中央教育審議会第一次答申を受けての奥田文部大臣談話
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中央教育審議会

  


中央教育審議会の答申を受けて(談話)

(平成8年7月19日)


文部大臣    奥田  幹生


  本日、中央教育審議会から、「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」の第一次答申をいただきました。同審議会が、終始極めて熱心に御審議くださり、このような提言をまとめられたことに対して、心から敬意を表します。

  本答申でも示されているとおり、これからの教育は、家庭や学校や地域社会が緊密に連携を図り、「ゆとり」の中で、子供たちに  「生きる力」をはぐくんでいくことが極めて重要であります。こうした教育を実現するため、学校の教育内容を厳選し、学校週5日制を完全実施することが望まれる一方、様々な条件整備を進めていくことが要請されております。また、変化の激しい社会にあって、これからの教育は、時代を超えて変わらない価値のあるものを大切にするとともに、国際化、情報化、科学技術の発展、環境問題等に的確かつ迅速に対応していくことが求められております。

  文部省としては、この答申を最大限尊重し、必要な施策の実施をはじめとした教育改革の推進に全力を挙げて取り組んでまいる所存でありますので、国民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。また、中央教育審議会に対しましては、これまでの御尽力に改めて謝意を表するとともに、引き続き実りある御審議をお願いいたします。




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