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国立科学博物館部会(第43回) 議事録

1.日時

平成23年6月9日(金曜日) 13時30分~15時30分

2.場所

文部科学省9階 生涯学習政策局会議室

3.議題

  1. 平成22年度事業評価について
  2. その他

4.出席者

委員

林委員、菅谷委員、高木委員、髙山委員、堀委員、八嶋委員、山本委員

文部科学省

伊藤審議官、塩見社会教育課長、萬谷企画官、その他関係官

オブザーバー

国立科学博物館
折原理事、上野次長(兼)経営管理部長、その他関係者

5.議事録

【部会長の選任について】

 事務局の推薦により林委員が部会長に選任された。

【議事(1)平成22年度事業評価について】

 事務局より、資料1~7、参考1~17の説明。評価の仕組み、本部会の評定の方法等について説明を行った。
 また、文部科学省独立行政法人評価委員会令及び運営規則(参考4)に基づき、原則、この部会は委員の了解を得て公開することと規定を変更した旨、報告された。

 主な質疑応答は以下のとおり。 

【委員】 参考資料16の目標数値と22年度実績の一覧では、過去5年間は目標数値をすべてクリアしており、目標数値そのものが甘かったとは考えられないか。

【事務局】 例えば論文発表数など、ぎりぎりでクリアした年度もあるが、トータルで見るとクリアできた結果となっている。例えば入館者数の目標数値は5年間で600万人であるが、これは目標設定をするときに、これまでの実績と今後の日本館の改修予定などを見込んで数値を設定したものの、その後、特別展や新館の改装等のインパクトが予想以上に強かった。第3期中期計画の目標数値は、650万人となっているが、大震災があり、昨年度に比べると23年度4月、5月は10万人程度入館者数が減少している。

【委員】 チャレンジ目標と位置づけられた目標をクリアしたとすれば、すごいと思うが、通常の目標が比較的簡単にクリアしているのは、外部から見ると目標達成といえるのかどうか。

【事務局】 館としてのチャレンジ目標は持っているが、中期目標は、目標がクリアされないと翌年度、翌々年度に生じる影響を踏まえて設定している。

【部会長】 目標をきちんと達成することが評価の最も重要なところとなるが、この目標自身が簡単に達成できてしまう目標であれば、目標にならないのではないか。逆に、高い目標の中で、1人当たりの満足度はどうなってくるのか。また、このような数字がひとり歩きして、次はもっと高い目標、その次はもっと高い目標と、前よりも多い数だけを求めていくと、息切れするのではないかとも考える。そのため、本当に適切な目標をどのように立てるのかは大変。

【委員】 目標の設定の仕方は非常に難しい。インプットが減ってきていることに対してアウトプットが出ているということが見やすくなることが必要。アウトプットだけを並べるのではない見せ方が必要と考える。

【委員】 5年間で600万人は当時としては、とても大きな数字。この600万人だけではなく、環境面でも、動線にサインを入れるとか、トイレの配慮などをしているが、目標数値と実績だけを見ると、これだけを見た人は軽々とクリアしていると思われるのではないか。

【委員】 5年間の中期目標間で一番大きかったのは、筑波に建設した収蔵庫の整備と考えるが、震災の影響はなかったのか。

【事務局】 耐震性を備えており、あまり大きな被害はなかった。本年7月からの移転にも影響はない。

【委員】 4月以降の震災対応の取組は、評価の対象とはならないのか。

【部会長】 4月以降であれば、今回の評価の対象とはならない。地震発生から、1カ月ほど休館しているが、主な理由は何か。

【事務局】 展示している標本資料が壊れたりもしたが、標本資料を天井から吊っており、他の博物館と比べると子供が多いことから、業者と職員で3月にかけて、全ての箇所の点検を行った。また、社会的に電力問題がおこり、余震が相次いだこともあり、安心して見てもらえない環境であったことから、一ヶ月間ほど休館した。

【委員】 館のマネジメントは、館長と理事の2人で行っているのか。様々な討議を図るときは、部長クラスが入って意思決定を行っているのか。

【事務局】 大きな案件は、年に2回の評議委員会や、あるいは二~三ヶ月に1回の経営委員会の意見を聞いて、館長が経営判断を行っている。また、日常的な案件は、館長、理事、部課長による、週に1回の会議を踏まえ意思決定を行っている

【部会長】 評価資料では、常勤職員だけ書いてあるが、全体的な業務の達成のために、非常勤職員やボランティアの役割も、大きいのではないか。

【事務局】 非常勤職員が100人程度、ボランティアが400人程度いる。

【部会長】 5年間で、600万人の入場者数であれば、1年間で、120万人だが、諸外国の100万人以上入る館との職員費を比較すると、日本はものすごく少ないのではないか。世界との比較を、提示した方がいいのではないか。

【事務局】 参考資料を作成する。

【委員】 これまで評価が低い事例が出たときに、実際に予算はかなり削られているのか。加点要因で予算がつけばいいが、減点要因であれば、ミスを犯してはいけないという方向になり、目標数値もチャレンジしたくてもできるような問題ではなくなる。評価の際、あらゆる影響を考えながら総合的に評価しなければいけないのではないか。

【部会長】 S評価であれば、運営費交付金が増えるとはなっていない。「独立行政法人国立科学博物館概要2010」25ページの、財務の予算を見ると、運営費交付金は減っていっている。これは仕組みとしては元気が出ない印象を受ける。今回、概算要求前に評価をすることは、間違いなく概算要求に反映させることではないか。このままでは、永久に欧米には追いつかない。

【事務局】 目標設定の妥当性は、常に指摘がある。どれだけ努力したか、あるいは世界と比較した上でよくやっていることが見えるような評価書にすることが必要。今年からフォーマットに評価、結果だけではなく分析が入っており、評価作業の重要なポイントとなる。

【委員】 過去のコメントの一覧表を送っていただきたい。また、実績については、昨年度との変更点がわかるものがあれば参考となる。進展した部分については、わかるようにしていただきたい。

── 以上 ──

お問合せ先

生涯学習政策局社会教育課

-- 登録:平成23年09月 --