべきだという、梶先生、髙橋先生、何か意見がございますか。

【梶委員】

 いや、それほど積極的ではないですが、やっぱり実用衛星として有効とされるというのは、素直に評価をしたいという感じなんです。とにかく、衛星は成功すると、かなり評価が甘い方向にいくという感じだということがありますので。

【髙橋委員】

 確かに役割を果たしたということでいくとそのとおりなんですけれども、だけど、現実問題としてやっぱり一応そういうことで役に立っているという、日常的に多くの人がこれによって恩恵を受ける……、これは確か海外にもこのデータは随分広く使われているわけですよね。そういった面では、いわゆる地域の貢献という面は多少加味してもいいんじゃないかなと見えざる日本の地域……、特に東南アジアとかなんですけれども、アジア地域へ貢献する。

【山下部会長】

 じゃあ、それで。ただ、気象衛星が上がっても天気予報というのはあまり当たらない。そういう意味では。気象学なんていうものはもともとそういう種類のことでしょうけれども、そういう一般社会、それから国民に対する貢献、それからアジア地域に対する貢献ということを考えればSでもよろしいかと。どっちにしようと、これは意見が分かれる話で、どちらかに決めろということになればSにしたいと思いますが、平野先生。

【平野委員】

 はい。

【山下部会長】

 じゃあ、Sにさせていただきます。次は3ページ目に行きまして、「データ利用の拡大」ということで、これはSが5で、Aが3です。データ利用の拡大というのは、実は私が気になっていたのは、研究レベルで使うに当たっても、あれは有料なんですよね。宇宙科学データは無料なんです。だからJAXA(ジャクサ)として、その辺はきちんと統一するようなことが必要ではないかという気はするんですけれども。それはより有効利用というか、利用を拡大する方向に行くだろうというコメントを書きました。これも先ほど少し議論になりましたけれども、利用率が非常に上がったというのが大きかったんです。国交省はA、総務省はSと分かれています。じゃあ、数の上からいけばSということで、Sにさせていただきたいと思います。次は、「移動体通信」。これはBが1人ありますが、知野さん、あとはAということで、じゃあ、これもAにさせていただきます。「固定通信」はA。それから、「光衛星間通信」も少し議論になったところですが、Sが3で、Aが5ですから、今度はAのほうが多いです。ぜひ、これはSにすべきだという強い主張はございますか。梶先生、髙橋先生。

【梶委員】

 新しい通信というんですか、そういう意味で評価をしたんですが、特にこだわるということもないので、結構です。

【山下部会長】

 じゃあ、これはAにさせていただきます。次、「測位」はA、1名の方のBがございますが、これもAにさせていただきます。「国際宇宙ステーション計画」はA。それから、「JEMの開発」も、1名がBですが、これもAにさせていただきます。「初期運用準備」はS。Sが4名、Aが4名、これも分かれています。特にSに対する強い反対意見というのか、先ほど説明がありました。これは、Sとしたというのは19年度評価が非常に効いているんです。それまでは、特に日本のモジュールが打ち上げてどうのこうのということはなくて。

【梶委員】

 打上げが完了したというのが、やっぱり効いているということがありますよね。

【髙橋委員】

 準備だから、ほんとうはなかなか評価しにくいんですけれども、ただ、前、6月に現場に行って見た限りでは、感覚的に24時間交代勤務でいろいろな変化とか、緊急時の対応とか、言葉の問題、しかも中ともやらないといけないから、期待の部分でちょっとSでもいいかなと思ったんです。

【山下部会長】

 それと、そういう意味で、それに携わる担当者のトレーニングというのもやって、その数も最初の予想よりは何人かたくさんの人が合格したというような話もありましたけれども、特にSに対して強い反対意見はございますか。

【平野委員】

 これも、全部そうなんですけれども。

【山下部会長】

 全部同じですね。

【平野委員】

 何をもってSとしますかというところの基準がはっきりしませんから、頑張っているんだからSでしょうと言われれば、それはSですよね、頑張っていますから。

【山下部会長】

 それは客観的に基準が決まって……。

【平野委員】

 ただ、初期運用のものに関して言えば、赤字のところをエキストラということで書かれているんだと思う。数は多いんです。ただ、みんなそれぞれ、まさに現場のレベルの頑張り、努力なんです。マネジメントだとか、より大きな意味で強いインパクトのあるSに相当するようなものを何かやっているのかというと、それはちょっと見えづらいです。現場レベルでの創意工夫の積み重ねでこうなっているという感じなので、それをどう評価するかです。やっぱり、学術的なところで非常に世界的なインパクトを与えてあるとか、あるいはミッションに対してエキストラの、やっぱり達成が行われるとか、何かこういう顕著なものがあるとSというのは、我々門外漢でもわかりやすいわけですけれども、こういう現場の努力を全部書き出して、それでこれだけやっているんだからSでしょうというのをSとするかというのは、なかなか難しいところだなというのが正直な気持ちであります。

【山下部会長】

 そうですね。SAという評価があるならSAなんだけれども、そういうふうにもいかんだろうから。じゃあ、これは評価の問題そのものを含んでいますので、一応出てきた結果で部会長がSにしたから、同数ではあるがSにするという程度の判断しかできないかと思いますけれども、よろしいですか。「民間活力の導入」はAで、1名がBになっていますが、あとはAということで、じゃあ、これはAです。それから、「JEM搭載実験装置の開発」はA。「宇宙環境利用の促進」もA。それから、「セントリフュージの開発等」。これもBが2ですけれども、どちらもきょうは欠席ということで、じゃあ、Aが6ということでAにしたいと思います。

 それから、「研究系組織を基本とした宇宙理・工学の学理及びその応用に関する研究」はA。次は、科学衛星に入りまして、この5つの衛星です。「運用中の飛翔体を用いた宇宙科学研究プロジェクトの推進」は、Sが1で、あとはAです。平野先生、何かございますか。これに対して。

【平野委員】

 いや、私の中の一応の基準は、さっき申し上げたように、何かアカデミックな分野があること、エキストラミッション、それから国民的な関心、評価、こうしたものがあるかどうかということで、Aなのか、Sなのか、あるいはそれより低い評価なのかというのを個人的にはつけているんです。

【山下部会長】

 これ、5つの衛星をそれぞれ評価、A、C、Sというふうに、ばらけていますけれども、全体評価をするときに何か突出した成果があったか。あるいは単純な平均的な評価にするかですよね。

【平野委員】

 そうですね。そういうことです。

【山下部会長】

 両方あるかと思います。「のぞみ」にCがついているんですけれども、これは大変なマイナスになるので。

【平野委員】

 例のHⅡ-Aが、やっぱり6号機が失敗したと、それはCどころかFになる。後は連続して成功した結果、平均点というよりもトータルとしてそういうふうになったんじゃないかなと思うんです。特質評価になっていたと思うので。やっぱりネガティブな部分よりもプラスの部分で顕著なものがあれば、とりわけトータルの衛星のプロジェクトという意味ではSでもいいのかと思った次第です。

【山下部会長】

 じゃあ、これはAが7ということで、Aにしたいと思います。その次の「開発中・開発承認済の宇宙科学研究プロジェクトの推進」。これも運用中の衛星が含まれているわけですけれども、これに関しては7つ。ただ、運用中が上の5つです。下はまだ計画ですから、上の5つの評価というのが中心になります。これはSが3で、Aが5、言ってみれば宇宙科学そのものの評価ということになりますけれども、私自身が評価したのは、内部評価で「あかり」がS評価になっていますけれども、私はこれはA評価だろうと思いました。というのは、中期計画に書いてある、一番大事なことが達成されていないという、それについての成果がちゃんと出ていない。それから、「LUNAR-A」がつぶれたということ。それから「すざく」は、一番大事な検知器が働かなかったというようなマイナス評価というようなことを考えて、「かぐや」と「ひので」は確かに頑張っているけれども、全体としてはAかなという評価をいたしました。じゃあ、これはAでよろしいですか。これはA。

 次は4ページ目に行きまして、これがまた大きな問題ですが、「本中期目標期間内に開発を開始する宇宙科学研究プロジェクトの推進」という大きなテーマであるにもかかわらず、内部評価がB。Aが4で、Bが4、これは分かれています。これは、確かに年度評価は全部Aだったんです。それで期間評価がBになっていると。何でこういうことが起こるかということで、中期計画をちゃんと踏まえて年度計画というものをつくるべきであるにもかかわらず、それがちゃんと整合していなかったという問題だろうと。とにかく1年1機、理学委員会、工学委員会で衛星の選定をしていくということをちゃんとやらなかったということで内部評価がBになっているんですが、これは1年1機ということは、それが実際に承認されて動くという話じゃなくて、宇宙科学から見た場合にそれぐらいのペースで計画を進めていくということになっていたわけです。それを委員会としてきちんとやらなかったと。実は16年度の実績のところに書いてありますように、衛星計画というのはたくさん出ているんです。それをちゃんと評価して、こういうものからやっていくというところまで進んでいなかった。これは非常に大きな問題で、まさに怠慢と言ったっていいぐらいな評価だと思うんです。まあ、Bということでいいですか。

 それから、その次の4番目、「さらに将来の宇宙科学研究プロジェクト」はA。それから、「国際宇宙ステーションにおける宇宙科学研究」は、Bが1で、あとはAということでAにしましたが、確かにこれは宇宙科学という側面から、まだステーションは何もやっていませんけれども、準備中だということですね、これはむしろ、宇宙ステーションによる科学的成果というのか、宇宙科学じゃなくて、あれは実験室の打ち上げだから、そういうものがきちんと評価できるような項目は、この第1期の中ではないのかな。まあ、いずれにしてもこれはAとしたいと思います。その次は、「小型飛翔体等を用いた観測研究・実験工学研究」もA。それから、「宇宙科学データの整備」もA。

 次の「国産旅客機高性能化技術の研究開発」はS、Aが3で、Sが5です。ここも先ほどから議論になったところ、19年度でも議論になったところですが、Aの方は欠席です。じゃあ、これはSにさせていただきます。次の「クリーンエンジン技術の研究開発」もA。その次の「運航安全技術の研究開発」もA。「環境保全・航空利用技術の研究開発」もA。「先行的基盤技術の研究開発」もA。それから、「次世代航空技術の研究開発」も分かれておりまして、Sが5、Aが3です。

【梶委員】

 これは、ロケット実験機を成功させてCFD技術を確立したとか、宇宙船も途中ミレニアムプロジェクトですか、ああいうふうなもので、一応技術を確立したというふうなことで成功させたということでSにしたんですよね。

【山下部会長】

 ロケットに搭載して、それで切り離してという実験をやって、それがうまくいったということでA。平野先生、よろしいですか。では、これはSにさせていただきます。それから、「宇宙開発における重要な機器等の研究開発」はAです。次の「将来の宇宙開発に向けた先行的研究」もA。「先端的・萌芽的研究」もA。「先端IT」もA。それから、「情報技術を活用した数値シミュレーションシステムの研究開発」。これが分かれていまして、Sが5、Aが3です。上の決め方からすると、これもSが5ということでSということにさせていただきます。その次のも同じかな。次の「複合材技術の高度化」も、Sが5で、Aが3です。特にコメントもないので、多数決でどちらもSとさせていただきます。それから、「風洞技術の標準化・高度化」もA。「大学院教育」もA。「人材育成及び交流」もA。「産業界、関係機関及び大学との連携・協力の推進」もA。「成果の普及・活用及び理解増進」はA。それから、「国際協力の推進」、Sが5、Aが3ということですが、特にAの方からの意見はありませんので、これもSにさせていただきます。それから、「打上げ等の安全確保」はA。あとは、全部意見は同じです。じゃあ、「リスク管理」以下、すべてAということにさせていただきます。

 一応、項目別の評価はこれで終了ですが、特に評価が案から変わったのはないですね。全部、一応評価の案のとおりに部会の評価は決めさせていただきます。資料2-3にまたコメントをつけてまとめてあります。これも委員からの意見を取り込んで策定されておりますので、何かお読みいただいて修正等がございましたら、これも29日までにお願いしたいと思います。

 それで、項目別の評価は終わりまして、次は全体評価に移りたいと思います。資料は2-1と参考資料2-1です。その2つをまずごらんいただいて、評価を進めたいと思います。まず最初に、先ほどと同じように全体評価について、資料2-1を朗読していただけますか。

<事務局より資料2-1に関して説明>

【山下部会長】

 ありがとうございました。参考資料2-1の各委員の意見をもとにしてこれをまとめております。お読みいただいて、何か修正すべきこと、追加すべきことがございましたらお伺いしたいと思います。

【平野委員】

 1つだけ。これ、総括のところの出だしなんですけれども、3機関統合による組織改革やから始まって乗り越えてというところがありますけれども、失敗を乗り越えたはいいんですけれども、組織改革を乗り越えるというのはおかしいので、もしこの並びでいくんだったら、3機関統合による組織的な、混乱があったかどうかは知りませんが、組織的な負荷とか、組織的な課題とか、何かそういう形にしないと。

【山下部会長】

 それは要りますね。

【平野委員】

 ええ。

【山下部会長】

 乗り越えてを生かすには。

【平野委員】

 課題なんでしょうね。

【山下部会長】

 課題かな。

【梶委員】

 そうですね。組織改革に伴う課題だね。

【山下部会長】

 乗り越える課題。失敗を乗り越えていく。それを挿入になりますかな。2の(ホ)のところの文言というのは、私が言った話なんですけれども、とにかく数値目標を掲げて、それを達成したからということだけで、その結果どうなったかと、それは業務の効率化によって達成できたのか、これまでが非常に、人が多過ぎるような組織だったためにそういうことが可能になったのか。その結果どうなったか。それは業務の効率化によって達成できたのか、これまでが非常に、ずさんじゃなくて、人が多過ぎるような組織であったためにそういうことが可能になったのか。だからその結果、何がどうなったかというのが、どうもあまり伝わってこない。だから、特記事項の中に問題点とか改善すべきというように書きましたけれども、こういう課題も十分に留意した上で、組織の改革等々を進める必要があろうということで書いたんですけれども。評価のあり方は、先ほどから出ていますように、次の大きな課題になります。文章の構成とか文言、言葉の使い方とかいうことも含めて、ご意見があれば。なければまたお読みいただいて、もし修正、追加等がございましたら、これも29日までに事務局のほうにご意見をいただきたいと思います。これはこの部会で作成します全体評価の報告書、それから総務省、国交省の評価も考慮して、作成することになっております。国交省のほうは、まだ十分に案ができていないということです。それができ次第、参考にしてつくり上げていくと。あと、作業としては、皆様からご意見をいただくのと、それを部会長一任ということで全体の取りまとめをしたいと思いますが、よろしいでしょうか。よろしいですか。じゃあ、そういうふうに進めさせていただきます。これも中期目標期間の評価ということで、8月1日の分科会に提出することにいたします。最終案はまたメールで委員の皆さんにお送りします。そういうことで、今後進めさせていただきます。以上が、本日予定しました評価関係の審議事項でございますが、何かご意見等ございますか。よろしいですか。

議題3.『退職役員の業績勘案率について』

  事務局より、資料3-1、資料3-2、資料3-3、資料3-4、資料3-5について説明があった後、以下のとおり議論が行われた。

【山下部会長】

 業績勘案率の話ですが、何かご質問はございますでしょうか。これはすべて1.0ということになっていますよね。要するに1.0を基本とするということは、いってみれば上限は1.0で、それ以下はあり得ると。こういう勘定をした結果、今回は1.0以下になる人はいなかったと理解しておけばよろしいでしょうか。だから幾ら1を超えたところで、それ以上もらえることはないわけです。これは先ほど言われたように、公務員の天下り等々、それから法人の給与が高いということもあって、一応こういう実質的な規制をしていると。何かございますか。よろしいですか。なければこれで、事務局案を部会として評定したということにしていただきたいと思いますが、よろしいですね。では、どうもありがとうございました。本日はこれで一応議事は終了になりますが、皆様からのご意見等々は特にございませんので、この案で承認されたものとさせていただきます。これも分科会に報告する事項です。もし修正等がございましたら、部会長一任ということでさせていただきたいと思います。

議題4.『その他』

【山下部会長】

 今日はJAXA(ジャクサ)の皆さんにもお越しいただいております。19年度の業務実績評価、それから中期目標期間の業務実績評価ということを行いました。この評価というのは、またいろいろ意見が出てまいりましたけれども、一番大きな問題は、評価基準をどこにどう設定して評価をしていくかというところが議論になっておりまして、その辺は次期の中期目標、中期計画の評価をする場合に、どういうやり方をするかということで、検討していく必要があろうかと思います。いろいろな項目については意見の相違がございましたが、一応、部会として業績評価はさせていただきました。ということで私のほうから、簡単ですが本日の部会の評価について申し上げましたけれども、JAXA(ジャクサ)のほうから何かございますか。

【有賀評価・監査室長】

 特にございません。ありがとうございました。

 最後に、事務局より今後のスケジュール等の説明があった後、閉会した。

 

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