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国立女性教育会館部会(第45回) 議事録

1.日時

平成22年7月26日(月曜日)14時~16時

2.場所

文部科学省生涯学習政策局会議室

3.議題

  1. 項目別評価の検討
  2. その他

4.出席者

委員

都河部会長、大宮委員、鈴山委員、萩原委員、山極委員

文部科学省

片山生涯学習総括官、高口男女共同参画課長、土山男女共同参画学習課課長補佐、土井女性政策調整官 その他

5.議事録

配付資料

資料1 独立行政法人国立女性教育会館の平成21年度に係る業務の実績に関する評価

資料2 独立行政法人国立女性教育会館平成21年度業務実績評価総括表

 

概要

 評価の検討に先立ち、事務局より議事についての説明後、財務諸表についての意見聴取が行われた。その後、事務局より、業務実績評価に関する説明を行い、評価の検討を行った。主な質疑は以下のとおり。

 (○:委員、■:事務局)

 

評価については、各委員の評価をとりまとめた業務実績評価総括表に沿って、評価が分かれているところを中心に議論を行った。

 

<基幹的な女性教育指導者等の資質、能力の向上>

○地域バランスについては、リーダーコースの中国・四国の参加者がゼロであることへの対策が求められる。

○評価書には、アンケート調査の結果で何パーセントだけではなく、どういう目的で行った研修だとか、何かを公開したとか、具体的な中身を書いてほしい。影響評価は、参加者、機関・団体の長へのフォローアップ調査ということで、回収率も去年に比べて上がっており、努力が認められたと思う。アンケート項目についても、検討してくださいという意見を昨年我々が出したと思うが、どれぐらい変わったのか。

■評価が年度の途中だったので、既に終わっている研修についてはいただいた御意見を反映できなかった。しかし、後半の研修ではきちんと反映させた形でアンケートを取ったと会館から聞いている。

○影響評価について、統計上の問題として、サンプル数が少ないのではないか。

○果たしてパーセントで表示して、どれだけの客観的な数字が示されるかどうかという、母数が少ないものに対するアンケートの信憑性の問題である。

○評価指標をなるべく数値化するということの悪い影響が出ているのかもしれない。

 

<基幹的指導者に対する研修に資する調査研究の実施等>

○プログラム等の活用状況について、ナショナルセンターとしての位置づけを再度検討し、6つのブロックに分けて展開するなど戦略的に展開すべき。ナショナルセンターという意識を、外から見ても、明確な形で出してほしい。

○昨年の状況と比較すると前進しているが、講師派遣については偶然呼ばれたからというのではなくて、会館が講師を派遣しているということが意図的に、計画的にやっているというのが見えればよい。

 

<喫緊の課題に関する調査研究の実施、成果をもとにした学習プログラム・参考資料の作成>

○影響評価について、大いに役立っている割合が増えるように努力を期待する。

○会館の職員が講師となり地方に出向いて講演し、成果を普及している点は進歩が見られ、大いに役立つが、さらに増えることを期待する。

 

<家庭教育・次世代育成支援指導者研修>

○典型的に東北以降、それから四国以南、近畿以南は、参加者が少ないということを考えると、地域拠点というか、3つぐらいのブロックにした上で研修等を実施したほうがよい。近いところの参加が多いことがいけないわけではないが、他の地域の参加者も多くするという意味において、地域拠点で実施してはどうか。

○応募倍率が何パーセントだけではなく、例えば男性を含めた、子育てを特化してやったなど、評価書に説明を入れると、何をしたかというのがわかり、特徴があってよい。応募倍率の上に、何々を目的とした研修を行ったなど、特徴的なことを書いていただけないか。

■こちらの研修はリーダー研修と違って、担当者が参加しているため、近郊からの参加者がどうしても多くなり、リーダー研修と比べるとバランスが悪くなるというのが実情である。

○例えば四国、九州、北海道の人は、代表的な人が来て学んで、地域に戻って広めてくれればいい。近くだと、私も行ってみようという感じになる。遠い地域も参加者ゼロではないので、地域バランスは一応は全部網羅している。

○地域バランスという言葉が悪い。バランスと言われると、バランスが悪いというふうに言わないといけない。

○それはそうである。近くの人がこれだけ集まるということは、逆にいいことだと思う。

○ただ、やはり北と南のリーダーの方が少ない、その方たちが、必ずまた地域で、それを還元するシステムになっているなら別。そういう点は、期待はしているが、そういうシステムにはなってない。そうでないのであれば、やはりある程度人数が集まらないといけないと思う。リーダー研修の定員が少ないと感じた。もう少し多くないと広がっていかないのではないか。もう少し定員を多くした上で、地域で開催するというのをやれば、そのあたりが解消されるのではないか。

○国立女性教育会館(NWEC)で毎年6ブロックで研修をするというのは無理なのか。

■16年の見直しのときに総務省の独立行政法人評価委員会から地域セミナーなど地方で実施されている同種・類似の事業は廃止することとなり、それ以降、行っていない。

○地方でやるものは共催するなりして、応援をしながら地域で開催することはいいと思うが、リーダー研修は、こちらの強い願いもあるはずなので、もう少し定員を増やして、地域に還元されるようにするということがいいのではないか。

■リーダー研修は、22年度は定員を増やし、男女共同参画センターの管理職コースが60人で、10人増加。団体リーダーコースの30人は変更ないが、地方公共団体職員向けコースを定員30人で新たに作ったので、全体の定員数は増えている。

○バランスがいいというわけではないが、さらに参加地域のバランスをとれるような努力をしてほしい。

○全国の家庭教育・次世代育成支援の行政担当者はかなり幅広いテーマの研修ではないか。

■こういう研修はもう各地で相当実施されてきているのではないかというコメントもいただいている。

○有用度が「非常によかった」が55.5パーセントあったということは、地域でやっている研修よりは、ここに来て、さらなる勉強をしていったということなのではないか。地域で勝手にやってくださいというよりも、どういうふうに地域でやっていいかわからないので、モデルとなる研修をナショナルセンターとしてはするべきである。

 

<キャリア形成支援推進研修>

○これも地域バランスが悪い。これはなぜ九州・沖縄が22人で、関東甲信越が17人なのか。九州・沖縄は遠くても22名を送り出すということは、テーマ設定とか、あるいは何か工夫があったのか。また、いつも参加者が多い関東甲信越はなぜこんな少なかったのか。

○参加対象者の問題ではないか。女性関係施設職員が40.6パーセントと多かったので、ここに力を入れている施設の人が多かったのではないか。

○大学のキャリア教育支援者も30パーセントと多い。

○大学対象に大きく出したのは去年が初めてか。

■キャリア形成支援研修は例年、大学関係者も対象としていた。

○でも、去年は大きくアピールがあったような感じがしたので、反応も大きかったと思う。

○来年から、大学において、キャリア教育が必須となり、カリキュラムの中に入れ込んで、4年間の学習と生涯にわたるキャリア設計を明確にしなさいという、義務化にするという答申が出たので、参加者が多かったのではないかと思う。来年も来ると思う。

○「行政等と連携した研修」は去年、行政と連携してくださいというコメントを出した。

■応募倍率は会館の主催のものよりも非常に高く、220パーセントになっている。

○これは行政から委託されているものか。

■内閣府と科学技術振興機構からの受託である。内閣府のセミナーの方は、基礎セミナーが大阪、岩手、京都の3カ所でやっており、応用セミナー、管理職セミナーは、会館の施設で行っている。地域バランスも他のものよりは、いいバランスになっている。

○地域バランスがすごくよくとれている。女子の進学率が低い科学技術系の進路支援について理解をより深めたという点でよい評価をしたい。内閣府の委嘱事業はすごく地域バランスがよくて特化した取組と思われる。

 

 

<課題解決に関する研究者や行政関係者・女性団体等指導者の交流機会の提供>

○20代未満が2.9パーセント、20代2.8パーセント、30代6.4パーセント、40代13.7パーセント。やはり子育てで30代までは忙しく、やっと余裕ができて、少しは他の人のために何かしたいというようなことで集まるのが50代以上だと思う。子育て中で、出たくても出られない人もいるだろうから、仕方がない気がする。多様性といって、全部、例えば70代まで10パーセント以上均一にそろえるというのは、いかがかと思う。行政担当者、女性関連施設職員というのは、リーダーということで、ある程度、年を取っていると思う。学生だろうか、20歳未満がよく2.9パーセント来てくれたという感じもしないでもない。所属別を見ると、うれしいことに大学教員69名、ほか333名。学生もいる。

○学生の参加があるといい。引率で来ていただくのも、まずは取っかかりかもしれないが、各学校でいろんな取組をしている中では、ワークショップをやる学生がいてもいいのではないか。そういう呼びかけをしてもよいのではないか。

○会館としても男性向けのもの、若い男性に来てもらえるものをやるとよい。

○若年層の参加が少ない。学生企画という枠をつくって、これもやっぱりシステム化というか、各年代が集まれるようなプログラムを組むとよい。プログラムは公募か。

○4月ぐらいから公募している。交流推進フォーラムの委員が選定を行う。より若者向けとか、男性向けというのを交流推進フォーラムの方で積極的に打ち出すことは可能だと思う。

○大人が考えた学生枠ではなく、当事者性のある企画として、やはり学生を主体的に企画者にするような働きかけをすることで、学生が学生を呼び込んでくるという形になる。特別枠をつくって、働きかけをしないとできないかもしれないが、思い切って、学生企画を出すといい。

○女子中高生の理系支援は、大学生が中心になって企画委員でやっており、昨年視察したが、大変よかった。先生方もサポートするが、企画は全部大学生。そういう学生企画がよかった。

 

<統計活用に関する調査研究>

○データブックを作成して以降、2009年版を出してから、それをリーフレットにして、そしてニューズレターで配信というか、アプローチするととれるようになっている。それはすごく積極的だと思う。さらにワークショップをやったり、いろいろな展開をしているということで、そういうふうに流れていくべきだという形でやっていただいていると思う。それから、もう一つは、たまたま私の県で地域版を作ろうとしており、そこへ応援体制に入っていただいて、指導、助言をもらい、地域版を作り、全国版との対比の中で研究していく体制ができている。こういうことを支援してもらうのも活動の一環だと思う。それができてきていて、今度もそれを基にしたワークショップを県で開催することとなっており、循環している。さまざまな活用を図ると同時に、地域との関係も深めながら、それを循環しているというのはナショナルセンターとしての役割の中の重要な部分で、これは顕著にそういうことが見えるものだと思う。こういうところこそ評価すべきではないか。

○私もすごく進んでいると思ったのは、普通は「データブックを出しました、はい、終わり」、「白書を出しました」で終わりだが、データブックは限られた印刷部数なので、それを薄くしてニューズレターとしてたくさん配布しているというのは、いいと思った。

○リーフレットを作るとか、全国版とか、日本語と英語をつくるとか、どこだってやっている。リーフレットを作成して、何団体に配付して、普及のためのワークショップを8回開催して、それで広めたみたいな書き方にすれば、これはSをつけてもよいと思う。連動して戦略的にやった、つながっているというのであればよい。単発だと、みんなやっていることであるので、戦略的にやっているというところが見えた方がよい。

 

<女性アーカイブの構築>

○今年度の評価は見送り、初年度のオープニング以外の2年の統計を見て、選考基準、評価基準をつくることとしたい。

 

<利用者拡大への努力>

○去年3805団体だったが今年は4103団体である。大変なときに、よく伸ばしたと思った。目標にしているAが2860団体であるので、昨年も伸ばし、さらにさらに伸ばしているというので、大変な努力をしているという点が見える。目的利用者数が増えていて、団体数が増えているというのは、とてもよい。

○利用拡大本部が作られ、そこが取り組みをして工夫をした結果が、利用団体件数の大幅な増加となっている。ただ単に増えましたではなくて、やってきたことに対する意図的にアプローチした結果が増加につながっているというところは、評価したい。

 

<女性関連施設等で連携協力の推進>

○共催が3機関、受託が9機関で目標としている数より増えている。連携協力による効果が上がっているかどうか。

○連携協力を少し見えるような形にしてほしい。

 

 

<男女共同参画及び女性教育に関する国際協力・連携に関する研修の実施>

○やはりアジア太平洋地域エンパワーメントセミナーは日本がリーダーシップをとってやるということはとても重要だと思う。

○ここは重要である。ナショナルセンターとして、国の全体に対して、このテーマを徹底的にやるということと、国外との関係をしっかりやるというのは重要である。

○外交の下手な日本が、こういうところでも頑張っているというところを評価したいと思う。

 

<海外の研究者でエンパワーメントフォーラム>

○次回記載するコメントについて、話し合うこととする。

 

<自己点検・評価等による業務の改善>

○自己点検評価及び外部評価はすごくしっかりとした評価をしているという印象。今後の課題も入れている、定量的・定性的評価に分けてやっているので、この外部評価はとてもよい。

 

<項目別評価全体について>

○もう既に意見として出ているが、去年の指摘がかなり反映されている点を評価したい。

○結局、年度初めにやったものに関しては反映できなかったが、評価以降はよく反映されている。

○全体的に指摘を受けて、すべての事業に関して非常に努力、改善が見られて、データも評価できる。その点は全体評価で、次回まとめるだろうが、さらに、より戦略的に行ってほしい。やっていることを見せる工夫をしてほしい。あるいは、中長期の展望を持ちながら行ってほしい。

○定員が少なくて、研究員も少ない中で、これだけやっているというのは、やはりすごく大変だろうということがよくわかる。大きいところでいろいろやるのはいくらでも融通がきくが、限られた定員の中ですごく努力をしている。

○人員を補充してないところ、コメントも書いたが、こんなに事業をやっていくときに、補充しなくていいのか。少ない人数のところで、さらにまた削減して、それで人件費削減ということは、何か本末転倒である。去年も言ったが、何か違うのではないかという気がする。

○個人に頼るのではなく、次の人が、交代してもできるようなことを考えていかないといけない。個人に頼っていると大変である。

○期待されていることはナショナルセンターとしての対応であり、かつハイレベルであれと、こう言っていながら人が減るというのは、とても大変であると思う。

○外部資金の導入のところ、おそらくこれから難しくなってくると思う。内閣府が女性のNPO関係の調査を競争入札としたが、これではできないだろうというところが200万ぐらいで落札した。NPOは700万円で入札していた。企業とそんなに変わらなかったので、そんなべらぼうに高い金額で出したわけではないが、お金のある財団などは入札金額に人件費を計上せず低い金額で落札する。だから、これから大変だと思う。

○女子中高生向けの事業も来年あるかどうかわからない。事業仕分けで、今、JSTもどんどんプログラムの削減をしている。女性研究者支援の経費もそうである。第4期の科学技術基本計画案の記載も後退している。外部資金の競争的資金もどんどん減っているので、各大学も大変である。

お問合せ先

生涯学習政策局男女共同参画学習課

(生涯学習政策局男女共同参画学習課)

-- 登録:平成23年09月 --