資料2‐5 小・中学校設置基準の策定の観点等について
基本的なねらい
「多様な教育機会を提供する観点から、私立学校を設置しやすくするため、小・中学校の設置基準の策定を進める。」 (中教審第2回総会「今後の検討課題」)
策定に当たっての観点
総論的事項
- 近年の急激な社会変化に対応するとともに、学校の設置者の多様な教育理念を実現する観点から、できる限り大綱的なものとすべきか。あるいは、一定の教育水準の確保を目的として、より具体的なものとすべきか。
- 地方分権を一層推進する観点から、地域の実情に応じた対応が可能となるよう、より弾力的な規定を設けるべきか。この場合、設置基準としての基準性が低下するが、そのバランスをどう考えるべきか。
- 新しい時代の小中学校設置基準に何が求められるか。
設置基準の性格等
- 設置基準を、小・中学校の教育を保障するために必要な最低の基準と位置づけるべきか。あるいは、学校のあるべき姿として標準的基準と位置づけるべきか。
- 設置基準は設備編制等に関する基準であるが、量的、数値的基準により厳格な規制をすることなく、より柔軟な対応を可能とする観点から、できるかぎり定性的な基準とすることはどうか。
自己評価及び情報の公開
- 保護者や地域住民の信頼に応え、責任ある学校運営や開かれた学校づくりを進める観点から、学校の説明責任をより明らかにし、学校の自己評価や情報の公開を求めることはどうか。