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 III .海外の高等教育制度について(米国、仏国、英国)

2.フランスの高等教育制度

フランスの高等教育機関の分類

(1996/1997年度)

機関の種別 在籍者数
(人)
比率
(%)
長期課程
(2年を超えるもの)
大学及び大学に付属する機関 大学本体(第一課程、第二課程、第三課程)
職業系技術専門高等教育課程
1,335,997 62.0
教員養成センター 85,885 4.0
専門高等教育機関 理工系専門高等教育機関 79,286 3.7
ビジネス系専門高等教育機関 47,293 2.2
高等師範学校 159,381 7.4
政治学院
建築学校
獣医師学校
医療周辺領域系専門高等教育機関
芸術系専門高等教育機関
公務員養成機関
短期課程
(2年以下のもの)
大学に付属する機関 職業技術教育短期大学課程 108,587 5.0%
主にリセに附属する機関 高級技術者養成短期高等教育課程 235,843 10.9%
グランゼコール準備過程 78,839 3.7%

(出典) 松坂浩史氏「フランス高等教育制度の概要」広島大学大学教育センター   高等教育研究叢書
  (1999年11月)
<次ページも同様>

 

フランスの大学の課程

第一課程 大学入学後の最初の2年間の課程。
一般教養教育(DEUG)課程 第二課程への進学を前提としている課程。第二課程で行われる専門教育の前段階と考えられている基礎教養教育を行う。
<DEUG取得者:1995年130,784人>
職業技術教育(DEUST)課程 課程修了後就職することを希望する学生を対象とする課程。実質的には短期(2年間)の高等教育課程。
<DEUST取得者:1995年1,606人>
第二課程 第一課程修了後に進む課程。主に第一課程の一般教育(DEUG)課程を修了した学生を対象としている。
一般教養教育課程 ○1年目に「リサンス」を取得、2年目に「メトリーズ」を取得する課程。
<リサンス(LICENCE)取得課程>
専門領域によって理論を中心とする課程と実践的な実習や実験を中心とする課程がある。
<学位取得者:1995年127,198人>
<メトリーズ(MAITRISE)取得課程>
制度上「修士」課程であるとされている。課程修了後は大部分の学生が就職するが、就職を有利にするために理工系やビジネス系などの専門高等教育機関や大学第三課程において職業技術教育を受ける場合もある。
<学位取得者:1995年80,833人>
職業技術教育課程 専攻分野により「専門メトリーズ(MST,MSG,MIAGE)」を取得する2年間連続した課程。理論教育と実際的な職業訓練とが同時に行われる。
マジステール(MAGISTERE)取得課程 第一課程修了を入学資格とする3年間の連続した課程。理論教育と企業での実地訓練や研修などが組み合わされている。取得できる学位は「マジステール」であるが、同時に第三課程学位であるDEAやDESSも取得できる。
第三課程 入学資格は、第2課程修了学位(メトリーズ,MST,MSG,MIAGE)か、これと同様と評価される理工系、ビジネス系専門高等教育機関等の修了学位。
普通教育(DEA)課程 一般に博士学位取得課程に進学し研究者を育成するための1年間の課程。
<DEA取得者:1995年25,420人>
職業教育(DESS)課程 高度専門的な職業教育を行う1年間の課程。理論学習と最低3ヶ月の実習又は企業研究を組み合わせたものとなっており、課程修了後は主に就職。
<DESS取得者:1995年21,077人>
DRT課程 普通教育課程(DEA)での基礎的調査研究に関する学習と職業教育課程(DESS)で行われている実際的な職業とを組み合わせた課程。大学に付属して設置されている3年制の職業技術専門高等教育課程(IUP)の卒業者及び理工系専門高等教育機関の卒業者が主な対象。
博士学位(DOCTRAT)取得課程 DEA取得者を対象とする最低3年間の課程。大学教授となるためには、博士学位取得課程を経て博士学位を取得することが必要とされている。
<DOCTRAT取得者:1995年8,969人>

 

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