資料1‐2 第7期初等中等教育分科会の審議の状況及び第8期の当面の審議事項について

1.第7期における審議事項

初等中等教育分科会

子供の発達や学習者の意欲・能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築について

  • 平成26年7月、第92回中央教育審議会総会において文部科学大臣より「子供の発達や学習者の意欲・能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築について」諮問。その後、各分科会においても関係事項について審議し、平成26年12月、第96回総会において答申。
  • 初等中等教育分科会においては、小中一貫教育の制度化及び総合的な推進方策、飛び入学者に対する高等学校の卒業程度認定制度の創設について審議。

小中一貫教育特別部会(平成26年8月設置)

小中一貫教育の制度化及び総合的な推進方策について

  • 平成26年7月の「子供の発達や学習者の意欲・能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築について」の諮問を受け設置。8回の会議を開催し、小中一貫教育の制度化及び総合的な推進方策について検討。
  • 平成26年11月、「小中一貫教育の制度化及び総合的な推進方策について(審議のまとめ)」を取りまとめ。

教育課程部会

初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について

  • 平成26年11月、第95回中央教育審議会総会において文部科学大臣より「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」諮問。教育課程部会の下に「教育課程企画特別部会」を設置し、新しい時代にふさわしい学習指導要領等の基本的な考え方や、教科・科目等の在り方、学習・指導方法及び評価方法の在り方等に関する基本的な方向性について検討を開始。

道徳に係る教育課程の改善等について

  • 平成26年2月、第89回中央教育審議会総会において文部科学大臣より、「道徳に係る教育課程の改善等について」諮問。教育課程部会の下に「道徳教育専門部会」を設置し、平成25年12月の「道徳教育の充実に関する懇談会」報告等も踏まえつつ検討を行い、平成26年10月、第94回総会において答申。→ 答申を踏まえ、平成27年3月27日、学習指導要領の一部改正等を行った。

幼保連携型認定こども園教育・保育要領の策定について

  • 平成27年4月から施行した「子ども・子育て支援新制度」における、就学  前の子供に対する教育及び保育並びに保護者に対する子育て支援を総合的に提供する、「幼保連携型認定こども園」の教育課程その他の教育及び保育の内容に関する事項の在り方について検討。
  • 平成26年1月に、策定の方向性に関する報告書を取りまとめ。
    → 幼保連携型認定こども園教育・保育要領の策定
    《平成26年4月30日 告示の公示》
    → 幼保連携型認定こども園教育・保育要領の実施
    《平成27年4月1日》

教員養成部会

教員の養成・採用・研修の改善について

  • 平成26年3月、教員養成部会のもとに「養成・採用・研修の改善に関するワーキンググループ」を設置し、今後の教員養成部会の審議に資するよう、論点整理を行い、平成26年7月、「教員の養成・採用・研修の改善について~論点整理~」を取りまとめ。

小中一貫教育制度に対応した教員免許制度改革について

  • 平成26年7月の「子供の発達や学習者の意欲・能力等に応じた柔軟かつ効果的な教育システムの構築について」の諮問を受け、3回の会議を開催し、小中一貫教育制度に対応した教員免許制度の在り方について検討。
  • 平成26年11月、教員養成部会報告「これからの学校教育を担う教員の在り方について―小中一貫教育制度に対応した教員免許制度改革―」を取りまとめ。

高等学校教育部会

今後の高等学校教育の在り方について

  • 平成23年11月から約2年半にわたる審議を積み重ね、平成26年6月「初等中等教育分科会高等学校教育部会 審議まとめ ~高校教育の質の確保・向上に向けて~」を取りまとめ。

チームとしての学校・教職員の在り方に関する作業部会

これからの教育を担う教職員やチームとしての学校の在り方

  • 学校の教職員の構造や教員と教員以外の方の役割分担と連携の在り方を見直すことや、学校組織全体の総合力を一層高めるためのマネジメントの在り方等について検討。平成27年7月頃を目途に中間取りまとめ、同年11月頃を目途に最終取りまとめ予定。

2.第8期の当面の審議事項

第7期諮問事項

教育課程部会

初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について
  • 新しい時代にふさわしい学習指導要領の基本的な考え方等について検討中。本年夏までに教育課程企画特別部会(これまで第5回まで開催)において論点整理(仮称)を取りまとめ、平成28年度中を目途に答申取りまとめ予定。

教員養成部会

これからの教育を担う教職員やチームとしての学校の在り方
  • これからの教育を担う教員が必要な資質能力を身に付けるため、教員養成・採用・研修の接続を重視して見直し、再構築するための方策について検討中。平成27年7月頃を目途に中間取りまとめ、年内を目途に最終取りまとめ予定。

チームとしての学校・教職員の在り方に関する作業部会

これからの教育を担う教職員やチームとしての学校の在り方

  • 学校の教職員の構造や教員と教員以外の方の役割分担と連携の在り方を見直すことや、学校組織全体の総合力を一層高めるためのマネジメントの在り方等について検討。平成27年7月頃を目途に中間取りまとめ、同年11月頃を目途に最終取りまとめ予定。

第8期諮問事項

新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方

  • 新しい時代の教育や地方創生を実現するために求められる今後のコミュニティ・スクールの在り方や、それを踏まえた総合的な推進方策等について検討。

お問合せ先

初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室

(初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室)

-- 登録:平成27年07月 --