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帰国外国人留学生へのフォローアップ

1.意義
  我が国の大学等で学業を終えて帰国した留学生が、政治、経済等の様々な分野で、我が国と母国との友好の架け橋として、貴重な存在となっていることを考えると、帰国留学生のフォローアップは極めて重要な意義を有している。

2.各種事業・概要
  1 日本国際教育協会による事業
事業名 専門資料の送付 帰国外国人留学生
短期研究制度
帰国外国人留学生
研究指導事業
趣  旨   それぞれの専門領域の研究を進めて行くために必要な専門学術誌等を送付し、日本留学の成果を一層高める。   元留学生で、母国において、教育、学術研究及び行政の分野で活躍しているものを、我が国の大学に再度招聘し、当該大学の研究者と共同研究することにより、専門分野での研鑽を深める。   我が国における、留学を終え、帰国後、大学等で教育、研究に従事している者に対し、その教育、研究能力を高め、優れた業績を挙げることができる研究者となるよう、我が国の大学で指導に当った教員を派遣し指導、支援するとともに、当該国の教育指導、研究の水準向上、日本の教育、研究に関する情報の普及を図ること等を目的とする。
対象者等
ア   対象者
元留学生で教育・研究等の公益性のある職に就いている者
期間
帰国後2年間
人数
1,215人
(平成15年度予算案)
ア  対象者
  1  アジア、中南米、中近東、アフリカ等の地域の国籍を有する者
  2  母国における教育、学術研究及び行政の分野で中堅的地位にある者
イ  人数55人程度
(平成15年度予算案)
ア  派遣対象国・地域
アジア近隣諸国
イ  対象者
我が国の大学などに留学し、帰国後、2〜3年程度経過した者で、母国の大学等で教育、研究に従事して  いる者
ウ  研究指導分野
当該国における研究設備、研究対象、研究環境等に鑑み、研究指導を行う必要がある分野
エ  派遣教員数
8人程度


○ 帰国外国人留学生データベース
(概要)
  我が国での留学を終え母国に帰国した留学生の動向調査を行い、帰国外国人留学生が必要とする情報を迅速かつ的確に提供できるよう、基礎となる帰国外国人留学生の情報を集約したデータベースを構築し、双方向性のある組織的な情報ネットワークの整備を行う。


  2  日本学術振興会による事業(論文博士号取得希望者への援助)
趣    旨   アジア諸国の学位取得希望者を日本に招致して研究指導を行うとともに、必要に応じて、その後帰国して研究を継続している研究者に対して、受入れ大学の指導教官を現地に派遣して、我が国の大学における論文による博士の学位取得のため研究指導を行うなどの支援を行う。
取  得  者  数 359人(平成14年5月現在)
平成15年度予算案 204百万円(204百万円)
○論文博士号取得希望者の受入れ  120人(120人)
○研究指導者の派遣  60人(60人)
  (注)  (  )内は平成14年度予算

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