資料10 学士課程教育の現状と課題に関するアンケート調査について(案)

1.趣旨

 「審議のまとめ」等で指摘されている「学生の学修時間の実態把握」を行うとともに、学生の学修時間を増加・確保していくために各大学が行っている取組の現状や課題を調査することで、今後の答申に向けた審議の基礎データとして用いる。

2.対象・方法

○全ての大学長(約700人)及び学部長(約2100人)を対象
○アンケート用紙のファックス送付 又は ウェブ・アンケート
※ 調査の対象・方法については、調査の正確性やコストバランス等を考慮しながら、専門家の助言等を踏まえて検討する。

3.調査事項 

○学生の学修時間の把握状況(実態把握の方法、学修時間の実態)
○質を伴った学修時間の実質的な増加・確保のために導入している「教育制度・教育システム」や「教育方法・実践」の具体例
※「大学における教育内容等の改革状況調査」との重複を避けつつ、調査では、これまでの答申や審議を踏まえ、学修時間の実質的な増加・確保につながる具体的な実践例を調査する。

【調査項目の例】

  • シラバス(単なる授業内容の概要を総覧するにとどまらず、成績評価方法・基準や準備学修等についての具体的な指示等が記されているもの)
  • ナンバリング(教育課程の国際的通用性の確保、教員が個々の授業科目の充実にエネルギーを投入することができるよう授業科目同士の整理・統合と連携を可能にするためのもの)
  • いわゆるクリッカー技術等の活用による学生応答・理解度把握システム
  • 体験・実践活動(インターンシップ、ボランティア、フィールドワーク等)


○学生の学修時間の確保が進んでいない要因
○学生の学修時間を増加・確保していくために国や大学支援法人に期待すること
○学修時間の確保に向けて大学全体で取り組んでいく際の、教学運営上のガバナンス面での課題(組織運営面、人事管理面など)

4.今後の予定

 4月下旬 調査表を発出
 5月上旬 調査表締め切り
       集計・分析
 6月上旬 結果とりまとめ、大学教育部会に報告

お問合せ先

高等教育局高等教育企画課高等教育政策室

-- 登録:平成24年05月 --