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国立科学博物館部会(第8回) 議事録

1.日時

平成14年9月10日(火曜日) 10時30分~13時50分

2.場所

霞山会館2階会議室

3.出席者

委員

山本委員、原委員、樫谷委員、清水委員、那須委員、堀委員

文部科学省

有本審議官、折原社会教育課長、真先地域学習活動推進室長その他関係官

オブザーバー

(法人)
 河上理事、船戸総務部長、渡邉普及部長、椎教育部長その他関係官

4.議事録

(○:委員、●事務局)

(1)項目別評価の確定について

 事務局より、資料2に沿って、評価フォーマットの変更点及びその内容について説明があり、その際、必要に応じて独立行政法人国立科学博物館より補足説明がなされた。その後、各委員より意見が出された。その主なものは、以下のとおり。

<標本資料の収集状況>

○ NSMT、TNSに登録された標本数の表記があるが、このNSMT、TNSに登録された標本は、国際的に永久保存しなければならない義務を負うものであり、それだけ重要なものであるということを一言添えていただきたい。

<通常の展示活動の取組状況:入館者の満足度はどのような状況か>

○ 「引き続き入館者の満足度調査を実施する」とあるが、調査手法も検討して、その上で実行することが必要ではないか。

○ 満足度調査は非常に重要。従って、ただのアンケート調査というやり方がよいのかどうか。例えば、マーケットリサーチの専門機関にかけたりといったことが必要ではないか。

<後継者養成の取組状況>

○ 科博としてもっとも大変なのは、受け入れた若手研究者を育てることである。本来なら大学でやらなくてはならないことを、博物館の仕事をしながらやっていることが一番の問題である。

○ 後継者養成の一番のポイントである教育指導の点が抜け落ちているのは問題ではないか。

<その他>

○ 標本資料の収集状況について、定量的評価がCであるにもかかわらず、なぜ定性的評価はBなのか、という点について言及していただきたい。調査研究で収集した非常に質の高い標本が集められた、という点を評価していることを明記する必要である。

(2)全体評価の審議・確定について

 事務局より、資料2に沿って、全体評価案について、説明がなされた。その後、各委員より意見が出された。その主なものは、以下のとおり。

○ 後継者育成については、スペース・就職先の確保など困難はあるが、努力しているという点を加えるとバランスが良いと思う。

○ さまざまな点でアピール度が高かったということを全体評価の中で表記する必要がある。

○ 全体評価の場合、例えば今後の課題を提示するなど、これからにつながる事項について述べたほうがよいと思う。

○ 特別展の評価について、高く評価するのは、年に13回開催したことではなく、開催における他館との連携や企画の内容など、中身の部分である。

○ アンケートについては、今後もっと幅広いリサーチや方法を検討しながらやっていくことが非常に重要。

○ 博物館全体の入館者数が減少傾向にある中で、プラスにもってきているのは、立派だと思う。ただし、上野本館の入館者減少については、原因を明らかにして対策を立てなければならない。

○ 標本資料の収集については、何が問題であり、課題であるのかを丁寧かつ具体的に書いた方がよいと思う。

○ 科博には全国の博物館をリードするナショナルセンターとしての役割もある。そうした意味で、地方との連携・連帯といったものが重要ではないか。

○ 科博に期待しているのは、地方の弱小館の学芸員と共同で調査研究をして、その成果を特別展として、双方で実施することである。大きな観点から科学系博物館とのネットワーク、連携という点について触れていただきたい。

○ 企業と提携して施設整備を図るとか、寄付金を募るとか、特別展を開催するといったことを積極的に行い、全国の手本となるような取組をしていただきたい。

○ 総評の中で、情報化への努力について触れていただきたい。

○ 上野であれば、自然科学の普及啓発、生涯学習の拠点であることが重要。さらに、標本資料に関する責任といった、誰もが認識している国家的保管庫の役割を果たすということが重要であり、ポイントであると思う。

○ 総評全般については、例えば「○○の役割が今後ますます求められている」など、単なる評価にとどまらず、今後につながるような評価にしたい。

○ 科博として、「親しまれる」「愛される」という文言が少ないので、どこかでそうしたことに触れていただきたい。

○ 後継者の養成については、研究者の養成もそうだが、小中高校の教員の資質向上ということも大事であり、そうした役割もナショナルセンターの機能として、重要だと思う。

○ 初年度ということで、評価に当たって様々な点についてこと細かに見てきたが、毎年このレベルの評価を続けるのは少々疑問。全体評価的なものを毎年行って、細かな点については何年かに一度行うといった考え方もできるのではないか。

○ 内容的・作業的負担を軽減化することも含めて、次年度以降の課題としたい。

○ 評価に当たってABCを決めるのがよいかどうかという考えもある。例えば、指数化して、初年度を100として今年はどうか、というやり方がいいのか。これは総会で話し合うことかもしれないが、そうしたことも課題と言える。

(5)平成15年度概算要求の概要について

 事務局より、資料4に沿って、独立行政法人国立科学博物館の平成15年度概算要求の概要について、説明がなされた。委員から質問等はなかった。

 最後に9月30日に文部科学省独立行政法人評価委員会総会が行われ、この評価フォーマットが提出されることが報告され、それに向けては各委員からいただいた意見をもとに、部会長・事務局間で、部会報告をまとめることとし、散会となった。

-以上-

お問合せ先

生涯学習政策局社会教育課

-- 登録:平成21年以前 --