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国費外国人留学生制度

1. 趣旨等
  本制度は、我が国と諸外国との国際文化交流を図り、相互の友好親善を促進するとともに、諸外国の人材養成に資することを目的として、昭和29年度に創設された制度。具体的には、政府が我が国の大学等への留学を希望する外国人を募集し、選定された者に対して給与(奨学金)を支給するとともに授業料等を負担する。
  なお、昭和29年に創設されて以来、今日まで世界約145ケ国・地域から合計約5万5千人(平成13年度末現在)の留学生を受入れている。

2. 国費外国人留学生の種類
  現在は、次の7つのプログラムにより構成されている(詳細は別紙のとおり)。
(1) 研究留学生
(2) 教員研修留学生
(3) 学部留学生
(4) 日本語・日本文化研修留学生
(5) 高等専門学校留学生
(6) 専修学校留学生
(7) ヤング・リーダーズ・プログラム(YLP)留学生

3. 国費外国人留学生の募集・選考方法
海外から採用する場合
募集対象国の在外公館を通じて募集する大使館推薦(図1参照)
我が国の受入れ大学が大学間交流協定等により募集する大学推薦(図2参照)
その他、海外の指定機関の推薦(YLPの場合)(図3参照)
国内から採用する場合
在日の私費留学生の中から国費留学生に採用する国内採用(図4参照)

区        分 大使館推薦 大学推薦 国内採用


研究留学生 ○(正規課程)
教員研修留学生 × ×
ヤング・リーダーズ・プログラム(YLP)留学生 × × ×

学部留学生 × ○(最終年次)
日本語・ 日本文化研修留学生 ×
高等専門学校留学生 × ×
専修学校留学生 × ×
(○印は、募集・選考を実施しているもの。×印は募集・選考を実施していないもの。)


(別紙)

国費外国人留学生制度の各プログラムの概要

1. 学部留学生(昭和29年度創設:学部レベル)
  大学学部4年制に学ぶ留学生。大学に進学前に、日本において1年間の日本語を中心とした予備教育(東京外国語大学、大阪外国語大学の留学生日本語教育センターで実施)を受講後、大学学部に進学。留学期間は5年間。

2. 研究留学生(昭和29年度創設:大学院レベル)
  自国の大学を卒業した者を対象に、日本の大学院において教育・研究指導を受ける留学生で、国費留学生制度による留学生受入れの約8割を占める。渡日後6ヶ月間の日本語予備教育を受講後、大学院研究科において専門教育を受ける。留学期間は原則として2年以内だが、学位取得のため希望があれば所定の審査を経た上で、留学期間を延長することが可能。

3. ヤング・リーダーズ・プログラム留学生(平成13年度創設:大学院レベル)
  アジア諸国等の将来のナショナル・リーダーとして活躍が期待される若手の行政官等を我が国に招へいし、日本に対する理解を深めることを通じて、世界各国の指導者等の人的・知的ネットワークを創り、我が国を含む諸国間の友好関係の構築、政策立案機能の向上に寄与することを目的。専攻分野は、行政、ビジネス、法律の3コース。すべて英語による1年間のプログラム。受入れ大学より「修士」を授与。

4. 日本語・日本文化研修留学生(昭和54年度創設:学部レベル)
  自国の大学において、日本語、日本文化に関する分野を専攻する学部学生を対象に、日本で  の研修の機会を提供することを目的。研修プログラムは、大学が提供する1年間のプログラムに従って教育指導を受ける。研修期間は1年間。

5. 教員研修留学生(昭和55年度創設:大学院レベル)
  海外の初等中等教育機関の現職教員等を対象として、我が国の教員養成系大学で研修を行う。この制度の留学生は、上述の研究留学生と同様、渡日後6ヶ月間の日本語予備教育を受講し、その後、大学が提供する1年間の研修プログラムに従って教育指導を受ける。留学期間は、予備教育を含め1年6ヶ月間。

6. 高等専門学校留学生(昭和57年度創設:学部レベル)
  各国における中堅技術者の育成に協力することを目的とし、高等専門学校において教育指導を行う。この制度の留学生は、1年間の日本語を中心とした予備教育を受講後、高等専門学校の3年次に編入学する。留学期間は4年間。

7. 専修学校留学生 (昭和57年度創設:学部レベル)
  生活に密着した技能や専門的技術を修得するため、専修学校において教育指導を行う。高等専門学校留学生と同様に、1年間の日本語を中心とした予備教育を受講後、専修学校の専門課程において2年間の教育指導を受ける。留学期間は3年間。



国費外国人留学生の種類及び待遇等

区分 研究留学生 教員研修留学生 学部留学生 日本語・日本文化

研修留学生
高等専門学校

留学生
専修学校留学生 ヤング・リーダーズ・

プログラム留学生
創設年度 昭和29年度 昭和55年度 昭和29年度 昭和54年度 昭和57年度 昭和57年度 平成13年度
レベル 大学院レベル 学部レベル 大学院レベル
資    格 大学(学部)卒業 以上の者 大学(学部)卒業 以上程度の者 高等学校卒業 程度の者 大学(学部)に 在学中の者 高等学校卒業 程度の者 高等学校卒業 程度の者 大学(学部)卒業 以上の者
年齢制限
(採用時)
35歳未満
17歳以上22歳未満
18歳以上30歳未満
17歳以上22歳未満
18歳以上22歳未満
行政コース      原則40歳未満
ビジネスコース      原則35歳未満
法律コース      原則40歳未満
期    間 日本語教育を含め2年以内 日本語教育を含め
1年6ヶ月以内
日本語教育を含め 5年(医・歯・獣医 学:7年) 1学年間 日本語教育を含め 4年(商船学専攻は 4年6ヶ月) 日本語教育を含め 3年 1年
日本語予備教育 半年(54の国立大学)
日本語能力の十分な者は直接入学
1年(東京外国語大学、大阪外国語大学) な し 1年(財団法人国際学友会) 1年(文化外国語専門学校、財団法人関西国際学友会) な し
専門教育 大学院で専門分野を専攻 教員養成学部で特 別研修 学部教育 日本語又は日本事情の特別研修 高専3年次に編入学 専修学校の専門課程 大学院修士課程
募集対象国
(地域を含む)
世界各国
(139ヶ国・地域)
開発途上国等
(26ヶ国)
開発途上国等
(41ヶ国・地域)
世界各国
(61ヶ国・地域)
開発途上国
(25ヶ国・地域)
開発途上国等
(27ヶ国・地域)
アジア諸国等
(24ヶ国)
新規受入れ
予定数
3,940人→3,960人 155人 550人→ 560人
注)(10人)
340人 90人 110人 50人→70人
奨学金 月額180,300円 月額139,200円
月額269,500円
授業料 国立は不徴収、公私立は文部科学省負担
渡航旅費 往復航空運賃(航空券)支給
研究旅費 支給しない 予算の範囲内で支給
渡日一時金 一律25,000円
宿舎費補助 月額9,000円又は12,000円(但し、平成12年度から新規に採用された者は対象外)
医療費補助 予算の範囲内で支給(実費の80%を限度)
1. 研究留学生に係る上記の待遇等は、大使館推薦により採用された者の場合であり、その他の方法により採用された者の場合は、これに準ずる。
2. ※中→印の箇所は、平成14年度から平成15年度への改定を示す。
注)( ) は高等専門学校から大学学部3年次への編入学で、外数。

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