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国立高等専門学校機構部会(第30回) 議事要旨

1.日時

平成26年1月29日(水曜日)

2.場所

文部科学省18階 高等教育局会議室

3.出席者

委員

榊裕之(部会長)、丹治保典、井上光輝、椿愼美、剣持庸一、溝上智恵子の各委員

文部科学省

牛尾専門教育課長、黒澤専門教育課課長補佐

4.議事要旨

議事

(1)独立行政法人国立高等専門学校機構次期中期目標・中期計画(案)について

事務局より、資料2-1~5に基づき説明があり、次期中期目標・中期計画案について、以下のとおりの意見交換がなされた。

○序文・前文・基本方針
委員からの意見
・中期目標前文に記載のある「地域と世界が抱える社会の諸課題に立ち向かう」とは、グローバル人材育成の趣旨を鑑みると、「グローバルな視点を持って社会の諸課題に立ち向かう」という表現にした方が良いのではないか。

○国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する事項

1 教育に関する目標、事項

(1)入学者の確保
委員からの意見
・入学志願者数の数値目標は、過去からの議論もある点であり、数値に縛られるべきではないという考え方もある。今後の社会状況を考えると、高専の入学者が増えることも考えづらい。数値目標を記載するのであれば慎重に検討する必要がある。
・入学者数の数値目標を設定する際に、留学生や、女子学生の受入の増など、方法も明記すべきではないか。
・15歳人口の状況に応じて、入学志願者数の目標をスライドさせると定員減への議論になりかねない。
・入試方法の見直しについて、現状を踏まえて検討したい。

(2)教育課程の編成等
・専攻科の在り方については現場で一番議論を呼んでいる。就職できなかったから専攻科へ、大学進学できなかったから専攻科へ進学させるという状況も起こっている。拡大する際は現場の声を聞く必要がある。

(3)優れた教員の確保
・高専の教員人事について、高専の教員は中卒段階の学生を指導しながら、研究も部活動指導もしなくてはならず、求められるものが多い。現在は各高専で採用を行っているが、高専機構として高専教員を管理するしくみや、高専教員を育成するシステム構築が必要ではないか。

(4)教育の質の向上及び改善のためのシステム
・インターンシップを卒業までに全学生の8割参加させるという数値目標は、何を根拠に設定しているのか。また、インターンシップにどのようなものが含まれるのか整理が必要ではないか。インターンシップという言葉は便利であり、企業での職業訓練のみならず、大学での研究等も含まれる。

(5)学生支援・生活支援等
・就職率9割という数値目標は、現在の実績値より低い数字を目標とするのはいかがなものか。
・商船学科を経て、船員にならない者の原因は把握されているのか。ニーズもなく、船員になりたい人もいないのに目標に書いてもあまり意味が無いのではないか。
・商船高専の商船学科以外の学科と一般高専の学科とは何が違うのか。レベルに差があると言われており、商船高専の学科については見直しの必要がある。
・高専ではよりハイレベルの船員教育をするということや、航海士などの資格と絡めて他との差別化を図っては如何か。

(6)教育環境の整備・活用
特になし

2 研究や社会連携に関する目標
・国立高等専門学校の研究成果の知的資産化するための体制整備の記載について、「技術科学大学と連携し、」の部分が削除されているが、現在、両技術科学大学と共に3機関連携事業において進めているところであり、削除しない方が良いのではないか。

3 国際交流に関する目標
・入学者数の減少傾向から、留学生を多く受け入れるなどの施策も必要ではないか。東南アジアの経済状況を考えると今後私費の留学生は今後増えてくるであろう。
・高専では学士が取れないので、留学生のほとんどは大学に進学する。高専卒の留学生は日本語が話せるので、企業から重宝される。留学生を高専で受入れ、各方面へ進学、就職する全体の仕組みが分かるものがあるといい。
・留学生を集めるには、高専機構のガバナンスをかけて、高専制度の輸出という話もあり、高専の教育制度で学ばせてから優秀な留学生を受け入れるという方法もあるだろう。

4 管理運営に関する目標
・内部統制の充実・強化について整理されていない。内部統制とは、自前の組織の中でけん制が働いている組織のことを言うのであって、監査は内部統制が働いていない場合に外から指摘されるものである。
・内部統制の整備とは、不正を起こさない仕組みと不正を発見する仕組みの2種類があり、具体的には会計業務を1人に全てやらせないことや会計規則等を研修等で周知徹底する仕組みと、不正があった場合には外から見つける仕組みである。内部統制の充実・強化の項目で監査体制の充実を書くのは自前で直す気が無いということにみられてしまう。
・内部監査は、内部統制にあたるので、内部監査室の充実を記載するのは良い。

○業務運営の効率化に関する事項
特になし

○財務内容の改善に関する事項
特になし

○ その他
委員からの意見
・進学者に対する教育の位置づけをどうするのかについて項目を立てた方が良いのではないか。高専は入学説明会等において、進学率や編入学で大学進学が可能であることをアピールしている面もある。
・高専出身の大学生は実験ができて、まじめで優秀、素直さがある一方、英語力が弱い。英語ができないのは、高専生には大学入試のスクリーニングがないためではないか。
今後も引き続き、各委員から意見等をいただくこととし、2月25日の独法評価委員会総会までの間に調整が必要となった場合には、部会長と事務局に取扱いを一任することとした。

(2)その他

事務局より、今後のスケジュールについて説明があった。

お問合せ先

高等教育局専門教育課

-- 登録:平成26年09月 --