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国立科学博物館部会(第24回) 議事録

1.日時

平成17年12月12日(月曜日) 10時~12時

2.場所

古河ビルF2会議室

3.出席者

委員

山本委員、樫谷委員、中川委員、濱田委員、松野委員、原委員

文部科学省

中田大臣官房審議官、三浦社会教育課長、大山社会教育課地域学習活動推進室長、その他関係官

オブザーバー

(法人)
 北村理事、西村次長、前田展示・学習部長、平野広報・サービス部長、松原地学研究部長、その他関係官

4.議事録

(○:委員、●事務局)

(1)平成16年度に係る業務の実績に関する評価について

 事務局より資料1、参考1について説明がなされ、委員により確認された。

(2)次期中期目標・中期計画について

 事務局より資料2、3参考資料2、3、4、5、6について説明がなされた後、質疑を行った。各委員より出された質問・意見は次のとおり。

○:公としての有用性があることが重要。科博はコレクション、学校教育・地域の博物館へのバックアップなど、公でないとできないところをやっているのは大きい。市場化テストもどこの部分を民間に移すべきかを探し、線引きをするためにやっている所がある。国立美術館は研究もがんばっているのに、外から見ると展示の方に焦点が絞られて、民間でできるという発想になっているように思う。科博の業務は公として行う方向がよいと思う。

○:ナショナルコレクションの構築については、科博の存在意義が感じられるが、研究・教育については、その中で科博が何を行うかという中心部分を決めなければ、科博にとってどうしても必要だとは言えないのではないか。ミッションを考えた場合、調査・研究とコレクションどちらが根幹にあるのか。

●:研究とコレクションのどちらを先に出すのが適切なのか検討したい。

○:100年先も残るものを集めていくのが博物館の使命だということが言われるが、基本理念は、科博としてどう考えるか。

●:博物館は、元々コレクションを集めていた。そのコレクションが本当にコレクションに値するものかどうかについて、研究を行い検討していくという時期に来ている。研究というフィルターのかかったものがナショナルコレクションとなるべき。

○:基本理念の所は、まとめてもらうと良いが、個々が見えにくくなるという問題もある。

○:科博のアイデンティティを示していくことが必要になる。科博が日本のナショナルコレクションとして必要だから集めることと、大学教員が集めた物を収集するのではまったく違う。

○:一方でこの話を進めていくと科博がなんでもやることが一番いいという話になってしまう。例えば、大学との分担をどのように考えるか、科博で本当にやらなければいけないのはどれか検討することが必要。収集コレクションについては予算面だけではなく、やはり国がやることが必要と考えるが、調査研究は必ずしも国でなくとも、大学がやってもよいし、展示・学習も民間がやってよいという考えもある。国がやらなければいけないことを絞り込んでいくべき。大きく3つに区分した業務に予算と人がどれほど張り付いているのかを整理すべき。

○:資料の質の分類・判断はできるものなのか。

●:明確に質の判断はできにくい。とりあえず数を出し、その中にいくつか質のいいものがあるという所までしか出ないの現状。自然が対象であるので、目標を立てるのは難しい。

○:ナショナルコレクションとしては、資料の種類での到達度が問われるべき。収集に対して科学的なバックグラウンドも必要。

○:資料とは現物を持つべきか。所蔵データがわかる検索システムがあればいいのかどうか。

●:現地で保存していても、散逸が防げるのであれば情報だけ持っていればよいかと思う。

○:資料の質が変わってきているということを、中期目標の中に入れたらよいのでは。集めた資料の点数に着目する場合、現地で保存する資料もあるということに触れておくべき。

○:学習支援について、科博ならではのモデルの提供が重要。モデルを全国に普及することで、国民への還元ということにもなる。

○:今回、3つに目標が整理されて随分すっきりした。生涯学習社会に対してこれだけ科博は役に立つことをやっているということを国民に見える形で表してほしい。もっと大胆に、ダイナミックにこの3つの目標がリンクしていくことを期待したい。なお、研修の部分で定量的なものばかり並んでいるが、科博はモデルの開発や啓発をすべきで、科博のやっていることが、今後これらに貢献していくということを示せればよい。定性的な指標も増やしたい。

●:思い切ってメリハリをつけているので、研修の所は量的に少なくなっているが、モデルの提示で示していきたい。

○:3つの目標をうまく科博の理念として一体化してほしい。アウトカムの把握が、不明確であったが、モニター制度の導入等による改善も検討していると聞いている。モニターも数を多く持つことで良いデータになるかと思う。アウトカムが問われている中で、そのようなことを中期計画に盛り込んでいくことを検討してほしい。

 次期中期目標・中期計画については今後も部会を通じて意見をいただく予定とし、次回以降のスケジュールについて確認した後、散会となった。

-以上-

お問合せ先

生涯学習政策局社会教育課

-- 登録:平成21年以前 --