ここからサイトの主なメニューです

国立科学博物館部会(第16回) 議事録

1.日時

平成16年7月26日(月曜日) 13時~16時

2.場所

経済産業省別館9階920会議室

3.出席者

委員

山本委員、那須委員、近藤委員、樫谷委員、松野委員、原委員

文部科学省

藤田大臣官房審議官(生涯学習政策局担当)、竹下社会教育課長その他関係官

オブザーバー

(法人)
 船戸経営管理部長、前田学習推進部長、木内展示・情報部長その他関係官

4.議事録

(○:委員、●事務局)

(1)平成15年度事業評価(項目別評価)について

 事務局の説明の後、資料2及び参考資料1に基づき、平成15年度業務実績に関する評価(項目別評価)案について審議を行った。その際各委員より出された主な意見は以下のとおり。

(経費の削減)

○:評価基準1.5%を達成できないのは、(節減が)難しいということなのか。考えてのことなのか。

●:減る部分はかなり節減している。増える部分も必ず出ている。

○:新館2期が竣工すると、根本的な説明の仕方を工夫する必要がある。

○:数年をかけての目標を次期中期目標、中期計画に入れるのが妥当ではないか。

○:全体や他法人との関係も考慮する必要がある。

●:中期計画の最終年度に結果を出すようにしたい。経費削減は集客事業であるので、削減に時間がかかる。

○:入館者の大人、子どもの割合など、どのような想定をしているのか、効率化の考えを併せて説明する必要がある。効率化に向けての努力を説明するため、経費を場合に分け分割することは難しいが、今後求められることも想定して準備をしておいた方がよい。

(新館2期の展示)

○:定性的だけでなく、コスト面等で定量的な指標を望みたい。

(標本資料の収集)

○:毎年度問題になるところであるが、指標について次期中期目標で検討を行う必要がある。

○:良好な状態での保管のための方針を計画に盛り込めるのか。

●:収蔵庫の保管限度の問題があるので、次期中期計画にはその要素も加味していきたい。

○:一般の国民には、収蔵庫の必要性がわかりづらい面がある。収蔵庫が満杯であると、保管上良くないし、利用も不便になる。何故問題になるのかを、一般にわかるようにしないといけない。

○:標本価値を変動相場にすることについては、大変な事務量が必要ではないか。

●:部単位の組織が必要になる。

○:個々に評価するのではなく、全体として重要性が高まったとランクアップさせるべき。

○:標本の価値は、変動することを評価する際にも、考慮しないといけない。

●:標本資料の電子化については、昨年度重点的に電子化を進めた。

○:達成が危ぶまれた時期もあったが、見通しが立ったと評価する。

(調査研究の実施状況)

●:科博の研究は、フィールドワークが中心であるので、直ちに成果が出ない面がある。

○:研究開発と異なり単年度に成果が出るものではない。

○:独立行政法人の見直しの前倒しの関係で、総務省の研究会報告書では、研究開発型法人に分類されている。しかし、科博の研究は、他の研究開発型法人とは性質が異なる。一方で、科博の研究に沿った基準は無い。科博の研究は大学等での学術研究に類似しているため、大学での研究評価を基準に評価を行ったらどうか。本来は、中期目標、中期計画終了年度で行う所であるので、中間段階で評価ができない面もある点は考慮しつつ、プロジェクト単位で評価を行ったらどうか。

(出席委員より異議なし)

○:この評価は、中間評価ということなのか、最終評価となるのか。

○:2年後を見てみないと断定はできないが、最終評価のつもりで評価を行った方がよい。

(科学研究費補助金等の活用状況)

○:どのようなところを中心に活用しているのか、元々研究計画があって、そこに科学研究費補助金を使用していくのか。

●:少額の研究費で基礎研究を行っているところが、科学研究費補助金等を獲得して研究の充実を図っているところはある。

○:総合研究や重点研究にどのように役立っているかを記載した方がよい。

○:研究は地味であるが、科学研究費補助金の獲得だけではなく、良い人材を抱えて貢献している。

(学習機会提供事業の実施状況)

○:小中学生が来るので、親が来ているというところもある。本当に幅広いのかどうか。

●:評価項目については、次期中期目標、計画において、観点を見直し簡潔に評価が可能になるようにしたい。

(青少年を対象とした啓発活動の状況)

○:「かはくたんけんクラブ」について、有意義だと思うが、これだけの人数では企画として効果的ではない。全国展開等広がりを持たせられないか。

●:成果をインターネットを通じて発信していく方法はある。

○:モデル事業として展開していく形でよいのではないか。

○:考えは活かされているが、今後の運営が大切である。「博物館の達人」や「野依科学奨励賞」にも言えるが、将来科博の応援団になるようアフターケアが重要である。

(教育ボランティアの活動状況)

○:ボランティアの人の声がどのように活用されているのか、機関誌を発行するよう援助してもよいのでは。

○:生涯学習の学習と成果の場と機会を与えるということを明確に記載するべきである。

○:ボランティアの顔ぶれは毎年変わるのかどうか。

●:人気があるため、登録者の9割が更新している。新館2期が完成することで予備登録者の活躍の場ができる見込みである。

○:特別展にも教育ボランティアがいるとよいと思う。

(財務諸表について)

○:セグメントに関する情報公開が十分とはいえない。内容の説明と併せて開示しないと、全体の4割程度しか理解できない。

●:ホームページでの掲載において、工夫するようにしたい。
 審議の後、平成15年度事業評価の項目別評価の評定については、審議のとおり決定することで、出席委員の了承を得た。

(2)第15回独立行政法人評価委員会総会への中間報告について

 事務局より、資料4に基づき説明がなされた後、第15回独立行政法人評価委員会総会への中間報告案について審議を行った。その際各委員より出された主な意見は以下のとおり。

(研究開発型法人関係)

○:科博の調査研究は、大学の研究と誤解される。新しい分野、研究手法の開拓ではないことを、示した方がよい。

○:大学ではできない研究であると、差別化させる必要がある。

○:他の研究開発型法人では、すぐに研究成果がでる。

○:科博の研究は特許を取るような研究ではない。

○:「実験装置を~異なり」までの文章は、科博の調査研究の特性を述べた後にした方がよい。

○:実証研究は、収集した標本資料をどのように調査研究するだけでなく、元存在していた場所にどのように存在していたかの調査研究するかが重要である。

○:科博の特色を一言でいえば、自然界における物質の存在状態を研究し、それを保存するということか。地域における生命の永久保存も責務であるし、新種標本の保存は国際的責務である。

○:国際的責任と使命という表現を入れておくべきである。

(公共用物・施設設置運営関係法人関係)

○:科博は敷地に余裕が無い。東京国立博物館は敷地に余裕があるように見えるので、敷地を共有するなど工夫が考えられないか。

○:博物館には休める空間も必要である。

●:新館2期が完成すれば、余裕が出てくると思う。

○:東京国立博物館との共通チケットはあるのか。

●:上野文化ゾーンとして取組をしている。

○:地方の博物館の前に、国立の機関に同類のものが無いことを示しておく必要がある。国立の機関同士の分野的違いを、明確にしておくことが必要である。

○:例えば、筑波の実験植物園と東京大学の小石川植物園とがあるが、東大で積極的な運営をしないのであれば、科博に統合してしまう方法も考えられる。

○:科博を国家的標本の保管機関と捉えれば、外の細々としたものを一括して管理すればよい。

○:筑波の実験植物園は、国立科学博物館の重要な機能を担っていることを記述するべきである。

○:子どもから高齢者まで幅広く対象とし、生涯学習の振興を図っている特徴を記載すべきである。

(財務内容の改善及び業務運営の効率化関係)

○:年齢構成などを踏まえて、コスト削減、人件費の問題についても検討すべきである。

(法人共通事項関係)

○:総合研究、重点研究に入っていない分野があるが、分野的に不足がないか。
 入っていない分野でも、わずかな人数で機能的なことを行うという方針の下でも成果をあげるべく努力している。

○:一律に、すべての業務を削るのではなく、メリハリをつけることが必要である。
 審議の後、7月30日の第15回独立行政評価委員会総会への中間報告については、本日の意見等を踏まえ、部会長に一任することで、出席委員の全員の了承を得た。

(3)平成15年度事業評価(全体評価)について

 事務局より、資料3について説明がなされた後、平成15年度業務実績に関する評価(全体評価)案の審議が行われた、その際各委員より出された主な意見は以下のとおり。

○:入館者も増え、全体として経営努力が見られるということでよいか。

○:ナショナルセンターの関係で、新宿の収蔵庫についてどこかに記載する必要がある。

○:科学研究費補助金の部分の記述について、「努力のあとが認められる」という記載は大学に比較して採択率が高いため、しっかり評価する記述とするべきである。

○:業務運営の欄について、改善をすべき点について具体的に記述するべきである。
 時間の関係上、資料3については各委員より、次回の部会前、8月3日(火曜日)までに事務局に意見を出す旨確認し、次回部会で引き続きに審議することとした。

 最後に、次回以降の開催スケジュールについて確認し、散会となった。

-以上-

お問合せ先

生涯学習政策局社会教育課

-- 登録:平成21年以前 --