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スポーツの推進に関する特別委員会(第13回) 議事録

1.日時

平成24年2月21日(火曜日)13時00分~15時00分

2.場所

三田共用会議所3階大会議室

3.議題

  1. スポーツ基本計画の策定について(中間報告)に関するパブリックコメント(意見公募手続)の結果について
  2. スポーツ基本計画の策定について(答申)(案)について
  3. その他

4.出席者

委員

山口委員長、河野委員長代理、浅野委員、荒木田委員、岩上委員、上治委員、上村委員、岡崎委員、小倉委員、大日方委員、木村委員、道垣内委員、日野委員、平井委員、宮嶋委員、ゼッターランド委員、横山委員

文部科学省

田中総括審議官、久保スポーツ・青少年局長、有松大臣官房審議官、山口スポーツ・青少年総括官、今里スポーツ・青少年企画課長、嶋倉スポーツ振興課長、杉浦競技スポーツ課長、西井スポーツ政策企画室長、森岡スポーツ連携室長

5.議事録

【山口委員長】  皆さん、こんにちは。7月にスタートした本特別委員会も、今日でフィニッシュを迎えることになりました。

 先週、私、韓国のピョンチャンのスポーツセミナーに出かけていたんです。韓国のスキー場は日本のスキー場と違って、サムスンとかヒュンダイとかいった財閥がどーんと大きなリゾートホテルを建てるというところが十数カ所あるわけですけれども、いいなと思ったのは、ほとんどのスキーリゾートは一緒にユースホステルを持っているわけです。親が行かなくても、子どもだけスキーキャンプに参加させて、集団生活をしてスキーを楽しむことができるということで、そこはすばらしいなと思いました。我が国では、2000年のスポーツ振興基本計画以来、順調にスポーツ実施率は伸びていますが、伸びているのはウォーキング、ジョギング、ヨガといった、どちらかといいますとエクササイズといいますか運動ですので、子どもたちにすばらしいスポーツの種目環境をつくっていくことは非常に重要ではないかなと感じました。

 それでは、ただいまから第13回中央教育審議会スポーツ・青少年分科会スポーツの推進に関する特別委員会を開催いたします。

 前回の特別委員会において取りまとめました「スポーツ基本計画の策定について(中間報告)(案)」について、その後、第64回スポーツ・青少年分科会において了承され、パブリックコメントにかけられました。

 また、先週金曜日に開催されました第79回中央教育審議会総会におきましては、スポーツ基本計画が審議されました。衛藤スポーツ・青少年分科会長から中間報告についてご報告いただき、総会においても、中間報告の内容につきまして、おおよそのご了解をいただいたと伺っております。詳しくは来週開催の第65回スポーツ・青少年分科会で紹介されますが、中教審総会ではおおむね好意的な発言が続いて、次のような意見が出されたということです。

 例えば、一つは武道の必修化に向けた現状について、2番目は小学校体育の専科教員への期待、3番目に子どもの運動遊びの大切さ、4番目に生涯スポーツにおける楽しさの重視、5番目にスポーツ推進委員の活躍への期待、6番目にパラリンピック選手の多様な志向を尊重する、7番目にトップアスリートのセカンドキャリアについての取り組みへの期待、8番目にオリンピック誘致での経済コストへの配慮、9番目にスペシャル・オリンピックスへの記述を希望するといった意見が出たようでございます。本日の審議に当たって、ご参考にしていただければと思います。

 本日は、パブリックコメントの結果に関する報告と、「スポーツ基本計画の策定について(答申)(案)」につきましてご議論いただくこととしております。

 なお、答申(案)は、パブリックコメントで寄せられたご意見を中心に中間報告の文章を修正したものとのことですので、議事進行としましては、今日の議題1及び議題2を分けずに、まとめて行いたいと思います。

 それでは、事務局より配布資料の確認をお願いいたします。

【西井スポーツ政策企画室長】  事務局より配布資料の確認をさせていただきます。

 配布資料につきましては、お手元の次第のとおりでございます。本日、スポーツ基本計画の策定に関しますパブリックコメントについて主として取り扱いますので、資料1といたしまして「スポーツ基本計画の策定について(中間報告)に関するパブリックコメント(意見公募手続)の結果について」との表題を付しております資料をお配りしてございます。資料2といたしまして「スポーツ基本計画の策定について(答申)(案)」でございまして、資料3で、「スポーツ基本計画の策定について(答申)(案)(見え消し修正版)」ということで、パブリックコメントへの対応を踏まえました見え消し修正を行ったものについて、お配りさせていただいております。

 参考1といたしまして、スポーツの推進に関する特別委員会、12回目の議事録をお手元にお配りしてございます。

 不足なものがございましたら、事務局に申し出いただければと存じます。

【山口委員長】  配布資料はよろしいでしょうか。

 先ほど申し上げましたとおり、前回の特別委員会におきまして取りまとめた「スポーツ基本計画の策定について(中間報告)(案)」については、第64回スポーツ・青少年分科会において了承され、約2週間、パブリックコメントにかけられました。

 まず、事務局の西井スポーツ政策企画室長より資料の説明をお願いいたします。

【西井スポーツ政策企画室長】  お手元の資料1をごらんください。

 「スポーツ基本計画の策定について」に関しますパブリックコメントの結果でございますが、冒頭にございますように、意見申し入れの期間につきましては、本年1月31日から2月14日、2週間かけて意見募集をさせていただきました。その結果、意見の総数といたしましては167通、137件でございました。同じ方から複数のご意見をいただいた場合については1件、ただし同様のご意見の場合につきましては1件という形で算出してございます。

 意見の概要につきましては、お手元の表にそれぞれ項目ごとに整理させていただいてございます。

 なお、これらの意見につきましては、後ほどこの意見を踏まえました中間報告の修正版につきましてご説明申し上げますが、全体137件の意見には、中間報告に修正を加え、答申(案)に反映することが適当なものとして、修正版に反映させたもの以外に、中間報告に既に記載されているコメントやコメントに対応する記述が中間報告に既にございますが、コメントが中間報告の記述を補完する関係になく、仮に記述してしまいますと矛盾を生じてしまうもの、あるいはコメントに対応する記述が中間報告に全くないわけでございますが、これを記述いたしますと過度に具体的、細分化されてしまい、中間報告のほかの書きぶりとの平仄を欠いてしまうもの、あるいは、同じようにコメントに対応する記述が中間報告にない場合ですが、計画時というよりはむしろ計画実施開始以降のものとして取り扱うことが適当であると考えられるもの、法制度や財政状況にかんがみまして実現可能性が乏しいと思われるもの、計画の理念あるいは構成に明らかに反していると考えられるものにつきましては、中間報告の修正には反映させないという形で私ども事務局では、整理させていただいてございます。

 それでは、お手元の資料に基づきまして、ごく簡単に、どのようなご意見をちょうだいしたかにつきましてご説明申し上げたいと存じます。

 まず、第1章、第2章、いわば計画の総論部分に当たる部分でございます「スポーツをめぐる現状と今後の課題について」あるいは「今後10年間を見通したスポーツ推進の基本方針について」の項目では、理念的な観点から幾つかのご意見をちょうだいしてございまして、スポーツ権でございますとか「新しいスポーツ文化」にかかわるご意見をちょうだいしてございます。2といたしましては、「今後10年間を見通したスポーツ推進の基本方針」ということで、7番の「観る人」、「支える人」を直接はぐくむ視点がないというご意見でございますとか、9の7つの基本方針が並列的ではないかというご意見もございました。

 次に、3番目は、「今後5年間に総合的かつ計画的に取り組むべき施策について」ということで、計画内容についての全般的なご意見でございます。その中では、例えば12番のところで、スポーツ基本計画の中にスポーツ医を明確に位置づけるべきであるとのご意見もちょうだいしてございます。

 1枚おめくりいただきまして、2ページ目でございます。以下は個別の章、項目ごとにそれぞれご意見をちょうだいしたものをご紹介してございます。

 まず、「学校と地域における子どものスポーツ機会の充実」におきましては、例えば16、17の項目では幼児期における体力向上の取り組みの話でありますとか、18から20につきましては女子中学生のスポーツに対する取り組みについてのご意見、あるいは26、27につきましては小学校における体育専科教員の配置についてご意見をちょうだいしてございます。

 次に、1枚おめくりいただきまして3ページでは、35番で武道必修化に伴う安全確保についてのご意見をちょうだいしてございます。あるいは、37、38では障害のある児童生徒に対する試みについてのご意見もございました。

 次に、5といたしまして「ライフステージに応じたスポーツ活動の推進」では、記述ぶりにつきまして具体的に、49番で「何らかのスポーツ」ではなく「自分に適したスポーツ」と改めるべきとのご指摘もございました。あるいは、51番については、スポーツ実施率の数値目標について、自治体やスポーツ団体がむしろ実質的な努力主体となるといった配慮を行うべきというご指摘もございました。

 1枚おめくりいただきますと、53番も同様に記述の具体の修正でございまして、「スポーツライフ・データ」を「スポーツ活動に関する全国調査」と修正すべきとのご意見もいただいてございます。61から66にかけましては、スポーツの安全性に関するご意見をちょうだいしてございます。例えば63番でございますが、スポーツ外傷・障害に関する知識・技術を持った地域のスポーツ医との連携が必要であるとのご指摘もいただいてございますし、あるいは65番で、スポーツ事故後の補償、保険の充実・改善を検討すべきことを盛り込むべきとのご指摘もございました。

 1枚おめくりいただきまして、5ページ目は「住民が主体的に参画する地域のスポーツ環境の整備」の項目でございまして、例えば72番で、記述ぶりの中で「総合型クラブを充実させるため」との記述があるが、何をもって充実と言えるかがわかりにくいというご指摘もございました。あるいは、83番、総合型クラブを育成する際に、国や地方公共団体における部署の垣根をなくした活動ができるようにしてほしいなどのご意見もございました。

 1枚おめくりいただきますと、こちらはスポーツ指導者に関しますご指摘を幾つかちょうだいしてございます。例えば87番、スポーツプログラマーの登用を推進することが期待されるとのご指摘もございましたり、92番では各省庁間での資格の統合についてもご意見がございました。記述ぶりにつきまして、96番、「スポーツライフデータ2008」を「スポーツライフ・データ2008」と修正すべきとのご意見もございました。100番では、障害の状況に応じた運動指導やメディカルチェックの実施等、専門家のアドバイスや事故が起きたときに迅速な処置を行うため、スポーツ施設とスポーツ医が所属する近隣の医療機関との連携関係を構築するとの記述を加えてほしいというご指摘もございました。

 1枚おめくりいただきまして、7ページは107から110まで、いずれもスポーツツーリズムに関するご意見を4件、ちょうだいしてございます。

 次に、7番、「国際競技力の向上に向けた人材の養成やスポーツ環境の整備について」では、例えば115番、政策目標で金メダル獲得ランキングを掲げることについて反対とのご意見がございました。あるいは、119番、競技スポーツ分野の「スポーツ医・科学」にアスリートを精神的に支える要素を含むと挿入するべきというご意見もございました。

 次に、8番、「スポーツ界の透明性、公平・公正性の向上」に関するところでは、121番で、やはり記述の修正でございますが、「UNESCOスポーツにおけるドーピングの防止に関する国際規約及び」との用語を入れるようにというご指摘がございました。

 1枚おめくりいただきますと、122番も、ドーピングに関します記述について具体的な記述のご提案がございました。

 次に、9番、「好循環の創出」に関するところでございまして、128番、「トップアスリート等の優れた指導者」との記述があるわけでございますが、これについて、アスリートであっても指導者としての必要な能力を身につけることが必要であるという点で誤解のないような記述にしてほしいとのご指摘がございました。

 そのほか、10番は計画の実施に当たりまして留意するべき項目、「施策の総合的かつ計画的な推進のために必要な事項について」という部分でございますが、例えば132番のように日本スポーツ振興センターの位置づけについての記述に対するご意見でございますとか、134番のように「スポーツ庁」の設置についてのご意見がございました。

 最後、11番でございますが、「その他全体に関する事柄」においては、136番、過去の計画における不達成・未充足の目標・施策について、その原因を分析することを怠れば、再度、同様の過ちを犯すことになるため、旧計画に基づく取り組みの評価を行い、総括を明示するべき等のご意見があったところでございます。

 以上、事務局からの説明を終わります。

【山口委員長】  ありがとうございました。

 1月31日から2週間という期間で167通という大変多くのパブリックコメントをいただいております。内容を読みまして、皆さん非常によく中間報告(案)を読んでいらっしゃるなというのが感想でございます。

 1つだけ、1人で幾つかのポイントを書かれているのは分けて件数にされていますけれども、同じ内容の場合は今回は1件で扱われていますよね。もし同じ内容が3名いらっしゃったら、括弧して「n=3」とか「3通」としていただいて、順番に多いほうから並べていただければ、これは基本的に質的なデータですけれども、量的な多さも反映できると思いますので、ちょっとお手間をかけるかもわかりませんけれども、もし同じ意見が何件かあったら、それを「N=」でつけ加えていただければと思います。

 それでは、ただいま報告のあったパブリックコメントの結果を踏まえて、事務局において中間報告を修正し、「スポーツ基本計画の策定について(答申)(案)」を作成いただいておりますので、続けて事務局より説明をお願いしたいと思います。内容が多岐にわたりますので、第1章から第3章柱3までの前半部分と、第3章柱4から最終章までの後半部分の2つに分けまして、今日は議論を進めていきたいと思います。

 まず、前半部分について、西井室長、よろしくお願いいたします。

【西井スポーツ政策企画室長】  引き続きまして、資料3に基づきましてご説明申し上げます。

 先ほどご説明を忘れたんでございますが、パブコメの原本につきましては、ファクスあるいはメールでこういった形でたくさんちょうだいしてございまして、もし原本を閲覧されたい場合は、事務局に後ほどおっしゃっていただければごらんいただけます。非常にたくさんで大部になってございますので、資料といたしましては今回、このような形で取りまとめたものを配布させていただいております。

 それでは、資料3をごらんいただければと思います。見え消し修正版のほうでございます。ブルーで見え消しをさせていただいています。

 まず、修正につきまして、8ページをごらんいただければと存じます。こちらにおきましては、ご意見の25を踏まえまして、学校の体育に関する活動につきまして、高校に関する記述も盛り込むべきとのご指摘がございましたので、この記述の中で、線のように「小学校から高等学校までを見通して」、あるいは「また、高等学校においては、将来にわたって継続的なスポーツライフを営むことができるようにする指導の充実が求められている」との記述を加えてございます。

 1枚おめくりいただきまして、9ページは、ご指摘の35番に基づきまして、武道等の必修化に伴いまして、記述の中に「安全かつ効果的な指導のために、地域の指導者等の積極的な活用等による指導体制の充実」との記述を加えさせていただいております。

 1枚おめくりいただきまして、11ページ目、12ページ目、11ページの3は語句の平仄を整えたわけでございますが、「多様なスポーツ機会」と「多様」という言葉を入れましたり、11ページの末尾から12ページの冒頭にかけて「ハイキング、トレッキング」という文言を挿入させていただきましたり、12ページは、先ほど申し上げましたスポーツツーリズムに関します107番のご指摘に基づきまして、「国は、旅行先で気軽に多様なスポーツに親しめるスポーツツーリズムを推進し」うんぬんとの記述を加えさせていただいてございます。

 1枚おめくりいただきますと、こちらでも同様の観点から、13ページ目の1番目の項目で、障害者の方々につきまして、「国は、障害者の競技大会への参加や旅行先でもスポーツに親しめる機会を充実するため」、「環境整備に取り組む」との記述を入れさせていただいてございます。

 その右側のページでございます14ページは、ライフステージに応じたスポーツ活動等の推進の項目でございますが、こちらの施策目標で「何らかのスポーツを行うように」という記述があった部分につきましては、49番のご指摘を踏まえまして「何らかの」という言葉の記述を削除してございます。

 1枚おめくりいただきますと、15ページでは、53番のご指摘を踏まえまして、記述を「『スポーツライフ・データ2010』(平成22年)」という形で改めさせていただいております。

 16ページも同様に、スポーツツーリズムに関します107番のご指摘に基づき、その旨を記載させていただいておりますし、1枚おめくりいただきますと、17ページでも、先ほどと同様に障害者の方々におけるスポーツツーリズムという観点から、同様の修正を加えてございます。

 1枚おめくりいただきまして、19ページ目では、ご指摘の特に63番を踏まえまして、「スポーツドクター等地域の医療機関の専門家等との連携を促進」、あるいはご指摘の65番を踏まえまして、「併せて、スポーツに関する保険制度について普及を促すなど、事故対応に係る意識の啓発を促進する」との記述を加えてございます。

 ちょっと飛びますが、23ページをごらんいただきますと、「総合型クラブ間のネットワークの拡充」という中ほどのところに、先ほど、充実させるという事柄につきまして何を充実させるかわからないというご指摘がございましたので、「国は、総合型クラブを世代間又は地域間の交流や様々なスポーツ活動を実践する場として充実させる」との記述に改めさせていただいてございます。

 1ページおめくりいただきますと、25ページでも同様に、107番のご指摘を踏まえまして、スポーツツーリズムの観点から、「国及び地方公共団体は、大学、スポーツ団体及び企業等と連携して、スポーツツーリズムや観光によるまちづくりに関する専門的知識を有する人材の育成」等々の促進をするとの記述を加えてございます。

 少し飛びまして恐縮でございますが、30ページをごらんいただければと存じます。こちらもスポーツツーリズムに関します109番のご指摘にかかわるものでございますが、「国及び地方公共団体は、例えば『地域スポーツコミッション』等の連携組織の設立を推進するなど、スポーツを地域の観光資源とした特色ある地域づくりを進めるため、行政と企業、スポーツ団体等との連携・協働を推進する」との記述を加えさせていただいてございます。

【山口委員長】  ありがとうございました。

 パブリックコメントに基づいて中間報告(案)を修正した内容をご説明いただきました。皆さんからご意見、ご質問等をお願いしたいと思います。いつものように、ご意見のある方はネームプレートを立てていただきたいと思います。いかがでしょうか。

 河野委員、どうぞ。

【河野委員長代理】  ありがとうございます。まとめを公にしていただいてから、我々のほうにも幾つか問い合わせがあったので、その件だけ、2点、触れさせていただきたいと思います。

 1つは、29ページの「地域スポーツと企業」の1つ上なんですが、センターはグラウンドの芝生化に助成させていただいているだろう、しかし、その後、どうなっているんだということで、例えば芝生をキープする上での人や基準についてももう少し考えるべきだろうというご意見をちょうだいいたしましたので、もし可能であれば、助成等を通じて、今後そういうことについても検討する余地を残していただく。今だと、助成だけしかできないことになっているので、いわば芝生を助成しっ放しじゃないかというご指摘に対応できないものですから、可能であればということでございます。

 もう一点は、どこにどうしたらいいかわからないのですが、スポーツ振興センターには登山研修所があるのですけれども、そこでは最近、中高年で非常に盛んになっている登山の指導者を養成しているだろう、それはこの中に読み込めるのか、読み込めないのかというご質問をいただいて、わからないので、ちょっと発言だけさせていただきます。もしどこかで読めるのであれば、それでいいですし、登山に関しての指導者を養成しているところは比較的少ないと認識しているものですから、ここに書き入れるべきかどうかも含めてご検討いただければと思います。ありがとうございます。

【山口委員長】  ありがとうございました。

 ほかにいかがでしょうか。小倉委員、どうぞ。

【小倉委員】  パブリックコメントとは直接関係ないのですが、ちょっと発言のタイミングを逸したかもしれませんが、26ページのスポーツ推進委員について少し意見を述べさせてください。

 ここでは資質向上、研修等々について記述されているわけでございますけれども、スポーツ推進委員というのは旧の体育指導委員であって、日本唯一の公的社会体育指導者として位置づけられていると考えています。地域スポーツを大所高所から横断的に把握できる立場にあると思います。したがって、研修等の資質向上を図ることは当然のことでございますが、実務的に、例えば総合型クラブや地域のスポーツ団体への参画を促進し、地域のスポーツ環境整備に寄与すべく記述が必要ではないのかなという思いを持ったところでございます。

 【山口委員長】  ありがとうございます。

 新しいスポーツ基本法にも、スポーツ推進委員はこれまでの技術指導だけではなくてコーディネート、コーディネーターとしての能力が期待されるということが書かれていますので、そういったことも期待されるかと思います。ありがとうございます。

 ほかにいかがでしょうか。宮嶋委員、どうぞ。

【宮嶋委員】  ありがとうございます。

 スポーツコミッションやスポーツツーリズムの視点が新たに入れられたのは非常に現代的だなと思って見ております。ただ、30ページをごらんいただきたいのですが、見え消しの青で「国及び地方公共団体は、例えば『地域スポーツコミッション』等の連携組織の設立を推進するなど」うんぬんと書いてあります。おそらく地域スポーツコミッションはさいたま市がやり始めて、ご存じの方もいらっしゃると思いますけれども、ここにぽんと出てきたときに、これでわかるのかなと、ちょっと不安になります。だからといって、では、どういう書き方がいいのかというのもちょっと私は思い当たらず、皆様のお知恵を拝借したいところです。

【山口委員長】  どなたか、委員でご意見のある方はいらっしゃいますか。

【宮嶋委員】  さいたま市のスポーツコミッションは、例えばさいたま市で大きな大会を開きたかったらば、そのための場所やいろいろな設定、手続などはこちらでやりますよという団体です。要するに、サポートするような団体で、市にスポーツイベントを誘致しようという組織です。いきなりスポーツコミッションと出てきちゃいますと、わからない方が多いのではないでしょうか。

【山口委員長】  パブリックコメントの7ページにも出ていると思いますが、108番目、「アメリカでは全米スポーツコミュニケーション協会の取組」ということで、スポーツイベントを招致してスポーツ都市づくりを進めていこうというインディアナポリスみたいなところがいっぱいあるわけですけれども、スポーツコミッションという言葉は、例えばオーストラリアへ行きますと、オーストラリアンスポーツコミッションは政府の機関になります。そういう意味で、国によって使い方が違うということがありますので、確かにこのままではちょっと説明が要るかもわかりませんし、「地域」と書かれているので、わからないこともないのですが、一般的にはこのままではちょっとわかりにくいことは事実だと思います。ただ、今まではそういうスポーツイベントあるいはスポーツツーリスト、スポーツ競技団体とかスポーツ団体と観光関係の産業は別でしたので、それを結びつけるような、コーディネートする真ん中の機関が必要ではないかというのは事実でございます。そういう書き方もございますので、あとは事務局で検討していただければと思いますが、よろしいでしょうか。

 日野委員、どうぞ。

【日野委員】  「学校の体育に関する活動の充実」の8ページ、9ページのところで、私も中間報告の後、さらに見直しながら感じたのが、これから基本計画を推進していくときに、小学校、中学校は具体的なものがあるのですが、高校は具体的なものがなかったので、パブリックコメントにもあったように、現状と課題のところで「小学校から高等学校」という形で具体的に明記されたのは非常によかったのではないかと思います。

 ただ、それを受けた具体的な施策のところで高等学校に対する施策がなかなか見えにくくなっています。おそらく最初の学習指導要領に基づく授業を充実させるところにすべて含まれているだろうなと思いながらも、それを具体的に展開していくには、小学校の体育専科、中学校の運動部活動という具体的な施策があるので、高等学校も少し明記していただくと、これから基本計画を推進していくときにより具体化していくのではないかと思いました。

【山口委員長】  ありがとうございました。

 今、高校と部活動の話が出ましたが、これからは部活動の指導者にもコーディネート能力が求められるのではないか。単に指導するだけではなくて、外部指導者が入ってきますし、あるいは小学校体育コーディネーターを置きますと、そういったコーディネート能力も教員養成のところでしっかり高め、部活動指導への意欲を高めることも結構重要ではないかなと。かつては、あまり部活動を指導したくないという方ですか、関西では、副顧問が中学校で大体ありますけれども、「副顧問はほとんど来んもんだ」という――滑りました、今のは消していただきたいと思いますけれども。そんなことで、ぜひ部活動指導への意欲を高めるということも大事じゃないかと思います。

 ほかにいかがでしょうか。岩上委員、どうぞ。

【岩上委員】  宮嶋委員がおっしゃったスポーツツーリズムの視点は挿入してもらっていいのかと思いますけれども、ちょっといろいろ出てきてしつこ過ぎるというのが正直な気持ちです。どこかに集約するような方途をとっていただければ読みやすいと思います。スポーツツーリズムをこれだけ入れるなら、もっと入れたいことが我々委員の中にあると思いますので、そんなところをちょっと勘案していただければと思います。

【山口委員長】  ありがとうございます。

 ほかにいかがでしょうか。上治委員、どうぞ。

【上治委員】  今の岩上さんの意見に関連した部分ですが、スポーツツーリズムの中で、例えばtotoの河野先生のところも書かれていますけれども、もっとスポーツに出会える国にしようとかいう、いろんなメッセージが観光庁とダブっている部分が若干あるのではないかと思いますので、そこのすみ分けを一度、見ていただければと思います。日本に来てスポーツをさせようというものがうたわれている部分がかなり多いと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

【山口委員長】  両方あると思います。インバウンドとアウトバウンド、出ていくのと来るのと。

 ほかにいかがでしょうか。

 あと、ここには出てきていないと思うのですが、スポーツ指導者の養成が、今まではどちらかというとスポーツ団体や関連団体がやってきたと思いますが、連携・協働ということを考えると、大学もそういった役割を持ってもいいのではないか。大学も公開講座とかもできますので、うまく連携・協働による好循環をつくることを考えれば、大学等のスポーツ指導者養成というところにも役割はあるのではないかと私も感じております。

 ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。日野委員、どうぞ。

【日野委員】  すいません。まとめて話せばよかったのですが、同じく「学校の体育に関する活動の充実」の8ページ、9ページで、パブリックコメントでも体育の専科教員の必要性が随分指摘されていました。大学生が専門を学んだあとの活躍する場として、専科制が導入されるのは非常にいいことではないかと思います。一方で、専科制が小学校に入っていくときに、ほかの教科の専科、例えば音楽専科や理科専科ですと、どうしても専科教員が全部担当してしまって、担任の先生がもう体育にタッチしなくなってしまうケースもあります。目標に「学校の教育活動全体を通じて」という言葉がありますので、コーディネートをするといった、授業並びに学校の教育活動全体を通じて体育の充実を図るための専科教員という形で少し具体化してもらったほうが、より役割が明確化するのではないかと思います。

【山口委員長】  ありがとうございます。

 ほかにいかがでしょうか。

 そうしましたら、後半部分にいってよろしいでしょうか。後半部分の説明を、また西井室長、お願いします。

【西井スポーツ政策企画室長】  後半部分の分量は前半と比べて少のうございます。

 まず40ページ、国際交流に関する項目でございますけれども、やはりスポーツツーリズムに関しますものでございまして、「スポーツ団体や大学等と連携し、訪日外国人への武道等の体験機会を設ける」という記述を加えてございます。

 1枚おめくりいただきまして、41ページでは、121番のご指摘を踏まえて、「(『UNESCO』)の『ドーピング防止に関する国際規約』」についての記述を加えてございます。

 1枚おめくりいただきますと、42ページもドーピングに関する記述を加えてございます。すなわち、122番のご指摘に基づきまして、記述ぶりを改めてございます。

 次に、最後でございますが、47ページは、128番のご指摘にございましたスポーツ指導者についての記述の仕方でございまして、「トップアスリート等としての経験を有する優れたスポーツ指導者」という形で記述を統一させていただいてございます。

 以上が主な修正内容でございます。

【山口委員長】  ありがとうございました。

 そうしましたら、後半部分につきまして、ご意見、ご質問等をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。

【木村委員】  最後までですか。

【山口委員長】  はい。じゃ、木村委員。

【木村委員】  震災に関連することで、第1章と第4章の前文という形で震災には触れていただいて、大変結構だと思いますが、私の周りでは、5年間とか10年間、ちょうどいい期間だと思うので、やはり何か具体的な施策があったほうがいいのではないかというご意見をいただきました。もう一歩、踏み込んでということでございます。

【山口委員長】  東日本大震災に関しましては、いろいろな支援が今、行われていまして、スポーツ振興くじ助成でもやっておりますけれども、もう少し踏み込んだ記述がほしいということでございます。

 ほかにいかがでしょうか。荒木田委員、お願いします。

【荒木田委員】  国際競技力のところでも大丈夫ですか。

【山口委員長】  はい、結構です。

【荒木田委員】  37ページの今後の具体的施策展開のところに、「NTC及びJISSを段階的に改善し、機能を強化する」とございますけれども、段階的に改善するということは、大きな意味を持つのはわかりますが、以前にもお願いしましたけれども、今、NTCがあり、かなり機能は充実しているし、それをこれから改善し、さらに、もっともっと充実させていくということだと思いますけれども、以前お願いした、第二、第三のNTCということを考えていただきたい。

 まず1つは、今の赤羽にある、あのNTCと同じものというのではなく、それこそ冬季のトレーニング拠点だったり、それから、海洋、水辺系の種目、それから、高地トレーニングだとか、いろいろな形でのトレーニング施設がもう少しほしいなと、必要じゃないかと思っております。

 それから、特に2020年に東京にオリンピックが来るだろうということを想定しますと、今のNTCでは、やはりジュニアユースレベルの強化が、そこまで手が及ばないというのが現状です。そういう意味では、いろいろな形で、いろいろなところでトレーニングできるという施設も考えていただきたいので、できれば、そこは文言としてここに加えていただきたいなという思いがあります。

 先ほども申し上げましたけれども、今のNTCは確かにすばらしい機能が整っております。ただ、去年、私、初めてアメリカのUSOCのトレーニングセンターに行きましたけれども、やはり見事ですね。あそこに行ったら、やっぱりこういうところでというので、さすがに、ここで練習するから、あれだけメダルが取れるだろうなとは思ったのですが、ああいうトレーニング施設だとか、それから、私たちバレーボールは、よく旧東ドイツのトレーニングセンターで、ベルリンからちょっと行ったところにキンバームという70ヘクタールもある敷地の中に、全部トレーニングセンターですね。そういうところもあるので、いろいろなところを研究していただきながら、第二、第三のNTCをつくるということも、ちょっと明確に入れていきたいなという思いがあります。よろしくお願いします。

【山口委員長】  はい、ありがとうございます。第二、第三のNTC、あるいはウォータースポーツとか、高地トレーニングのためと出ていますけれども、杉浦競技スポーツ課長、いかがでしょうか。

【杉浦競技スポーツ課長】  ありがとうございます。

【山口委員長】  座っていて結構ですので、お座りください。

【杉浦競技スポーツ課長】  失礼します。私ども、競技スポーツ力の向上のためには、いろいろな環境整備というのは大変重要だと思っております。ちょっと行政的な書き方で大変恐縮なんですけれども、37ページのところの書き方といたしましても、実は意識はしておるんですが、最初の丸のところは、これからのオリンピックの動きとかをしっかりと見つめながら、今おっしゃった冬季ですとか水辺とか、そこら辺も、どこのところの競技をどのように強くしていくかといったこと、これはやはり分析をうまくしっかりしていきませんと、多分、いずれにしろ、かなりの巨額なお金がかかるでしょうから、そこはしっかりと踏まえていかなきゃならない。

 あるいは、その次の丸で、「また、NTCと大学等が連携した新たな強化・研究拠点」とありますが、実は今、中核でNTC、JISSがあり、各地に競技別の強化拠点が30弱ございますけれども、そこら辺との連携、協力も、もちろんしながらですが、今後、これをどうやってうまく使っていくか。さらに、大学との連携も、ここでご議論いただいていますが、そこら辺の連携とかをつくりながら、ここには第二、第三と書いてございませんが、その中から新しいNTCというようなものが次に出てくるのではないか。

 いずれにしろ、ただ、施設も必ずいい指導者、そして、泊まれる場所ですとか、いろいろな環境も全部セットじゃないと、なかなか強化できないと思いますので、そういったことも、これから考えていかなきゃならないと思いますが、ちょっと今すぐ、ここでこうという計画ができるわけではございませんので、大きな方向性だけをここで書かせていただいているということでございますが、またご指導をよろしくお願いいたします。

【山口委員長】  荒木田委員、どうぞ。

【荒木田委員】  すいません。もう一言、つけ加えさせてください。

 冬季のトレーニング拠点につきまして、今度、札幌で次の冬季のアジア大会が開かれますけれども、アジアの中には、45の国と地域がございます。その中で、冬季のアジア大会を開催できるのは、たしか4つしかないはずで、日本と中国と韓国とカザフスタン、この4つが持ち回りのように、おそらく札幌の後も、何年かしたら、また日本のどこかが開くようになると思うのですが、そういう意味では、これからのスポーツの普及、発展ということを考えれば、そういうことも視野に入れながらやれば、もう少し冬季のほうにも力を入れてやっていただかなければいけないと思っております。

 今、冬のアスリートというのは、ほとんどこの時期でも、海外にずっと出っぱなしだし、やはり日本の国内で、いろいろなトレーニングができる、夏でもできるという拠点をぜひともつくっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

【山口委員長】  ありがとうございました。

 先ほど、荒木田委員が、アメリカのUSOCのNTCはすばらしいとおっしゃいましたけれども、あと、オーストラリアもすばらしいですよね。

【荒木田委員】  そうですね。

【山口委員長】  キャンベラのAISですね。Australian Institute of Sportですけれども、あそこは各種目の施設に必ずトレーニングジムが一緒に入っていて、選手が練習していますけれども、ミュージアムがあって、ガイドがいて、アスリートがガイドしてくれるんですね。詳しく全部よく知っていますし、いろいろ質問しても、見事に答えてくれますし、それが彼らのアルバイトにもなっていると。非常にいいシステムを採用していますよね。ありがとうございます。

 ほかにいかがでしょうか。大日方委員、どうぞ。

【大日方委員】  すみません、遅くなりまして、失礼いたしました。

 まず、先ほど荒木田委員からお話がありました冬季の競技の件について、私に意見をいただきました内容をお伝えしておきたいと思います。やはり、冬季競技についてもナショナルトレーニングセンターが国内にもっと充実してほしいということで、特に、トップ選手は海外でほとんど生活も含めてしているから、それは致し方ないとしても、ジュニアの育成について、国内でもう少し環境がほしいというような話がありました。

 特に、これは私がやっているスキーを例にお話すると、日本のスキー場の場合には、安全性という意味で、一般のお客さんを優先しますので、なかなか、実践的な練習をできるような山のつくり方、コースの整備も含めてということが行えない状況があります。ただ、それですと、例えばワールドカップ、オリンピックというようなトップ選手が海外に出た場合に、日本のわりと平坦に整備し過ぎた、自然の地形をつぶしてまで整備し過ぎてしまったスキー場ですと、なかなかお目にかからないような斜面変化やうねりのあるコース、そういうのが実際の競技レベルであると。それに、日本のスキー場は民間ですので、一般のお客さんのことを考えると整備ができない、あるいは、そういう文化がないんだろうなというようなお話がありまして、そこを考えても、冬季のスキー場も含めた整備、ナショナルトレーニングセンター的な整備というものが必要なのではないかということを強く要望されましたので、そういう問題意識が現場にはあるということを、一つお話ししておければと思います。

 2点目が、ここでもさんざん議論になっておりました、37ページの具体的施策展開の2つ目のパラリンピアンのNTC利用については、私のほうにも、たくさんの関係者から、これは結局、使えるのか、使えないのかというような問い合わせを受けています。文科省としては、結局、使わせてくれないのかねというようなご指摘をいただいて、私もちょっと委員としても、非常に答えに窮するところがあります。多くの方々が言っていらっしゃるのが、検討、あるいは取り組みといったことについては、十分やる時間があったのではないだろうかと。それにもかかわらず、今、またここで改めて検討しますというような言い方というのは、結局、使わせてくれないということだろうかと。これはパラリンピアンの当事者からの意見でして、もし実質的に運営も含めて使えないのであれば、それを明らかにして、次のステップに進むべきではないのかというようなご意見も賜りました。

 ここに関しては、下から2つ目の国立障害者リハビリテーションセンターの位置づけというところとも関連しており、NTCの役割とリハビリテーションセンターの役割というのはどうなっているのかと。ここはどう考えるかというような問い合わせも、非常に多くいただきまして、ナショナルトレーニングセンター、第二、第三をつくらなければいけない、あるいは、現状でも足りていないという話もある中で、どうするのかというところを、できれば今一歩踏み込んだ表現があれば、もう少し、そういう関係者からも、納得がいただけると思います。

【山口委員長】  ありがとうございます。NTCのパラリンピアンの使用に関してですけれども、これはどなたか、事務局の方、お答えいただけますでしょうか。杉浦競技スポーツ課長。

【杉浦競技スポーツ課長】  ここの37ページの2つ目の丸のところの、今ご指摘のところに、今後の利用について検討、それから、今回、それに対しまして、それに基づく取り組みという形で、さらに具体の取り組み方について踏み込んでいこうという方向でやっております。ここは記述が重ねております。

 基本的な方向といたしましては、NTCの利用について、もちろん関係者間の中でのいろいろなご協議、ご理解は当然ちょうだいしなきゃいけませんけれども、そうした中で、パラリンピアンの皆様にもご利用いただけるような形で進めていくというのが大きな方向かと思います。

 ただ、一方で、今ご指摘があったように、確かにNTCのほうでも、もともと狭いのではないかとか、もっと使いたいとか、いろいろなご要望もあるものですから、そこら辺のことも考えなきゃなりませんので、これからいろいろ悩ましいと思いますけれども、それらも、全体もよく見ながら考えていかなきゃいけないと思っております。

【山口委員長】  ありがとうございました。

 それでは、平井委員、お願いします。

【平井委員】  すみません、51ページのほうでもよろしいでしょうか。この「計画的な推進のために必要な事項」、最後のところですけれども。

【山口委員長】  はい、大丈夫です。

【平井委員】  今回の基本計画の中間報告を読ませていただきまして、改めて、スポーツの意義や、スポーツに関する国や地方の活力の源にもなっているということ。それから、スポーツを通しての人間形成が大変重要な役割を担っているということも、再認識させていただきました。

 その中で、51ページの「国民の理解と参加の推進」とか、「関係者の連携・協働による計画的・一体的推進」というところが書いてありますが、先ほど、地域のスポーツ推進のところでお話しすればよかったのかもしれませんが、幼児期からの遊びも、スポーツを行うことも、地域からのスタートというふうに思いますので、地域でのスポーツの推進というのは、今後、基本計画を実行していくには、大変重要なことではないかと思います。

 ぜひ地域の行政の関係機関でも、しっかり連携していただき、また、地域でも、行政と学校、スポーツ関係団体や指導者等、また、企業なども連携していただけるような協議会等をつくっていただいて、協働できるような仕組みづくりがとても大事ではないのかなと。大きな一つのかぎなのではと思います。ぜひ国のサポートもお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【山口委員長】  はい、ありがとうございます。嶋倉スポーツ振興課長、いかがでしょうか。地域でも、もう少し連携が必要ではないかということですけれども。

【嶋倉スポーツ振興課長】  地域の部分につきましては、当然、行政、それから、私どもの施策としては、前のほうに書いてあります、総合型スポーツクラブ等をはじめとする地域のスポーツクラブ。ここがしっかり役割を、その機能を発揮できるようにするためには、当然、学校も巻き込みますし、教育の行政のほうもそうですし、まちづくりの部分、ここら辺が一体となって取り組んでいくことが重要でございます。

 一律に、自治体において機関をつくりなさいという話ではございませんけれども、地域において、地域に住んでいる、地域を支える関係者がみずからのものとして、スポーツを一緒になって支えていくことの重要性は、今後も、広報を行っていく上での中心だと思いますし、施策を進めるに当たっても、そこの部分のまず理解をいただくこと、協力をいただくことを第一に考えていきたいと思っております。

【山口委員長】  ありがとうございます。平井委員、どうぞ。

【平井委員】  ありがとうございます。連携・協働については、なかなか、実際は難しいように思うのです。先ほども述べましたが、これからは共通認識に立って、行政の中でも連携していただき、また、地域のスポーツにかかわる関係者の方々や企業の方々等も、話し合いのできるような場を持っていただく仕組みづくりが、これからとても大事なのかなと思います。ぜひよろしくお願いしたいと思います。

【山口委員長】  ありがとうございます。

 平井委員の指摘されたこと、非常に重要で、連携・協働による好循環が、この計画の一つの柱だと思うのですが、いきなり連携・協働までいかないんですね。知り合う場とか、出会う場がないと、連携まではいきませんので、そういう場をやっぱりつくっていく。そして、いろいろな人をつないでいくというところが、特に、地域、地方では必要ではないかなということではないかと思います。ほんとうにいいご指摘、ありがとうございました。上治委員、お願いします。

【上治委員】  トップアスリートに関する意見で、冬季種目について、荒木田さん、大日方さんから意見が出ましたけれども、実は、これは意見としてお聞きいただきたいのですが、現状として、私はスキー連盟の活性化委員会だとか、公式用品委員会の委員をしているんですが、パブリックコメントの60ページのところにも書いてありますが、現状、親も、もっと子供にお金を払って苦労させろというふうな文言があるんですが、実際、スキーのナショナルチームに選ばれて、遠征で自己負担というと、1回、五、六十万かかります。シーズン、2回も行かせると、親は100万も負担できないというのが現状でございまして、92、93のシーズン以降、10分の1ぐらい現在の市場は減っていますし、企業側も、チームスポンサーという形でのサポートもできないという現状でございまして、なかなか冬季種目はメダルの順位ということも掲げられているのですが、現状としては、スキー競技はご存じのように、マテリアルを全部用意するだけで20万近くかかるとか、シーズン、毎年変えなきゃいけないとか、そういうほかの競技と随分、装備、ウェア等含めて負担の額がかかる。

 なおかつ、日本では、なかなかいい標高差の山がないとかということになると、海外遠征ばかりと、万年雪も含めて求めるとなると、相当な額が個人負担にかかっていて、冬季種目においては、なかなか厳しい現状だということをご認識いただければと思います。

【山口委員長】  はい、ありがとうございます。

 パブリックコメントにもありましたけれども、ウインタースポーツの人口が減少していると、特にジャンプ系が非常に減少しているということも伺っていますし、そういったことに対する配慮が必要ではないかということは、もっともじゃないかと思います。

 それでは、小倉委員、お願いします。

【小倉委員】  スポーツ界における好循環というところですが、トップスポーツと地域におけるスポーツとの連携・協働というところにおいて、この会議でも、何度か出てきたと思いますが、ちょっと申し上げにくいのですが、いわゆるトップアスリートとしての資質といいますか、そういったことが議論されたと思います。好循環という形で、それぞれのクラブ等々に派遣をされていくときに、やはりクラブ側の不安というのは、そういったところが非常に大きいところがあるわけです。この記述だけでいきますと、果たして不安の解消につながっていくのかなという気がするわけです。「トップアスリート等としての経験を有するすぐれたスポーツ指導者を、その他スポーツクラブ云々」というふうになっておりますが、連携が進みにくいのではないのかなという懸念を持ちます。このあたり、何か人望といいますか、人格的といいますか、そういったような表現はできないでしょうか。

【山口委員長】  ありがとうございます。トップスポーツと地域スポーツ、あるいは総合型との連携ということですけれども、森岡スポーツ連携室長、連携の話ですので、一言お願いしたいと思います。

【森岡スポーツ連携室長】  いきなり振られましたけれども、我々も、今、小倉委員がご指摘のように、トップアスリートの方が即、その方が多いのですが、即、グッドコーチになっていただくのは、まさに連携・協働ですけれども、なかなか、そういうところがないので、そのブリッジ、橋渡しのところで、トップアスリートの方が、地域で、いわゆる子供たちを含む、子供から大人たちまでを指導する場をつくっていただいて、いい指導をしていただくような場が大事だと思っておりまして、そこで、このトップアスリート等としての経験を有するすぐれたスポーツ指導者になっていただきたいという意味合いを込めて、ここに入れさせていただいたということですので、ちょっと含んでいただいて、よろしくお願いしたいと思うのですけれども。以上です、すいません。

【山口委員長】  突然振ってすいません。今年度から、小学校体育コーディネーター、トップアスリートを総合型から派遣すると。ティーム・ティーチングの資格のところにも、コーチ資格を持つことが望ましいということが書いてありますけれども、やはり再研修の場というのは非常に重要ではないかと思いますので、ぜひ、そういった再研修、講師資格等を取っていただいて、地域のスポーツ、子供たちに指導できるという研修の場があってほしいなと、また、受けてほしいなと思っております。

 ほかに、いかがでしょうか。今日で最後ですので、もう思う存分じゃありませんけれども、どんどんご意見をいただきたいと思います。岩上委員、お願いします。

【岩上委員】  山口委員長に触発されて、私自身のパブリックコメントをちょっと述べさせていただきます。

 以前、議論する中で、このスポーツ基本法というパンフレットを文科からいただいて、このキャッチフレーズに、「スポーツの力で日本を元気に」という書き方をされております。基本計画では、7つの分野で政策目標、それに関する具体的施策を議論して、取りまとめに至ってきているという流れだと思いますけれども、政策目標達成のための具体的施策という視点で見たときに、やはり50年ぶりに法改正を受けての内容として、このスローガンに示すように、日本のパワーを生み出す原動力になるのか。また、果たして、ここで示した施策のみで達成可能なのかどうかということをちょっと考えます。こういったことは、今後、この計画を進める上で、ぜひとも念頭に置いていただくことが必要かと考えております。

 私自身、それを補う上でも、第4章の施策の推進のための必要事項の記載、国がスポーツ振興に向けた積極的な姿勢を示すとか、今回の我々の議論ではやはり集約できないものも含めて、このまとめとしての意味合いで、私は第4章というのが非常に重要というふうに思っております。特に、(3)の財源の確保につきましては、パブリックコメントでもございましたけれども、今後、実施していく上で、少なからず財政の裏づけが求められてくると思いますし、全体的にも、分野別にも、私自身は、施策のプライオリティーというものがちょっと見えづらいと感じておりますが、どのような記述に財源のところを記載していくのか、一考すべきと思っております。

 国の台所事情は厳しいですし、totoにつきましても、何年もかけて苦労して創設されましたが、黙っていては収益を上げられるわけではございません。また、民間資金の導入という形も書いてございますけれども、このご時世の中で、どれほど拡大ができるかということは、たやすいことではないということは考えられることでございます。こうした限られた財源の中で、どのようにこなしていくのか、その後ろに、効率的、効果的活用という記載がございますけれども、まさに、今後、施策にプライオリティーをつけて、または、例えば、いろいろこの中でも議論がございますけれども、人材の育成や選手づくりといった点は、財源の裏づけも必要ですけれども、財源だけではできない。やはり現状の仕組みをもう一度再考したり、仕組みづくりというものをあわせて考えながら、そこに効果的に財源を使っていくとか、そういった視点を今後持っていくということが重要と考えております。

 それと、(4)でございますけれども、計画の進捗状況を検証し、施策の効果を点検する必要性が述べられておりますけれども、具体的に、今後、このことに対して、だれがどのように実施していくのかということが不明確。ここはやっぱり明確に、もうちょっとわかりやすく書く必要があるのではないかと思っております。いずれにしても、私自身は、この第4章というところを、最終的な、大きなくくりとして、もう一度再考して、強いインパクトを与えるようにすべきだと考えております。

 それと、最後ですけれども、この基本計画、多分、小さいお子さんを持った親御さんが見たり、現場のコーチが見たり、さまざまな方がこれを、多分、パブリックコメントでも、いろいろな年齢層の方、分野の方がお寄せいただいたと思いますけれども、今後より多くの分野の皆さんに目を触れていただいて、有効に活用していただくという視点からしますと、これまでの議論もございましたけれども、例えばこの中で、「国」という表現がございますけれども、これは文科省だけじゃなくて、いろいろな省庁が入っています。それをくくって「国」としている。地方公共団体といっても、これが県なのか、市町村なのか、やはり、そういうくくりもございますし、「スポーツ団体」と書いてございますけれども、これは何を意味するのだろうか。人によってはJOC自体も知らない人もいるかもしれません。また、横文字で、アスリート・オブ・ライフとか、デュアル・キャリアとか、いろいろな横文字が出てきます。やはり見る側、読む側に立つと、ここに親切に、これはこういう意味を持っているという注釈を、この最終章の裏側あたりに添付していただくと、より効果的に、我々の議論が浸透していくのかなと思っております。

 以上でございます。

【山口委員長】  はい、ありがとうございます。岩上委員から、大変いいご提案をいただいたと思います。かなり今回も、新しい言葉が出ていますので、デュアル・キャリアとか、今までなかったような言葉が出ていますので、ぜひ最後の文末に、語彙集とかグロサリーとか、いろいろな表現をしますけれども、簡潔に意味を説明していただければ、非常にわかりやすくなると、もっともなご指摘かと思います。ありがとうございます。

 それでは、ゼッターランド委員、お願いします。

【ゼッターランド委員】  ありがとうございます。7のところのトップアスリートをどう地域で活用していっていただけるかというところで、先ほど小倉委員からの話もありましたけれども、私たちも、よく、いろいろなところでお声がけいただいて、教えに行ったりするのですが、確かに、1つの種目をやってきますと、総合的にいろいろなトレーニング等をやりつつも、一番専門的に得意分野として教えられるのは、自分の技術をどう伝えていくかというところで、どういう言葉を使って、どういう表現をすれば、よりよく、そういったものを子供たち、あるいは地域で学びに来ている人たちにお伝えできるのかということを考えたりしているのですが、実際に、現場に行ってみますと、なかなか、技術は持っているけれども、それに関連するところで伝え切れない、あるいは、自分の知識の物足りなさを感じることも、しばしばあります。よく、トップアスリートは、結構、感性で教えることが非常に多いから、それをもっと科学的に、具体的に伝えてくれればもっといいのにといっても、なかなか勉強が追いつかないというだけでは困りますが、実際に追いつかないというところで、私たちも、教えるに当たって、資格をどんどん取っていこうということを、今、推奨されているわけですが、実際に資格を取りに行ったときに、仲間内で話をしていますと、こんな言葉は聞いたことも、見たことも、学んだこともないと。でも、現場で教えるに当たっては、とにかく資格を取らないといけないから、何とか頑張って取っていこうと、結構、ほんとうにじっくり勉強して、自分の技術、専門の技術以外のものを身につけていくということで、結構、四苦八苦しているというところが多いですね。

 もちろん、資格を取っていくということは、とても大事なことではあるのですが、例えば指導者資格を取るに当たって、本来であれば、大学なら大学の4年間をかけて、専門技術以外のことを学んでいくわけですけれども、あまりにも時間が少な過ぎるという上では、例えば引退後に、単純に指導者資格を取りに行くという短い期間の研修だけではなく、研修と、段階的に資格試験を受けていきながら、例えば2年かけて学んでいくとか、もう少し時間が必要なのかなという気がしています。

 非常に専門性を有するスポーツ指導者というと、すごく広範囲に聞こえるような感じがしますので、専門性というのは、技術以外のこと、バレーならバレーの技術以外のことも含めた専門性のことも言っているのか、ちょっとそのあたりが、もう少し具体的に表現されるといいかなという気がしています。専門の知識を身につけるというのは、ほんとうに1週間の座学だけでは、なかなかできないことだと思いますので、そのあたりの兼ね合いといいますか、トップアスリートに、もうちょっと勉強が必要だということであれば、もう少し、資格を取る上での取り方というのも、今後、工夫が必要になってくるのではないかという気がしております。以上です。

【山口委員長】  はい、ありがとうございます。

 ほかにいかがでしょうか。浅野委員、どうぞ。

【浅野委員】  ありがとうございます。

 この基本計画が、今日ある程度固まって、4月以降策定、正式に世の中にも出ていくわけですが、やはり我々スポーツ関係団体が、この計画の趣旨、内容というものを、それぞれの団体関係者、あるいは、一般市民、国民にも、しっかり伝えていくという作業が、これからは出てくるかと思います。

 そのときに、冊子ができればそれでいいということではなく、これまでの委員会の中で、かなり参考の資料や関連データとして、ビジュアルないい資料も提出されておりました。それらも含めてよりわかりやすく、全体像及び個々の項目の内容の解説資料というものがあるといいかなと願っております。これまでの提出された資料、あるいは事務局が作成していただいた資料は、既に、いろいろ活用させていただいておりますが、今後もよりわかりやすい、ビジュアルな解説資料をあわせて、ぜひご用意いただくと大変ありがたいなと思っております。よろしくお願いいたします。

【山口委員長】  ありがとうございます。大変いいご提案をいただいたと思います。特に、第1回から第3回までは、スポーツ基本計画の検証をしました。そのときの、これまでの現状を非常にいいデータでお示しいただいたと思っています。あのデータは非常にいいデータがありますので、ああいったデータも使って、サブテキストじゃないですけれども、そういうのもつくるのと非常にいいかもわかりません。ありがとうございました。

 荒木田委員、お願いします。

【荒木田委員】  この基本計画の案に加える、加えないは別として、私の意見を述べさせていただきたいのですが、確かに、国際競技力の向上に向けて、いろいろな必要なことが、たくさんあるのですが、その中でも、やはりアスリートというのは、志半ばで、もう選手生命を断たれるような、断たざるを得ないような大きなけがをしたりとか、中には、最近では、カナダのハーフパイプの選手だと思いますが、ソチで金メダルを有望視されながら、事故で亡くなったりとか、そういう非常に危険と隣り合わせのアスリートがかなり多いわけですね。けがで選手生命を、オリンピックを断念せざるを得ない、そういうアスリートを、その後、どうサポートしていくかということも、今後考えることが必要だろうし、それから、日本の国内では、最近はあまりないのですが、ヨーロッパあたりは、アスリートもそうですが、指導者の自殺というのが、結構、よくニュースで出てきているので、ゆくゆくは、そういうメンタルサポートというか、心のケアという部分まで触れていかなきゃいけないと思います。

 今日のこの部分ではなくて、ゆくゆくは、そういうところまで考えていかないと、ほんとうの国際競技力の向上というものには結びついていかないような気がします。

【山口委員長】  ありがとうございました。

 ほかにいかがでしょうか。上村委員、どうぞ。

【上村委員】  かなり長い時間、議論させていただきましたが、今後はいかにして実行計画をきちんとつくるかというところにあると思います。確かに、基本法が成立して、基本計画は策定されました。しかし、計画の実行というのは、簡単にできる場合もあれば、かなり大がかりなものになることもあります。先ほど、大日方委員から、パラリンピックの選手たちもNTCが使えないかという話がありましたが、実は使っているところはあります。先々週も、私は柔道のジュニア強化合宿を視察しましたが、そこでパラリンピックの代表候補選手とデフリンピックの選手も一緒に練習しておりました。このように可能な範囲で既に使用しておりますので、今後はより効果的に活用すればいいことだと思います。

 ただし、NTCは、障害のある方々には全然やさしくありません。元々、健常者が世界のトップを目指すためにつくられた施設です。皆様は、NTCのトレーニング施設は誰でも使えるじゃないかと思われていますが、やはり、障がいのある方々が使いやすいように工夫を凝らしたものでなければ使い勝手が悪いままだと思います。ですから、私は、そういう専門のトレーニング場をつくるべきだと思いますし、そのことについては、NTCを使うこと云々より、むしろ個別の施設をいかに早くつくっていくかという実行段階ではないかなと思います。いい基本計画ができたわけですから、あとは具体的な実行計画を適切に作成いただければと思っております。強化の面では、今年のロンドン、2年後のソチ、4年後のリオデジャネイロと目標を掲げた五輪が迫っております。何もしなければ時間だけが過ぎていきますので、早急に実行計画をお願いしたいと思います。

【山口委員長】  ありがとうございました。

 あと1点だけ、7の連携・協働に関係しますけれども、最近は地方公共団体でスポーツ行政が、これまではほとんどがそうですけれども、教育委員会にありますけれども、教育委員会から離れて、知事部局と教育委員会に分かれているところが最近出てきました。学校体育が教育委員会で、スポーツ振興は知事部局というようなところで、ちょうど2週前に、生涯スポーツ・体力づくり全国会議が秋田県で行われましたけれども、秋田県がまさにそれで、この春からは、スポーツ振興のほうは、文化、スポーツ、観光部というところに入っていく、予算も増えるというふうに伺っていますので、そういうふうになりますと、知事部局と教育委員会とのまさに連携というものも必要になってくるということも、配慮が必要かなと思っております。

 ほかに、よろしいでしょうか。ありませんか。

 それでは、ありがとうございました。以上で、前半と後半部分について、ご審議いただきました。これからですけれども、本日の意見を含めまして、この答申案の今後の取り扱いにつきましては、私と事務局にお任せいただければと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

【山口委員長】  ありがとうございます。それでは、私と事務局のほうで調整させていただきたいと思います。また、私のほうから、2月27日に開催予定のスポーツ・青少年分科会において報告させていただきます。また、冒頭でご説明したように、17日に開催された中教審総会で、衛藤分科会長より、中間報告についてご報告され、中教審総会の委員よりご意見がありました。中教審総会であったご意見については、分科会で引き続き審議されることになります。

 これまで13回開催、審議してまいりました。大変つたない司会ではございましたが、委員の皆様のご協力により、何とか円滑に議事を進めることができましたことに感謝申し上げます。

 それから、本特別委員会の議事に関して、スポーツ関係者の関心が非常に高いということを強調したいと思っています。今回のパブリックコメントは、全部で167通。傍聴席の方が、大体毎回40名で、おそらく520名ぐらい。それから、議事録がホームページに出ていますけれども、これのアクセス数を調べてもらいました。そうすると、最高件数、1回で1,543というのがありまして、1回から11回までですけれども、そこで合計1万130件あります。大体1回で、平均800ぐらいですので、おそらく今回を含めますと、最終的に1万2,000件ぐらいのアクセス数があって、非常に高いということを強調したいと思います。これも委員の皆様の積極的で、前向きなご意見の賜物と感謝申し上げたいと思います。

 最後に事務局のほうから、ご発言をお願いいたします。

【久保スポーツ・青少年局長】  今日に至る最後まで、大変ご熱心なご審議をいただきまして、まことにありがとうございました。

 この委員会、7月25日にスポーツ振興に関する特別委員会として第1回目を開いていただきまして、今、お話をいただきましたように、13回にわたってご審議いただきました。本日最終報告案を取りまとめいただきましたことにつきまして、山口委員長をはじめまして、皆様方に、心から御礼申し上げます。

 今回の基本計画の策定に向けた審議につきましては、年度内に取りまとめをいただいて、答申をいただくということで、文部科学大臣により諮問がなされたものでございます。したがいまして、この特別委員会におけますスポーツ基本計画の策定についての審議は、本日をもって終了、最後となったわけでございます。まことにありがとうございました。

 ただ、来年度以降、また、このスポーツ基本計画の進捗状況の検証、あるいは計画の見直しということが必要になってくると思われます。その際には、また委員の皆様方にご指導いただく場面もあるかと存じますので、その際にはよろしくお願い申し上げます。今回まで、まことにありがとうございました。

【山口委員長】  本日予定しておりました議題は、以上で終了いたしました。皆様、どうもありがとうございました。

 

── 了 ──

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-- 登録:平成24年03月 --